27 / 144
ついに… side悠
放課後
しおりを挟む
どうしてこういう時に限って時間が経つのが早いのか…。
心の準備なんて全然できてない。
どうしよう…。
担任が今日最後の話をしている。
そろそろ終わるのか教壇の上を片付けながら話す。
「というわけで、今日は終わり。さいなら~」
「さよなら~」
挨拶が終わり、荷物をまとめる。
「悠準備できた?」
「…もうちょっと待って」
「はいよ」
心の準備がまだできていません!
なんて言える訳もなく…準備が終わったのを見計らって和哉が俺の腕を掴み、空き教室へと向かう。
どこの空き教室を使うのか疑問だったが、人がほとんど来ることの無い3階の端の空き教室を選んでくれた。
「で、人がいないところに来たけど言いたいことって何?」
キラキラした目で言うなっ!
そんなお前からしたらいい事じゃないし断るかもしれないんだぞ!?
そう思いながらも心を整え、深呼吸をして一言目を発する。
「あの、さ…和哉?今から言うことに正直に言って欲しいんだけど……」
「何?」
「あの……、俺さ、和哉の事、好きなんだよね……番にして欲しいって思うくらいには……」
チラッと様子を伺うと驚いたような顔をして俺をじっと見てる。
「番に…?」
「あの…っ!無理に、でもないし、同情ででもない。今まで接してきて好きになった…」
本当の初恋はその前の助けられた時。
でも多分和哉は覚えてないだろうから、あえて俺は言わない。
「番ね…」
「あの…、運命の番を探すのは別にいいしっ!それに付き合う…?し!和哉のすることとか何も言わない!別に生活に入っていきたいとか考えてないから…っだならっ!」
「悠そこまで焦って言わなくてもいいよ」
クスクスと笑いながら俺の頬に優しく触れる和哉。
「うん。そこまで言うのならいいよ。番」
「ほ、本当!?」
「うん。ただ、その代わり、運命の番に会っても向こうも番がいるかもしれない。番が居たら双方分かりづらいし、もう生活はあるからその事に関しては何も言わないで見守って欲しい。それでもいい?」
「うん…っ!うん……っ、ありがとう……っ」
俺は感極まって泣いてしまった。
「泣かないで…。悠はいつ発情期なの?」
「ぇと…、予定では…来週末……」
「じゃあその時に番おう?」
「うん…本当にありがとう……」
条件があったとしても、俺はこの気持ちさえあればやっていける。
この時の俺はそう信じて疑わなかった。
心の準備なんて全然できてない。
どうしよう…。
担任が今日最後の話をしている。
そろそろ終わるのか教壇の上を片付けながら話す。
「というわけで、今日は終わり。さいなら~」
「さよなら~」
挨拶が終わり、荷物をまとめる。
「悠準備できた?」
「…もうちょっと待って」
「はいよ」
心の準備がまだできていません!
なんて言える訳もなく…準備が終わったのを見計らって和哉が俺の腕を掴み、空き教室へと向かう。
どこの空き教室を使うのか疑問だったが、人がほとんど来ることの無い3階の端の空き教室を選んでくれた。
「で、人がいないところに来たけど言いたいことって何?」
キラキラした目で言うなっ!
そんなお前からしたらいい事じゃないし断るかもしれないんだぞ!?
そう思いながらも心を整え、深呼吸をして一言目を発する。
「あの、さ…和哉?今から言うことに正直に言って欲しいんだけど……」
「何?」
「あの……、俺さ、和哉の事、好きなんだよね……番にして欲しいって思うくらいには……」
チラッと様子を伺うと驚いたような顔をして俺をじっと見てる。
「番に…?」
「あの…っ!無理に、でもないし、同情ででもない。今まで接してきて好きになった…」
本当の初恋はその前の助けられた時。
でも多分和哉は覚えてないだろうから、あえて俺は言わない。
「番ね…」
「あの…、運命の番を探すのは別にいいしっ!それに付き合う…?し!和哉のすることとか何も言わない!別に生活に入っていきたいとか考えてないから…っだならっ!」
「悠そこまで焦って言わなくてもいいよ」
クスクスと笑いながら俺の頬に優しく触れる和哉。
「うん。そこまで言うのならいいよ。番」
「ほ、本当!?」
「うん。ただ、その代わり、運命の番に会っても向こうも番がいるかもしれない。番が居たら双方分かりづらいし、もう生活はあるからその事に関しては何も言わないで見守って欲しい。それでもいい?」
「うん…っ!うん……っ、ありがとう……っ」
俺は感極まって泣いてしまった。
「泣かないで…。悠はいつ発情期なの?」
「ぇと…、予定では…来週末……」
「じゃあその時に番おう?」
「うん…本当にありがとう……」
条件があったとしても、俺はこの気持ちさえあればやっていける。
この時の俺はそう信じて疑わなかった。
14
あなたにおすすめの小説
僕の幸せは
春夏
BL
【完結しました】
【エールいただきました。ありがとうございます】
【たくさんの“いいね”ありがとうございます】
【たくさんの方々に読んでいただけて本当に嬉しいです。ありがとうございます!】
恋人に捨てられた悠の心情。
話は別れから始まります。全編が悠の視点です。
流れる星、どうかお願い
ハル
BL
羽水 結弦(うすい ゆずる)
オメガで高校中退の彼は国内の財閥の一つ、羽水本家の次男、羽水要と番になって約8年
高層マンションに住み、気兼ねなくスーパーで買い物をして好きな料理を食べられる。同じ性の人からすれば恵まれた生活をしている彼
そんな彼が夜、空を眺めて流れ星に祈る願いはただ一つ
”要が幸せになりますように”
オメガバースの世界を舞台にしたアルファ×オメガ
王道な関係の二人が織りなすラブストーリーをお楽しみに!
一応、更新していきますが、修正が入ることは多いので
ちょっと読みづらくなったら申し訳ないですが
お付き合いください!
君に不幸あれ。
ぽぽ
BL
「全部、君のせいだから」
学校でも居場所がなく、家族に見捨てられた男子高校生の静。
生きる意味を失いかけた時に屋上で出会ったのは、太陽に眩しい青年、天輝玲だった。
静より一つ年上の玲の存在は、静の壊れかけていた心の唯一の救いだった。
静は玲のことを好きになり、静の告白をきっかけに二人は結ばれる。
しかしある日、玲の口から聞いた言葉が静の世界を一瞬で反転させる。
玲に対する感情は信頼から憎悪へと変わった。
それから十年。
かつて自分を救った玲に再会した静は玲に対して同じ苦しみを味合わせようとする。
運命よりも先に、愛してしまった
AzureHaru
BL
幼馴染で番同士の受けと攻め。2人は運命の番ではなかったが、相思相愛だった。そんな時、攻めに運命の番が現れる。それを知った受けは身籠もっていたが、運命の番同士の子供の方が優秀な者が生まれることも知っており、身を引く事を決め姿を消す。
しかし、攻めと運命の番の相手にはそれぞれに別の愛する人がいる事をしり、
2人は運命の番としてではなく、友人として付き合っていけたらと話し合ってわかれた。
その後、攻めは受けが勘違いしていなくなってしまったことを両親達から聞かされるのであった。
売れ残りオメガの従僕なる日々
灰鷹
BL
王弟騎士α(23才)× 地方貴族庶子Ω(18才)
※ 第12回BL大賞では、たくさんの応援をありがとうございました!
ユリウスが暮らすシャマラーン帝国では、平民のオメガは18才になると、宮廷で開かれる選定の儀に参加することが義務付けられている。王族の妾となるオメガを選ぶためのその儀式に参加し、誰にも選ばれずに売れ残ったユリウスは、国王陛下から「第3王弟に謀反の疑いがあるため、身辺を探るように」という密命を受け、オメガ嫌いと噂される第3王弟ラインハルトの従僕になった。
無口で無愛想な彼の優しい一面を知り、任務とは裏腹にラインハルトに惹かれていくユリウスであったが、働き始めて3カ月が過ぎたところで第3王弟殿下が辺境伯令嬢の婿養子になるという噂を聞き、従僕も解雇される。
あなたと過ごせた日々は幸せでした
蒸しケーキ
BL
結婚から五年後、幸せな日々を過ごしていたシューン・トアは、突然義父に「息子と別れてやってくれ」と冷酷に告げられる。そんな言葉にシューンは、何一つ言い返せず、飲み込むしかなかった。そして、夫であるアインス・キールに離婚を切り出すが、アインスがそう簡単にシューンを手離す訳もなく......。
【完結】end roll.〜あなたの最期に、俺はいましたか〜
みやの
BL
ーー……俺は、本能に殺されたかった。
自分で選び、番になった恋人を事故で亡くしたオメガ・要。
残されたのは、抜け殻みたいな体と、二度と戻らない日々への悔いだけだった。
この世界には、生涯に一度だけ「本当の番」がいる――
そう信じられていても、要はもう「運命」なんて言葉を信じることができない。
亡くした番の記憶と、本能が求める現在のあいだで引き裂かれながら、
それでも生きてしまうΩの物語。
痛くて、残酷なラブストーリー。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる