68 / 132
玲衣と先輩の関係 side…。
梨衣から見た関係 2
しおりを挟む
たまに突き刺さる視線。
それはいつも玲衣に抱きついている時。
コソッと見ると、ほらやっぱり。
はらっちゃんがこちらを見ている。
いや、睨みつけている、の方が正しい。
αであるはらっちゃん改め、菊原亜月はβである私の双子の弟、玲衣の事が好き。
しかし玲衣は、αだからいつかは番を見つけると半ば諦めている。
私にαの感情なんか分からないけど、玲衣の感情くらいは少しだけわかる。
αとΩにはほぼ絶対と言える絆が目に見える形である。
しかしβである私達はそこに入るどころか枠外、つまり論外なのである。
だからこそ、相手の気持ちが、感情が怖い。
いつかは離れると思っているから怖いのに、それに気付かない。
悠にも言えることだけど、αは執着心が強い。
それを割り切れずに「番」というもので縛ると私は思う。
弱いのはαの方であって、Ωではない。
βだってαとΩの間に居られていると私は思う。
でもそれを分かってなくて諦めるのは私には理解できない。
諦めるより先に努力した方がいいと思う。
だから玲衣とはらっちゃんには頑張っていただきたい。
私は決して反対している訳では無いし、邪魔をしようとは思わない。
少し荒波が欲しいだけだよ☆
それはいつも玲衣に抱きついている時。
コソッと見ると、ほらやっぱり。
はらっちゃんがこちらを見ている。
いや、睨みつけている、の方が正しい。
αであるはらっちゃん改め、菊原亜月はβである私の双子の弟、玲衣の事が好き。
しかし玲衣は、αだからいつかは番を見つけると半ば諦めている。
私にαの感情なんか分からないけど、玲衣の感情くらいは少しだけわかる。
αとΩにはほぼ絶対と言える絆が目に見える形である。
しかしβである私達はそこに入るどころか枠外、つまり論外なのである。
だからこそ、相手の気持ちが、感情が怖い。
いつかは離れると思っているから怖いのに、それに気付かない。
悠にも言えることだけど、αは執着心が強い。
それを割り切れずに「番」というもので縛ると私は思う。
弱いのはαの方であって、Ωではない。
βだってαとΩの間に居られていると私は思う。
でもそれを分かってなくて諦めるのは私には理解できない。
諦めるより先に努力した方がいいと思う。
だから玲衣とはらっちゃんには頑張っていただきたい。
私は決して反対している訳では無いし、邪魔をしようとは思わない。
少し荒波が欲しいだけだよ☆
応援ありがとうございます!
1
お気に入りに追加
504
1 / 5
この作品を読んでいる人はこんな作品も読んでいます!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる