9 / 12
沈丁花禄郎でございます!
沈丁花禄郎でございます!
しおりを挟む
episode7 「涙の婚活パーティー」 野望篇
町内会が年に2回開催する婚活イベント「プレミアムオポチュニティ」の時がやってきた。
真美「婚活イベントやるみたいだけどどうする?」
絵梨奈「う~ん、まだ20歳だしね。」
真美「絵梨奈は綺麗だから、参加する必要ないか」
真美「ああ、この前偶然、沈丁花さんに会ってさ。なんだか目がバッキバキになってたよ笑」
絵梨奈「ふ~ん。参加するんだ~。あの人イベントで空回りして自らつんのめってコケそうだもんね。目に浮かぶわ~。」
イベント当日。
イベントは1日目、「お見合い回転寿司」と称して、参加者がフォークダンスのように円形に設置された椅子でかわるがわる対面して軽く自己紹介をするものだった。
会場の扉が開いて、参加者達が続々と集まってきた。
そこには、沈丁花をはじめとする町保存会のメンバー、絵梨奈、真美、西園寺の姿があった。
西園寺「絵梨奈さん、真美さんこんにちは!」と清潔感あふれる爽やかなイケメンスマイルを見せた。
真美「え?西園寺さんが婚活パーティーに?」
西園寺「初参加なんですけど、絵梨奈さんと真美さんが参加すると聞いたので参加してみました。」
西園寺「絵梨奈さんは何故参加したんですか?」
絵梨奈「自分でもよくわからないうちに……」
お見合い回転寿司で簡単な自己紹介の後、飲み物を飲みながらのフリータイムが始まった。
やはり男性一番人気は圧倒的に西園寺だった。西園寺を若い女性が取り囲んでいた。
真美も絵梨奈もその輪の中にいた。
絵梨奈の友達が「ちょっと!絵梨奈!西園寺さんを紹介してよ!お願い!」などとみんなからお願いされた。
絵梨奈「私の友達なんですけどみな気立てが良くて良い子たちなんです!どうぞよろしくお願いします!」
西園寺「わかりました!絵梨奈さんの友達ならみなさん素敵な人なんでしょうね」と爽やかスマイルを見せた。
西園寺「絵梨奈さん、飲み物大丈夫ですか?僕取ってきますよ」と微笑んだ。
絵梨奈「いえいえ、お構いなく、ありがとうございます」
西園寺「え?絵梨奈さんどこ行くんですか?」
絵梨奈「ちょっと他のところも見てみようかと」
西園寺「わかりました!」
絵梨奈は会場を見渡した。
遠くに2番人気の男性の輪にゴスロリの格好をしてフツーに話を聞いているライママの姿を見た。
絵梨奈の頭の中に、ゴスロリの格好をして話を熱心に聞くライママの後ろ姿の絵と哀しい音楽が合わせて流れた。
竜次さんも掟さんも坂本ちゃんもみなそれぞれしっぽりと女性陣とたのしんでいた。
壁に持たれて一人酒を飲んでる一人の男が絵梨奈の目に入った。
絵梨奈「沈丁花さん!なにしょぼくれちゃってるんですか?」
沈丁花「なんだお前かぁ、ウォーミングアップしてるとこよ!」と肩をぐるぐるまわした。
絵梨奈「お見合い回転寿司の手応えはどうでした?」
沈丁花「もうかなりの出来よ!」
絵梨奈「絶対嘘!」
沈丁花「なんで?」
絵梨奈「察するに、いろいろあるけど、まずその英字新聞柄のシャツね」
沈丁花「え?」
絵梨奈「あと破れたそのあまり見かけないリーヴォイス?のジーンズにジャラジャラ多いチェーン、それとあまり見かけないピューマ?のスニーカー」
沈丁花「……」
絵梨奈「意味不明な米ナス型のたれ目サングラス」「蛍光イエローのウエストポーチ」「自作と思われる胸に付けてる花のコサージュ」
沈丁花「よせやい!」
絵梨奈「そしてあなたの頭に鎮座まします巨人のキャップ!そのキャップがダメ押し満ホームラン!野球だけにね!ってバカヤロウ!」
沈丁花「イケてると思ってたんだけど……」
絵梨奈「あと自己紹介のプロフィール読んでみてください?」
沈丁花「えーと、好きなタイプ・可愛い人・爆乳ならなお可」
絵梨奈「バカヤロウ!」「んも、んもう、ふんっ、なお可って言い方、んもうー怒りMAXですよ!」
絵梨奈「次!」
沈丁花「えーと、趣味のところはー、仲間とやるチンチロリン」
絵梨奈「バカヤロウ!」
絵梨奈「次!」
沈丁花「理想のデートが、えとショッピングモールのフードコートで大人の休日を演出?」
絵梨奈「大バカヤロウ!この激甘太郎が!」
沈丁花「お前いいとこのお嬢様なんだろう?口悪ぃなー」
絵梨奈「あのねぇー、いいですか?嘘はダメですよ?だけど嘘にならない程度のギリギリの表現と大人の魅力をあくまでも上品に自分でトータルでコーディネートするんですよ!」
沈丁花「コーディネートはこーでねーと」 「おいらのファッションを見て、早見優がイヤミ言う」てな笑
絵梨奈「はい、はい、はい、 ダジャレもできればそのウエストポーチにしまっていただいて。ほどほどにしないとハラスメントになりますから気をつけてくだいね」
沈丁花「どうせ超イケメンがおいらと同じ事やったら、『わー個性的で素敵!』とかなんとかになるんだろ?」
絵梨奈「うっ!そ、それは確かに……」
するとそこへ一人の影が、、、
episode7 「涙の婚活パーティー」 完結篇へつづく。
町内会が年に2回開催する婚活イベント「プレミアムオポチュニティ」の時がやってきた。
真美「婚活イベントやるみたいだけどどうする?」
絵梨奈「う~ん、まだ20歳だしね。」
真美「絵梨奈は綺麗だから、参加する必要ないか」
真美「ああ、この前偶然、沈丁花さんに会ってさ。なんだか目がバッキバキになってたよ笑」
絵梨奈「ふ~ん。参加するんだ~。あの人イベントで空回りして自らつんのめってコケそうだもんね。目に浮かぶわ~。」
イベント当日。
イベントは1日目、「お見合い回転寿司」と称して、参加者がフォークダンスのように円形に設置された椅子でかわるがわる対面して軽く自己紹介をするものだった。
会場の扉が開いて、参加者達が続々と集まってきた。
そこには、沈丁花をはじめとする町保存会のメンバー、絵梨奈、真美、西園寺の姿があった。
西園寺「絵梨奈さん、真美さんこんにちは!」と清潔感あふれる爽やかなイケメンスマイルを見せた。
真美「え?西園寺さんが婚活パーティーに?」
西園寺「初参加なんですけど、絵梨奈さんと真美さんが参加すると聞いたので参加してみました。」
西園寺「絵梨奈さんは何故参加したんですか?」
絵梨奈「自分でもよくわからないうちに……」
お見合い回転寿司で簡単な自己紹介の後、飲み物を飲みながらのフリータイムが始まった。
やはり男性一番人気は圧倒的に西園寺だった。西園寺を若い女性が取り囲んでいた。
真美も絵梨奈もその輪の中にいた。
絵梨奈の友達が「ちょっと!絵梨奈!西園寺さんを紹介してよ!お願い!」などとみんなからお願いされた。
絵梨奈「私の友達なんですけどみな気立てが良くて良い子たちなんです!どうぞよろしくお願いします!」
西園寺「わかりました!絵梨奈さんの友達ならみなさん素敵な人なんでしょうね」と爽やかスマイルを見せた。
西園寺「絵梨奈さん、飲み物大丈夫ですか?僕取ってきますよ」と微笑んだ。
絵梨奈「いえいえ、お構いなく、ありがとうございます」
西園寺「え?絵梨奈さんどこ行くんですか?」
絵梨奈「ちょっと他のところも見てみようかと」
西園寺「わかりました!」
絵梨奈は会場を見渡した。
遠くに2番人気の男性の輪にゴスロリの格好をしてフツーに話を聞いているライママの姿を見た。
絵梨奈の頭の中に、ゴスロリの格好をして話を熱心に聞くライママの後ろ姿の絵と哀しい音楽が合わせて流れた。
竜次さんも掟さんも坂本ちゃんもみなそれぞれしっぽりと女性陣とたのしんでいた。
壁に持たれて一人酒を飲んでる一人の男が絵梨奈の目に入った。
絵梨奈「沈丁花さん!なにしょぼくれちゃってるんですか?」
沈丁花「なんだお前かぁ、ウォーミングアップしてるとこよ!」と肩をぐるぐるまわした。
絵梨奈「お見合い回転寿司の手応えはどうでした?」
沈丁花「もうかなりの出来よ!」
絵梨奈「絶対嘘!」
沈丁花「なんで?」
絵梨奈「察するに、いろいろあるけど、まずその英字新聞柄のシャツね」
沈丁花「え?」
絵梨奈「あと破れたそのあまり見かけないリーヴォイス?のジーンズにジャラジャラ多いチェーン、それとあまり見かけないピューマ?のスニーカー」
沈丁花「……」
絵梨奈「意味不明な米ナス型のたれ目サングラス」「蛍光イエローのウエストポーチ」「自作と思われる胸に付けてる花のコサージュ」
沈丁花「よせやい!」
絵梨奈「そしてあなたの頭に鎮座まします巨人のキャップ!そのキャップがダメ押し満ホームラン!野球だけにね!ってバカヤロウ!」
沈丁花「イケてると思ってたんだけど……」
絵梨奈「あと自己紹介のプロフィール読んでみてください?」
沈丁花「えーと、好きなタイプ・可愛い人・爆乳ならなお可」
絵梨奈「バカヤロウ!」「んも、んもう、ふんっ、なお可って言い方、んもうー怒りMAXですよ!」
絵梨奈「次!」
沈丁花「えーと、趣味のところはー、仲間とやるチンチロリン」
絵梨奈「バカヤロウ!」
絵梨奈「次!」
沈丁花「理想のデートが、えとショッピングモールのフードコートで大人の休日を演出?」
絵梨奈「大バカヤロウ!この激甘太郎が!」
沈丁花「お前いいとこのお嬢様なんだろう?口悪ぃなー」
絵梨奈「あのねぇー、いいですか?嘘はダメですよ?だけど嘘にならない程度のギリギリの表現と大人の魅力をあくまでも上品に自分でトータルでコーディネートするんですよ!」
沈丁花「コーディネートはこーでねーと」 「おいらのファッションを見て、早見優がイヤミ言う」てな笑
絵梨奈「はい、はい、はい、 ダジャレもできればそのウエストポーチにしまっていただいて。ほどほどにしないとハラスメントになりますから気をつけてくだいね」
沈丁花「どうせ超イケメンがおいらと同じ事やったら、『わー個性的で素敵!』とかなんとかになるんだろ?」
絵梨奈「うっ!そ、それは確かに……」
するとそこへ一人の影が、、、
episode7 「涙の婚活パーティー」 完結篇へつづく。
0
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
わたしの下着 母の私をBBA~と呼ぶことのある息子がまさか...
MisakiNonagase
青春
39才の母・真知子は息子が私の下着を持ち出していることに気づいた。
ネットで同様の事象がないか調べると、案外多いようだ。
さて、真知子は息子を問い詰める? それとも気づかないふりを続けてあげるか?
そのほかに外伝も綴りました。
意味が分かると怖い話(解説付き)
彦彦炎
ホラー
一見普通のよくある話ですが、矛盾に気づけばゾッとするはずです
読みながら話に潜む違和感を探してみてください
最後に解説も載せていますので、是非読んでみてください
実話も混ざっております
覚悟は良いですか、お父様? ―虐げられた娘はお家乗っ取りを企んだ婿の父とその愛人の娘である異母妹をまとめて追い出す―
Erin
恋愛
【完結済・全3話】伯爵令嬢のカメリアは母が死んだ直後に、父が屋敷に連れ込んだ愛人とその子に虐げられていた。その挙句、カメリアが十六歳の成人後に継ぐ予定の伯爵家から追い出し、伯爵家の血を一滴も引かない異母妹に継がせると言い出す。後を継がないカメリアには嗜虐趣味のある男に嫁がられることになった。絶対に父たちの言いなりになりたくないカメリアは家を出て復讐することにした。7/6に最終話投稿予定。
JKメイドはご主人様のオモチャ 命令ひとつで脱がされて、触られて、好きにされて――
のぞみ
恋愛
「今日から、お前は俺のメイドだ。ベッドの上でもな」
高校二年生の蒼井ひなたは、借金に追われた家族の代わりに、ある大富豪の家で住み込みメイドとして働くことに。
そこは、まるでおとぎ話に出てきそうな大きな洋館。
でも、そこで待っていたのは、同じ高校に通うちょっと有名な男の子――完璧だけど性格が超ドSな御曹司、天城 蓮だった。
昼間は生徒会長、夜は…ご主人様?
しかも、彼の命令はちょっと普通じゃない。
「掃除だけじゃダメだろ? ご主人様の癒しも、メイドの大事な仕事だろ?」
手を握られるたび、耳元で囁かれるたび、心臓がバクバクする。
なのに、ひなたの体はどんどん反応してしまって…。
怒ったり照れたりしながらも、次第に蓮に惹かれていくひなた。
だけど、彼にはまだ知られていない秘密があって――
「…ほんとは、ずっと前から、私…」
ただのメイドなんかじゃ終わりたくない。
恋と欲望が交差する、ちょっぴり危険な主従ラブストーリー。
敗戦国の姫は、敵国将軍に掠奪される
clayclay
恋愛
架空の国アルバ国は、ブリタニア国に侵略され、国は壊滅状態となる。
状況を打破するため、アルバ国王は娘のソフィアに、ブリタニア国使者への「接待」を命じたが……。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる