妄想女医・藍原香織の診察室

Piggy

文字の大きさ
上 下
248 / 309
障害編

45話【off duty】新條 浩平:「させてあげる」(新條編)④

しおりを挟む
 呆けて意識もままならない藍原先生の脚を再び開かせて、西園寺先生がバイブの先端を割れ目に擦りつけた。

「ローション使おうかと思ったけど、この分じゃ、なしでも全然いけそうね」
「ん、んん……」

 事態を飲み込めない藍原先生が頭をもたげる前に、西園寺先生がバイブの先端を割れ目にぐっと押し付けた。俺が……俺がずっと入りたくて、でもまだ入れていない先生のアソコに、バイブの小ぶりな頭が、侵入していく。途端に藍原先生がびくんと跳ね起きた。

「ひゃあ!? や、あ、な、なにこれ――」
「うふふ、大丈夫よ。いろんな子にいろいろ試してね、これが一番、キモチいいって評判なのよ? 痛くしないから安心して。ちゃんと、よくしてあげるから……」

 バイブはみるみるうちに先生の膣の中に吸い込まれ、ぱっくりと口を開けて器械を咥えこむ先生の秘部は丸見えで、どうしようもなくいやらしい。どうしてだ、俺以外のモノを挿入されてるのを見て、嫉妬にも似たどろどろとした感情と、湧き上がる興奮と、その両方が制御できないくらいに混ざりあってる。無意識に、股間をしごく手に力が入った。俺のモノはもう先走りだけでたっぷりと濡れて、しごくたびに音がするくらいだ。我慢できなくて、俺は膝立ちになり、ズボンとトランクスをずり下げた。完全に勃起したチンコが、シャツの裾から見え隠れする。藍原先生どころか、西園寺先生にも見られてるかも……でも、そんなことももうどうでもよくなっていた。あられもなく喘ぐ先生を見ながら、イキたい。先生の体を隅々まで犯して自分のものにしたい。その両方の感情が、互いを牽制しあってぎりぎりの均衡を保ってる。

「どう、藍原さん? 奥をぐりぐりされる感覚は、格別でしょ?」

 先生が根元までバイブ差し込み、スイッチを入れた。それを合図に、藍原先生が再び嬌声をあげ始める。

「あああっ、やあんっ、ダメっ、あ、い、やめっ、あ、先生っ、お願い……ッ」

 右に左に体をよじらせて藍原先生が身悶える。

「あら、遠慮しないで? ほら、新條くんに、どんなふうにイイのか、教えてあげなさいよ……」

 いいながら、くりっと乳首を摘まむ。先生は面白いように反応して悲鳴をあげた。乱れる先生を間近で見ながら必死にチンコをしごいている俺の手を、突然西園寺先生が掴んだ。

「……坊や。あなたが、彼女をキモチよくさせてあげて?」

 にっこりと微笑む西園寺先生と目が合い、俺は一瞬固まる。今、なんて? 俺が、先生を?
 あいてるほうの手を、バイブに誘導された。……俺が、バイブで、先生を……。
 ごくりと喉を鳴らす。

「……先生」

 恐る恐る、話しかけてみた。はあはあと息を乱す藍原先生が、何かを求めるように宙へ手を伸ばす。

「あ、はあっ、し、新條くん……っ」

 足元からにじり寄って、ズボンもトランクスも中途半端にずり下がったまま、ソファの上の藍原先生に馬乗りになる。肌が触れそうなくらい近づくと、一気に先生の甘い匂いが俺の鼻先を刺激した。じっとりと汗ばんだ肌で、顔も体も上気させて、湿った吐息を漏らしてる。半分開いた唇はしっとりと潤って俺を誘い、すがるように潤んだその目は、なけなしの俺の理性を一気に吹っ飛ばそうとする。

「……先生」

 衝動が暴走して先生を傷つけそうになるのをかろうじて引き留めたのは、先生の目に宿った、感情――快楽と、羞恥と、それから、少しの恐怖。この恐怖は、見たことがある。バイブで犯されるのが怖いとか、そういうのではなくて、これは、あのときと一緒――キモチよくなるのが、怖い。

 先生を、傷つけちゃだめだ。絶対に。

 とにかく俺はそれだけを自分に言い聞かせて、先生に話しかけた。

「先生。感じてる先生、すごく綺麗でエロくて、俺もう、おかしくなりそう。ねえ、先生も一緒に、おかしくなってよ……」

 先生の上に覆いかぶさりながら、バイブを握った右手をくいっと動かす。

「あああっ」

 俺の下で、先生が呻いた。

「先生……そのまま、感じて? どれだけキモチいいのか、俺に教えてよ。俺、先生のすべてを知りたい」

 耳元で囁いて、耳たぶを優しくはむ。それからそっと裏に舌を這わせて、そして首筋を舐める。藍原先生が震えるのがわかった。

「ああっ、新條くん……ッ」

 恐怖が少し和らいで、俺にすがるような、甘い声色になる。宙に浮いていた先生の両腕が、俺の背中に回ってきゅっと掴んだ。背筋がゾクゾクとした。それはまるで、快楽の波に溺れる藍原先生が、俺に助けを求めているかのようで。涙を浮かべる先生の目に、ほんの少し、安堵のような表情が見えて。この人は、絶対に俺が守ってあげなきゃいけない人だ。そんなふうに感じた。

「先生……好きだ……っ」

 先生のうなじに吸い付く。左手でふわふわの乳房を揉みしだいて、もうすっかり尖って敏感になってる乳首を優しく刺激する。右手のバイブで円を描くように奥を撫でると、藍原先生の体がわなわなと震え始めた。

「ああっ、いいっ、いいのっ、あっ、ダメ、も、それ以上は……ッ」
「いいんだよ先生、何回でもイッて、俺に見せて」

 とにかく、先生に、ありのままの姿を見せてほしい。先生が愛おしくてたまらない。こんな、視姦プレイみたいなことして、バイブまで突っ込んで、先生を泣かせながら好きだとかいってる俺はやっぱりおかしいのかもしれない。でももう、先生への気持ちと、本能的な興奮とが入り乱れて、何がなんだかわからない。これでも必死に、自制しようとしてるんだ。でももう、限界だ――

「先生、もっと、もっとキモチよくなって」

 俺は夢中で先生の乳房を吸い、乳首を舐めて、バイブを動かした。腰が勝手に揺れて、ぬれぬれのチンコを必死に先生の下腹部に擦りつける。何してんだ俺、先生の体で、オナニーみたいなことして……そのことにすら、異常に興奮する。

「あ、い、あっ、いいっ、奥がっ、奥が、ダメ、も、クる、また、やあっ、ああ、あああぁぁ!!」

 俺の下で、藍原先生の腰がガクガクと揺れた。両脚が俺の腰を挟み込むようにぎゅっと絡みつき、先生は上体を起こすようにして俺にしがみついた。背中に、先生の爪が食いこむ。先生が、快感を堪えている証だ。
 しばらくの間俺の首元に顔をうずめ、先生がはあはあと息を荒げる。徐々に力が抜けて先生が顔をあげ、俺は苦し気な表情で俺を見つめる先生の唇にキスをした。優しく触れると、先生のほうから俺をむさぼるように深く唇を合わせてきた。腰に脚を絡めたまま、深く俺の頭を抱え込み、情熱的なキスをする。

「んっ、んう、新條くんッ、は、んん……」

 よだれが垂れそうなほど舌を絡ませ合い、長い長いキスをした。その間も俺の股間は暴発寸前で、先生のおなかに擦りつけては堪え、不規則に腰を揺らす。しばらくしてまた先生の下半身が少しずつ揺れだしたのに気づいて、俺はもう一度、バイブをつついた。

「あん!」

 先生が甘い声をあげてのけ反る。

「ふふ、先生、まだ感じるの? これが、好きなんだね。もっと奥、ほしいんじゃないの?」

 からかうようにそう囁いて、先生の好きな奥をぐりぐりと擦る。先生はソプラノの声を響かせて身悶えた。

「ああんッ、あ、いいっ、ね、ちが、ああっ、ちがうの……ッ」

 苦し気に、イヤイヤと首を振る。

「違わないでしょ。先生のここ、もう、滴るほど濡れてるよ? もっと、ほしいんでしょ?」
「ち、ちが……ッ」

 先生が、泣きそうな顔で俺を見つめた。上気した顔をますます赤くして、はあはあと浅い呼吸をしながら、少しだけためらって、それからいった。

「……新條くんのが、ほしいの……っ」
しおりを挟む
1 / 5

この作品を読んでいる人はこんな作品も読んでいます!

【R18】今夜、私は義父に抱かれる

umi
恋愛 / 完結 24h.ポイント:596pt お気に入り:566

人権放棄宣言

大衆娯楽 / 連載中 24h.ポイント:191pt お気に入り:52

交差点の裸女

大衆娯楽 / 連載中 24h.ポイント:113pt お気に入り:1

お姉様は一途でいたいのに妖艶美魔女に狙われています

恋愛 / 連載中 24h.ポイント:284pt お気に入り:279

【R18】メイドのリリーは愛される

恋愛 / 連載中 24h.ポイント:525pt お気に入り:994

新妻・遥の欲情~義父の手ほどきで絶頂に溺れ逝く肉体

大衆娯楽 / 完結 24h.ポイント:418pt お気に入り:12

18歳・葵の告白~男子生徒達の愛撫に乱れる放課後

大衆娯楽 / 完結 24h.ポイント:248pt お気に入り:10

Blue Destiny

BL / 連載中 24h.ポイント:21pt お気に入り:232

人妻・綾の痴情~映画館で羞恥の快楽に耽る午後

大衆娯楽 / 完結 24h.ポイント:305pt お気に入り:11

処理中です...