異世界に行ったら神になっちゃった!?

かきざる

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第1章

冒険者になった。

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 なんの根拠もないがこれが冒険者ギルドと決めつけ、入ってみた。

 目の前にはおっさんたちが丸いテーブルを囲んでお酒を飲んでいる。

 それも数か所で。

 ……居酒屋?

 本気で居酒屋かと思ったがやはり冒険者ギルドのようだ。

 受付をしている女性が、おっさんたちに「あなた達!ここで宴会をしないの!」と注意をしている。

 おっさんたち…「へいへ~い」って返事をしている。

 ガキかよ…。

 その事は置いておくとして、その受付のお姉さんの上には冒険者ギルドと看板で書いてある。

 つまり、冒険者登録をできる!

 これで迷ってたら、神界に戻って地図系の新しいスキルを創るべきかと思ったが、見つけれて良かった。

 だが、後で地図スキルを創るか。

 とりあえず、冒険者登録するか。

 先程、お酒を飲んていたおっさんを注意していた受付のお姉さんに聞くか。

「すみません~。冒険者登録したいんですけどここで登録ってできますか?」

「ああ、ここでできますよ。登録料3000G必要です。」

 3000Gはこの世界の銀貨3枚分だ。

 鉄貨は、銅貨×10鉄貨×10銀貨×10金貨×10大金貨の順番で高価になる。

 銀貨5枚で農民が余計なことをしなければ三十日間もすごすことができる。

 それが3枚分だ。かなり、お高い。

 まぁ、お金は創れるからいいが創り過ぎたらどうなることやら。

 まあ、神界から持ってきた銀貨を取り出した。

「はい。ちょうどですね。それでは、この木の板に記入してください。」

 と木の板を渡された。

 名前、種族、スキルなどを書いたて提出。

 一瞬、お姉さんは木の板を見て眉をひそめたが、すぐに笑顔に戻った。

 何だったんだろうか?

「それでは仮登録ができました。仮登録ですので本登録をする場合は、薬草を3本ゴブリン1体を提出してください。」

「分かりました。ありがとうございます。」

 それじゃあ近くの狩り場を聞いて向かうとするか。

 なんて考えていると

「おう、新人か?俺はデクルだ。よろしくな。」

 と、声をかけられた。

 ぱっと見、いかついおっさんのような人にだ。

 ただ、顔は怖いが優しそうな人だ。

「よろしくお願いします。俺の名前は、イウトリベです。」

「ああ、よろしくな。にしてもお前さんの名前創造神様と同じなんて大層なことだな。」

 そういえば、この名前は神として信仰されるとか書いていた気もする。

 次から名乗るときは偽名を名乗るか。

「そうですね。名前はいいとして、デクルさん冒険者の基本とかって教えてもらえますか?」

「さん付けは、やめてくれ。」

「デクル…でいいの?」

「ああ。基本なら教えれるぞ。」

「ありがとうございます。」

「ただ、教えるときに俺が倒したり取ったりしたのは、やらねえぞ?」

「ああ、そのくらいなら大丈夫ですよ。」

「あとその丁寧口調やめないか?なんかむず痒い。」

「分かりま…分かったよ。で、どんな事を教えてくれるんだ?」

「とりあえず、お前は武器を持ってなさそうだから、買ってからだな。薬草と毒草の見分け方と魔物の倒し方、解体の仕方ぐらいを教えるつもりだな。」

「ありがとう。」

「じゃあ、武器屋に行くぞ。」




 武器屋で俺は手に馴染んだ短剣を買って門に向かっている。

 この街に門は4つあり、この門は最初に入ってきた門の反対側だ。

 こちら側は聞いていた通り森が広がっていた。

「この森には強いヤツはいないからな。訓練にはピッタリだな。」

 ニシシと笑って言ってくるもんだから、ついつい。

「ああ、そうだな。」

 と差も知っているかのように答えてしまう。

「そうだなって、まるで知っているかのように言うな!」

「すまん、つい反射的に言ってしまった。」

「いいんだ、いいんだ。面白かったから聞いただけだ。」

「そうか。」

「よし、気を取り直して薬草と毒草の見分け方を最初するぞ。」

「お願いします。」

 鑑定があるといえど、ちゃんとこういうのを習っておくのは大事だろう。

「こういうのはな。大体が葉の裏を見ればわかる。」

「どういうことだ?」

「春は虫の卵があれば大丈夫。夏かと秋は、虫が食べてあるのが大丈夫だ。」

「虫が食べてるって確か、報酬が虫に食べられた分だけ減らされるんじゃなかったけ。」

「ああ、だかな。減らされるからと他の奴らは避けて取る。そしたらその食われたやつだけは残るんだ。」

「なら、だめじゃないか?」

「いや、余ってて数だけはある。それで十分に稼げるし、自分が使うこともできるからな。」

「そうなんだな。」

「まあ冬は見分ける方法がないから暗記だな。」

「まあ、結局はそうだよな。」
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