私を探しに。

らそまやかな

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第4話 私?

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ぼく(しずくの姿の時はそう言う)は、詳しい事情聴取の後1ヶ月の入院をすることになった。医者には記憶が飛んだことも、いれかわりのことも話さなかった。またジジイやババアが色々聞いてくるのが面倒くさいから。しずくの母と父によるとぼくは中学校の校舎の前で倒れているのを発見され、病院に運ばれたそうだ。今も父に話を詳しく聞いている。
「それはいつだったの?」
「2日前、10月7日だよ」
ぼくが聞くと父は冷静に答えてくれた。
「その時ぼくはどんな背格好?」
「多分ジャージかな。ジャージの下に制服だと思う」
特に手がかりになる情報はない。
「というかしずく、なんで自分のことぼくって言うんだ?オレじゃなかったっけ…」
あ、忘れてた…ぼくって呼んでたからこのはさんにバレたんだった。
「い、いや…あ、あれ?自分でも分かんないや…」
「ふぅん」
危ない危ない…!
「そういやその時、女の子も隣で倒れてたいた気が…」
まさか…その女の子がきっと『私』だ!
「…どんな子!?背の高さは!?その子はどうなった!!?」
質問ぜめにする、でも今はそんな場合じゃない。聞きたいことが沢山ある…!その子は『私』かもしれないのだから…私は身長150cm程なはず。父はどうした、という顔で答える。
「…確か、同じ14才の…身長は150cmぐらいかな?この病院にいると思うよ」
この、病院に『私』がいる!?
『ガタッ』こんな事をしている場合じゃない。『私』を、美崎を探さないと…!勢いよく立ち上がり父が何か言っていたような気がするが無視して病室を出る。無我夢中で走る。走る。私は小野、と書いた表札を探して走る。小野、だったはず。もし一緒に倒れていた女の子が『私』、小野美崎ならきっとあるはず。目の上にほくろがあるはずだ。山田、西野、東、北口、杉本、杉田。誰なんだよ、と思いながら廊下を走り続ける。小野、小野…。この病院は6階まであって1つの階につき10の病室、1つの手術室があるはず。もし『私』が重傷なら手術室にいるかもしれない。入室は禁止だ。、1階の看護師さんに聞いた方が早いのかもしれない。、1階に行って看護師さんに聞く。
「この病院に、『小野』さんは入院していますか?急ぎの用があるんですが…」
すると看護師さんはこう答えた。
「頭の記憶にはありませんが調べてみますね」
待てないよ。はやく…!5分後、看護師さんがやって来る。
「小野さんは現在手術中です」
手術…!?重傷?そんな…!まずいぞ…
「写真がありますよ」
写真!!これで私かが分かる!看護師さんが見せてくれた。その写真には目の上にほくろがある。紛れもない私だった…
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