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神様は心配性(NL/二穴/快楽責め)
*満足したかい?_1
しおりを挟む何かに引っ張られるような気がしてノイは目を覚ました。
辺りには何もない。真っ白な世界。
「――あ。起きた?」
不意に声のする方を見ると、見覚えのある顔。
他の誰でもない。
ウタだ。
「あ……そうだ! ちょっとなんなの!? あんな風になるなんて、聞いてないわよ!」
勢いよく怒り始めるノイ。
しかし、ウタはニコニコとそれを聞いているだけで、全く気にしていないようだった。
「なんで怒ってるの? ちゃんと事前に練習? したじゃんか」
「変態に襲われるとこだったのよ!! 本当に、危なかったんだから! 助かったから良かったものの、これがもし、本当の赤ずきんだったら……」
ノイは恐ろしくなった。自分はたまたま反撃することが出来た。それに、ライガが助けてくれた。
もし、反撃出来なかったら。相手がもっと、狡猾だったら。そして誰も助けに来てくれなかったら。
赤ずきんは自分から見て幼い。結局、ライガにノエルの年齢は聞かなかった、聞けなかったが、例えライガと同じ年だったとしても、あの義叔父のしでかしたことはあり得ない話だ。勿論、年齢が随分大人であったとしても、だ。
「んー……そっか。ごめんね? 物語を作れると思ったら、そこに気が回ってなかった。反省。でも、あの世界は、もう大丈夫だよ。狩人はやられて、狼が赤ずきんを守るから」
申し訳ないような顔をして、ウタは謝ってみせた。
「……はぁ。次はあんなの嫌よ。悲しくなるじゃない」
「うん、次は、もっと愛され系がいいね!」
「分かってるんだか、分かってないんだか……」
ノイは溜息を吐く。
「あ、忘れてた。ノイ、アレで満足した?」
「へ? アレって?」
「だ、か、ら。狼さんは、淡白だったでしょ? 今のノイが、それに満足出来るのかな? って」
相変わらず、ニコニコしている。
「なっ……ま、満足とか、そういうのじゃないでしょ!?」
思いもよらない問いに、思わず顔が赤くなる。
「僕の出番かな? って思ったから、此処に呼んだんだけどなぁ」
ウタはノイを引き寄せると、着ていた服の中に手を潜らせた。
「きゃっ……! ち、ちょっと!」
「――おかえり、ノイ」
少し低い声で呟いたかと思うと、そのまま空いた片手を腰に回し、キスをする。
「身体は、正直だよ?」
「ふ……ぅ……んっ……」
ノイは背中を撫でられ、声を漏らした。
「や……あ……っ……」
「直ぐ入っちゃうかな? ホラ、もうこんなになってるよ?」
スルスルと、ウタはノイの下腹部に手を滑らせ、秘部に指を入れる。
ヌルヌルとしたソコは、そのままでもモノを受け入れてしまいそうな程、濡れていたのだった。
「あ……っ……ああ……」
立っていることが辛い。思わず、ノイはウタに寄りかかった。
「気持ちいい? 背中痛くないよ。だから、寝転んだら良いんじゃないかな?」
促されるまま、ノイは体勢を変える。
「いっぱい、気持ちよくしてあげようね」
ウタがそう言いながら、ノイのクリを摘むと、甘く痺れる快感が身体に走った。
指でコリコリと擦れば、あっという間に絶頂へと導かれる。
「は……ぁ……っ」
「もっと乱れてくれれば良いのに」
「な……面白がらないで、よ……」
面白そうにするウタが、ノイには面白くない。
「さ、次のお話の準備に、身体、ほぐしておこうね?」
ウタはそう言うと、どこからともなく杖を出し、先で宙をなぞった。
出て来たのは、太くて長めのナニか。
躊躇うことなく、ノイの秘部へと突き刺した。
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