幻想機動輝星

sabuo

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第2章 騎士の夢 BLADE RUNNER

第50話 格納庫での解析(2)

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「で、結局何をすればいいんだ?」とヒースはリディスに問うた。
「あなた、ジャパニーズ(日本語)できたよね」
「ああ、そのうちSMFに行きたかったからな…まさか」
「ええ、あなたには翻訳をしてもらうわ」とリディス。
「俺が!? ちょ、なんで」
「今学園に残っているのはあなたと私。校長はジャパニーズを少ししか話せないし、私は完全に無理。あなただけです」
「だめだ、俺が知っているのは人間界のジャパニーズの、それもホーゲンなまりの、まだうまく話せないんだぞ。おまけにまだうまく聞き取れん」
「だけどあなたしかいないのよ、これは騎士団長としての命令です」
「なッ? おまえそれ」
「そういえば、あなたには色々と便宜を図っていましたよね」
リディスは懐から、メモを取り出し、読み上げる。
「レバリスク・ダイナーでの飲食代立て替え、酒乱騒ぎで破壊されたぶどう酒の樽、その他もろもろ。全部私が払ったのですがね、…そういえばあなた、貯金ゼロだったわよね」
「な、なんでそれを。まさかあお前銀行に」
「聖騎士特権を活用させてもらいましたわ」
「だーッ!! お前、昔はそんな事絶対に」
「あなたといると色々と勉強になりますわ…ええ、言う事きかせるには金を抑えると言う事が」
「聖騎士のセリフか!?」
「で、立て替えた分どうしましょう」
と、満面の笑みで問うリディス。もちろんそれはうれしい意味合いでは無く、ヒースへの最後通牒であった。
文面は間違いなく、『命令聞かないなら金払え』だった。
「…分かったよ、やりゃあいいんだろやりゃあ」
「よろしい…まあ、あなたにとっても悪くは無いでしょう。ジャパニーズを学ぶ機会として」
「まあな」
ヒース・アルバはそのうち、SMFに入隊するつもりだった。





格納庫で輝星の説明をあれこれ受けた後、そのまま作業を続けてくれと言い、俺はそのまま割り当てられた部屋に行った。空腹よりも体の疲れが酷かった。
「体力が落ちているな…」
いや、元より体力なんて無いのだが、それが以前にもまして酷かった。前はこの程度の戦闘でこんなに疲れなかった筈だ。
「まあ、そのうち元に戻るか」
俺はイラクスから貰ったカセットテープを部屋にあったデータレコーダにセットする。
「確か、電源を入れて、と」
SMFのパソコンのデータ管理方式は基本的にはUSBだそうなのだが、機密情報はカセットテープで行うらしい。
つまりこれは機密情報という訳だ。
「フォルダの…あった」
データレコーダが動く音、俺はファイルを開けた。ファイル名は、
「オケアノス計画・機体開発」
中に入っていたのはTX01の基本データと設計図だった。そしてそこには俺の物と思われる指示が書き込まれていた。
例えばTX01の装甲である試作1985式複合装甲なるものには、
『ゴジラの熱線に耐えられるように』
「何考えてた俺ッ!?」
少なくとも戦闘機に載せる物では無い。
その他にも色々とオカシイ指示もあったが、割愛する。俺が見たかったのはそれでは無かったから。問題は、
「あった、『TX01・フェイズ2について』」
そこには、TX01フェイズ2についての記述があった。
「『TX01・フェイズ2の目的は、フェイズ1において求められた魔力波動炉の出力向上、および機動性、火力の向上である。そもそも、フェイズ1において求められていたのは超高出力魔力の常時開放を可能とする新型魔力機関の開発と、それを載せ超音速で飛行する戦闘機の開発、ならびにそれをサポートし、支援するためのシステムの開発である。が、このフェイズ2ではTX01そのものの機動力、火力を向上させることが目的だ。具体的には、TX01の一部飛行システム機器を外し、オプションをつけることで対応する。それがこれである』」
設計図、名前にはTX01‐UNIT1‐PHASE2と書かれ、そこには。
「ロボット?」
TX01の機体中央両側にマニピュレーターが装備され、下部には足のような形のブースター(歩くことを前提としてないのはすぐ分かった)。そして、機体上部に流線型のセンサーユニットが装備されていた。
というか、人型のロボットだった。
「合体ロボってか」
いかにも俺が考えそうな事だと思いながら、俺は読み進めた。次の所にはこう書かれていた。
1、TX01の機体上部に複合センサーユニット(以降、『頭部』と呼称)を搭載し、索敵、および照準機能を強化。
2、TX01の機体両側にマニピュレーターユニット(以降、『腕部』と呼称)を装備し、火力を強化。
3、TX01の機体下部にブースターユニット(以降、『脚部』と呼称)を装備し、推力、機動力を強化。
これがTX01・フェイズ2である。
「…光男君、どんな感じ?」
いきなり首に手をまわされた、背中にやわらかい感触、
「この柔らかさ、茜か」
「いや光男君。人を胸の柔らかさで判断するってどうなのよそれ」
振り向くと案の定、茜だった。セーラー服姿の茜。
「どうした、茜。TX01の調整とかやらなくていいのか?」
「いや、特にやることなくてね…で、この際だからって思って」
そう言いながら、茜は部屋の鍵を閉め、ベットの上で大の字になり、
「セッ○スする?」
「誰がするかッ!!」
そばにあった鉛筆を全力で投擲する…が、ものの見事に受け止められた。
「ざーんねん…私に勝てると思ってるの?」
そう言うなり茜は俺に対して一瞬で間合いを詰め、俺を壁に拘束し、俺が投げた鉛筆をのど笛に突きつけた。
「光男君…大好き」
「こんな状況で言うセリフか?」
俺は茜の拘束を解き、ベットに寝転んだ。その横に茜が寝転んだ。
「で、結局ヤルのね」
「ナニをヤルのかは知らんが、お前の裸を見ても俺はなんとも思わん」
2年間同じ家で暮らしたらそりゃあ一緒に風呂に入ったり一緒に寝たりするものだ、ラノベあるあるの一つであるラッキースケベも、何回かやれば飽きるのだ。
「で、結局なんなんだ?」
「光男君、ちょっと正直な話だけどさ」と茜は真剣な顔で語りだした。
「光男君、この世界に来た時の記憶、ある?」
「…ないな」
気がついたらベットの上に居た。そしてそのまま医者から20年間眠っていたと聞かされた。
「じゃあ、この世界に来る直前の記憶は?」
「…確か」
何かを自宅で準備していたっけか、荷物とかまとめてダンボール箱につめていて、その後で。
「思い出した、引越しの日だ。俺が最後の記憶はそれだ」
「引越し? ああ、光男君は中学卒業と同時に引越しする予定だっけか…じゃあ、その後で」
「と言う事になるな。多分、寝ている間にっていう事だろう」
寝ている間に俺は異世界に飛ばされた、と言うことだ。
「茜、お前は?」
「私もそういった感じよ、家で中学の制服とか整理して、寝たら…SMFの病室に居た」
茜が聞いた話曰く、茜は山の中で見つかったらしい。
「訓練中だったSMFの教導部隊が見つけたらしくって…なぜかすごい傷を負っていたそうなの」
「傷?」
うん、と言い、茜はおもむろに服を脱いで背中を見せた、そこには、
「うわあ…」
左肩から、腰の右までばっさりと。白い傷跡があった。正直、痛々しい。
「…さわっていいか?」
「うん」
茜の素肌はすごく柔らかい。体型も普通の女子といったところだが、騙されてはいけない。こいつは蹴りで人を殺せる。
傷痕は痛々しいが、もう治っているようだった。痕が残ったのは残念だが、
「うーん…」
「光男君、そろそろいい? さすがの私も乙女だからね、羞恥心っていうものが」
「お前は乙女じゃなくて狂女だ」
「ひどーい、それは私のサガなのに」
頬を膨らまして抗議する茜、すごく可愛い。すごく可愛いけどこいつ笑顔のまま人殺すんだよな。
「で、感想は?」
「傷の方は治っているようだし、なんらかの呪いが入ってる感じも無い…痕が残るくらいだな」
「それぐらいはなんとかなるわ…で、その傷を癒しつつ私はSMFに入隊して、でKARAHASHIにスカウトされてアドバイザーやってたら」
「俺が来たと」
「ええ、光男君だと知ったのは先日の事よ。びっくりしたけど、ああなるほどとも思ったわ」
「そうだったのか」
「でも、光男君の方こそ大丈夫? その右目」
「ん? ああ、もう慣れたよ」
そう言って俺は右目の眼帯を手を当てる。最初は違和感があったが、もう無い。
「視野が少しせまくなっただけだ。それ以外はなんともない…まあ、別に大丈夫だろう、生きてく上で」
そう、と茜は安心したらしく、ほっとため息をついた。そして、

「生きていれば良いっていう光男君、私は好き」

すごく優しい笑顔で、茜は言った。
「…そうそう、光男君。これ」そう言って茜から手渡されたのは、
「ラジカセ?」
「みたい、光男君がもっていた物なんだ。戦技研の試作品らしいんだけど。一応カセットも聴けるし、ラジオも聞くことができるようなんだけどさ」
俺はカセットテープを取り出して、ラベルを見る。
「…『The Man Who Sold The World』?」




夕食は豪勢だった。
大きな鍋一杯のクリームシチュー、大皿一杯のから揚げ、肉じゃが、そして、
「あ、ごはんのお代わりいっぱいあるからね、じゃんじゃん食べて」
と、金髪の角付き女子は言った。だが、俺にとってはどうでもいい。
「いただきます」
六時辺りに部屋の戸を叩かれて、第一作戦室に来てみた時には既にパーティははじまっていた。曰く、『在庫処分』らしい。
顔を赤くしてみんなが色々と騒いでいるところを見て、もう酒が出されていることはすぐ分かった、というか未成年の飲酒はあんまりよろしくないんじゃあないか、と思い、青髪のインキュバス、アヴェントに聞くと全然大丈夫らしい。なぜパーティを開く事になったのかを聞くと、
「レバリスクで補給を受ける前提で、期限ぎりぎりの物を三日分用意していたんだが…あいにく、明日には着く事になったのでな、その処理だ」答えた。そして
「まあそれを兼ねて、パーティをしようと思ってな。さ、食え食え」と言ったので遠慮なく俺は食う。
まずシチューを十杯ほど、から揚げは三十個ぐらい食べてからご飯を三回お代わりして、さあ他の物も食べよう、というところで、
「相変わらず大食らいだな」
見ると、白髪の大男がいた。筋肉のつき方が半端じゃない。
「君は?」
「ザジル・バルボルドだ。三毛猫や輝星の装甲、この艦のエンジン管理を担当している」
「君が…朽木光男だ、よろしく」
「もう聞いた。しかし本当に大食らいだな、お前。芹沢と名乗っていた時もそうだった」
「そうなのか?」
「焼肉屋を閉店に追い込んだ」と無表情な声、
見ると、褐色黒髪の、猫耳の少女がいた。
「タリ・タリヌ。レーダー担当、よろしく」
「お、よろしくおねがいします」
「こちらこそ」
そう言ってタリは酒の入った樽に向かって行って…そのまま頭突っ込んで樽の中の酒を飲みだした。
「ま、ああいう奴だ。ああいうのを不思議ちゃんとかいうそうだが…あんまり考えない方がいい」
「あ、ああ」
ザジルの言葉に俺は頷くしかなかった。
「しかし、あの包帯男の素顔がこんなのだとはな、てっきり大きなやけどの痕があるのかと思ったが」
「傷痕は無いが、どうも右目が潰れたらしいんだが…なんで大きなやけどの痕があると思ったんだ?」
「お前が言ってたんだ、実験に失敗して顔に大やけどを負ったと」
「そんな事を…」
俺の嘘だろう、いくらこの世界の技術力があったとしても、大やけどの痕を完全に消す事なんて不可能だろう。
第一、俺の顔の傷は裂傷だ。やけどでは無い。
「で、何か分かったか。さっきの戦闘で」
「さっきの戦闘で分かった事はあんまりないよ…ただ。一応やるべき事は見つかったけど。そうだ、その件だ」
俺はザジルにまたあとでと言い、サラダを頬張っている緑色のオーク、オールの所に行った。
「オール、ちょっといいか?」
「あ、朽木君。なんだい?」
「フェイズ2へ改修するためのオプションはもうできているのか?」
「いや、まだ作ってない…というか、発注をかけてないんだ。あのオプションパーツはうちでは作らず他に委託する予定だけど」
「その発注をかけてくれないか? 早い方がいい」
「え、どうして? まさか、あの機体の開発目的が分かったの?」
「いや、それはまだだ。だが、どうも俺にはフェイズ2が鍵になっているとしか思えない。輝星はフェイズ2になって初めて正体を明かすのかもしれん」
その後俺はその根拠と、そしてデータを見て思った事をオールに話した。
「…分かった。でもそういうことは僕じゃなくてアヴェント君に聞いてみないと」
「うん、頼む」




その後、全員の再度自己紹介と、親睦を深めるためのスポンジテニス(?)をして、けっこう遅くまではしゃぎ、俺達は寝た。
その翌日、
聖史暦3017年8月2日、ウィザドニア天文台標準時午後二時十三分。

極東連合軍、対特殊事象戦略機動部隊(SMF)超高度戦略・戦術戦隊群第七特務戦隊(7th‐SMS)所属、
AHC-801、アルマダ級山城型航空重巡洋艦一番艦『近江山城』
HAKレバリスク郡レバリスク市に到着。
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