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story7 珈琲と列車
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“此処はー××駅ー××駅ー次の発車までお待ちください。”
棒読みの無機質な声で駅員が言う。
此処は何処だろう。
なぜ私は珈琲を片手に持ち窓際には1つのパンが置かれているのだろうか?
私は珈琲を窓辺に置き、パンを手に取り少しちぎって食べた。
無味無臭で少しパサパサしていた。
あまりに味がないもので私はすぐにパンを窓辺に置いた。
外を見る。
外は霧が濃くかろうじて一丈程の遠さが見える程であった。
そんなことを考えているとまた駅員の無機質な声が聞こえてきた。
“次はー○○駅ー○○駅ー、発車致します。”
私は何処かに行くようだが、何処にいこうとも私にはどうでも良くなっていた。
ふと操縦席に居る駅員の方に目を向ける。
駅員の体つきはとてもふくよかなもので、髪も癖っけがあり帽子からはみ出ていた。
少しするとその駅員は発車の汽笛を鳴らし、前後を確認した後、からくり人形のようにてきぱきと列車のスイッチやらレバーを操縦し始めた。
私は何処かその駅員に見とれていた。
何時か過ぎると後ろから別の駅員がやって来て(切符を拝見します)と言った。
私は左胸ポケットに入れていた切符を取り出す。
駅員に見せると(有り難う御座います)と小さな声で一言言って立ち去った。
ゆっくりと列車が動き出す。
その揺りかごのような揺れに私は眠気を誘われうとうとと居眠りをしてしまう。
ゆっくりと、ゆっくりと眠たくなる。
嗚呼………………
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
朝起きると、珈琲のいい香りとトーストの臭いがする。
誰だろうと起きて見てみると、母親が居た。
そうだ長期休暇で実家に帰ってたんだ、と分かった瞬間また眠りに着いた。
棒読みの無機質な声で駅員が言う。
此処は何処だろう。
なぜ私は珈琲を片手に持ち窓際には1つのパンが置かれているのだろうか?
私は珈琲を窓辺に置き、パンを手に取り少しちぎって食べた。
無味無臭で少しパサパサしていた。
あまりに味がないもので私はすぐにパンを窓辺に置いた。
外を見る。
外は霧が濃くかろうじて一丈程の遠さが見える程であった。
そんなことを考えているとまた駅員の無機質な声が聞こえてきた。
“次はー○○駅ー○○駅ー、発車致します。”
私は何処かに行くようだが、何処にいこうとも私にはどうでも良くなっていた。
ふと操縦席に居る駅員の方に目を向ける。
駅員の体つきはとてもふくよかなもので、髪も癖っけがあり帽子からはみ出ていた。
少しするとその駅員は発車の汽笛を鳴らし、前後を確認した後、からくり人形のようにてきぱきと列車のスイッチやらレバーを操縦し始めた。
私は何処かその駅員に見とれていた。
何時か過ぎると後ろから別の駅員がやって来て(切符を拝見します)と言った。
私は左胸ポケットに入れていた切符を取り出す。
駅員に見せると(有り難う御座います)と小さな声で一言言って立ち去った。
ゆっくりと列車が動き出す。
その揺りかごのような揺れに私は眠気を誘われうとうとと居眠りをしてしまう。
ゆっくりと、ゆっくりと眠たくなる。
嗚呼………………
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
朝起きると、珈琲のいい香りとトーストの臭いがする。
誰だろうと起きて見てみると、母親が居た。
そうだ長期休暇で実家に帰ってたんだ、と分かった瞬間また眠りに着いた。
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