妄想女医・藍原香織の診察室

Piggy

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妄想編

8話【case 3】 中山 トオル 22歳 :腹部超音波(藍原編)

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 暗いエコー室に中山くんを呼びこむ。……エコー室って、いっつも思うけど……エロいわよね。だって、暗いでしょ、狭いでしょ、妙にあったかくて、静かでしょ……。しかも、ゼリーまで準備されてるでしょ!! このゼリー、何に使うのよ!? て、思うわよね!? ……いや、検査に使うんだけど。それはわかってるんだけど、どうしても……。

 ああイケナイ、とりあえず検査しなくっちゃ。中山くんに、横になってもらう。おなか用の大きいプローブを取ろうとして、うっかり、心臓用の小ぶりなプローブに手を伸ばしそうになる。

 あ、危ない! さっきのゼリーの妄想で、ついつい手が……この、淫靡な形をした、心臓用のプローブに……。
『先生。それ、何に使うの?』『これ? 検査よ。ゼリーをつけて、胸にあてるの』『胸? ふふ、違うでしょ、先生』『何が?』『使い方だよ。これはね、ゼリーをつけて……先生の、アソコにあてるんだよ……』『……あっ、ダメよ中山くん、何するの……!』『ふふ、これ使えば、先生のアソコも、すぐトロトロになるね……』『あっ、ダメ、そんなことしたら……んんっ……!』『先生……すごく感じてるね……ゼリーなんて使わなくても……もう、入っちゃいそうだ……』『あん……っ! だ、だめよ、こんなところで……!』『ほら、このプローブ、吸い込まれるように入っていっちゃったよ……先生の、アソコに……』『ああ……だめ、中山くん……動かしちゃ、だめ……ああっ!』

 ――あああっ! だめよ! 中山くんでこんな妄想しちゃダメ! この子には彼女がいるんだから! ゼリーはそんな使い方はしないのよ! おなかにかけるんだから! おなかに、ぶっかけるんだから……! 
 あわててチューブからゼリーを出すと、ぶちゅっ、て、すごくいやらしい音が……もうやめてよ、アソコが本当にもじもじしちゃうじゃない!

 なんとか検査を終えた。うん、肝脾腫あり。これは間違いなく、伝単ね。
 温かいタオルで、丁寧におなかのゼリーを拭いてあげる。下腹部のほうまでしっかり拭いてあげると、……やっぱり、ちょっと大きい。中山くん、絶対興奮してるよね!? ああでも、ここであたしがどうにかしてあげることはできないわ……それは、中山くんの彼女の役割だもの……。

「気持ち悪いところはないかしら?」
「あ、ありません」

 ……中山くん。早く、彼女に処理してもらってね……。
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