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第十一章 神殿のテルマリウム・1(皇子ルート)
114.少女の浅知恵
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「いやぁ、私も最初はオカシイと思ったんですよ。ほほほほ」
目の前に座るロマンスグレーの紳士は、ティーカップを自分の鼻先へゆっくり近付けると、そこから立ち上るバラの香りを優雅に堪能している。
「っふ~ん。良い香りだぁ。……この『紅茶』と言う飲み物は、神界からの特別のお恵みとの事」
「世界広しと言えど、ここでしか味わう事のできないフレーバーとは……。このお屋敷で働かせていただける喜びに、私、身も心も打ち震えておりますよぉ。ほほほほほ」
その落ち着きのある風貌とは裏腹に、甲高い声を上げて笑うイリアス。
たははは。この人、本当に『出来る男』なんだろうけど、ちょっと気持ち悪いな。
数分前に玄関先でひと悶着あった俺は、屋敷執事のイリアスさんに促され、早速自分の屋敷のリビングルームへと案内され来た所。そして、ウェルカムドリンクよろしく、この世界では初となる『紅茶』のサービスを受けていると言う訳だ。
しっかし、そのリビングルームが無駄に広い。
照明は天井中央からつるされているシャンデリアに、幾十ものランプが灯されているので想像以上に明るい。正直、この時代の照明を結構バカにしていたんだけど、新聞の文字ぐらいは十分に読めるだけの明るさがある。
調度品も一級品……なんだろうなぁ。まぁ、俺に審美眼は全く無いので、部屋の中に置かれている彫刻や絵画がどの程度の価値の物かなんてサッパリ分からない。だけど、何処からどう見ても半端無い高級感がビシビシと伝わって来るんだ。
しかも、よくテレビで見る古い時代の彫刻の類って、結構年期が入って古ぼけたイメージがあると思うんだけど、こっちの世界では当然これがオンタイムなんだから、その彫刻も絵画も昨日作られたかの様に真新しくって色鮮やかなんだよなぁ。
そんなリビング中央のソファーに、俺とイリアスが向かい合って座ってるって格好さ。
最初は「自分は執事なので座れません!」とか言って固辞して来るもんだから、いい加減面倒になっちゃって「俺の命令が聞けないのかぁ?」って半分脅して座らせたって訳。
まぁその割には俺と一緒に『紅茶』なんか飲んじゃって、随分リラックスしている所がまた面白い男ではあるけれど……。
「大司教様から、ロリ奴隷を数名用意せよ……と言われた時には、流石に何か裏があると考えましたよぉ」
どうも、ダニエラさんから屋敷用のメイドとして、ロリ奴隷を何名か用意する様に指示があったそうなんだけど……って、そう言えば、そんな事も言ってたなぁダニエラさん。
「しかし、ここは賭けでしたね! 事前に大司教様から頂いていた、皇子様に関する膨大な報告書を読み直した結果……」
おいおい、そんな報告書があるのかよ!
思わず苦笑しながら心の中で突っ込む俺。
「私には皇子様のお好みが、手に取る様に分かってしまった訳ですよ。まぁ、大司教様にも色々と思惑があったのだろうとは思いますが、せめてご自分の屋敷では自分好みのメイドに囲まれて暮らす……それこそが重要では無いかと判断した次第です」
一気にここまで説明すると、イリアスはテーカップから更に『紅茶』を一口。
「なるほどねぇ。ダニエラさんの指示でこんなに集めちゃったって訳かぁ」
そう話ながら、俺は壁際に二列横隊で並んでいるメイド達の方へと振り返る。
もう、本来はかなり広いはずのリビングなんだけど、これだけメイドが沢山並んじゃってたら、めちゃめちゃ手狭に感じられるから笑えるね。
俺の視線が自分に向くと、メイド達は何等かのアピールをしようと、微笑んでみたり小首をかしげたり。中にはウィンクして来る娘までいる。
たはは。少し冷静になって考えると、これはちょっと……。
「ねぇイリアスさん。今日は外も暗くなるし、皆さんにはここで一旦引き上げてもらって、後日改めて面接するって事じゃダメなのかな? さすがにこの人数に、このままここで立ってられても落ち着かないよ」
俺にしてみれば、割とまともで、建設的な意見だと思う。
すると、イリアスの方は、少し考え込む様な仕草の後で。
「まぁ、本日このまま返しても構いませんが、もともと屋敷の維持管理には、二十名程度のメイドは必要かと考えておりました。ですから、実は全員こちらの離れの方に部屋を用意してございます。それでは、特に用の無いものは、一旦部屋の方へと下がらせましょうか」
そう言うと、イリアスは厨房を担当する予定であった娘数名を残して、他の娘には自分の部屋へ戻る様テキパキと指示を出し始めたのである。
おぉ、本当にできる男だなぁイリアス。こりゃあ便利だぁ。
「それでは皇子様、本日は降臨されたばかりですので、お疲れでございましょう。先ほどから第一奴隷のリーティア司教様がテルマリウムの準備をされておられます。いかがでしょう。早速テルマリウムの方へと向かわれてはいかがですか?」
イリアスはにこやかな笑顔で俺に話し掛けながら、更に、これからの予定についても説明してくれる。
「テルマリウムの後のご予定でございますが、一旦寝室の方へとお下がり遊ばしてご休憩いただきます。恐らくその後、多少小腹も空かれるかと思いますので、ウェスベルナの準備もしてございますよ」
「まぁ、そのまま二人で一緒に二度目のテルマリウムへと向かわれる場合もあるかと思いますので、そちらの方の準備も万端でございます」
「寝室横には私を呼ぶ為の呼び鈴が……まぁ、この部分については大司教様や、大司教様の侍女達の方が十分に承知されているかと思いますので、詳細はその場でお尋ねくださいませ。それではそろそろ……」
ここまで説明を終えたイリアスは、ドアの向こう側で控えているメイドでも呼び出そうと言うのか、半分振り返りながら、ドアの方に向かって手を打ち鳴らそうとする。
「ちょちょちょちょっと待ったっ!」
俺は、そんなイリアスの行動を何とか食い止めようと、テーブルの反対側から、慌ててイリアスの腕を掴んだのさ。
「……あらっ?」
イリアスは、少し驚いた表情でこちらの方を見ると、なぜだか少し頬を赤らめながら、俺の目を見つめて来る。
「……いやだ、皇子様ったら……こちらの方もお好みですの?」
急に『お姉言葉』になるイリアス。
「いっ! いや、そうじゃ無くって、ちょっと説明で聞き取れない事があったから、ちょっと待ってって! ……って言うかイリアスさんってそっち系?」
俺は掴んでいたイリアスさんの腕を急いで手放すと、軽くバンザイのポーズのままで固まってしまう。
「んもぉ、それならそうとおっしゃっていただければ、いか様にも準備致しましたのにぃ……」
イリアスはなぜか嬉しそうに舌なめずりをしながら、もう一度自分の席に座りなおす。
「はて? 大司教様の報告書には、その様な記載はございませんでしたが……まぁ、大司教様にもミスはあると言う事で……さて、どの様な部分が疑問でございましょうか? 急ぎ、男娼の方もご用意した方が良いと言う事で?」
怪しい笑みを浮かべ、少しぬるくなった紅茶の残りをすするイリアス。
「いやいやいや、そうじゃ無くって、もう、どこから聞けば良いのか、全然分かんないよぉ」
混乱している俺は、とにかく自分の頭をガシガシと掻きむしってみる。
「えぇっとぉ……あのね。イリアスさん……」
「あぁ、皇子様。私の事はイリアスで結構でございます」
ちょっとすっとぼけた表情で、俺の話の腰を折るイリアス。
だから、その小首を傾げるポーズは止めろって!
「あぁ、分かったよ、わかった、イリアス!」
「えぇっとぉ、まずは……そうそう! リーティアがここに来てるの? 確かさっき酔いつぶれてたんじゃ無かったっけ?」
勢い込んで尋ねてみる俺。すると、イリアスはさも当然の様に話し始める。
「えぇ、その様でございましたが、もともとリーティア様は『治療系』の魔法がお得意な方ですので、酔いつぶれると言う事はございませんよ?」
そこまで話したイリアス。ちょっと思い当たる節があったのか、ニヤリとした笑いを浮かべながら話を続ける。
「……ははぁん、皇子様。もしかして、リーティア様に手を出そうとされませんでしたか?」
そう言われて、図星の俺は顔面を引きつらせながら、ちょっと固まる。
「まぁ、少女の浅知恵……と申しましょうかねぇ。酔ったフリをして、皇子様を誘っておられたのでしょう。まぁ怖いこわい。リーティア様も殿方をたぶらかす、一人前の女性と言う事ですかねぇ」
イリアスは何でもお見通しとでも言わんばかりの表情のまま、横に控えていたメイドへ紅茶のお代わりを要求したのだった。
目の前に座るロマンスグレーの紳士は、ティーカップを自分の鼻先へゆっくり近付けると、そこから立ち上るバラの香りを優雅に堪能している。
「っふ~ん。良い香りだぁ。……この『紅茶』と言う飲み物は、神界からの特別のお恵みとの事」
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その落ち着きのある風貌とは裏腹に、甲高い声を上げて笑うイリアス。
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しっかし、そのリビングルームが無駄に広い。
照明は天井中央からつるされているシャンデリアに、幾十ものランプが灯されているので想像以上に明るい。正直、この時代の照明を結構バカにしていたんだけど、新聞の文字ぐらいは十分に読めるだけの明るさがある。
調度品も一級品……なんだろうなぁ。まぁ、俺に審美眼は全く無いので、部屋の中に置かれている彫刻や絵画がどの程度の価値の物かなんてサッパリ分からない。だけど、何処からどう見ても半端無い高級感がビシビシと伝わって来るんだ。
しかも、よくテレビで見る古い時代の彫刻の類って、結構年期が入って古ぼけたイメージがあると思うんだけど、こっちの世界では当然これがオンタイムなんだから、その彫刻も絵画も昨日作られたかの様に真新しくって色鮮やかなんだよなぁ。
そんなリビング中央のソファーに、俺とイリアスが向かい合って座ってるって格好さ。
最初は「自分は執事なので座れません!」とか言って固辞して来るもんだから、いい加減面倒になっちゃって「俺の命令が聞けないのかぁ?」って半分脅して座らせたって訳。
まぁその割には俺と一緒に『紅茶』なんか飲んじゃって、随分リラックスしている所がまた面白い男ではあるけれど……。
「大司教様から、ロリ奴隷を数名用意せよ……と言われた時には、流石に何か裏があると考えましたよぉ」
どうも、ダニエラさんから屋敷用のメイドとして、ロリ奴隷を何名か用意する様に指示があったそうなんだけど……って、そう言えば、そんな事も言ってたなぁダニエラさん。
「しかし、ここは賭けでしたね! 事前に大司教様から頂いていた、皇子様に関する膨大な報告書を読み直した結果……」
おいおい、そんな報告書があるのかよ!
思わず苦笑しながら心の中で突っ込む俺。
「私には皇子様のお好みが、手に取る様に分かってしまった訳ですよ。まぁ、大司教様にも色々と思惑があったのだろうとは思いますが、せめてご自分の屋敷では自分好みのメイドに囲まれて暮らす……それこそが重要では無いかと判断した次第です」
一気にここまで説明すると、イリアスはテーカップから更に『紅茶』を一口。
「なるほどねぇ。ダニエラさんの指示でこんなに集めちゃったって訳かぁ」
そう話ながら、俺は壁際に二列横隊で並んでいるメイド達の方へと振り返る。
もう、本来はかなり広いはずのリビングなんだけど、これだけメイドが沢山並んじゃってたら、めちゃめちゃ手狭に感じられるから笑えるね。
俺の視線が自分に向くと、メイド達は何等かのアピールをしようと、微笑んでみたり小首をかしげたり。中にはウィンクして来る娘までいる。
たはは。少し冷静になって考えると、これはちょっと……。
「ねぇイリアスさん。今日は外も暗くなるし、皆さんにはここで一旦引き上げてもらって、後日改めて面接するって事じゃダメなのかな? さすがにこの人数に、このままここで立ってられても落ち着かないよ」
俺にしてみれば、割とまともで、建設的な意見だと思う。
すると、イリアスの方は、少し考え込む様な仕草の後で。
「まぁ、本日このまま返しても構いませんが、もともと屋敷の維持管理には、二十名程度のメイドは必要かと考えておりました。ですから、実は全員こちらの離れの方に部屋を用意してございます。それでは、特に用の無いものは、一旦部屋の方へと下がらせましょうか」
そう言うと、イリアスは厨房を担当する予定であった娘数名を残して、他の娘には自分の部屋へ戻る様テキパキと指示を出し始めたのである。
おぉ、本当にできる男だなぁイリアス。こりゃあ便利だぁ。
「それでは皇子様、本日は降臨されたばかりですので、お疲れでございましょう。先ほどから第一奴隷のリーティア司教様がテルマリウムの準備をされておられます。いかがでしょう。早速テルマリウムの方へと向かわれてはいかがですか?」
イリアスはにこやかな笑顔で俺に話し掛けながら、更に、これからの予定についても説明してくれる。
「テルマリウムの後のご予定でございますが、一旦寝室の方へとお下がり遊ばしてご休憩いただきます。恐らくその後、多少小腹も空かれるかと思いますので、ウェスベルナの準備もしてございますよ」
「まぁ、そのまま二人で一緒に二度目のテルマリウムへと向かわれる場合もあるかと思いますので、そちらの方の準備も万端でございます」
「寝室横には私を呼ぶ為の呼び鈴が……まぁ、この部分については大司教様や、大司教様の侍女達の方が十分に承知されているかと思いますので、詳細はその場でお尋ねくださいませ。それではそろそろ……」
ここまで説明を終えたイリアスは、ドアの向こう側で控えているメイドでも呼び出そうと言うのか、半分振り返りながら、ドアの方に向かって手を打ち鳴らそうとする。
「ちょちょちょちょっと待ったっ!」
俺は、そんなイリアスの行動を何とか食い止めようと、テーブルの反対側から、慌ててイリアスの腕を掴んだのさ。
「……あらっ?」
イリアスは、少し驚いた表情でこちらの方を見ると、なぜだか少し頬を赤らめながら、俺の目を見つめて来る。
「……いやだ、皇子様ったら……こちらの方もお好みですの?」
急に『お姉言葉』になるイリアス。
「いっ! いや、そうじゃ無くって、ちょっと説明で聞き取れない事があったから、ちょっと待ってって! ……って言うかイリアスさんってそっち系?」
俺は掴んでいたイリアスさんの腕を急いで手放すと、軽くバンザイのポーズのままで固まってしまう。
「んもぉ、それならそうとおっしゃっていただければ、いか様にも準備致しましたのにぃ……」
イリアスはなぜか嬉しそうに舌なめずりをしながら、もう一度自分の席に座りなおす。
「はて? 大司教様の報告書には、その様な記載はございませんでしたが……まぁ、大司教様にもミスはあると言う事で……さて、どの様な部分が疑問でございましょうか? 急ぎ、男娼の方もご用意した方が良いと言う事で?」
怪しい笑みを浮かべ、少しぬるくなった紅茶の残りをすするイリアス。
「いやいやいや、そうじゃ無くって、もう、どこから聞けば良いのか、全然分かんないよぉ」
混乱している俺は、とにかく自分の頭をガシガシと掻きむしってみる。
「えぇっとぉ……あのね。イリアスさん……」
「あぁ、皇子様。私の事はイリアスで結構でございます」
ちょっとすっとぼけた表情で、俺の話の腰を折るイリアス。
だから、その小首を傾げるポーズは止めろって!
「あぁ、分かったよ、わかった、イリアス!」
「えぇっとぉ、まずは……そうそう! リーティアがここに来てるの? 確かさっき酔いつぶれてたんじゃ無かったっけ?」
勢い込んで尋ねてみる俺。すると、イリアスはさも当然の様に話し始める。
「えぇ、その様でございましたが、もともとリーティア様は『治療系』の魔法がお得意な方ですので、酔いつぶれると言う事はございませんよ?」
そこまで話したイリアス。ちょっと思い当たる節があったのか、ニヤリとした笑いを浮かべながら話を続ける。
「……ははぁん、皇子様。もしかして、リーティア様に手を出そうとされませんでしたか?」
そう言われて、図星の俺は顔面を引きつらせながら、ちょっと固まる。
「まぁ、少女の浅知恵……と申しましょうかねぇ。酔ったフリをして、皇子様を誘っておられたのでしょう。まぁ怖いこわい。リーティア様も殿方をたぶらかす、一人前の女性と言う事ですかねぇ」
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