幻想機動輝星

sabuo

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発端 聖史暦2996年7月7日

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前書き

簡潔に書こう。先日、OG-TX01のメモリー区画の戦闘記録ファイル内に、二つの情報ファイルが発見された。
一つは極東連合軍が、正確には極東連合軍のコンピュータ群が秘密裏に記録していた膨大な資料、音声記録、情報の全てである事が情報局の解析によって判明した。
もう一つはレオス・オブライエンの私記と、かつて芹沢博士と呼ばれていた者の日記の記録だった。
俺、朽木光男(くちき みつお)はこの二つの記録を元に、更にジャーナリスト、エマ・タチバナ氏の情報提供と支援を受けながら、対フリークス戦争末期にあったオケアノス計画について、物語形式でまとめる事にした。
俺に文章力が無いのは承知だ。所によって記録をそのまま引用するつもりだが、書ききる自信は、完結できる自信は無い。だが、忘れないうちに書くべきだと俺は思う。他人では駄目だ。
オケアノス計画を発案した、俺が書くことに意味があると思う。





聖史暦2996年7月7日



赤い。
空が赤い。
雲は無かった。
昨日まで降っていた雪も、止んでいる。代わりにあるのは、
「急げ!! 持てるだけ持ってけ!!」
俺は部下に指示を飛ばし、資料をかき集める。
「班長!! 観測記録はどうしますか!?」
「自立モードに切り替えて『近江山城』に届くようにしてくれ!!」」
「分かりました!!」
その時、プラント下層部に通じるハッチを開けて班員が入ってきた。
「報告!! 『しおかぜ』が付きましたあ!!」
俺は懐に手帳を入れて、言った。
「総員撤収!!」



黒塗りの潜水艦には多くの傷が付いていた。
「総員乗艦!!」
班員たちの乗船させる。
「三八十(みやと)か!?」
見れば、青髪のインキュバスがいた。
「アーサー!! 何故ここに」
「レオスが万が一のために俺達を呼んでいたんだ、突入部隊は?」
「『近江山城』が直接回収するそうだ。前線支援部隊は既に戦域を離脱、こっちは持てるだけ資料を持って撤収と。艦隊は?」
「極東連合艦隊の合流地点(ランデブーポイント)の到達を確認した・・・まったくどうなっているんだ? 当初の作戦から大きくずれているぞ」
「わからん。たださっきから妙な魔力の流れを確認してな。それに関係してるかもしれない」
「嫌な予感しかしないな・・・」
その時、潜水艦のハッチから隊員が、
「艦長。総員乗艦を確認しました」
「よし。速やかにここを離脱する。三八十」
「ああ」
俺は『しおかぜ』に乗り込み、アーサーがハッチを閉めた。
『『しおかぜ』、最大戦速!!』



合流地点に向かう途中、風の音が聞こえた。
穏やかではない。
「・・・荒れてるな」
そう、アーサーは言った
「嫌な感じだな」
俺は手帳をちゃんと持っているか、確認した。



俺がハッチを開けると、潮の匂いがした。
空が白い。風に混じって雪が降っている。吹雪だ。
周りには、極東連合の戦艦が集結していた。
どれも船体に傷や、穴が開いていた。
甲板に上がったアーサーが説明した。
「洋上でフリークスの大群に遭遇したらしい」
「支援砲撃が妙に薄いと思ったがそれか。『近江山城』は?」
「分からん。何度も呼びかけてるが・・・」
俺はなんとなく南の方角を見る。
吹雪で遮られた向こうには、南極大陸がある。
うっすらと、吹雪の向こうに雷が見えた。
(アヴァロンか・・・)
その時、吹雪の向こうに、赤い光が見えた。そしてその横に緑の光、動いている。
信号弾? いいや違う、あれは、
航灯だ。
「アーサー!! 六時の方角!!」
アーサーが双眼鏡を構え、捜す。そして五秒後、
「総員耐衝撃防御ッ!!!」
次の瞬間、雪の壁を突き破って、それは低空で突入してきたそれは、
まったく減速せずに、海に突っ込んだ。
衝撃、
そして風、
最後に水がやってきた。
周りの船が大きく揺れる。水飛沫があがる。
船の揺れが収まり、俺はそれを見る。
『近江山城』だった。しかし、
(おいおい嘘だろ・・・)
船体の横っ腹に、大穴が開いている。
いや、そこだけじゃなく艦(ふね)全体が穴だらけだった。
主砲である三連装魔力砲は五基全てがつぶれている。低めに設定された艦橋のレーダー類は跡形も無い。
後部航空甲板の一部が破損、または穴が開いていた。カタパルトは全てやられているどる。エンジンノズルには何かの破片が突き刺さっているのが見える。艦首にいたってはもう悲惨なんてものじゃない。何かに押しつぶされたようだ。その他にも、様々な所から煙が上がっている。
満身創痍、大破寸前と言ってもいい。
(何があったんだ・・・)
その時、艦橋から人が出てきた。隊員に肩を担がれて白衣は、
「エルメス!?」
俺は海に飛び込んだ。度を越した冷たさが体を覆うが気にしない。
構わず泳いで『近江山城』に近づく。作業用の梯子を上り、甲板へ出る。
「エルメス、大丈夫か!?」
「三八十か・・・大丈夫だ、右腕の骨が折れただけだ。それよりもメアリーを、早くヘリで・・・」
エルメスの後ろ、人だかりが出来ている。金髪のエルフと茶髪の鬼、ジーナスとジョナスがいた。その視線の先に、血まみれのメアリー副司令が倒れていた。
「どけ!!」
後ろからガサイが医療セットを持って副司令のそばに駆け寄った。俺も後に続く。
「ガサイ、容態は!?」
「・・・まずい、血を失い過ぎてる。輸血パックだ、早く!!」
「了解!!」
命令を受けた隊員が走り去っていった。
「ガサイ、一体全体何があったんだ?」
「・・・ジーナス、教えてやれ」
「ああ」
ジーナスが語りだした。
「レオスが中枢に突入した。単機でだ」
「単機!? 何故そんなことに!?」
「フリークスの反撃だ。それもかなりの大規模でな。最後の通信でレオスが撤退指示を出したおかげで何とか戻ってこれた・・・もっとも被害も相当だが」
「そうか・・・まてよ、じゃあ総司令は!?」
「ああ、まだ『アヴァロン』の中だ」
「自殺行為だ!! ジョナス、増援は出せないのか?」
「駄目だ。現戦力では『アヴァロン』に到達することすら出来ない」
「・・・待てってことか?」
「ああ、そういうことになるな」
「・・・とにかく、負傷者の治療と艦の応急処置をしなければ」
「俺の機体はまだ動かせる。エルメス!!」
エルメスはよろけながらも答えた。
「ああ、取り敢えず側面の穴を埋める。細かい作業はうち(開発班)がやる。資材の運搬任せた。ガサイ、そっちは?」
ガサイは副司令の容態を確認しながら、
「三分くれ、メアリー副司令の応急処置が完了しだい、負傷者の治療を開始する」
「じゃあ私はそれを手伝うわ。どうせ私の機体は重故障よ」
そう言ってジーナスは白衣を取り、甲板上に寝かせられてる負傷者の治療を始めた。
「とにかく待とう・・・総司令は必ず帰ってくる!!」
そう言って各々がそれぞれの役割を始めようとした時、



「××××××××××××××!!!!」



異変はすぐ始まった。
船体が揺れだした。波によるものではない。
下、もっと下。そこから、地響きが、うなるような地響きが、来ている。
「・・・エルメス」
「ああ」
エルメスは言った。
「地脈だ」
俺とエルメスは走った。後部甲板に向かう。
エルメスが無線を取り、連絡を取り出した。
「観測室、状況を!!」
『地脈の異常活性を確認、魔力量増大中、ありえない量です!!』
「観測を続けろ、異常があり次第連絡を!! それから山城基地に連絡、魔力抽出量を最大まで上げるように伝えてくれ!!」
『了解!!』
「エルメス、何が起きてる!?」
「地脈が暴走しかけてる、原因は恐らく『アヴァロン』だろう」
「『アヴァロン』? 何故だ!?」
「分からない。ただし」
そうエルメスが言った時、前から白い壁が突っ込んできた。
暴風、雪が後ろに飛んでいく。それが十数秒ほど続いた後に、
浮いた。



「!?」
浮いてる。
主機関(メインエンジン)を停止した『近江山城』が浮くことは無い。
だが、浮いている
『近江山城』だけではない。周りの艦がすべて海の上を浮いていた。
下を見る。下の方に、海面が見える。
上を見る。上の方に、雲一つ無い赤い空が見える。
前を見る。南極大陸の方に、



大きな黒い球があった。



(何だ・・・?)
分からない。
分からない。
分からない。
「何が・・・何が起きている?」
応答があった。
観測室からだ。
『緊急連絡!! 南極大陸に、魔力圧縮体の形成を確認!! 周辺えの侵食率急上昇、後10秒で、第一次臨界を向かえ・・・来ます!!』
黒い球の中に、白い、光る球が形成された。そしてそれはだんだん大きくなっていくように見えた。
心なしか鳴動が大きくなっている。
「艦橋!! 魔力結界を張れ、なんでもいい!! そして」
エルメスが無線で指示をとばす。
「隊員全員、全員だ!! 隊員全員を艦内部に退避させろ。今すぐだ!!」
『りょ、了解!!』
エルメスは通信が切れた無線を握り締めながら、言った。
「あれは、まずい」
「魔力爆発のことか?」
「そんなものじゃない。それよりも恐ろしい。とてつもなく、いやヤバイ。本当にヤバイぞあれは」
エルメスは続ける。
「とてつもなく、嫌な予感がする」
それを裏付けるように、通信が入る。
『観測室、圧縮体内部に特異点発生を確認、マ、マイクロブラックホールです!!』
「!!!」
風向きが変わる。
前から来ていた風が、右から左へと吹き出す。否、渦を巻き始めた。
球の周辺に、青色の粒子が発生する。霊子だ。
艦体が小刻みに揺れだす。いや、揺れているのは周りの空間もだ。
その時、黒い球から、空に向かって光が放たれた。その光はどんどん上に行く。光の柱が形成される。
その瞬間、
空に円が形成された。水色の円、それは、
「ウィザード・リング・・・」
エルメスが言う。
「そんな・・・冗談だろう?」
エルメスが、動揺している。いままでそんな表情をだした事は無かった。
「・・・・・レオス」
気がつくと、そこにメアリー副司令がいた。血まみれになりながら、ボロボロの体を引きずりながら、黒い球を見ていた。
その中の白い球が、黒い球を超えようとしていた。
「マズイ!! 第二次臨界だ!!」
エルメスは艦のハッチを開けて中に入る。俺もその中に入る。だが、
「副司令、早く!!」
メアリー副司令は、その場を動かなかった。
黒い球が、白い球にに飲み込まれた。
『第二次臨界到達!! 圧縮体の崩壊が始まりました!! 完全崩壊まで残り20秒!!』
観測室からの報告。しかし、
「・・・レオス」
副司令は動かない。
「レオス、レオス・・・」
目から、涙を流している。
『完全崩壊まで残り10秒!!』
「・・・くッ」
エルメスが飛び出て、副司令を引っ張る。俺もそれを手伝う。
『残り5秒!!』
副司令をハッチの中に押し込む。その後をエルメス、俺の順で入る。
『3』
俺はハッチを閉める
『2』
床に伏せる。
『1』
副司令が泣き叫んだ。



「レオスーーー!!! 」




『0』







聖暦2996年7月7日
南極大陸消滅。
同時に、世界各地で地脈の不安定化、重力変動、地形の変化などの災害が発生した。
同年5月、極東連合は声明を発表し、一連の災害との関連性を否定し、『南極作戦』の成功を宣言した。



後の、『南極事件』である。



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