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妄想編
52話【off duty】新條 浩平:お詫びのしるし(新條編)
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はあ……今日は朝から何回抜いただろう。まさか、大橋と飲んでてあんな展開になるなんて、思いもしないよな。大橋のやつ、藍原先生の知り合いの看護師さんに手出すなんて……。しかも、すっぴんで寝巻姿の藍原先生に、抱きつかれて……。藍原先生の、あったかい手とか、ふわふわでぷにぷにのおっぱいとか、真っ赤になった顔とか潤んだ目とか……思い出しただけでも勃起するし、そこにあの看護師の楓さんの喘ぎ声とかいろいろ思い出すと、もうそれだけで抜ける。
それにしても、危なかったよな……。ほんとに、一歩間違えば俺、藍原先生襲ってたわ……。大橋が暴走してくれなかったら、俺が暴走してたかも。いや、そもそも大橋が暴走したせいでああなったのか……。くそ、あいつのおかげで俺、ますます藍原先生に顔向けできねえじゃんか……。どうやって責任取らせよう。しかも、ひとんちのベッドでいろいろ巻き散らかしやがって。うちはラブホじゃねーんだよ……。
ピンポーン。
土曜の夕方過ぎだろうか。滅多に来客のないうちのインターホンが鳴った。レンズを覗くと……げっ、藍原先生!? な、なんで?
俺は散乱したティッシュとエロ本をささっと片づけて、股間がおとなしいのを確認してから、ドアを開けた。
「あっ、よかった、新條くんいたのね」
藍原先生が、今日はちゃんと化粧をして、普通の洋服で、立っていた。ほんのり顔を赤らめて、恥ずかしそうにしている。……やべ、また昨夜のこと思い出しちゃう。藍原先生、やっぱり可愛い。
「あの、これ、渡そうと思って」
先生が差し出したのは、何やらデパートの紙袋。中に、包装紙に包まれた四角いものが入ってる。
「あの、新しいシーツ。よかったら、使ってください」
うつむき加減に俺に紙袋を押しつけてくる。マジか、確か昨日、クリーニング代払うとかっていってたけど、新しいのを買ってくれたのか。
「あっ、いや、受け取れませんよ、藍原先生のせいじゃないですし。全部大橋が悪いんです、気にしないでくださいよ」
「ううん、もとはといえば楓ちゃんが悪ノリしたせいだし、あたしが止めなかったから……」
そういえばそうだ。藍原先生は、楓さんを止めるんじゃなくて、止めようとした俺を止めてたよな。……まあでも仕方ない、楓さんの裸なんて見ちゃったら、俺だって今以上にどう振舞っていいのかわからなくなってた、たぶん。それに、藍原先生が俺を止めてくれたから、あの、でかい胸を背中にたっぷり感じることができたわけで……おっとヤバい、油断するとまた勃っちゃう。ちょっと、もう、これ以上勃起してるのを藍原先生に見られるわけにはいかない……。
「あっ、あの、看護師さんは、大丈夫でした?」
話題を変えて、恐る恐る聞いてみる。
「あっ、はいっ、何だか、昨夜のことはうろ覚えみたいで……ほんとすみません、だから、大橋くんにも、気にしなくていいよって伝えてください。ていうか、忘れてください」
「あ、そうなんですか……」
忘れてください、か。そりゃそうだよな……。あんな可愛い看護師さんが、失恋と酒の勢いで、人前で初対面の男とセックスしちゃったなんて、絶対黒歴史確定だもんな。……実は、大橋に、それとなく楓さんの連絡先ゲットするよういわれたんだけど……まあ、無理だよな。そこまでしてやる義理もねぇしな。
「大橋くんは、何か……いってました?」
ここは、ちょっとはアピールしてやるべきなのか?
「えっと……また楓さんに会いたそうにしてました」
藍原先生の困ったような顔を見て、慌てて付け加える。
「あっ、あいつ、調子いいやつですけど、ヤリチンってわけじゃないんですよ。なんか、本当に、楓さんのこと可愛いって思ったみたいで。アホですよね、順番違うっての」
またヤリたいから楓さんに会いたいんだと思われたら可哀想だからな。
藍原先生が、ぷぷっと笑った。
「新條くんて、お友達思いなのね。あんなに好き放題されて、シーツまで汚されたのに」
「あー、それはマジでキレそうになりましたけど。……実は、あのシーツ、洗濯する気にもなれなくて、まだあのまんまなんです。だから、その……新しいシーツは、本当は、ありがたいっす」
結局俺は、ありがたくシーツを受け取ることにした。隣の部屋に戻る藍原先生を見送る。……はぁ、藍原先生のおっぱいの感触を忘れられる日が来るのは、まだ当分先になりそうだ……。
それにしても、危なかったよな……。ほんとに、一歩間違えば俺、藍原先生襲ってたわ……。大橋が暴走してくれなかったら、俺が暴走してたかも。いや、そもそも大橋が暴走したせいでああなったのか……。くそ、あいつのおかげで俺、ますます藍原先生に顔向けできねえじゃんか……。どうやって責任取らせよう。しかも、ひとんちのベッドでいろいろ巻き散らかしやがって。うちはラブホじゃねーんだよ……。
ピンポーン。
土曜の夕方過ぎだろうか。滅多に来客のないうちのインターホンが鳴った。レンズを覗くと……げっ、藍原先生!? な、なんで?
俺は散乱したティッシュとエロ本をささっと片づけて、股間がおとなしいのを確認してから、ドアを開けた。
「あっ、よかった、新條くんいたのね」
藍原先生が、今日はちゃんと化粧をして、普通の洋服で、立っていた。ほんのり顔を赤らめて、恥ずかしそうにしている。……やべ、また昨夜のこと思い出しちゃう。藍原先生、やっぱり可愛い。
「あの、これ、渡そうと思って」
先生が差し出したのは、何やらデパートの紙袋。中に、包装紙に包まれた四角いものが入ってる。
「あの、新しいシーツ。よかったら、使ってください」
うつむき加減に俺に紙袋を押しつけてくる。マジか、確か昨日、クリーニング代払うとかっていってたけど、新しいのを買ってくれたのか。
「あっ、いや、受け取れませんよ、藍原先生のせいじゃないですし。全部大橋が悪いんです、気にしないでくださいよ」
「ううん、もとはといえば楓ちゃんが悪ノリしたせいだし、あたしが止めなかったから……」
そういえばそうだ。藍原先生は、楓さんを止めるんじゃなくて、止めようとした俺を止めてたよな。……まあでも仕方ない、楓さんの裸なんて見ちゃったら、俺だって今以上にどう振舞っていいのかわからなくなってた、たぶん。それに、藍原先生が俺を止めてくれたから、あの、でかい胸を背中にたっぷり感じることができたわけで……おっとヤバい、油断するとまた勃っちゃう。ちょっと、もう、これ以上勃起してるのを藍原先生に見られるわけにはいかない……。
「あっ、あの、看護師さんは、大丈夫でした?」
話題を変えて、恐る恐る聞いてみる。
「あっ、はいっ、何だか、昨夜のことはうろ覚えみたいで……ほんとすみません、だから、大橋くんにも、気にしなくていいよって伝えてください。ていうか、忘れてください」
「あ、そうなんですか……」
忘れてください、か。そりゃそうだよな……。あんな可愛い看護師さんが、失恋と酒の勢いで、人前で初対面の男とセックスしちゃったなんて、絶対黒歴史確定だもんな。……実は、大橋に、それとなく楓さんの連絡先ゲットするよういわれたんだけど……まあ、無理だよな。そこまでしてやる義理もねぇしな。
「大橋くんは、何か……いってました?」
ここは、ちょっとはアピールしてやるべきなのか?
「えっと……また楓さんに会いたそうにしてました」
藍原先生の困ったような顔を見て、慌てて付け加える。
「あっ、あいつ、調子いいやつですけど、ヤリチンってわけじゃないんですよ。なんか、本当に、楓さんのこと可愛いって思ったみたいで。アホですよね、順番違うっての」
またヤリたいから楓さんに会いたいんだと思われたら可哀想だからな。
藍原先生が、ぷぷっと笑った。
「新條くんて、お友達思いなのね。あんなに好き放題されて、シーツまで汚されたのに」
「あー、それはマジでキレそうになりましたけど。……実は、あのシーツ、洗濯する気にもなれなくて、まだあのまんまなんです。だから、その……新しいシーツは、本当は、ありがたいっす」
結局俺は、ありがたくシーツを受け取ることにした。隣の部屋に戻る藍原先生を見送る。……はぁ、藍原先生のおっぱいの感触を忘れられる日が来るのは、まだ当分先になりそうだ……。
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