さびしさごっこ(スナイパー尚子の日常)

wawabubu

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情事 2

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一度出すと、和昭はつれなくなる。

 邦雄とは一度だけの関係で、初めてだったからよく覚えていないが、「そのとき」彼はすごく恥ずかしそうだった。

 野村は経験豊からしく、終わってもあたしの頭をなでながらピロートークをひとしきりやって、そのまま寝てしまうか、そっとベッドから抜け出してシャワーを浴びに行った。



 和昭はさっさとバスルームから出てしまうと、

「バスタオルどこ?」

 ときた。

「洗濯機の上の戸棚」

 あたしは、体についた彼の「おしるし」を念入りにお湯で落としながら答えた。



「もう少し、いいんでしょ?」

 あたしは、グラスに三ツ矢サイダーを注ぎながら尋ねた。

「今日は、一日、休みを取ってるんだ」

 実は、あたしはまだ物足りなかった。

 もっと、ゆっくり可愛がってもらいたかった。

 サイダーのグラスをローテーブルに置き、ソファに座って、あたしは和昭にしなだれかかった。

「にゃん」

「なんだよぉ」

 あたしはネコになって、和昭の膝の上に頭を置く。

 そうしながら右手でバスタオルで隠している「凶器」をまさぐった。

 チクチクする毛足の長い絨毯に囲まれた「軟体動物」よろしく、こぢんまりと萎えていた。

 むにゅむにゅと乳搾りのようにしごくけれど、変化なし…

 小茄子程度に小さくなった器官に、硬さを感じたのは、十分もしてからだった。

 ようやく、頭をもたげ「鎌首」になりつつあるとき、あたしはバスタオルをめくってやった。

「ほぉら」

「そんなにいじるから元気になった」

 照れるように和昭が言う。

 目の前で見る勃起は、あたしを興奮させる。

 熱い肉の棒に血液が充満しているのだろう、それを手のひらに感じてあたしも上気する。

 はぁ…すごいなぁ…男って



 女には、こんなに変化する器官を持ち合わせない。

 せいぜいクリトリスが凝(しこ)るくらいだ。

 あたしの乳頭は充血しても目立たない。



 手に余る立ち上がりを見せた和昭に、あたしはまたがる。

 彼の肩に手を置いて、にんまりしながら、無言であたしは彼の熱い「杭」の先を腰で合わせて、小陰唇を巻き込まないように指で開きながら誘い込む。

 にゅうっ…

 押し拡がるあたしの「女の子」は、めいっぱい頬張った。

 背筋が伸びるような挿入感だった。

 その証拠に、お乳の先がピンと上を向いている。

 和昭は目をつむってペニスであたしを感じようとしているようだった。

 あたしは腰を上下して、摩擦を彼に与えていた。

 りゅりゅりゅ…

 音にならない、しかしはっきりした摩擦感があたしの「入り口」付近を襲う。

「いや、いや、いやぁん」

 勝手にあたしの口が声を発してしまう。

 ヌチ、ヌチ、ヌチ…

 次第に湿った音が立ち始め、和昭も突きを加えてきた。

 内臓が持ち上がるような和昭の力強い動きがたまらない。

 子宮を破られるような怖さとは裏腹に、しびれるような心地よさがある。

「どう?なおちゃん」

「いいわあ。すっごく、気持ちいい」

「だろ?おれも行きそうだよ」

「まだよ。もつでしょ?さっき出したんだし」

 そういって、顎を手指で撫でて持ち上げ、キスしてあげる。

 ねむ…にゃむ…

 顔を斜めにし、唾液をなめとるようにして、濃いキッスをくれてやる。

 ピクピクとペニスが動くのは、和昭のテクだろうか?

「動かしてんの?」

「わかるかい」

「うん」

 彼のペニスは、ほんとうによく動く。

 あたしは逝きたいから、馬乗りになって激しくお尻を振って、抜けそうになるくらい上げては、ズドンと下ろした。

「そんなにしごいちゃ、いっちゃうよ」

「あたしもいきたいの」

「中に出しちゃうよ。この姿勢だと抜けないもん」

「いいよ。出しなよ。なんか、あたし、ほしいの」

 そういってしがみついてやった。

「いいのか?ほんとに」

「いい、もうなんでもいい。あの子に上げたんでしょ?だったら、あたしにも」

 もう、理性が吹っ飛んでしまったあたしだった。

 汗で二人はびっしょりになって、ソファから転げ落ち、そのまま騎乗位であたしは攻め立てた。

「だめだぁ。なおこぉ」

 情けない声を出して、和昭は震えて果てた。

 びゅくびゅくびゅく…

 長い射精が続いていたようだった。

 あたしは、呆けたように彼にまたがったまま、後ろ手をついて、彼の放出を受けていた。



 妊娠したらどうしよう…

 急に、不安がよぎり、あたしは彼から離れた。

 そして、ばたばたと風呂場に行って、膣の中に指を入れて掻き出していた。

 どろりと白い液体がタイルに落ち、事の重大さを示していた。



 体を拭いて、居間にもどると、和昭はサイダーを飲んで一息ついていた。

「さくらちゃんよりよかった?」

「え?そりゃもう」

「ばか」

 あたしもサイダーのグラスを飲み干した。

 もう五時だ、早く支度をしないと開演に間に合わなくなる。
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