【悲報】ダンジョン攻略JK配信者、配信を切り忘れて無双しすぎてしまいアホほどバズって伝説になる

夜桜カスミ

文字の大きさ
32 / 96
第一部 第二章 炎雷

第32話 エピローグ

しおりを挟む
 アモンとの戦いから三週間が過ぎた。
 建物の損壊や道路、インフラ等の被害が酷く復旧が急がれている。

 そんな中でも人々の話題の中心となっているのは、都市伝説であったはずの魔神が出現し、それを一人の少女が、美琴が倒したということだ。
 戦いの後に意識を失って倒れ、すぐさま病院に運ばれて行き、一週間入院しその後退院したということをSNSに投稿して知らせた。

「ほ、本当に大丈夫なの……?」

 それから二週間は配信もせずに普通に暮らしていたが、そろそろ動いたほうがいいとアイリに言われたので、新調した着物を着て膝の上にあーじを乗せて、自宅の自室で配信準備をしていた。
 あの戦いから三週間も過ぎたというのにいまだに美琴の話題は上がり続けており、魔神という都市伝説の化け物と戦って人的被害をゼロに抑えた英雄と称えられている。

 むろん全員が全員美琴のことを称えているわけではなく、あの戦いの中で家が壊された人もいるし、怪我した人もいる。
 そういった人達は美琴のことを批判しているが、その声が埋もれてしまうほど賞賛のほうが圧倒的多数だ。

 それをアイリに教えられたのだが、やはり怖いものは怖いと不安になっている美琴。
 そんな美琴を見てアイリは呆れたように、ため息を吐くような声を出す。

『いい加減腹をくくってください。ほらもう配信開始まで五秒ですから』
「毎度ギリギリにそういう報告してくるね!?」

 そう言っているうちにアイリが開始させる。

”¥50000:キタああああああああああああああああああああああああああああああ!!!!!!”
”¥50000:始まった!”
”¥50000:待ってたよおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!!!”
”¥50000:ずっと感謝したかった! ありがとう!”
”¥50000:家壊れたけど、そんなのどうだっていい! 命があればそれが一番! 助かったよ、ありがとう!”
”¥50000:あの時の戦いを見ていました! すごくカッコよかったし、助かりました!”
”¥50000:あんなもん見せられたら一生推していくし一生貢ぐに決まってんだろ!”
”¥50000:このタイミングで収益化できたの、運営狙ってんだろw”

「うぇ!?」

 開幕早々コメントが全て真っ赤に染まった。
 いつの間にか収益化の審査が終わって許可が下りているし、いつの間にかスーパーチャットを投げられるようにしていることも驚きだが、そんなことよりも投げられるお金が全て一度に送れる最大量の五万円であることのほうが驚きだ。というか怖い。

「え、な、えぇ? なに、これ!? ぱそこん、壊れた?」

 一瞬にして投げられた額が数十万を超えて、脳がフリーズして言葉が途切れ途切れになる。

『壊れてなどいませんよ。お使いの機器はすべて正常です。お気持ちは理解できますが』
「どう、して……」

 どうにか絞り出した声は、どうして自分なんかにという自虐が含まれている。
 振り返ってみれば、とても人間の出していい速度や威力じゃないことばかりしていた。
 刀を振り下ろすだけで地面は大きく斬撃の後が刻まれるし、何ならアモンを倒した神刀真打だって、最初の一刀は空すら割った。

 どう考えたって人じゃない。一週間入院して体が動かせない間、ずっとそのことばかり考えて、テレビやネットニュースでは街を救った英雄だと称えられていても、陰ではどんな酷いことを言われているのか想像もできなかった。
 きっと化け物とか、アモンと同じような怪物だと思われているに違いないと、ずっとそう思っていた。

 なのにいざ蓋を開けてみると、三週間前の配信の時と何ら変わりない、それどころかいつの間に開放されているスパチャに限界額を投げてくれる人がたくさんいるし、チャンネル登録者ももうじき五百万とあり得ない伸びをしている。

”¥50000:どうしてって、そりゃどんな力があろうと、たとえ美琴ちゃんが魔神であろうと、美琴ちゃんは美琴ちゃんだからに決まってるじゃんか”
”¥50000:ぶっちゃけるとちょっと怖いなーとは思ったけど、でも美琴ちゃんは絶対にそれを人に向けないでしょ”
”¥50000:あれだけ大規模な戦いだったのに、死亡者ゼロで怪我人だけで済んでいるのは、美琴ちゃんが全員を守りながら戦っていたからでしょ?”
”¥50000:あの炎の魔神がモンスター大量に呼んだ時だって、アモンと戦うことを優先するより、町の人を守ること優先してそっちを先に倒してたしね。あ、おかげで娘と妻含めてマジで助かったのでほんのお気持ちですがどうぞ”
”¥50000:つーか美琴ちゃんのこと批判しているのって、自分達が同じことすることができないから嫉妬している探索者だっていわれているしね”
”¥50000:一応怪我した人と家壊れた人もいるっぽいけど、そんなことより命があるだけ儲けもんなのになぜそれが分からんのかね”
”¥50000:あんなことできるのが他にもわんさかいたらそれこそ怖いわwww”
”¥50000:美琴ちゃんはその力を正しく使って人を助けた。だからみんなついてくる。それだけじゃ足りない?”

 次々と限度額スパチャが投げられ、その額がどんどん膨れ上がっているが、美琴はただ送られてくる文字を読むことに精いっぱいだった。
 絶対に批判されると思っていた。化け物だと言われて、配信を見に来てくれていた人が全員離れていくのだと思っていた。
 でもそうはならなかった。こうしていつもと変わらないどころか、いつもよりもずっと多い人が配信を見に来てくれている。

 真っ赤なコメント欄に送られてくる言葉はどれも暖かく、美琴のことを怪物でも化け物でもなく、魔神でもなく、一人の女子高生の美琴として受け入れている。
 それを理解した瞬間、ぽろぽろと涙がこぼれる。

『この三週間、ずっとお嬢様についてエゴサをしておりました。むろん、完璧には守り切れずに怪我をした人や住む場所を失った人がいてその人達からは批判の声が上がってはいますが、お嬢様は神の力を持っているだけの人間です。人間であるから完璧ではなく、完璧ではないからこそお嬢様は魔神ではなく人間であると証明できます。そしてこの配信を観に来てくださっている方々は、全員そのことを理解しておられます。だから罵るでもなく批判するでもなく、受け入れておられるのです。こうした場所を、機会を、作ったのはほかでもないお嬢様ですよ』

 アイリの諭すような優しい言い方に、コメント欄もその通りだとスパチャ込みで肯定する。

 京都で雷一族の神として覚醒した時、周りからは強すぎる力を持つからと疎まれて、両親以外の一族からは宗家の娘から崇拝して信仰すべき神へと成り下がった。

 アモンとの戦いの後の現在、一部からは疎まれこそされているがあの時ほどではないし、神でもなく一人の女の子として見てくれている。

 あの時と今とでもう違うのだと知り、もう止められなくなる。

「わ、たし……まだこうして活動を、続けてもいいの……?」

”¥50000:おふこーすなりぃ”
”¥50000:もちろんいいに決まってるじゃん!”
”¥50000:むしろ続けてくれ頼みますから”
”¥50000:もっとかわいい美琴ちゃんが見たい”
”¥50000:ぽんこつ可愛い美琴ちゃんが見たい”
”¥50000:むしろどうして続けちゃいけないと思ったの”

「私の、こと、化け物って、言わない……?」

”¥50000:言わん言わんwww”
”¥50000:言ったら落雷喰らいそう”
”¥50000:そんな無礼なこと言わないよ”
”¥50000:もしそんなこと言うやつ見つけたら速攻消しに行く”
”¥50000:美琴ちゃんを悲しませるようなこと、天地がひっくり返っても言えないよ”
”¥50000:町を、もしかしたら国や世界すら救ったかもしれない英雄にそんなこと言ったら不敬すぎるわ”

 何度も確認する。何度も何度も、涙を流しながら、少ししつこいくらいに確認してしまう。
 その都度返ってくる言葉は、美琴のことを否定するのではなく、優しく受け入れてくれる温かいものばかりだった。
 あんまりにも温かくて、優しくて、それがあまりにも嬉しくて胸が苦しくなる。

「わた、し……私、もっとみんなと一緒にいたいって……ずっと思ってた……! でも、もし突き放されたら、否定、されたらどうしようって……怖くって……」

 嗚咽を漏らしながら、言葉に少し突っかかりながら話す。

「だ、から……みんなが、受け入れてくれて……まだこうしていていいって、言ってくれて……すごく嬉しい……! ありがとう……! ありがとう……!」

 最後は絞り出すようなかすれた声で、何度もありがとうと言う。
 それに続いてコメント欄が、泣かないでとコメントを送ってくる。

『よかったですね、お嬢様。皆様はあの力を崇拝するでもなく、ただお嬢様が好きだから差別せずにいてくれています。こういった方々が集まっているのもまた、お嬢様の功績ですよ』
「うん……うん……!」

 涙で頬を濡らしながら、笑みを浮かべる。

”¥50000:納得してくれたようで何より”
”¥50000:美琴ちゃんはやっぱ笑っているのが一番だね”
”¥50000:泣き顔も可愛いけど、やっぱ笑顔だ”
”¥50000:美少女の笑顔は万病に効くってデータがあるから”
”¥50000:それよりもさっきから送られてるスパチャ全部限度額なの普通にやべえな”
”¥50000:ツウィーター見に行ったら美少女号泣雑談と赤スパと限度額オンリーとかいろいろ入っててワロス”
”¥50000:もうこれ数百万行ってるんちゃうん?”
”¥10000:俺の渾身の高額スパチャがゴミのように埋もれていくの草”
”¥50000:これからもいいものをたくさん見せてください代”

 ぐしぐしと流れている涙を拭いて画面を見て、改めてありがとうと言おうとした瞬間に固まる。

「……………………え?」

 美琴の画面からは投げられたスパチャの額を見ることができるのだが、それがいつの間にか八桁を超えていた。

”¥50000:宇宙猫美琴ちゃんのコラ作れそうwww”
”¥50000:これ少なくとも八桁行ってんだろ”
”¥50000:結構なお嬢様でも、一回の配信でこんだけ入ってくりゃこんな顔にもなるか”
”¥50000:おし、こっからは赤スパ祭り開催だ。みんな、財布の貯蔵は十分か”
”¥50000:明日からもやし生活開始です”

「え、ちょ、ちょっと、待って……!? みんな前に言ったよね!? お金は大切にね!?」

 まだまだ増え続けるスパチャを見て十数秒頭が真っ白になり、再起動した美琴はこれ以上投げるなというが、むしろ加速していく。

”¥50000:美琴ちゃんに投げるため大切にしてきたからここで投げるのです”
”¥50000:今更赤スパがどれだけやばいか理解が追い付いてきたようですな”
”¥50000:ぐへへ……。収益化したばっかりの美少女配信者に最高額ぶち込むのはやめられねえぜ……”
”¥50000:一生推していくから~、一生楽しませて~♪”
”¥50000:というかむしろ美琴ちゃんガチの雷神だから、この配信で投げるスパチャはもしかしてお賽銭? つまりここは神社ですか?”
”¥50000:美少女の可愛い姿を見たいです”
”¥50000:美少女が札束ビンタされて泣きそうになっているのが見たいです”
”¥50000:さっき泣かせたのにもう泣かせようとしている奴いて草。あ、僕も札束ビンタで泣きそうになっている美少女が見たいです”

「神様扱いやめて!? 私、女子高生! これ大事ね!?」
『片言になっていますよ』
「ならないわけないでしょお!?」
「あ゛お゛お゛ん゛?」

 その後も美琴が手動でスパチャを閉じようとするがアイリに尽く邪魔され続け、そのやり取りを見た視聴者が面白がってまたガンガン投げ銭してくる。それはもう、四方八方から札束で囲んでビンタするかのように、あるいは野球ボールを全力投球するように。
 最終的には本当に、最初とは違う理由で泣きそうになり、それもまたアイリと視聴者が面白がってコメント欄が真っ赤に染まり、やっとの思いで配信を終了した頃には収益が二億ちょっとという、正気を疑うような額になっていた。

「な、な、な、何よこれえええええええええええええええええ!?!?」

 月収や年収ならまだわかる。だがこれは一時間程度の短い配信で得られた収益で、つまり時給二億ちょっとということになる。

 ───そうだ、これはきっと夢なんだ。

 とりあえず、脳がいい加減パンクしそうなので、美琴は現実逃避に走った。
しおりを挟む
感想 21

あなたにおすすめの小説

どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~

さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」 あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。 弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。 弟とは凄く仲が良いの! それはそれはものすごく‥‥‥ 「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」 そんな関係のあたしたち。 でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥ 「うそっ! お腹が出て来てる!?」 お姉ちゃんの秘密の悩みです。

帰国した王子の受難

ユウキ
恋愛
庶子である第二王子は、立場や情勢やら諸々を鑑みて早々に隣国へと無期限遊学に出た。そうして年月が経ち、そろそろ兄(第一王子)が立太子する頃かと、感慨深く想っていた頃に突然届いた帰還命令。 取り急ぎ舞い戻った祖国で見たのは、修羅場であった。

天才天然天使様こと『三天美女』の汐崎真凜に勝手に婚姻届を出され、いつの間にか天使の旦那になったのだが...。【動画投稿】

田中又雄
恋愛
18の誕生日を迎えたその翌日のこと。 俺は分籍届を出すべく役所に来ていた...のだが。 「えっと...結論から申し上げますと...こちらの手続きは不要ですね」「...え?どういうことですか?」「昨日、婚姻届を出されているので親御様とは別の戸籍が作られていますので...」「...はい?」 そうやら俺は知らないうちに結婚していたようだった。 「あの...相手の人の名前は?」 「...汐崎真凛様...という方ですね」 その名前には心当たりがあった。 天才的な頭脳、マイペースで天然な性格、天使のような見た目から『三天美女』なんて呼ばれているうちの高校のアイドル的存在。 こうして俺は天使との-1日婚がスタートしたのだった。

最強のコミュ障探索者、Sランクモンスターから美少女配信者を助けてバズりたおす~でも人前で喋るとか無理なのでコラボ配信は断固お断りします!~

尾藤みそぎ
ファンタジー
陰キャのコミュ障女子高生、灰戸亜紀は人見知りが過ぎるあまりソロでのダンジョン探索をライフワークにしている変わり者。そんな彼女は、ダンジョンの出現に呼応して「プライムアビリティ」に覚醒した希少な特級探索者の1人でもあった。 ある日、亜紀はダンジョンの中層に突如現れたSランクモンスターのサラマンドラに襲われている探索者と遭遇する。 亜紀は人助けと思って、サラマンドラを一撃で撃破し探索者を救出。 ところが、襲われていたのは探索者兼インフルエンサーとして知られる水無瀬しずくで。しかも、救出の様子はすべて生配信されてしまっていた!? そして配信された動画がバズりまくる中、偶然にも同じ学校の生徒だった水無瀬しずくがお礼に現れたことで、亜紀は瞬く間に身バレしてしまう。 さらには、ダンジョン管理局に目をつけられて依頼が舞い込んだり、水無瀬しずくからコラボ配信を持ちかけられたり。 コミュ障を極めてひっそりと生活していた亜紀の日常はガラリと様相を変えて行く! はたして表舞台に立たされてしまった亜紀は安らぎのぼっちライフを守り抜くことができるのか!?

僕の秘密を知った自称勇者が聖剣を寄越せと言ってきたので渡してみた

黒木メイ
ファンタジー
世界に一人しかいないと言われている『勇者』。 その『勇者』は今、ワグナー王国にいるらしい。 曖昧なのには理由があった。 『勇者』だと思わしき少年、レンが頑なに「僕は勇者じゃない」と言っているからだ。 どんなに周りが勇者だと持て囃してもレンは認めようとしない。 ※小説家になろうにも随時転載中。 レンはただ、ある目的のついでに人々を助けただけだと言う。 それでも皆はレンが勇者だと思っていた。 突如日本という国から彼らが転移してくるまでは。 はたして、レンは本当に勇者ではないのか……。 ざまぁあり・友情あり・謎ありな作品です。 ※小説家になろう、カクヨム、ネオページにも掲載。

戦場帰りの俺が隠居しようとしたら、最強の美少女たちに囲まれて逃げ場がなくなった件

さん
ファンタジー
戦場で命を削り、帝国最強部隊を率いた男――ラル。 数々の激戦を生き抜き、任務を終えた彼は、 今は辺境の地に建てられた静かな屋敷で、 わずかな安寧を求めて暮らしている……はずだった。 彼のそばには、かつて命を懸けて彼を支えた、最強の少女たち。 それぞれの立場で戦い、支え、尽くしてきた――ただ、すべてはラルのために。 今では彼の屋敷に集い、仕え、そして溺愛している。   「ラルさまさえいれば、わたくしは他に何もいりませんわ!」 「ラル様…私だけを見ていてください。誰よりも、ずっとずっと……」 「ねぇラル君、その人の名前……まだ覚えてるの?」 「ラル、そんなに気にしなくていいよ!ミアがいるから大丈夫だよねっ!」   命がけの戦場より、ヒロインたちの“甘くて圧が強い愛情”のほうが数倍キケン!? 順番待ちの寝床争奪戦、過去の恋の追及、圧バトル修羅場―― ラルの平穏な日常は、最強で一途な彼女たちに包囲されて崩壊寸前。   これは―― 【過去の傷を背負い静かに生きようとする男】と 【彼を神のように慕う最強少女たち】が織りなす、 “甘くて逃げ場のない生活”の物語。   ――戦場よりも生き延びるのが難しいのは、愛されすぎる日常だった。 ※表紙のキャラはエリスのイメージ画です。

セクスカリバーをヌキました!

ファンタジー
とある世界の森の奥地に真の勇者だけに抜けると言い伝えられている聖剣「セクスカリバー」が岩に刺さって存在していた。 国一番の剣士の少女ステラはセクスカリバーを抜くことに成功するが、セクスカリバーはステラの膣を鞘代わりにして収まってしまう。 ステラはセクスカリバーを抜けないまま武闘会に出場して……

ただのFランク探索者さん、うっかりSランク魔物をぶっとばす 規格外ダンジョンに住んでいるので、無自覚に最強でした

むらくも航
ファンタジー
旧題:ただのFランク探索者さん、うっかりSランク魔物をぶっとばして大バズりしてしまう~今まで住んでいた自宅は、最強種が住む規格外ダンジョンでした~ Fランク探索者の『彦根ホシ』は、幼馴染のダンジョン配信に助っ人として参加する。 配信は順調に進むが、二人はトラップによって誰も討伐したことのないSランク魔物がいる階層へ飛ばされてしまう。 誰もが生還を諦めたその時、Fランク探索者のはずのホシが立ち上がり、撮れ高を気にしながら余裕でSランク魔物をボコボコにしてしまう。 そんなホシは、ぼそっと一言。 「うちのペット達の方が手応えあるかな」 それからホシが配信を始めると、彼の自宅に映る最強の魔物たち・超希少アイテムに世間はひっくり返り、バズりにバズっていく──。

処理中です...