ある老人の残した日記帳

大神達磨

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一冊目××年~○○年まで約4年間20歳~24歳

××年 10月20日 祖母と祖先

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 久しぶりに早く起きた。
 祖父母の家の近くには寺があり、午前6時になるといつも鐘を鳴らす。
 その音で今日は起きた。
 私が起きたころには祖父は朝御飯を作って待っていた。
 玉子と肉、それと南瓜を煮込んだ物を食べた。
 その後、祖父と将棋を指した。
 丁度、12時を回った頃に祖母が帰ってきた。
 祖母は温泉旅行に行っていたらしい。
 土産の温泉饅頭を頂きながら自分の身の回りの変化について相談した。
 祖母は帰ってきた頃の優しい顔とは見違えるように険しい表情で(貴方もか)と、一言漏らした。
 その後祖母に祖先の事を聞いた。
 祖母は、祖先の事について話してくれた。
 この話しにはとても驚いた。
 何故なら、私の祖先の曾祖父母、いや、それより前の代から家系的に父方か母方のどちらかが今の私と同じ様な症状を訴えていたらしい。
 又、婚儀を済ませ、その後に症状が出た者は行方知れずになり、独り身で居たものは何処かの伴侶が居ない者と伴侶となり、子を作り、行方知れずとなる。
 又婚儀が出来ない年齢なら相手を探し、見つかり次第、国から小学校から高等学校まで一貫性の東京の学校に通わされるらしい。
 良くできた作り話だと私は思った。
 何故なら祖母はその家系の者であり婚儀を済ませ子を授かったのに、行方知れずになっていなかったからだ。
 祖母は一通り話し終えると何処かに電話をかけた。
 この時嫌な予感がしたが、どうせ近くの坊さんを呼んだのだろうとあまり気にしなかった。
 その後、祖母は晩御飯を作ってくれた。
 晩御飯を食べ終わる頃、祖母がもう一日泊まりなさいと言うので泊まることにした。
 今日は此処で筆を置こうと思う。
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