未来-そこに貴方は居ますか-

奈留

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春-ここから-

出会い

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「おかーさーん、ご飯ちょーだーい」
「光莉、もう遅刻じゃないの!?」
時計を見ると6時だった。
「え~、まだ6時だから大丈夫だよー」
「あっ、言い忘れてたけどこの時計
1時間ぐらい遅れてるの、だから多分
今7時頃よ」 
はぁぁ~!!学校まで電車で1時間近くかかるのに!!
「もう、早く言ってよ!!入学式から遅刻じゃん!」
はぁー昨日用意しといてよかったー!!
「行ってきますっ!」
いーそーげー!! 
ラッキーちょーど、学校行きの電車が来た!
でも、ヤバいヤバい時間終わってんじゃーん
高校生らしき人誰1人いないし
はぁー、1時間苦痛だ~
とりあえず音楽聴いてよ


「お次は~、華倉国立高等学校~
華倉国立高等学校~」
おっ、つーいた
ってもうこんな時間じゃん!
走れー!
「んもう、何でリビングの時計が、
1時間もずれてんのよ!」
そう叫ぶと後ろのほうから笑い声が
聞こえて来た
振り返るとそこには、同じ学校の制服を
着た男の子がお腹を抱えて笑っている
「どなたか存じませんが時計狂ってたんですか?ご愁傷様です。」
彼はまだ笑ってる
「それは、どーも。」
っというかさっきこの人歩いてたよね
同じ学校なら遅刻寸前なのに
「あの、同じ学校ですよね?
走らないんで良いんですか?遅刻しますよ?」
「ん~、どうせ間に合わないし
いいかな~。」
ってこの人どんだけいさぎいいの‥‥
「何言ってるんですか。
まだ走れば間に合いますよ!」
私は彼の手を取ると猛スピードで
走った
「ちょ、まてよ。ってかお前足速すぎない?」
「まぁ、こう見えて、中学のとき陸上部で全国大会出てるんで。それなりには」
「おいこれ、それなりどころじゃないぞ?」
っていいながら結構ついてこれてるし
「いいからつべこべ言わずに行きますよ遅刻寸前なんですから」
「はいはい、わかりましたよ~」
それから2人で学校まで走った

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