《SSTG》『セハザ《no1》-(3)-』

AP

文字の大きさ
12 / 55

第12記

しおりを挟む
 ―――――瞼《まぶた》を開く・・・そんな目が醒めた一瞬の、その青年の黒い瞳は彷徨《さまよ》う・・・。
何をしていたのか・・の答えを探して・・・そうだ・・、なにかの大きな影が突っ込んで来たんだ―――――次第に目の合い始める焦点の―――――――はっきりとしてきた視界にふと入った・・・傍で、倒れている人の姿―――――――
目に留めていたのは――――――変わり果てたように、倒れたその女性の―――――――横顔が、半眼に虚空を見つめている

「あ、あ、ぁあ・・・っ・・・!・・!!!?」
青年の表情が豹変《ひょうへん》した、突然あえぎ始めたのをケイジは見ていた。
ショックを受けたようだ、喘ぎ始めるそいつへ歩み寄るEPFが気遣う。
「落ち着け少年、」
「ぁ・・っかはっ・・・!・・げほっ・・!げほ!」
「落ち着いて呼吸をしろ。もう安心だ。」

「がはっ・・・はっ・・はっ・・は・・!はぁっ・・!!・・・・・・っ・・!!」
彼は肩を、背中をさすってやる・・・――――――

まあ、知り合いだったらショックだろうな。
EPFのこいつは気づいてないかもしれないが、そこで転がってる女の仰向けの姿には。
ケイジは、耳元を抑えつつ、顔を背けつつ小声で話す・・。
「・・なぁ、救護班まだかよ?」
『そっちへ向かってる。こっちも大体は、ゴタゴタが終わって良かったよ。さすがEPFというべきでね、良いデータが採れてそうだ、』
「なにがあったんだ?」
・・ケイジが近づいて見下ろす・・・その女の姿を改めて眺めていて、わかるのは為す術《すべ》もなく気絶させられたって感じぐらいだ。
『――――後で詳しく説明するよ。あ、倒れてる犯人とかには触っちゃダメだよ。』
「わかってるよ、勝手に触ったら怒られるんだろ?」
『そう、法的に問題がある』
現場を荒らして『証拠がー』とか言われるなら、どうしようもねぇし、めんどくせぇ――――――
「・・ミリアとガイたちは、どうなんだよ?」
「ん?彼らは目の前で見れたよね。EPFが人前で武力行使するのはかなり珍しいんだから、貴重な体験だよ、」
「・・・」
「あぁ、彼らは無事だよ。心配しなくていい、」
「心配してねぇし、――――――


―――――・・ケイジは、視界に入る―――――ふと気が付く・・・その喘《あえ》いでいた青年の、なにか―――――違和感―――――

その青年は、相変わらず咳き込み乱れた苦し気な顔をしているが――――たまにわずかに開く瞼《まぶた》が―――目の、双眸《そうぼう》の色が・・黒・・よりも、僅かに変わっている・・・?・・――――――気のせいかと思ったが―――――明らかに黒ではない色へ、変わる・・・・違う、色とかじゃない―――――

―――――おい、」
ケイジが口を開いたのを、EPFのそいつは気が付き、ケイジの視線の先を見る・・・――――――――

―――――――微細な光、彼の目の周囲に集約していくような

――――――細かなまばらな光が、次第に、微細に大きくなっていく―――――――それで、瞳が色づく・・・――――――複雑な光輝が押し込められたような光の反射は一瞬で消え・・・微かな青い煌めきを残して、目の表面に一瞬で広がる涙のように、激情で歪んだ瞳の奥に――――――定着する――――――2つ目の虹彩が創られていく青い光――――――それは融《と》ける
それは―――――ほんの一瞬だ

「――――――・・特能力者か。」
そいつ、EPFのそいつの声が、落ち着き払っていた。
だが手を止めて、逡巡《しゅんじゅん》したようだ、そいつの身体に触れる手を、気遣っていた手を止めて―――――EPFのそいつは僅かに、確かに、静かな動きで半身《はんみ》への足の重心を移した――――――ケイジは視界の端で、その動きを一瞬見た。

ケイジも、ほぼ同時に、既に僅かに腰を落としていたのは、率直な勘だ・・・。

『ケイジ君、少し警戒を、発現者だ』
言われる前に、そりゃ警戒はする・・・。

あいつが攻撃してくる、とは限らない、が・・・。
ケイジが見据えている青年、未だ、深く喘《あえ》ぐ呼吸が治まらない男。
『発見時の対処プロトコル手順通りに行こう。この場合は、先ず会話を試みる、べきなんだが。意思疎通ができるか確認しないと、ああ、でも今はとても興奮しているから、落ち着かせないとな、あ、発現による危険性はとても低いはずだからそれも頭に入れておこう、』
アミョの声もちょっと慌てているようだが。

「はぁっ・・はぁっ・・・はぁっ・・!!」
・・苦しげだった青年の呼吸は次第にペースをつかんでいっている・・だが、青年の目は、さらに強い青い光へ変わっていくように感じる――――少しずつ、薄い青色から淡い青色へ・・・。

「落ち着け少年。深く息を吸いなさい。ここに敵はいない。」
EPFのそいつはなるべく優しい口調で声を掛ける。
神経を逆なでしないよう気を付けているのは、ケイジにもわかった。

『0.1%未満、発現現象で他人に危害を与えられる能力を持っている確率だ。危害を加えられる可能性は低い、必要以上には緊張しないで、でも油断はしないで、』
どっちだよ、とケイジは口には出さないが。

その辺のデリケートそうなのはEPFのそいつに任せる・・・が、こいつは間違いなく『発現者』で。
ケイジが感じる今の最大の疑問は、『こいつには、何ができるのか?』だ。
もしナイフ一本でも持っていれば危険なのは当たり前だが。
さらに完成している特能力者だったなら、尚更、こっちを本気で恨むようなヤツだとしたら、もっとヤバイ。

『はい、発現者と接触したようです。ええ、一般人の。EPFもいますから、様子を見て、ええ――――』
アミョが通信を切り忘れていたようだが、その声も途中で消えた。

「危害を与える者もいないんだ。落ち着いて、息を吸え、集中して、」
お前がやったんだけどな、とEPFのそいつへ思わず思ったケイジは口には出さないが――――――

―――――光・・・目の中、揺らぐ青い光・・分裂するように、他の色を吸い混ざるような、融けて揺らぐような光・・・まどろみを覚えるような光の動き・・・―――――――ゆらりと、起き上がっていた彼の――――――・・・そいつが両足で、立っていたのを――――――ケイジが気が付いたのは、そいつが既に立っていた後だった。

それに気づいても―――――――その両目の中で動く光が、なぜか気になる―――――――そいつは、俯き自分の両目を片腕で抑えた・・・不意に、歯を強く食いしばった・・・込み上げる物を、その形相からも激情が漏れ出るようで―――――――

EPFのあいつが手を伸ばす・・・わずかに距離を取っていたEPFのあいつ、青年の垂れた震えた手へ、手を伸ばそうとした・・・――――――

「・・パを・・・チーパを・・!・・・チーパを!!?!!」
彼から漏れ出た言葉は――――――『それ』か――――――
「まて・・・!」

「チーパを・・なんで・・・っ・・・!・・・?・・」
悲痛の音でしかない・・・涙の熱さを、感じさせる―――――――――
緑色の光の――――・・・いや、・・ん・・・・・青色の瞳――――――・・だろ・・・?

―――――――それは青色でしかない瞳―――――その燐光《りんこう》を、揺蕩《たゆた》う・・青光の瞳――――――――

「チーパと言うのか?彼女は・・・?」
「チーパも!EPFが・・・!!?」
拒絶の叫びが耳を突く――――――

腕の奥からはっきり見えた強い目を、青光の瞳を彼はEPFに向けて据えた――――――

「落ち着け少年!」
差し出そうとしていた手のひらを前方へ、大きく開いて見せたEPFの彼は、青年を治めるための構え、距離を留め、お互いに動くべきじゃないとその動きで伝える。


・・舌打ちが漏れるケイジは既に、EPFの彼の後ろより距離を取った場所に動いていた。
何が起きても対応できる距離、その2人が何をやらかしてもいい距離で、2人の様子から目を離さずに―――――

―――――これは、感じ、・・・めちゃめちゃ、わかりやすい展開だ。
―――――――EPFのあいつ、それに吹っ飛ばされたそいつがキレて、怒っている。
んで、たぶん倒した女とも知り合いだ、仲間だった可能性もある。

そしたら、あのEPFの野郎はどうすんだ・・・?

ただの民間人を相手に手を出すか?―――――『あいつ』はまだ無害だ、何もやっていない、ただ『キレている』だけだ――――――なら力づくで拘束しても、後でめんどくさいことになりそうだ。

もし、あいつが本当に特能力者なら?――――――次の瞬間には何かが起こるかもしれない、油断すりゃあ懐《ふところ》に入られるなり、尖ったナイフで身体のどこかを突き刺すかもしれない、そうなりゃ絶対にめんどくさい・・・いや、逆にわかりやすいかもしれないが―――――――犯罪者は制圧するだけだ、って・・・。
てことは・・・。
―――――手を出すなよ・・!」
強い声でEPFのあいつが、こっちへ言って寄越した。
顔は見えない、ケイジはそいつの背中を見て、口を閉じたが。
『彼に任せよう、マニュアルはEPFとも共有しているから』
アミョからの声に――――――
―――――ケイジは、頷く代わりに口元を強く笑ませていた。

はぁ・・っ、と震える肺の奥へ息を吸い込んで。
呼吸の奥から息を吐く―――――

――――――ふと
―――――強い笑みが薄まるのは。

――――――思い出したからだ。
・・すげぇめんどい・・・ミリアの怒り顔だ。
うちのリーダーミリアに怒られるのが、一番めんどいんだった。


「少年、落ち着いて。今この状況は、ゆっくりと話し合い、語らう状況だ。そうだ。安全だ。君はもう安全だ。ちゃんと息を整えて・・、」
「・・チーパを・・・!チーパを、チーパを・・・!チーパを!!」
急激に声を荒げ始める青年の。
「落ち着け少年!」
「おれは!・・おれはっ・・!・・・おれはっ・・!!・・!おれ・・はっ・・!!??」
心臓を鷲掴《わしづか》むかのような彼の激情を。
「生きている!」
真っ向から返すEPFを・・・。
「おれは・・・っ・・!・・・、・・・?・・・」
「彼女は、生きている・・・――――――

―――――――?
そう。
ケイジが感じた・・。

――――――彼の表情が、すとん、と一瞬抜けたように見えた。

些細な、『なにか』だ。
いや、些細だったのか・・?
小さな羽虫が耳の傍を掠めるように通ったかのような。

左耳から、ぞくりとする『なにか』・・・ぴくりと目を左へ移すと、一瞬でひどく冷静になる・・ような、感覚があった。
現実に引き戻されていくような『なにか』・・・・見ているべきは、白熱している彼らの様子なのだが、・・なんだ、なにか・・・『違和感』・・・?・・いや・・・、変化・・・・なにかが、違う・・どうしようもない些細な違和感・・それが、『変化』―――――――『なにか』が変わっていっているような・・・今も、現在も、うつろう・・・―――――――――
足元が揺れるような・・・重力を失うような・・・それも、なにかの変化か――――――

そいつの・・・瞳に宿る、青い燐光《りんこう》の・・・『うつろい』・・再び・・・『構成』する、集約する青光が白んで『青く虹色』に――――融ける―――――『黒く虹色』――――へ瞬間、『堕ちて、溜まる』―――――――

『・・ケイジ、少し離れた方が良い・・』
――――リース

彼らの光景に留まる、2点の緑色の燐光《りんこう》を直視している、自分―――――――

「――――離れろ・・!」
認識した、ケイジが声を飛ばした。

EPFの奴が瞬間に後ろへ大きめに跳ぶ・・・!
距離を青年から更に離して。

より凶暴な感情が、攻撃性を増す―――――
青年の、彼の、それは――――――

―――――――床を蹴るように――――――踵《きびす》を返し前のめりに走り出す、もつれかけ、突然のよろめいた足に力を入れて、彼は物が散らばる床の上を――――――ガタガタンっと物に身体をぶつけても走って、誰もがいなくなった向こうへ―――――EPFの影が、一瞬で目の前に現れた、その大きな影から―――――――――必死で床をたたら踏み、足をもつれさせながら、向きを変えて――――全身が痺れ過ぎて、痙攣《けいれん》しそうな感覚の中で、それでも全身に力を入れて、踏ん張って、走った―――――――


「―――――あ、」
声を漏らしたEPFの彼は。
その青年の後ろ姿を目で追いかけていたが。
どたんばたんと。
走って行ったその姿が、角に隠れて見えなくなった。

まるで扉に身体を叩きつける勢いで、飛び出していったかのような青年を、見送っていたのだが。
・・・そのフロアでは、カラカラカラ・・と、拳銃が今も床の上で滑り回っていたが、それはEPFのそいつが蹴り出したものだ。

それは女が持っていた拳銃で、床の上で転がったままにしていたので、危険を察知して取らせまいと大きく蹴り出したのだ。
だがまあ、なんというか、あの青年はそれが目的ではなかったようで、目もくれずに方向を変えて角の向こうへ走って行った。
向こうでカカン、シャシャシャっ・・・と、と壁かなにか硬いものかに拳銃が跳ね返った音がしてた。

そう。

――――ふむ。」
その音を聞いてEPFの彼は、1つ頷いた。

それから、同じフロアでそこにいる、もう1人の青年へ振り返った。

さっき会ったばかりの奴だが、まあ、その特務協戦のそいつはこっちを見ていて、何も言ってこないが、じっ・・・とこっちを見ていた。
ついでに、その床に倒れている怪我人の女は、仰向けに呼吸はしているが、失神したままだ。

『おい、モービ―。モービ―っ、聞こえてんのか、おい・・!なにぼうっとしてんだ・・!なにか影響があったのか――――――』
耳元からは少し興奮したオペレーターの、ケラッチの声がさっきから聞こえているが。

――――――彼は息を吸い、・・ふうぅぅ・・・っと胸の奥まで息を吐きつつ。
背を起こすと、それから、ぽりぽり、頭を掻き始めた。

それから。
「ああ~、わかってるわかってる。そうだなぁ・・・。・・・なあ、」
と、ケイジに声を掛ける彼は。
「『逃がした』?って、報告するか?」
って、EPFのそいつがはっきり言ってきたので。
「逃がしたな。」
って、ケイジはちゃんと彼へ言い返しといた。

「マジか、」
ってそう、他人事《ひとごと》のようにEPFのそいつは驚いて、あっちの出入り口の方をもう一度、二度見のように振り返っていた。

しおりを挟む
感想 0

あなたにおすすめの小説

どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~

さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」 あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。 弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。 弟とは凄く仲が良いの! それはそれはものすごく‥‥‥ 「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」 そんな関係のあたしたち。 でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥ 「うそっ! お腹が出て来てる!?」 お姉ちゃんの秘密の悩みです。

JKメイドはご主人様のオモチャ 命令ひとつで脱がされて、触られて、好きにされて――

のぞみ
恋愛
「今日から、お前は俺のメイドだ。ベッドの上でもな」 高校二年生の蒼井ひなたは、借金に追われた家族の代わりに、ある大富豪の家で住み込みメイドとして働くことに。 そこは、まるでおとぎ話に出てきそうな大きな洋館。 でも、そこで待っていたのは、同じ高校に通うちょっと有名な男の子――完璧だけど性格が超ドSな御曹司、天城 蓮だった。 昼間は生徒会長、夜は…ご主人様? しかも、彼の命令はちょっと普通じゃない。 「掃除だけじゃダメだろ? ご主人様の癒しも、メイドの大事な仕事だろ?」 手を握られるたび、耳元で囁かれるたび、心臓がバクバクする。 なのに、ひなたの体はどんどん反応してしまって…。 怒ったり照れたりしながらも、次第に蓮に惹かれていくひなた。 だけど、彼にはまだ知られていない秘密があって―― 「…ほんとは、ずっと前から、私…」 ただのメイドなんかじゃ終わりたくない。 恋と欲望が交差する、ちょっぴり危険な主従ラブストーリー。

父親が再婚したことで地獄の日々が始まってしまいましたが……ある日その状況は一変しました。

四季
恋愛
父親が再婚したことで地獄の日々が始まってしまいましたが……ある日その状況は一変しました。

邪神の祭壇へ無垢な筋肉を生贄として捧ぐ

BL
鍛えられた肉体、高潔な魂―― それは選ばれし“供物”の条件。 山奥の男子校「平坂学園」で、新任教師・高尾雄一は静かに歪み始める。 見えない視線、執着する生徒、触れられる肉体。 誇り高き男は、何に屈し、何に縋るのか。 心と肉体が削がれていく“儀式”が、いま始まる。

上司、快楽に沈むまで

赤林檎
BL
完璧な男――それが、営業部課長・**榊(さかき)**の社内での評判だった。 冷静沈着、部下にも厳しい。私生活の噂すら立たないほどの隙のなさ。 だが、その“完璧”が崩れる日がくるとは、誰も想像していなかった。 入社三年目の篠原は、榊の直属の部下。 真面目だが強気で、どこか挑発的な笑みを浮かべる青年。 ある夜、取引先とのトラブル対応で二人だけが残ったオフィスで、 篠原は上司に向かって、いつもの穏やかな口調を崩した。「……そんな顔、部下には見せないんですね」 疲労で僅かに緩んだ榊の表情。 その弱さを見逃さず、篠原はデスク越しに距離を詰める。 「強がらなくていいですよ。俺の前では、もう」 指先が榊のネクタイを掴む。 引き寄せられた瞬間、榊の理性は音を立てて崩れた。 拒むことも、許すこともできないまま、 彼は“部下”の手によって、ひとつずつ乱されていく。 言葉で支配され、触れられるたびに、自分の知らなかった感情と快楽を知る。それは、上司としての誇りを壊すほどに甘く、逃れられないほどに深い。 だが、篠原の視線の奥に宿るのは、ただの欲望ではなかった。 そこには、ずっと榊だけを見つめ続けてきた、静かな執着がある。 「俺、前から思ってたんです。  あなたが誰かに“支配される”ところ、きっと綺麗だろうなって」 支配する側だったはずの男が、 支配されることで初めて“生きている”と感じてしまう――。 上司と部下、立場も理性も、すべてが絡み合うオフィスの夜。 秘密の扉を開けた榊は、もう戻れない。 快楽に溺れるその瞬間まで、彼を待つのは破滅か、それとも救いか。 ――これは、ひとりの上司が“愛”という名の支配に沈んでいく物語。

同じアパートに住む年上未亡人美女は甘すぎる。

ピコサイクス
青春
大学生の翔太は、一人暮らしを始めたばかり。 真下の階に住むのは、落ち着いた色気と優しさを併せ持つ大人の女性・水無瀬紗夜。 引っ越しの挨拶で出会った瞬間、翔太は心を奪われてしまう。 偶然にもアルバイト先のスーパーで再会した彼女は、翔太をすぐに採用し、温かく仕事を教えてくれる存在だった。 ある日の仕事帰り、ふたりで過ごす時間が増えていき――そして気づけば紗夜の部屋でご飯をご馳走になるほど親密に。 優しくて穏やかで――その色気に触れるたび、翔太の心は揺れていく。 大人の女性と大学生、甘くちょっぴり刺激的な同居生活(?)がはじまる。

屈辱と愛情

守 秀斗
恋愛
最近、夫の態度がおかしいと思っている妻の名和志穂。25才。仕事で疲れているのかとそっとしておいたのだが、一か月もベッドで抱いてくれない。思い切って、夫に聞いてみると意外な事を言われてしまうのだが……。

彼の言いなりになってしまう私

守 秀斗
恋愛
マンションで同棲している山野井恭子(26才)と辻村弘(26才)。でも、最近、恭子は弘がやたら過激な行為をしてくると感じているのだが……。

処理中です...