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受験

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試験が終わって3週間後、ついに合否が学校に届いたと担任に言われた。
俺は和哉と一緒に職員室に向かった。

「先生、来ました」
「おぉ、来たか。じゃあ早速だが伝えさせていただく」
「はい、お願いします」
「まずは壱城な。合格だ、おめでとう」
「ありがとうございます」

和哉は合格と書かれた髪を受け取った。

「次に新垣だが…」

担任が少し間を置いた。
実は合格していないのか、分からないが変な間が流れる。

「…見事合格だ。しかもΩの中で1番優秀だったからと奨学金を頂けるみたいだ」
「…え、本当ですか!?」
「あぁ、おめでとう」
「……っ、ありがとうございます!」

俺は和哉に抱きついて嬉しさのあまり泣いてしまった。
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