【悲報】ダンジョン攻略JK配信者、配信を切り忘れて無双しすぎてしまいアホほどバズって伝説になる

夜桜カスミ

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第一部 第五章 知者の王と雷神

80話 エピローグ

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 世界初の深層上域攻略成功から三週間。
 美琴はこの二週間毎日のように人に声をかけられ、テレビ局から出演のオファーが山のように舞い込んできて、全く知らないような無名の探索者からパーティーの勧誘が来て、同じように名前の知らない配信者からもコラボのお誘いがあった。
 そして忙しくなったせいで、この三週間の間配信活動をする暇がなくなり、合計で四回しかできていない。
 町中で声をかけられても少し愛想よく接すればそれだけで満足してくれる。パーティー勧誘やコラボの誘いも、相手は無茶だと分かってくれている人が多かったので、アイリに適当に任せるだけで済んだ。
 しかしテレビ局だけは中々にしつこかった。

 美琴が電機会社RE社の現役社長の龍博が父親で、アパレル、化粧品、芸能を全て併合した会社I&Mの現女社長の琴音を母親に持つ、今SNSやアワーチューブで最も話題沸騰中の現役女子高生のリアルお嬢様配信者だからと、諦めが悪かった。
 何度断っても、一時間後にはツウィーターのDMに同じように打診のメッセージが届いており、アイリも一日に何度も同じものを見るのにうんざりすると言っていた。
 あまりにもしつこいので龍博と琴音に相談することで、どうにかDMの方は落ち着いたが、配信のコメントに湧くようになった時は、どうしてやろうかと頭を抱えた。

 そんな生活を三週間続けながら、使い道のない数千万のお金で、今回の作戦で犠牲になってしまった六十四人の名前を刻んだ慰霊碑を建てる計画を進め、その間で企画が止まっていた歌動画の収録に勤しんだ。
 そして今日、全ての収録を終え、音楽データを編集するMIX師から完成した音楽データが送られてきて、それをアワーチューブにアップロードする。
 ただ上げるだけではつまらないと言われたので、今日の配信を自室での雑談配信にして、その中でサプライズとして歌を公開することになった。

「もうすでに少しお腹が痛い……」
『プレッシャーには強いはずですのに、こういう時は弱いですね』
「人生で何百万人に自分の歌を届ける機会がなかったんだから、こうなるのは当たり前でしょ……!」

 三週間経った今でも、攻略成功の一番の功労者だと言われている美琴のチャンネル成長の勢いは止まらない。
 登録者数は九百二十万まで激増し、それに伴って配信の視聴者も動画の再生数も、頭の中が真っ白になるくらい増えた。
 一時アイリにハッキングされてからかわれているのではとすら思ったが、そんなことはなかった。

 あと五分で配信開始だが、待機人数が五十万人と今まで見たことない待機人数になっている。ちなみに普段の攻略配信時は、百万超えがデフォルトになった。

「あ゛お゛お゛お゛お゛お゛ん゛」
「こういう時、猫っていいなあって思う」

 美琴が今どれだけ緊張しているのか全く知らない御年二十歳の老猫爺あーじが、部屋の扉をかりかりと引っ掻いていたので入れてあげて、椅子に座ると膝の上に飛び乗って、濁点付きの鳴き声を上げる。
 こういう時、自由気ままに生きる猫はいいなと羨ましく思い、膝の上で丸まったあーじの背中を優しくなでる。

『配信開始まであと一分です』
「余裕を持って配信を始められるって素敵ね」
『視聴者の皆様が望んでいたため、週に三回も同じ手法で配信を開始して申し訳ありません』
「過ぎたことだからいいけど、配信始まるまでスイッチ入らないからさ、できればやめてほしいわね」

 配信時間まであと五分だと思って、岩に腰を掛けて足を組み、鼻歌を歌いながらスマホをいじっているところを配信されていたと知った時は、本気でこのカメラを壊してやろうかと思った。
 壊したところで、新しいカメラを買って家に持ち帰ったら、その瞬間アイリが入り込むので何の意味もないのだが。
 今日は流石に、サプライズで歌動画を配信で流すことにしているため、どんな会話をするのか分からない以上そのようなことをするつもりはなかったらしい。実にありがたい。

 そして配信時間になり、いつもオープニングが単調でつまらないと琴音に言われ、映像・動画クリエイターに依頼を出して、専用のオープニング映像を作ってもらった。
 一分程度のその動画は視聴者達にも好評で、要望があればいくつか制作の依頼を出してみようかと考えている。

「眷属の皆さん、こんにちわ! 琴峰美琴の自宅雑談配信の時間だよ!」
「お゛お゛お゛ん゛」
「おじいちゃんもやる気みたいです」

”待ってた!”
”今日の生きがい!”
”人生の生きがいキター!”
”美琴ちゃんはー、今日もー、かわいいー!”
”I&Mの新作のブラウス来てる。ちょい大人っぽくてエロスを感じる”
”学校の制服姿も見てみたいものですなあ”
”配信開始早々、猫爺さんの声が聞けるとは思わんかったわwwwww”
”何か色々と報告することがあるんだって?”
”マラブさん改め魔神バラムはどうなったん?”

 配信開始早々、すさまじい速度でコメントが流れていく。その中にスパチャを投げてくる視聴者もいるが、一瞬で埋まる。

「今日はタイトル通り、色々とご報告することがあります。と言っても、多分いくつかはみんな知っているようなことだけど」
『メインはあのクランについてですね』
「そうなるわね。まあ、これで心置きなく下層に行けるようになったと思えば、別にどうでもいいんだけどね」
『何でしたら、深層にも一人で行けますものね』
「一人で全力でストレス解消できるって最高ね」

”いやいやいやいやいやwwwww”
”深層にストレス解消しに行かないで!?”
”いくら雷様とはいえど、流石にちょっとは心配になるよ”
”なんで深層にストレス解消しに行くのさw”
”最近配信回数少なかったけど、それが原因?”
”ツウィーターも、ここ数日疲れたみたいな投稿多かったし、何かあった?”
”攻略の反動?”

「配信回数が、この三週間少なかったことについてはごめんなさい。あの作戦の後にやることがたくさん出てきて、時間が取れなかったの」
『まずは慰霊碑の建設から取り掛かりましたからね。まだもうしばらく時間がかかるそうです』

 慰霊碑の建設。
 それをアイリが言うと、コメント欄がそんなことまで考えていたのかと、賞賛のコメントで埋まる。
 その中に、実質的に被害を出した原因でもあるブラッククロスがそれをしなかったことに、批判のコメントを書き込む人もいた。

「他にも色々と取り組んでいたことはあるけど、まだ言えるような段階じゃないのもたくさんあるから、全部は答えないからね。あ、でもバラムさんについては話しておいた方がいいかも」

”くたびれたOL臭の漂うマラブさんもといバラムはどうなったことやら”
”まあ、魔神なんだし国に追われてるでしょ”
”未来が見えるとか強すぎるしなー。国が追わなくても、多くの企業がその能力を欲しがるでしょ”
”下手したらブラッククロスよりも酷い企業に拾われてそう”
”どこまでも可哀そうなんだ。俺が保護して養ってあげなければ”
”あんな金髪ボイン美女をほっとく男はいないだろ”
”あの見た目だし、下品な言い方だけどそれこそ風俗とか行ってもめっちゃ稼ぎそう”
”マジであの魔神どこに行った”

 視聴者の多くは、ダンジョン深層ボス部屋で大号泣し、自らの正体を明かした知者の魔神バラムの行方が気になっている様子だ。
 地上から帰還してからしばらくの間、彼女の名前がツウィーターのトレンドに乗り続けていたし、関連ワードで未来予知や魔神などの単語も入っていた。
 彼女の持つ権能、過去現在未来全ての無限の分岐先までをも見渡す「千里の神眼」と、それを伝える「知者の導き」はそれほどまでに破格の性能で、コメント欄にも書かれた通り多くの企業などがこぞって彼女を欲した。

 ネットにはバラムの目撃情報募集中などのサイトが作られ、中には懸賞金までかけている企業サイトもあった。
 これではまるで、重犯罪を起こした犯罪者を指名手配しているようなものではないかと思ったが、流石にこれはやりすぎだと感じたらしいギルドと政府が、すぐに行動に移してそういったサイトは片っ端から閉鎖されている。

「えっと、まずバラムさんの行方だけど、平たく言うとうちが保護しています。家に匿っているわけじゃないけど、よくうちに来るから似たような状態になっているわね」
『食べ物がなくなったと言って泣き着いた時は、どうしてやろうかと思いましたね』
「クランから手を切る宣言したこともあって、最後のあがきで違約金強制的に支払わされて、コツコツ貯めてた貯金全部持っていかれたってべそかいていたわね。私が悪いわけじゃないけど、こうなる原因のようなものだし放っておけなかったから助けたけど、あれ本当に餌付けしているみたいだったわね」

 貯金をほぼ全て持っていかれ、美琴に縋りついてどうにかして住む場所を手配してあげて、今度は食べ物がないと泣き着いてきたからご飯を作ってあげたら、それ以降妙に頼られるようになるしで、まるで犬に餌付けしたかのように感じた。
 現在は1LDKのマンションに住んでおり、仕事が決まるまでは琴音がその間の費用を負担している。

「それで、今後あの……人? がどうなっていくかだけど、バラムさんは引き続きマラブを名乗って、お母さんの会社のグラビアモデルになることになりました。まあ、あれだけスタイルいいんだし、モデルとかに引っ張っていくとは思っていたけど、そっちに行くのはちょっと予想外だったわね」
『むしろ旦那様が欲しがらなかったことが不思議です』
未来を見る力そんなものがなくても、自力で会社を安定できているからいらないってさ」

”えええええええええええええええええええええええええええ!?”
”あの金髪ボイン美女が……グラビア!?”
”ぜってー買う!”
”即買い!”
”最新グラビア写真集即予約!”
”たまらん!”
”ぶっちゃけ美琴ちゃんのグラビアも見たいけど、普段の着物もグラビアっぽいからいっか”
”美琴ちゃんパパの発言が強すぎるwwww”
”未来予知とか、世界中の人が欲しがる能力なのにそんなもの呼ばわりしていらんと切り捨てていて草。マラブさん涙目だろうなあ”

 彼女がどうなるのかを知った視聴者達は、まさかのグラビアモデルデビューすると知って大盛り上がりを見せる。
 美琴よりも背が少し高く、美琴よりも凹凸の激しいダイナマイトボディーなので、男性視聴者の多いこのチャンネルでこの話をすればこうなるのは分かっていたが、分かっていても少しだけもやっとして、頬を膨らませる。

「この話はもうおしまい! 次行くよ! ……何話せばいいんだっけ?」
『お嬢様……』
「そ、そんな憐れむような声をしないでくれる!?」

”これがあるから推すのを止められない”
”どこまでもぽんこつ可愛いなあ”
”自分で話を変えたのに、何話せばいいのか分からなくなる美琴ちゃん可愛い”
”やっぱぽんこつ女神様だ”
”¥12345:今日も可愛い姿を見せてくれてありがとう! これお賽銭です”
”¥23456:今後も可愛い美琴ちゃんの配信が観られますように”
”¥34567:これからも可愛いぽんをたくさん観られますように”

「人のことぽんこつって言うのヤメテ!? これでも学校では優等生で通っているんだから!」
『今の視聴者方に何か言ったところで無駄ですよ。ほら、龍博様から言われたことがあるじゃないですか。それを話してしまいましょう』
「アイリはどこまでも、視聴者の味方なのね……」

 助けの手を差し伸べてくる相棒はいないのだといじけ、机に突っ伏す。
 こんな状態になってもコメント欄は可愛いというコメントで埋め尽くされ、アイリも何も話さないで放置。
 今この瞬間、癒しをくれるのは膝の上で丸くなって寝ているあーじだけだった。

「……お父さんから言われたんだけど、私個人の影響力が強くなりすぎたことと、他にもブラッククロスのようなクランがないとは限らないから、私自身を守ることと一緒にダンジョンに潜っている灯里ちゃんの守るためにも、クランを早いうちに立ち上げたほうがいいって話になったの」

 元々すさまじい影響力を発揮していたが、あの一件以降それはより強くなった。
 一度政府から、美琴の能力は魔法の範疇に留まらずにいるとして、魔法使いとは別の方法で管理するために、ライセンスを剥奪する可能性があるというメッセージが届いたが、ギルドが美琴がもたらす利益を重視して抗議してくれたことで、ライセンスの剥奪を白紙にして今後もダンジョンに立ち入ることができるようになった。

 このように、美琴という一人の魔神の力を持つ女子高生の影響は計り知れず、そんな美琴と関わる人は望まない接触などを受けるようになる可能性がある。
 これについてはすでに、彩音達トライアドちゃんねるの三人ももろに影響を受けており、三人と関わりを持てば現状最強格の美琴ともコネクションができるからと、言い寄ってくる人が多いらしい。
 そしてもう一つ、クラン設立を急いだほうがいいと龍博に言われるようになった要因がある。

「ずっと黙っていたけど、深層攻略の功労者としての功績が認められて、特等探索者に昇格したの。それもあって、お父さんからクランの設立を急げって言われてね。結局、本格始動は私が成人する十八歳まで待つことになるけど、今の内からクラン登録をしておいた方がメリットもたくさんあるから、今年中には私がマスターのクランを設立します」

 その情報を開示すると、一瞬だけコメントの流れが止まり、そこから濁流のような勢いでコメントが一斉に流れだす。

”クラン設立!?”
”ついに雷神様のクランが!”
”面接とかありますか!?”
”募集条件は何!?”
”クランの名前とかは決まってるの!?”
”何が何でもそのクランに入りてええええええええええええええええええええ!”
”設立したらすぐに行けるように、今から自分のクラン抜けてきます”
”無理難題な条件をクリアできるように、下層最深域をソロでクリアできるくらいに鍛えてきます”
”そこには華奈樹ちゃんと美桜ちゃんも入りますか!?”
”あの一件以降、あの幼馴染美少女退魔師二人の人気跳ね上がったな”
”世界最強クラン設立宣言”
”それよりも、何気に世界初の特等探索者になってて草”
”特等なんて階級にすら収まらなさそうだけどね、この神様”

「先に言うけど、一般募集はまだ考えていないからね。だから先走ってクランを抜けたりしないように。まずは華奈樹や美桜、灯里ちゃんとかの知り合いを集めて運営するつもりだから。まあ、あの退魔師二人が本業そっちのけでこっちに来るとは思えないけど」
『退魔師として活動しながら探索者としても活動している人はいますが、華奈樹様は特等退魔師ですからね。祓魔局からの依頼が連日ありますし、あまり探索者としての活動はできないでしょうね』

 これはあくまで、美琴が変な企業やクランにこれ以上目を付けられないようにすることと、灯里を危険な人物や企業、クランから遠ざけるためのものだ。
 現時点で、そこまで巨大なクランにするつもりはないので、運営のやり方が分かってくるようになるまでは、一般募集はしない予定だ。

 そのことを知った視聴者達は、少し残念そうなコメントを送ってくるが、それでもまだ考えていない、というところを都合よく解釈したのか、やはり今所属しているクランを抜けるという人が、ちらほら見受けられた。
 運営実績ゼロのようなもののクランにそこまでして入りたいのかと、覚悟の決まっている人を見て、少し頬が引き攣りそうになる。

 その後は、龍博の会社主導で、塞がる予兆すら見せない大穴を有効活用し、下層直通のダンジョンエレベーターの建設工事が行われることを話したり、もう少ししたら学校の期末試験なので、まだもうしばらく配信が少なくなるか、勉強配信になること。
 他にも琴音の会社が新作の化粧品や服を出したことなどを宣伝し、そしていよいよその時がやってくる。

「それじゃあ、最後に一つ、ちょっとしたサプライズをするね」

”サプライズ?”
”全ての配信が常にサプライズみたいなものだから、俺はもう驚かんぞ”
”美琴ちゃんからのサプライズwkwk”
”何がでるかな、何が出るかな”
”動画?”
”新しいオープニング映像とか?”

 視聴者が何だと楽しみにしている中、緊張で少し震える手でマウスを操作して、事前に用意しておいたものを配信画面に映す。
 それは、この三週間の間に合間を縫って収録した、歌動画だ。
 元の企画では歌ってみたというカバーのつもりだったが、美琴が少し無理を通して琴音の伝手を使い、全く新しい曲を一つ作り上げてもらった。
 作詞家も作曲家もノリノリでやってくれたおかげもあって、まさか一週間で曲が一つ出来上がるとは思いもしなかったが。

 数度深呼吸をしてから、その動画を再生する。
 曲のタイトルは「名前を知らなかった、だから胸が酷くいたんだ」。

 オリジナルの曲であるこれは、あの作戦で命を散らしてしまった英霊達に対する、追悼曲だ。
 悲しげな曲調のバラードで、あの時のことを思い出しながら感情を強く込めて歌ったこともあり、こうして聞くと胸が締め付けられる。

 歌い方なんてよく知らない。人前で歌うことなんて、そうそう行かないカラオケの時くらいだ。
 何度も撮り直しした。どのように感情を込めて歌えばいいか分からなかったので、とにかく目の前で命の灯火が消え、亡くなって行った瞬間を思い出しながら歌った。
 そう歌ったからか、少し涙声のようにも聞こえ、声の震えがより悲しげな曲を引き立たせている。

 四分十一秒の歌を流し終え、ループしないように再生を止めて元の配信画面に戻る。
 コメント流れは非常にゆっくりで、送られてくるどのコメントも、美琴の歌声を綺麗、美しいと賞賛していた。

「歌ってみたじゃなくて、オリジナルMVになっちゃったけど、これくらいのことをしてあげたかったの。多分気付いただろうけど、これは犠牲者の追悼曲。最後まで、人から聞くまで名前すら知らなかった英霊達を想って、歌ったものなの。初めてだから上手に歌えたかどうかわからないけど、もしよかったらたくさん聞いてね」

”耳と魂が浄化されそうなくらい超綺麗な声だった”
”普段の声が超いいんだから、歌声なんて最高に決まってる”
”鬼リピ確定”
”美琴ちゃんはどれだけ、俺のスマホの音声データを増やせば気が済むんだい?”
”声が綺麗すぎて泣けたわ”
”ここまで美琴ちゃんの美声を活かした曲を作れた作曲家、作詞家に魂より感謝を”
”上手すぎんだろ……”
”タイトルもええなこれ”
”痛むと悼むをかけて、胸が悼いとか秀逸すぎるな”
”泣きそうな声で歌うのがまた、感情を超揺さぶってくる”

 視聴者からの反応も非常に好評で、早くアップロードしてくれというコメントも次第に増えてきた。
 今すぐに投稿はしないと言い、日付を更新した時に投稿することを教えておいた。

 オリジナル楽曲の発表を最後に配信を終え、配信モードのスイッチを切る美琴。
 人生初のことにずっと緊張していたが、好評だったこともあって安心した。
 配信後、あーじを膝から降ろしてお風呂に入り、パジャマに着替えて机に向かい、学校の宿題を終わらせてベッドに潜り込んだ。

 寝ている間に予約投稿しておいた曲が投稿され、まだかまだかとスタンバイしていた視聴者達が一斉に再生をしたことで、一晩で数百万再生を記録する大ヒット曲になり、引き続き歌動画を望む視聴者に囲まれて涙目になるのは、まだ先のこと。
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