ダンジョンでオーブを拾って『』を手に入れた。代償は体で払います

とみっしぇる

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170 まだまだ強気の私達

牛だらけの特級ダンジョン12階から挑戦だ。

12階は1・7メートル、レベル76ミノタウロス。ここから魔鉄の斧持ちもいる。

「よし。手応え次第では20階まで行こう。27階からミノタウロスも牛も、おいしくなるらしいね」

「牛ってシチューが美味しいらしいよ」

「3人ともすごいな。俺なんか特級ダンジョンってだけで、ドキドキしてるのに」

ミシェルが苦笑い。

装備は、ミスリルと魔鉄合金のフルプレートアーマー。

即死だけ避ければいい。特に頭から首をガチガチに固めた。

だけど、手首から先は装備なし。

手首から先がなくなっても、復活させられる。

私の『超回復』を瞬時に使えるように、何も付けていない。

私達は少しでも下に降りたい。

ミシェルの地力では、このダンジョンの敵にダメージがあまり通らない。

だったら、レベルアップに必要な貢献度が少なくても、相手のレベルが跳ね上がる下層がいい。

推定レベル55のミシェルからすれば、得られる経験値が大きくなる。

貢献度が低くても、上級ダンジョンに潜るより、はるかに成長は早くなる。

6日かけて、たまに冗談を言ったりして20階到達。

私は、戦闘ゼロ。

ボスはレベル90のハイミノタウロスにホーンバッファロー。

ここの獲物は19階よりワンランク美味しい。

素材大事に。

ミールのナイフ術とノエルの水魔法で攻略。獲物をボロボロにするミシェルと私は見学した。

いつもの癖で、エールを飲みながら見学している。

「ユリナ、それエール?」
「ミシェルも飲む?」

「ここ、Aランクでも油断できない特級20階だけど」
「ふふふ。あの2人なら余裕だって」

「3人とも規格外だよ・・」

私、戦ってないけどね。

10日ぶりに地上に帰還。

久々の地上だが、ギルド出張所では低ランク4人。10日間の20階到達を報告。

かなり驚かれた。

レベル測定。ミシェル60、ミール59に上昇。私とノエルは65と91で変わらず。

特級ダンジョンでも上層では、ノエルは上がらない。

私は単に戦ってない。

1人1泊5万ゴールドの高級ホテルを2泊取った。

食堂、散歩、冒険者との情報交換。

4人でゆっくり過ごした。

身体の関係は進んでない

まだ、4人になってからはキス止まり。

正直、男女2人ではないセットで、どういうヤっていいのか分からない。

複数婚をしている人に、初夜のことを聞いてみよう。


2日後、ギルドに行くと2組の貴族家に呼び止められた。

敵ではない。

「あれ、ノエルさんですよね」

「あらま、アマク伯爵家のロクサーさんじゃない」

「イツミ伯爵軍を抜けると聞きましたよ」
「冒険者に戻ったの。なんで、こんなとこに」

交渉相手は、どちらも家格は伯爵。西にあるアマク家とヤシラ家。

3ヶ月後に両家の婚姻がある。

披露宴のメイン料理を作るため、高ランク食材を求めている。

アマク家の1人とノエルが知り合いだった。

ノエルは、私達に許可を取って、20階のフロアボスを持っていることを明かした。

ノエルは、花嫁と親交がある。

結婚するアマク家の次女アンジュ嬢は、魔法を教えた弟子だそうだ。

「ユリナ、ミール、ミシェル、20階ボスと16~19階ミノタウロスを売っていいかな」

「いいよ」
「もちろん」

「それは、出しちゃダメだよ」

意外にもミールからダメ出しが出た。

「ごめん、ミール。先に話し合うべきだよね・・」

「そうだよノエル、相談しなよ。ノエルの弟子でしょ。もっといいもんあげようよ」

「はい?」

「貴族家の人、待てるなら、30階フロアボスを捕まえてくるよ」

確かに、牛、ミノタウロスの価値が一気に上がるのは27階から。


ミール女王の、鶴の一声。

王宮から、常にオーダーが出ている貴重な食材を揃えることになった。

「ノエルさん、本当に可能なのですか」

「最長で20日くらい見てもらうけど、大丈夫かな。20階ボスも簡単だったし」

「十分に間に合います」

「じゃあ、捕まえたら肉を多めに持っていくから、私達4人にも料理の試食をさせてよ」

再びダンジョンへ。

27階まで一気に降りて3日。避けられない戦いを5回した。

27~30階を10日で回って、ミノタウロスと牛を各40匹を目標にする。

30階フロアボス部屋。アフロミノタウロス、レベル100にガサ牛、レベル100の4体セット。

ボスだけは、ミールとノエルには綺麗に獲物を倒してもらう。

贈答用だもん。

スライムパンチで27階牛をミンチにした私は論外。

ミシェルも大剣でズタズタ。そっちは、自分たちで食べた。

27階でミノタウロス、牛のレベルは93。ミノタウロスの大きさも2メートルを越えた。

今回はミールとノエルがセット。ミノタウロス捕獲係。

私はミシェルのレベリング部門。

まず私が牛に突進を食らう。内臓破裂を起こしながら、牛の頭に手を当てて「超回復&等価交換」

目や神経をやられた牛の頭にミシェルが攻撃。

メイン武器は、20階フロアボスの大斧に変更。ばきばきに叩きつけた。

ダンジョンに限らず、牛の魔物と私は相性がいい。

毎回といっていいほど致命傷を負うが、直線攻撃のみで来てくれる。

私の等価交換、ミシェルの斧で倒した敵から入る、経験値の推定割合。ミシェルに3割。

恐らく「等価交換」が7割。それは霧散している。

私はゼロ。潔いでしょ。

ミシェルは3割だけど、レベル58。魔物はレベル93だから、レベルは確実に上がる。

今回のお祝い肉集めでレベル66くらいになる。

その後は、基礎ステータスの低さが響いて、上がりかたは鈍くなる。

ノエルの分析だ。

だけど4人でいるのは楽しいから、時間をかけて構わない。

ダンジョンアタック2回目は、潜って7日目に30階フロアボス挑戦となった。

    
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