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第2章 騎士の夢 BLADE RUNNER
第47話 フリークス遭遇(2)
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「はい、もういいよ」
俺の腕を曲げたりしながら診ていた白衣を着た金髪の男、ラビラトス・トラスナー(通称ラビー)はそう言ってコンピュータに何かを記録した。
「異常はなかったか?」
「ないね、全然…どうしてまた診てくれなんて言うんだい?」
「いや、さっきの戦闘で体にどんな負担をかけたかと思って、早いうちに」
「戦闘機の機動で? そんな事あるのかい、体に異常がでるなんて」
「人間界の戦闘機はな、魔法で緩衝とかしていないから、結構来るんだよ、負担が」
俺こと朽木光男の実体験である。きつい。マジきつい。
「まあなんにせよ、大丈夫だよ」
「そうか…入っていいぞ、アヴェント」
診察室の扉が開き、アヴェントが入ってきた。
「どうだ、容態は」
「全然大丈夫らしい…あれ、オールは?」
「格納庫に、機体のチェックだそうだ」
「ああ、そういや頼んでいたっけ」
あの戦闘の後、俺は近江山城の医務室に来ていた。理由は分かるとおり、戦闘による体の負担だ。
「しかし、本当にありがとう光男。本当に助かった、しかし何故こちらが攻撃できないと?」
「琵琶湖の沖島から出るとき、火器管制担当がいなかったから。おかしいと思ってな。そうだアヴェント、予定を」
「早めた方がいいと? もちろんだ。今、近江山城は時速300キロ、経済巡航速度範囲ギリギリでレバリスクに向かっている」
「到着予定は?」
「手続き等をしながら一旦レバリスクを旋回し減速、明日の正午到着を予定している…まったく、まさかあんなところで遭遇するとは、絶対防衛圏内のすぐ外だぞ」
「普段は出ないのか?」
「ああ。このルート32にフリークスは出ないはずだ。それ故、このルートは極東列島戦線の補給路として機能している。それがまさか」
「想定外の事態という訳か、始めからこんなふうだとは…不吉だな」
「僕もそう思う、お茶いれるね」
そういいながらラビラトスが部屋からでた。
「しかし、すさまじい機動だったな。あれが俺達の作ったものとは信じられない」とアヴェント。
「そうか?」
「ああ、一体なんなんだ、あの戦闘機は?」
「一応、制空戦闘機らしい…まだ分からん。俺の構想していた物を積んでいるのは確かだ」
「あの魔力波動炉とか言う奴か? なんなんだあれは、詳しいことは聞かされていないんだ」
「聞いていない?」
「ああ。お前の言うとおりにオールやザジルが手作りで完成させたんだが。詳しい仕組みは」
「ウーム」
どうやって説明すればいいだろうか? あれの原理は。まず、魔力波動炉の根底にある魔力波動について説明しようか。
「アヴェント、お前魔法を使った事があるか?」
「魔法を? 一応火炎魔法を使った事はあるが」
「それでもいい。それを使った時、炎が現れただろう」
「ああ、空中に炎が出た」
「それが、魔力波動だ」
「…は?」
訳が分からないといった顔をするアヴェント。例えがまずかったというか説明になってない、どういえばいいか?
「ごめん今の忘れて、ええと。手でダンボールを押すとする」
「ああ」
「手で押すとき、そこに押す力がでるよな」
「ああ」
「それが魔力波動だ」
「…すまない、もっと分かりやすく」
だめだ、説明できない。説明するにしたって専門用語いっぱいでるしな(ていうか、その用語も俺がでっちあげた物だが)
「…つまり、魔法の『効果』を起こしている物っていうことかい?」
3人分のお茶を持ってきたラビラトスが助け舟を出してくれた。ラビラトスの言葉を聞くと、アヴェントも納得したらしく、
「なるほど、そうか」と言った。が、その後で、
「…いやまて。どういう事だ。それは魔力粒子の事ではないか?」と反論してきた。しかし、
「それは間違いだ。よくある」
俺は専門用語を交えつつ、説明する。
「この世界にある魔力、またはそれの状態変化によってできたものは、ただの『物質化された物』なんだ」
「『物質化された物』?」
「母体といってもいい。スピーカーの原理は知っているか?」
「ああ。コイルの振動によって音を発するんだろ」
「けどそれは、振動そのものが音にはなってない。コイルの振動で『空気』が震えて、つまりはコイルの振動で発生した音波が耳に届いて初めて『音』になる」
「そうだな」
「このコイルというかスピーカーが『魔力』または『魔力流動体』『魔力粒子』だ。そして音波が」
「『魔力波動』という事か」
「ということは」とラビラトスが続けた。
「魔力波動って、世界の理に対する干渉力ってことかい?」
「そういうことだ」
世界の理やらなんやらと言う言葉が出てきた所で、ここで一つ、魔法の原理を(一部噛み砕いて)説明しよう。
魔法とは、通常、魔術回路と呼ばれる刻印や、お札、呪符と呼ばれる物、またはそれに類する物によって発動する。
この発動の原理は省略するとして、とにかく、魔法が発動した。
ここでは一つ、何も無い、真空のボトルの中で最も代表的な魔法。火炎魔法発動したとする。
読んで字の如く、炎が発生する。ところがここで一つ、問題が発生する。
『何もない所から、炎が発生した』という事だ。
ここで、何もおかしくないと思った人。自分の部屋に突如炎が出たら、どう思う?
常識的に考えて、いや熱力学とかあらゆる科学理論からして、先ほどの事象は『有り得ない事』だ。
無から有は生まれない。それが世界の理だ。
『何もない所から炎が発生する』世界の理から外れている。この世界にあるありとあらゆる法則からして有り得ない。火の気がある所ならまだ微粒子レベルで有り得るが、火の気のない所だ。ましてや何も無い真空だ。まず有り得ない。
ではなぜ、その有り得ない事が起きたのか? 魔法が、いや魔法を発動する際に使用される魔力から発せられた魔力波動が、
世界の理そのものを歪めたからだ。
つまり『何もない所から火がでる』という現象を、『有り得ない事』から『有り得る事』と歪めるのだ。
『不可能』を『可能』にする、それが魔力波動だ。
「魔力波動は、魔力や魔力関連の物質から発生する。魔力波動炉は、その魔力波動を発生させて動力にしているんだ」
「…それってさ、かなりすごい事じゃない? 世界の理を歪める力その物を使っているんだよね」とラビラトス。
「世界の理どころか、恐らく時空も歪めてるよ。とんでもないものだよまったく…理論考えたの俺だけど」
ていうか、
「やけに詳しいなラビラトス」
「ラビーでいいよ。いや、君が芹沢と名乗っていたときにちょくちょく聞かせてもらってたから」
お茶をすすりながらラビラトスは、しかしと続けた。
「そんな物、どうやって発生させるのさ」
「魔力爆縮体を発生させるんだ。俺の理論が正しければそれでうまくいく。いや正しい。炉心を球状に取り囲むようにして超高出力・高圧縮魔力をある一点に向けて打ち込む。そうしたら、魔力爆縮体、魔力の太陽が生まれるんだ」
「プルトニウム型原爆の爆縮と同じだな…しかし、発生させたとしてそれをどうやって維持するんだ?」とアヴェント。
「発生させるだけでもかなり難しそうなんだが」
「そこが問題で俺の魔力波動炉構想は頓挫した。元より魔力波動の理論だって実証できなかったから俺の中では間違いだと思っていたんだ」
そもしもが、五歳の子供の考えた事だ。妄想に等しい。
が、俺は作った。実証し、構想を実現させた。どうやってかは知らないが。まちがいなく俺は魔力波動炉を完成させたのだ。
「爆縮体を制御する方法は分かったんだ…ただ、それを維持するとなると話は別だ」
「制御方法はわかるのか?」
「ああ。ただ、爆縮体はコンマ0・00000001秒単位で形質、力場などがそれもまったく不規則に変動するはずなんだ。それ制御しながら維持するためにはスパコンがいる。それも超高性能の」
具体的には一億ヨタフロップス(スーパーコンピューター『京』が10ペタフロップス)とかいう天文学的な単位が必要だと五歳の時の俺は結論した。
「それをだ、あんな戦闘機に搭載できるレベルにまで小型化したんだ…自分でも信じられない。だがあの魔力放出量はまちがいなく魔力波動炉だ」
「ウィザード・ジェネレータと勘違いしているわけじゃないのか?」
「この世界の魔力生成機関の仕組みや理論については知っている。驚いたとも。魔力を生成できる機関をすでに開発しているとは。だが魔力波動炉の魔力生成量には遠く及ばない。魔力波動炉の待機駆動時の魔力生成量は約五千万MP。この時点ですでにSMFの最新鋭WG‐15、十五式WG五百機分に相当している。戦闘出力はもう」
「千機分?」
「それ以上だろう。確かこの近江山城の主魔力炉の出力は?」
「確か、基本出力が一千万MP…だとすると、TX01は航空重巡洋艦クラスの出力なのか」
「待機駆動でだ。まだまだ上がる。そこまでの出力をウィザード・ジェネレータで賄えるわけがない…間違いない」
「でもさ」とラビーは言う。
「どうしてそんな出力がいるんだい?」
俺はお茶を啜って言った。
「それがわかれば色々と苦労しない」
お茶は緑茶だった。
俺の腕を曲げたりしながら診ていた白衣を着た金髪の男、ラビラトス・トラスナー(通称ラビー)はそう言ってコンピュータに何かを記録した。
「異常はなかったか?」
「ないね、全然…どうしてまた診てくれなんて言うんだい?」
「いや、さっきの戦闘で体にどんな負担をかけたかと思って、早いうちに」
「戦闘機の機動で? そんな事あるのかい、体に異常がでるなんて」
「人間界の戦闘機はな、魔法で緩衝とかしていないから、結構来るんだよ、負担が」
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「どうだ、容態は」
「全然大丈夫らしい…あれ、オールは?」
「格納庫に、機体のチェックだそうだ」
「ああ、そういや頼んでいたっけ」
あの戦闘の後、俺は近江山城の医務室に来ていた。理由は分かるとおり、戦闘による体の負担だ。
「しかし、本当にありがとう光男。本当に助かった、しかし何故こちらが攻撃できないと?」
「琵琶湖の沖島から出るとき、火器管制担当がいなかったから。おかしいと思ってな。そうだアヴェント、予定を」
「早めた方がいいと? もちろんだ。今、近江山城は時速300キロ、経済巡航速度範囲ギリギリでレバリスクに向かっている」
「到着予定は?」
「手続き等をしながら一旦レバリスクを旋回し減速、明日の正午到着を予定している…まったく、まさかあんなところで遭遇するとは、絶対防衛圏内のすぐ外だぞ」
「普段は出ないのか?」
「ああ。このルート32にフリークスは出ないはずだ。それ故、このルートは極東列島戦線の補給路として機能している。それがまさか」
「想定外の事態という訳か、始めからこんなふうだとは…不吉だな」
「僕もそう思う、お茶いれるね」
そういいながらラビラトスが部屋からでた。
「しかし、すさまじい機動だったな。あれが俺達の作ったものとは信じられない」とアヴェント。
「そうか?」
「ああ、一体なんなんだ、あの戦闘機は?」
「一応、制空戦闘機らしい…まだ分からん。俺の構想していた物を積んでいるのは確かだ」
「あの魔力波動炉とか言う奴か? なんなんだあれは、詳しいことは聞かされていないんだ」
「聞いていない?」
「ああ。お前の言うとおりにオールやザジルが手作りで完成させたんだが。詳しい仕組みは」
「ウーム」
どうやって説明すればいいだろうか? あれの原理は。まず、魔力波動炉の根底にある魔力波動について説明しようか。
「アヴェント、お前魔法を使った事があるか?」
「魔法を? 一応火炎魔法を使った事はあるが」
「それでもいい。それを使った時、炎が現れただろう」
「ああ、空中に炎が出た」
「それが、魔力波動だ」
「…は?」
訳が分からないといった顔をするアヴェント。例えがまずかったというか説明になってない、どういえばいいか?
「ごめん今の忘れて、ええと。手でダンボールを押すとする」
「ああ」
「手で押すとき、そこに押す力がでるよな」
「ああ」
「それが魔力波動だ」
「…すまない、もっと分かりやすく」
だめだ、説明できない。説明するにしたって専門用語いっぱいでるしな(ていうか、その用語も俺がでっちあげた物だが)
「…つまり、魔法の『効果』を起こしている物っていうことかい?」
3人分のお茶を持ってきたラビラトスが助け舟を出してくれた。ラビラトスの言葉を聞くと、アヴェントも納得したらしく、
「なるほど、そうか」と言った。が、その後で、
「…いやまて。どういう事だ。それは魔力粒子の事ではないか?」と反論してきた。しかし、
「それは間違いだ。よくある」
俺は専門用語を交えつつ、説明する。
「この世界にある魔力、またはそれの状態変化によってできたものは、ただの『物質化された物』なんだ」
「『物質化された物』?」
「母体といってもいい。スピーカーの原理は知っているか?」
「ああ。コイルの振動によって音を発するんだろ」
「けどそれは、振動そのものが音にはなってない。コイルの振動で『空気』が震えて、つまりはコイルの振動で発生した音波が耳に届いて初めて『音』になる」
「そうだな」
「このコイルというかスピーカーが『魔力』または『魔力流動体』『魔力粒子』だ。そして音波が」
「『魔力波動』という事か」
「ということは」とラビラトスが続けた。
「魔力波動って、世界の理に対する干渉力ってことかい?」
「そういうことだ」
世界の理やらなんやらと言う言葉が出てきた所で、ここで一つ、魔法の原理を(一部噛み砕いて)説明しよう。
魔法とは、通常、魔術回路と呼ばれる刻印や、お札、呪符と呼ばれる物、またはそれに類する物によって発動する。
この発動の原理は省略するとして、とにかく、魔法が発動した。
ここでは一つ、何も無い、真空のボトルの中で最も代表的な魔法。火炎魔法発動したとする。
読んで字の如く、炎が発生する。ところがここで一つ、問題が発生する。
『何もない所から、炎が発生した』という事だ。
ここで、何もおかしくないと思った人。自分の部屋に突如炎が出たら、どう思う?
常識的に考えて、いや熱力学とかあらゆる科学理論からして、先ほどの事象は『有り得ない事』だ。
無から有は生まれない。それが世界の理だ。
『何もない所から炎が発生する』世界の理から外れている。この世界にあるありとあらゆる法則からして有り得ない。火の気がある所ならまだ微粒子レベルで有り得るが、火の気のない所だ。ましてや何も無い真空だ。まず有り得ない。
ではなぜ、その有り得ない事が起きたのか? 魔法が、いや魔法を発動する際に使用される魔力から発せられた魔力波動が、
世界の理そのものを歪めたからだ。
つまり『何もない所から火がでる』という現象を、『有り得ない事』から『有り得る事』と歪めるのだ。
『不可能』を『可能』にする、それが魔力波動だ。
「魔力波動は、魔力や魔力関連の物質から発生する。魔力波動炉は、その魔力波動を発生させて動力にしているんだ」
「…それってさ、かなりすごい事じゃない? 世界の理を歪める力その物を使っているんだよね」とラビラトス。
「世界の理どころか、恐らく時空も歪めてるよ。とんでもないものだよまったく…理論考えたの俺だけど」
ていうか、
「やけに詳しいなラビラトス」
「ラビーでいいよ。いや、君が芹沢と名乗っていたときにちょくちょく聞かせてもらってたから」
お茶をすすりながらラビラトスは、しかしと続けた。
「そんな物、どうやって発生させるのさ」
「魔力爆縮体を発生させるんだ。俺の理論が正しければそれでうまくいく。いや正しい。炉心を球状に取り囲むようにして超高出力・高圧縮魔力をある一点に向けて打ち込む。そうしたら、魔力爆縮体、魔力の太陽が生まれるんだ」
「プルトニウム型原爆の爆縮と同じだな…しかし、発生させたとしてそれをどうやって維持するんだ?」とアヴェント。
「発生させるだけでもかなり難しそうなんだが」
「そこが問題で俺の魔力波動炉構想は頓挫した。元より魔力波動の理論だって実証できなかったから俺の中では間違いだと思っていたんだ」
そもしもが、五歳の子供の考えた事だ。妄想に等しい。
が、俺は作った。実証し、構想を実現させた。どうやってかは知らないが。まちがいなく俺は魔力波動炉を完成させたのだ。
「爆縮体を制御する方法は分かったんだ…ただ、それを維持するとなると話は別だ」
「制御方法はわかるのか?」
「ああ。ただ、爆縮体はコンマ0・00000001秒単位で形質、力場などがそれもまったく不規則に変動するはずなんだ。それ制御しながら維持するためにはスパコンがいる。それも超高性能の」
具体的には一億ヨタフロップス(スーパーコンピューター『京』が10ペタフロップス)とかいう天文学的な単位が必要だと五歳の時の俺は結論した。
「それをだ、あんな戦闘機に搭載できるレベルにまで小型化したんだ…自分でも信じられない。だがあの魔力放出量はまちがいなく魔力波動炉だ」
「ウィザード・ジェネレータと勘違いしているわけじゃないのか?」
「この世界の魔力生成機関の仕組みや理論については知っている。驚いたとも。魔力を生成できる機関をすでに開発しているとは。だが魔力波動炉の魔力生成量には遠く及ばない。魔力波動炉の待機駆動時の魔力生成量は約五千万MP。この時点ですでにSMFの最新鋭WG‐15、十五式WG五百機分に相当している。戦闘出力はもう」
「千機分?」
「それ以上だろう。確かこの近江山城の主魔力炉の出力は?」
「確か、基本出力が一千万MP…だとすると、TX01は航空重巡洋艦クラスの出力なのか」
「待機駆動でだ。まだまだ上がる。そこまでの出力をウィザード・ジェネレータで賄えるわけがない…間違いない」
「でもさ」とラビーは言う。
「どうしてそんな出力がいるんだい?」
俺はお茶を啜って言った。
「それがわかれば色々と苦労しない」
お茶は緑茶だった。
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