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trace and theorize
准教授と着メロと
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ドアを開けると、そこには眼鏡をかけた人のよさそうな男性が立っていた。
年齢は三十代くらいだろう。カーキ色のチノパンにネルシャツといった格好で、いかにも研究者といった感じを受ける。
「どうぞ、峰樹さん」
「いや、すいません、筒井先生」
筒井理は峰樹に会釈をし、おや、と背後に立つ久能たちに視線を送った。
「どうもです、筒井先生」
ペコリと朱鷺田は頭を下げる。
「あ、あれ? 朱鷺田くんも一緒なのかい。それで……」
「どうも、探偵の久能です」
「探偵?」
はて、と首を傾げる筒井に、「私が依頼人です」と朱鷺田はいう。
「依頼人? 久々利くん関係かい?」
「秤くんが逃走中なのですよ、筒井先生。これは一大事と、この探偵さんに依頼したのです」
その後に、「不本意ですが」と小声で続ける。
「逃走中? ああ、確か実家で不幸があって帰るとかいっていたけどな……」
「嘘です! 私、実家にもいきましたけど、そんな話はナッシングでした」
朱鷺田の訴えに、「それはよくないねぇ」と筒井は顎をさする。
「ですよ、よくないですよ。筒井先生、これはガツンといってやらないと」
「そうだね。今度会ったらいわないとね」
筒井は眠そうに目をこすり、「峰樹さん、コーヒーでよろしいですか? 椅子はそこのを使ってください。朱鷺田くんたちも、好きなところに座ってくれていいからね」という。
ずいぶんのんびりした人だな。それに寝ぐせもすごい。起きたばっかりなのかな。
久能は跳ねた筒井の後頭部を眺めながら、朱鷺田の隣に腰を下ろした。
「朱鷺田くんは?」
「ココアで!」
「うん。そうだね、ココアはやっぱり森永だよね。じゃあ、探偵くんは?」
「あ、じゃあ、僕はコーヒーで」
筒井は慣れた手つきで、カップに湯をそそいでゆく。
「峰樹さん、今更ですけど、朱鷺田くんたちも一緒でかまわんのですか?」
「ええ、かまわんのですよ」
「捜査に関することなんでしょう?」
「そうですね」
峰樹は椅子の背にもたれ、「まあ、僕はそこら辺ゆるゆるなもんでして」と微笑んだ。
「刑事さんがそういうのだから、僕からは特にいうこともないですね。さあ、どうぞ飲みたまえ」
三人の前に、それぞれ湯気の立ち上るカップが置かれる。
「ありがとうございます」
朱鷺田は一番に口をつけ、「アチッ!」と舌を出し、コーラを飲んだ。
「ああ、ホットとアイスのちゃんぽんだ」
筒井はそういいながら、自身のステンレス製のカップを手に椅子に腰かける。
「どちらの件が先ですか?」
筒井の言葉に、どうぞ、と峰樹は久能を見る。
「あ、じゃあ……」
やりづらいな、久能はそう思いながらも、「その久々利さんなんですが、ここに最後に姿を見せたのはいつですか?」と当たり障りのない質問をする。
「いつだったかな……。一週間くらい前のような気もするけど、気のせいかもしれないし……」
どう、と久能は朱鷺田を見る。それに対して、そのくらいですかね、朱鷺田は頷いた。
「その、さっきの話だと、久々利さんは不幸があって実家に帰省したということですが」
「そうだね。おじいちゃんが死んだとか、お兄さんが交通事故にあったとか、猫が出産間近だとか、そんなことをいってたね」
そんなあやふやな。それに猫の出産は不幸じゃないだろ。これは限りなく嘘に近い言い訳とみていいな。
「そうですね。秤くん、猫が好きだから。それは一大事です。でもですね、ニャオちんに出産の予定はありません」
ニャオちん? 久々利くんの飼い猫だろうか。あまりいいネーミングセンスではないし、この娘もなんかズレてるし。
久能は頭を抱える。それを横目に、ヒヒッと峰樹は可笑しそうに腹を抱えた。
「それで、いつ戻るとかっていうのは?」
「うーん……。二週間とか一ヶ月とか、半年とかいってなかったかな……。一年はさすがに駄目だよっていったのは覚えてるんだけどね」
この人、本当に大学教員なのか。なんかえげつないコネでも使って捻じ込んでもらったんじゃないだろうな。
「まあ、うちはそういうところが少し緩いみたいだからね。潘先生にもよくいわれるし」
「いえいえ、そういうところが筒井先生のいいところだと思いますけどね、私は」
朱鷺田はグッと親指を立てる。
そりゃ、こうも頻繁に他大学の朱鷺田が研究室に出入りできるというわけだ。
「他になにか気になることをいってはいませんでしたか?」
「その、女の気配とか!」
「女の気配ねぇ。久々利くんモテるから、そういうのはしょっちゅうだけど。でも、朱鷺田くんは久々利くんの彼女さんなんでしょう?」
「そうです、彼女さんですよ!」
鼻息荒く朱鷺田がいう。
それを見ながら筒井はコーヒーを一口すすり、「なら問題ないんじゃない。君みたいな娘が彼女で、浮気なんてしないと思うよ」と微笑んだ。
「そんな筒井先生。私には秤くんっていうダーリンがいるので、そのようなことをいわれても……」
朱鷺田は気恥ずかしそうに頬を染め、モジモジと胸元のリボンをいじりながら、俯き加減に筒井を見上げた。
「別にそんな意味はないけどな」
参ったね、と筒井は頬を掻く。
君みたいな娘、それは朱鷺田の常軌を逸した嫉妬と行動力を指してはいまいか。
そんなことを考えながら、久能は次の質問を考える。けれどなにも出てこない。
どうしたものか。できることなら、朱鷺田の納得のいく形でこの場を後にしたいものだが。
その時、軽快な電子音が研究室内に響いた。
それは朱鷺田の腰辺りから聞こえてくる。なんだか最近めっきり聞かなくなった音、着メロだ。
「あ!?」
スマートホンを手にした朱鷺田の身体が固まる。画面を見つめた朱鷺田の目が次第にうるうると潤んでゆき、その目から大粒の涙が零れだす。
ど、どうした!?
久能は初めて見る朱鷺田の姿に、「朱鷺田さん!?」と両目を見開く。
「秤くんからです」
「はあ!? ちょっと早く出ないと」
「はい」
朱鷺田は頷き、スマートホンを耳に当てる。
「うん、茜。うん、うん、大丈夫。うん、うん、わかってるよ。うん、恐山。うん、うん……」
朱鷺田は立ち上がり、涙を拭いながら研究室から出ていった。
なんだよ、恐山って!?
久々利くん、もしや君は青森にでもいるのかい? 重すぎる愛ゆえの逃避行、そうじゃないのかい?
「解決したみたいじゃん」
峰樹がニヤニヤとした笑みを久能に向ける。
「そう、なんですかね……」
だとしたら、あの娘の俺への数々の仕打ちやこの数時間はなんだったんだ。
人騒がせなバカップルが。そう心中で口汚く罵りながらも、そうであってほしいと願う久能がいた。
「そうならいいんだけどなぁ。僕の研究室、今、ちょっと人手不足なんだよねぇ」
筒井は目を細め、そう呟いた。
年齢は三十代くらいだろう。カーキ色のチノパンにネルシャツといった格好で、いかにも研究者といった感じを受ける。
「どうぞ、峰樹さん」
「いや、すいません、筒井先生」
筒井理は峰樹に会釈をし、おや、と背後に立つ久能たちに視線を送った。
「どうもです、筒井先生」
ペコリと朱鷺田は頭を下げる。
「あ、あれ? 朱鷺田くんも一緒なのかい。それで……」
「どうも、探偵の久能です」
「探偵?」
はて、と首を傾げる筒井に、「私が依頼人です」と朱鷺田はいう。
「依頼人? 久々利くん関係かい?」
「秤くんが逃走中なのですよ、筒井先生。これは一大事と、この探偵さんに依頼したのです」
その後に、「不本意ですが」と小声で続ける。
「逃走中? ああ、確か実家で不幸があって帰るとかいっていたけどな……」
「嘘です! 私、実家にもいきましたけど、そんな話はナッシングでした」
朱鷺田の訴えに、「それはよくないねぇ」と筒井は顎をさする。
「ですよ、よくないですよ。筒井先生、これはガツンといってやらないと」
「そうだね。今度会ったらいわないとね」
筒井は眠そうに目をこすり、「峰樹さん、コーヒーでよろしいですか? 椅子はそこのを使ってください。朱鷺田くんたちも、好きなところに座ってくれていいからね」という。
ずいぶんのんびりした人だな。それに寝ぐせもすごい。起きたばっかりなのかな。
久能は跳ねた筒井の後頭部を眺めながら、朱鷺田の隣に腰を下ろした。
「朱鷺田くんは?」
「ココアで!」
「うん。そうだね、ココアはやっぱり森永だよね。じゃあ、探偵くんは?」
「あ、じゃあ、僕はコーヒーで」
筒井は慣れた手つきで、カップに湯をそそいでゆく。
「峰樹さん、今更ですけど、朱鷺田くんたちも一緒でかまわんのですか?」
「ええ、かまわんのですよ」
「捜査に関することなんでしょう?」
「そうですね」
峰樹は椅子の背にもたれ、「まあ、僕はそこら辺ゆるゆるなもんでして」と微笑んだ。
「刑事さんがそういうのだから、僕からは特にいうこともないですね。さあ、どうぞ飲みたまえ」
三人の前に、それぞれ湯気の立ち上るカップが置かれる。
「ありがとうございます」
朱鷺田は一番に口をつけ、「アチッ!」と舌を出し、コーラを飲んだ。
「ああ、ホットとアイスのちゃんぽんだ」
筒井はそういいながら、自身のステンレス製のカップを手に椅子に腰かける。
「どちらの件が先ですか?」
筒井の言葉に、どうぞ、と峰樹は久能を見る。
「あ、じゃあ……」
やりづらいな、久能はそう思いながらも、「その久々利さんなんですが、ここに最後に姿を見せたのはいつですか?」と当たり障りのない質問をする。
「いつだったかな……。一週間くらい前のような気もするけど、気のせいかもしれないし……」
どう、と久能は朱鷺田を見る。それに対して、そのくらいですかね、朱鷺田は頷いた。
「その、さっきの話だと、久々利さんは不幸があって実家に帰省したということですが」
「そうだね。おじいちゃんが死んだとか、お兄さんが交通事故にあったとか、猫が出産間近だとか、そんなことをいってたね」
そんなあやふやな。それに猫の出産は不幸じゃないだろ。これは限りなく嘘に近い言い訳とみていいな。
「そうですね。秤くん、猫が好きだから。それは一大事です。でもですね、ニャオちんに出産の予定はありません」
ニャオちん? 久々利くんの飼い猫だろうか。あまりいいネーミングセンスではないし、この娘もなんかズレてるし。
久能は頭を抱える。それを横目に、ヒヒッと峰樹は可笑しそうに腹を抱えた。
「それで、いつ戻るとかっていうのは?」
「うーん……。二週間とか一ヶ月とか、半年とかいってなかったかな……。一年はさすがに駄目だよっていったのは覚えてるんだけどね」
この人、本当に大学教員なのか。なんかえげつないコネでも使って捻じ込んでもらったんじゃないだろうな。
「まあ、うちはそういうところが少し緩いみたいだからね。潘先生にもよくいわれるし」
「いえいえ、そういうところが筒井先生のいいところだと思いますけどね、私は」
朱鷺田はグッと親指を立てる。
そりゃ、こうも頻繁に他大学の朱鷺田が研究室に出入りできるというわけだ。
「他になにか気になることをいってはいませんでしたか?」
「その、女の気配とか!」
「女の気配ねぇ。久々利くんモテるから、そういうのはしょっちゅうだけど。でも、朱鷺田くんは久々利くんの彼女さんなんでしょう?」
「そうです、彼女さんですよ!」
鼻息荒く朱鷺田がいう。
それを見ながら筒井はコーヒーを一口すすり、「なら問題ないんじゃない。君みたいな娘が彼女で、浮気なんてしないと思うよ」と微笑んだ。
「そんな筒井先生。私には秤くんっていうダーリンがいるので、そのようなことをいわれても……」
朱鷺田は気恥ずかしそうに頬を染め、モジモジと胸元のリボンをいじりながら、俯き加減に筒井を見上げた。
「別にそんな意味はないけどな」
参ったね、と筒井は頬を掻く。
君みたいな娘、それは朱鷺田の常軌を逸した嫉妬と行動力を指してはいまいか。
そんなことを考えながら、久能は次の質問を考える。けれどなにも出てこない。
どうしたものか。できることなら、朱鷺田の納得のいく形でこの場を後にしたいものだが。
その時、軽快な電子音が研究室内に響いた。
それは朱鷺田の腰辺りから聞こえてくる。なんだか最近めっきり聞かなくなった音、着メロだ。
「あ!?」
スマートホンを手にした朱鷺田の身体が固まる。画面を見つめた朱鷺田の目が次第にうるうると潤んでゆき、その目から大粒の涙が零れだす。
ど、どうした!?
久能は初めて見る朱鷺田の姿に、「朱鷺田さん!?」と両目を見開く。
「秤くんからです」
「はあ!? ちょっと早く出ないと」
「はい」
朱鷺田は頷き、スマートホンを耳に当てる。
「うん、茜。うん、うん、大丈夫。うん、うん、わかってるよ。うん、恐山。うん、うん……」
朱鷺田は立ち上がり、涙を拭いながら研究室から出ていった。
なんだよ、恐山って!?
久々利くん、もしや君は青森にでもいるのかい? 重すぎる愛ゆえの逃避行、そうじゃないのかい?
「解決したみたいじゃん」
峰樹がニヤニヤとした笑みを久能に向ける。
「そう、なんですかね……」
だとしたら、あの娘の俺への数々の仕打ちやこの数時間はなんだったんだ。
人騒がせなバカップルが。そう心中で口汚く罵りながらも、そうであってほしいと願う久能がいた。
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