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終章 「葵の影」
終章 「葵の影」
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元和二年(1616年)四月十七日。
徳川家康、駿府城にて逝去。
享年七十五歳。
彼の最期の言葉は、こうだったという。
「三河の岡崎の空⋯⋯また、見たいものだ」
葬儀は、日光に営まれた。
「東照大権現」として、神格化された。
彼が残したものは、二百余年続く徳川幕府。
戦のない平和な時代。
そして、「忍び、待つ」ことの大切さを教えてくれる、人間の知恵。
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