【旧作改訂】イレギュラー召喚で神器をもらえませんでした。だけど、勝手に付いてきたスキルがまずまず強力です

とみっしぇる

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39 泥団子で自爆寸前

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沼様のために高価な砂糖、卵、蜂蜜を使ったスイーツを500万ゴールド分買った。「沼」のお陰で金が増えてるからいいけど、月平均で300万使ってる計算だから恐ろしい。
以前の私は月2万の食費で暮らしていたというのに・・。

さて、一夜明けてハーノンから南東に3キロほど歩いてきた。森と湖がある場所だけど、たいした獲物もいないから、冒険者がいない。

朝イチでギルドに行って確認し昨日、公衆の面前で恥をかかせた冒険者らに姿を見せてあげた。

「受付嬢さん。この近くのヒュルムの森で採りたい薬草があるの。森に危険な魔物はいる?」
「はいブラウンベアの目撃情報はありますが、Bランクのサーシャ様には問題ないかと思われます」

こんな陳腐な罠にかかるやつもいない。獲物が来なかったら、コメンの森に進路変更して狩りをしよう。

暢気なふりをして街から出た。すると後ろを付いてきてる一団がいるから、恐らく昨日の奴らの仲間だ。

罠成功。逆に驚いた。

「さて、森が見えてきたけど後ろから来るのは7人。その後ろから昨日のが来るとして12人か」


直径1キロくらいの湖を50メートル後ろに置いて囲まれてみた。

「おいサーシャちゃん、昨日は恥をかかせてくれたな。礼をしに来たぜ」
「今日もムチムチのボディースーツでエロい格好してんよな」

「う~ん。聞きたいのだけど、何であんたらみたいな凡人が高レベル者の街にいるの?」

「おらっ、ガボナさんの父上はハーノンの領主様だ。あとの4人の親御さんも街の有力者だ」
「要するに、親の金で7人も助っ人を雇ったのね。私はサーシャ。Bランクよ」

「どうせメロンとカリナとかいう2人のバケモノクラスに寄生して、特級ダンジョンをクリアしたんだろ・・」

ぐぢょっっつ!

「うげぇぇ、うごぽっ、ひゅっ、ひゅっ、っっ・・」

メロン、カリナの情報漏洩。助っ人AがNGワードを出した。だから、レベル129のスピードで接近して、股間にミスリルブーツの蹴りを食らわした。

「その名前は副ギルマスが教えたのたね。最低でも、あんたらと副ギルマスは死刑ね」

「まっ、待て。俺の親父は街の領主だ。俺に何かあったら、お前は指名手配されるぞ」
「ガボナ君、それはまずいわね」

「だろうが」
「そんなことを言われたら、場合によってはお父様も殺すわ。30センチ沼展開」

ぽちゃん、しゅるるる。


「わ、なんだ。これがギルドに開示してあったスキルか。1人だけ影縫いにするらしいから、残りで女を押さえろ!」


「死ぬ前に教えてあげるわ。私は魔力もロクにない低スペックだけどレベルは129あるの」

「ひゃ、ひゃく・・」
「ガボナ君以外は殴り倒してあげる」

ゴッ、ゴッ、ゴッ、ゴッ。

いきなり「沼」を使わないのは優しさではない。こいつらの装備が上等だから、あとで剥ぎ取るためだ。

ガボナ君の小沼を解いて蹴倒して尋問したけど、要領を得ない。

「これ以上、話を聞いても無駄かな。なんか今回はあっさりだけど、みんな「沼」に沈めて引き揚げようかな」

フラグとやらを立ててしまった。

「ピイィイィ!」
空から猛獣がやってきた。

「うわ、鳥の顔と翼に馬の体。ヒポクリフだ!」

私とガボナ君を見つけ、ご飯の時間だと思ったようだ。こっちに急降下してきた。

「あ、あ、あ、サ、サーシャさん、助けてくれ」
「いやいや、私の方に来ないで。拘束してないから離れて」
「いやだああああ!」
「抱きつくな、胸に顔を埋めるな!」

意外な展開に慌てた私はヒポクリフに攻撃した。

「「泥団子」2メートル。当たれ!」

ぺちゃっ。

やけくそで、真上に投げた泥団子が見事にヒポクリフをキャッチ。
しかし、予想外のことが起きた。

ぽちょん。とぷっ。

「ピルルル?」

狙ったように私の真上10メートルで「沼」が展開し、ヒポクリフが沈み始めた。

「え?私の体がまともに動かない・・」

手も自由だし足も上がるけど移動ができない。足なんか、ギリギリのつま先立ちだ。何が起きた?

頭の中を整理する。

「沼」は水平にしか動かない。
「泥団子」は飛ばせるが、何かに当たると「沼」になる。だから、その高さで水平にしか動かせない。

「あっ、私アホだ・・」

「沼」の操作可能範囲は10メートル。斜めでも上でも10メートルだから空中の領域はドーム状。上に行くほど沼の行動半径は狭くなる。

「真上にぴったり10メートルということは、可動域ゼロ・・。ひゃっ。何かにお尻をさわられた??」

「うへへ、何か知らんが動きが止まった。弾力があってぷりぷり。最高だぜ」

なんとガボナ君、逃げるどころか私の後ろに回り、お尻を
モミモミしている。

「あのさ、私はこの状態でもガボナ君程度なら殺せるよ。逃げたら」
「なに強がってるんだ。鎖で縛って、連れて帰って性奴隷にしてやる」

「80センチ「沼」発動」

ぽちょん。かぽっ。

「なんだこりゃ、こらサーシャ助けろ」
「アホだ・・」




「逃げずにお尻触りに来るなんて・・。私のお尻、どれだけエロエロ凶器に変化してるのよ」

「ビイイィィ・・」
ばきばき。ぽちょん。

5分後、ヒポクリフが羽まで「沼」に沈み切って、体が自由になった。



お尻がむずむずする程度の被害で済んでよかった。

状況は危なかった。泥団子作用で宙吊り状態でもガボナ君程度には勝てた。

もしも目の前の敵が強い魔獣や高位冒険者だったら、殺されていた。


「まあ、使い方を間違えないようにしよう」

ガボナ君以外のやつも、金目のものと装備を剥ぎ取り沼に沈めた。

沼様には、逃亡より私の尻を選んだガボナ君の色欲が美味だったらしく、機嫌が良くなった。お尻をさらに強化してくれるそうだか、強化とは?

沼様に許可をもらえたし、次の日から野良ダンジョンで大型爬虫類を倒しまくった。



  
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