2 / 48
2.人を見た目で判断してはいけない(怒)
しおりを挟む
まさか登録序盤でつまずいてしまうとは思ってもいなかった。
「まさか身辺調査をギルドが行うなんて予想外だぞ。そんなんで人手足りるのか?ギルド側の人間は」
一日にどれだけの人間が探索者登録をしているのかは分からないが、一人一人に身辺調査なんてやっていたらいくら人手があっても足りないだろう。
思い通りにいかないスタートに頭を抱えた幸隆はロビー入口付近で座り込んで項垂れていた。
「おじさん何してるの?」
「……」
できる事なら早い段階で登録を済ませて、十分な収入を得れるだけの知識と経験を積んでおきたい。
完全な素寒貧になってしまう前に。
俯き、今後の方針を考える。
「おじさん?大丈夫?」
少女がおっさんを気にかけて声を掛けているようだ。
平日の昼間っからこんなところで項垂れているいい歳扱いたおっさんなんて碌な人間なんかじゃない。
快活そうな声の顔も知らぬ少女よ、そんなおっさんに関わるんじゃないと幸隆は少女を憂いた。
地面から目を離さずに。
「おじさん本当に大丈夫?私の声聞こえてる?」
「……」
「おーい」
現実から目を背けることはできずに幸隆は重々しく顔を上げた。
「うわっすごい悲しそうな顔してる!おじさんやっぱりなにかあったの!?」
くりくりと大きな目を見開いて幸隆の顔色の悪さに驚く可愛い少女がそこにいた。
その本気で心配する少女の姿に顔を見られても尚変わらない反応にさらにげっそりとする幸隆。
「俺はこれでもまだ26なんだが……」
「え……ごめんなさい。お兄さん?」
疑問形が辛かった。
卵型の形の良い輪郭を隠さないショートカットの美少女。
化粧慣れしていないのか簡単なメイクしかしているようにしか見えないこともあって恐らく高校卒業したての未成年ではないかとあたりを付けた。
そんな若い子からしたら26もおじさんの区分になってしまうのだろうかと幸隆は考えた。
それとも彼女は幸隆がサバを読んでいると疑っているのだろうか。
どっちにしろショックなのは変わらなかった。
「営業失敗しちゃったとか?」
彼女は幸隆のスーツ姿を見ながら聞いてきた。
「どちらかと言えば面接だな」
「面接?」
幸隆はフロントでの出来事を掻い摘んで彼女に話した。
「身辺調査なんてあるんだね。知らなかった」
へ~知らなかったと感心する少女。
「私にはそういうのなかったからな~」
「そういうの?その口ぶりだとまさか探索者なのか?」
「うん、そうだよ。おじ……お兄さんが探索者になれたら私が先輩だね!」
中途採用で恐れていた年下の先輩を持つという先輩後輩共にやり辛い縦社会の上下関係。
まさかそれが、個人事業主扱いになる探索者業でもついてくるなんて、もし幸隆の気に入らない奴が先輩風を吹かしてきたらと考えると幸隆は腹の底がぐつぐつと煮え返るような錯覚を思い出した。
とはいえ、目の前の少女がむかつくという事ではない。
可愛い女の子がえへんと胸を張る姿は微笑ましい。
小柄な少女なのだから尚の事だ。
一部はどうやら大人顔負けでその存在を今まさに主張しているが。
「悪いが子供にしか見えないんだが……本当か?」
見るからに未成年である少女が、成人からしか登録のできない探索者であるとは到底思えなかった。
「お兄さんいまさっき見た目の年齢のことでショックを受けたばかりでしょう?」
「おう、確かにそうだ」
その加害者側である少女が言うのは少し腑に落ちないが、説得力という意味ではこれ以上のものはなかった。
言外に老け顔だと認めたのはこの際流そう。
「先輩面吹かしてきた事を考えるとこの春登録したばかりの新人だとは思えないから、21とか2ってところか?」
「19」
「やっぱガキじゃねーかよ」
見た目の年齢はもっと低いが。
「となると探索者ってのもうそかよ」
20歳以上からしか登録を受け付けていないのだから少女がライセンスを取得できるのは来年以降だ。
よって嘘。
探索者志望の子供の妄言だと幸隆はあしらった。
「嘘じゃないよ!探索者だもん!」
そう言って少女は懐からカードを取り出した。
幸隆はその意匠の凝ったカードに目を疑った。
御門 春 19歳 Dランク
歴とした未成年探索者だった。
「おいおい、まじかよ。いつからガキでも探索者になれる世の中になったんだよ。そんなに政府は躍起になってんのかよ」
「お兄さん、もしかして探校って知らない?」
「炭鉱?ピッケル持ってカンカンってやつか?」
「違うよ!探索者育成学校!略して探校!」
「知らん」
「確かに設立は比較的最近ではあるけどさ。かなり有名だと思うんだけど」
「テレビを見る習慣がここ最近までなかったからな」
元々テレビにあまり興味のない幸隆は、失業後も賑やかし程度に点けていたにすぎず、あまり真剣になって見ていなかった。
ニュースもあまり見ていない。
「社会人としてそれはどうなの?」
グサッとくる言葉だった。
「その探校ってのは何なんだ?字面で言うとまんま探索者の育成ってことになるけど、まさか十代でダンジョンに潜る事になるのか?」
「そう!適性のある受験生の中からさらに選抜された子しか入学できない高倍率の難関校何だから!ここを無事に卒業できれば晴れてエリートコース間違いなし!」
ドヤ顔で鼻をふくらませる少女。
褒めて欲しいのだろう。
「わーエリート様すごいね」
幸隆は気持ちの籠もっていない平坦な口調で取り敢えずかまう。
「えっへん!」
どうやら言葉に籠もる感情には見向きもしていないらしい。
字面をそのまま受け入れていた。
ポジティブな娘のようだ。
「子どもを化け物の巣窟に放り込むとか政府も親も頭イカれてんな」
「まぁ、そこはね。厚い補償があるから」
明るかった少女の様子に少し陰が落ちた。
「闇深系の話はNGで」
「あはは、でも学校側も死傷者が出ないように万全な体制にしているから毎年の悲惨な事故は年々減ってるんだよ?」
ゼロでは無いらしい。
尚更に平然と学校が存続していることに疑問が強くなる。
親の反対が大きくないのか、それとも振り切っているのか、はたまた黙らせるだけの補償をしているのか。
あまり深く考えると目の前の明るい少女に憐憫の目を向けてしまいそうだと自覚した幸隆はそれ以上深く考えるのを辞めた。
無事卒業して今こうして明るく振る舞っているのだからそれでいいだろうと。
「まぁ、君が未成年で探索者をやれてる理由は良くわかったよ」
「私嘘なんてつかないもん」
拗ねたように頬を膨らませる幼い仕草。
(これで探索者なんて最初から信じるやつの方がおかしいだろ)
目の前の小動物のような少女はそれでも生え抜きのエリート探索者様だというのだから探索者という生き物はわからない。
(へんな奴が多そうだな探索者ってのは)
約5年間企業勤めをした幸隆は自分がまともな完成の人間だという自負がある。
へんな奴に絡まず、パーティーを組む際はまともな人間を選ぶように幸隆はこの時心がけた。
「じゃあ、お兄さん。ダンジョンで出会うことがあったらその時はよろしくね!」
端末の画面を見て話を切り上げる素振りを見せる少女───春。
「まぁ身辺調査を通過できればな」
「そんなのどうせ軽くだから問題ないよ。ライセンス取得後に何かあった時は隅々まで調べられるらしいけどね。それとも何かやましい所があるの?」
「……ナイヨ」
「え、なんか怖い。犯罪者とかじゃないよね」
立件はされていない。
バレなければそれは罪にはなり得ない。
「潔白だよ」
「渦中にいる人の言葉だよねそれ……」
少女に不信感を与えてしまったようだ。
「まぁいいや。悪い人には見えないし。無事に登録できることを祈ってます!じゃあおじさんまたね!」
少女はそう言ってギルドへと入って行った。
「そういやDランクってそこそこ高い立場じゃなかったか?まじてエリートなんだなあいつ」
未成年の少女がダンジョンの中で化け物共とドンパチやっている姿がうまく想像できないが、どうやら探索者育成学校の卒業生というのはアレがデフォルトになるのだろう。
(ほんと、危なっかしい世の中になったもんだ)
見た目と力が釣り合わない連中は今や不自然な世の中ではなくなった。
町中で魔術をぶっ放す大バカモノも年に一、二度ニュースになっている。
人間離れした膂力とスキルと呼ばれる超常現象を起こせる異能。
それらを兼ね揃える人間がそこらにいると思うと警戒心が湧いてくる。
しかもその連中は暴力に慣れているというのだから恐ろしい。
自分もその世界に飛び込もうもしているのを棚にあげ危機感を抱く。
「てか最後おじさんっていったよな」
無事に審査通過ができるかの不安と自分の容貌への不安に頭を触る幸隆。
「髪は大丈夫な……はず」
ストレスを溜めないよう気を配らねば。
「まさか身辺調査をギルドが行うなんて予想外だぞ。そんなんで人手足りるのか?ギルド側の人間は」
一日にどれだけの人間が探索者登録をしているのかは分からないが、一人一人に身辺調査なんてやっていたらいくら人手があっても足りないだろう。
思い通りにいかないスタートに頭を抱えた幸隆はロビー入口付近で座り込んで項垂れていた。
「おじさん何してるの?」
「……」
できる事なら早い段階で登録を済ませて、十分な収入を得れるだけの知識と経験を積んでおきたい。
完全な素寒貧になってしまう前に。
俯き、今後の方針を考える。
「おじさん?大丈夫?」
少女がおっさんを気にかけて声を掛けているようだ。
平日の昼間っからこんなところで項垂れているいい歳扱いたおっさんなんて碌な人間なんかじゃない。
快活そうな声の顔も知らぬ少女よ、そんなおっさんに関わるんじゃないと幸隆は少女を憂いた。
地面から目を離さずに。
「おじさん本当に大丈夫?私の声聞こえてる?」
「……」
「おーい」
現実から目を背けることはできずに幸隆は重々しく顔を上げた。
「うわっすごい悲しそうな顔してる!おじさんやっぱりなにかあったの!?」
くりくりと大きな目を見開いて幸隆の顔色の悪さに驚く可愛い少女がそこにいた。
その本気で心配する少女の姿に顔を見られても尚変わらない反応にさらにげっそりとする幸隆。
「俺はこれでもまだ26なんだが……」
「え……ごめんなさい。お兄さん?」
疑問形が辛かった。
卵型の形の良い輪郭を隠さないショートカットの美少女。
化粧慣れしていないのか簡単なメイクしかしているようにしか見えないこともあって恐らく高校卒業したての未成年ではないかとあたりを付けた。
そんな若い子からしたら26もおじさんの区分になってしまうのだろうかと幸隆は考えた。
それとも彼女は幸隆がサバを読んでいると疑っているのだろうか。
どっちにしろショックなのは変わらなかった。
「営業失敗しちゃったとか?」
彼女は幸隆のスーツ姿を見ながら聞いてきた。
「どちらかと言えば面接だな」
「面接?」
幸隆はフロントでの出来事を掻い摘んで彼女に話した。
「身辺調査なんてあるんだね。知らなかった」
へ~知らなかったと感心する少女。
「私にはそういうのなかったからな~」
「そういうの?その口ぶりだとまさか探索者なのか?」
「うん、そうだよ。おじ……お兄さんが探索者になれたら私が先輩だね!」
中途採用で恐れていた年下の先輩を持つという先輩後輩共にやり辛い縦社会の上下関係。
まさかそれが、個人事業主扱いになる探索者業でもついてくるなんて、もし幸隆の気に入らない奴が先輩風を吹かしてきたらと考えると幸隆は腹の底がぐつぐつと煮え返るような錯覚を思い出した。
とはいえ、目の前の少女がむかつくという事ではない。
可愛い女の子がえへんと胸を張る姿は微笑ましい。
小柄な少女なのだから尚の事だ。
一部はどうやら大人顔負けでその存在を今まさに主張しているが。
「悪いが子供にしか見えないんだが……本当か?」
見るからに未成年である少女が、成人からしか登録のできない探索者であるとは到底思えなかった。
「お兄さんいまさっき見た目の年齢のことでショックを受けたばかりでしょう?」
「おう、確かにそうだ」
その加害者側である少女が言うのは少し腑に落ちないが、説得力という意味ではこれ以上のものはなかった。
言外に老け顔だと認めたのはこの際流そう。
「先輩面吹かしてきた事を考えるとこの春登録したばかりの新人だとは思えないから、21とか2ってところか?」
「19」
「やっぱガキじゃねーかよ」
見た目の年齢はもっと低いが。
「となると探索者ってのもうそかよ」
20歳以上からしか登録を受け付けていないのだから少女がライセンスを取得できるのは来年以降だ。
よって嘘。
探索者志望の子供の妄言だと幸隆はあしらった。
「嘘じゃないよ!探索者だもん!」
そう言って少女は懐からカードを取り出した。
幸隆はその意匠の凝ったカードに目を疑った。
御門 春 19歳 Dランク
歴とした未成年探索者だった。
「おいおい、まじかよ。いつからガキでも探索者になれる世の中になったんだよ。そんなに政府は躍起になってんのかよ」
「お兄さん、もしかして探校って知らない?」
「炭鉱?ピッケル持ってカンカンってやつか?」
「違うよ!探索者育成学校!略して探校!」
「知らん」
「確かに設立は比較的最近ではあるけどさ。かなり有名だと思うんだけど」
「テレビを見る習慣がここ最近までなかったからな」
元々テレビにあまり興味のない幸隆は、失業後も賑やかし程度に点けていたにすぎず、あまり真剣になって見ていなかった。
ニュースもあまり見ていない。
「社会人としてそれはどうなの?」
グサッとくる言葉だった。
「その探校ってのは何なんだ?字面で言うとまんま探索者の育成ってことになるけど、まさか十代でダンジョンに潜る事になるのか?」
「そう!適性のある受験生の中からさらに選抜された子しか入学できない高倍率の難関校何だから!ここを無事に卒業できれば晴れてエリートコース間違いなし!」
ドヤ顔で鼻をふくらませる少女。
褒めて欲しいのだろう。
「わーエリート様すごいね」
幸隆は気持ちの籠もっていない平坦な口調で取り敢えずかまう。
「えっへん!」
どうやら言葉に籠もる感情には見向きもしていないらしい。
字面をそのまま受け入れていた。
ポジティブな娘のようだ。
「子どもを化け物の巣窟に放り込むとか政府も親も頭イカれてんな」
「まぁ、そこはね。厚い補償があるから」
明るかった少女の様子に少し陰が落ちた。
「闇深系の話はNGで」
「あはは、でも学校側も死傷者が出ないように万全な体制にしているから毎年の悲惨な事故は年々減ってるんだよ?」
ゼロでは無いらしい。
尚更に平然と学校が存続していることに疑問が強くなる。
親の反対が大きくないのか、それとも振り切っているのか、はたまた黙らせるだけの補償をしているのか。
あまり深く考えると目の前の明るい少女に憐憫の目を向けてしまいそうだと自覚した幸隆はそれ以上深く考えるのを辞めた。
無事卒業して今こうして明るく振る舞っているのだからそれでいいだろうと。
「まぁ、君が未成年で探索者をやれてる理由は良くわかったよ」
「私嘘なんてつかないもん」
拗ねたように頬を膨らませる幼い仕草。
(これで探索者なんて最初から信じるやつの方がおかしいだろ)
目の前の小動物のような少女はそれでも生え抜きのエリート探索者様だというのだから探索者という生き物はわからない。
(へんな奴が多そうだな探索者ってのは)
約5年間企業勤めをした幸隆は自分がまともな完成の人間だという自負がある。
へんな奴に絡まず、パーティーを組む際はまともな人間を選ぶように幸隆はこの時心がけた。
「じゃあ、お兄さん。ダンジョンで出会うことがあったらその時はよろしくね!」
端末の画面を見て話を切り上げる素振りを見せる少女───春。
「まぁ身辺調査を通過できればな」
「そんなのどうせ軽くだから問題ないよ。ライセンス取得後に何かあった時は隅々まで調べられるらしいけどね。それとも何かやましい所があるの?」
「……ナイヨ」
「え、なんか怖い。犯罪者とかじゃないよね」
立件はされていない。
バレなければそれは罪にはなり得ない。
「潔白だよ」
「渦中にいる人の言葉だよねそれ……」
少女に不信感を与えてしまったようだ。
「まぁいいや。悪い人には見えないし。無事に登録できることを祈ってます!じゃあおじさんまたね!」
少女はそう言ってギルドへと入って行った。
「そういやDランクってそこそこ高い立場じゃなかったか?まじてエリートなんだなあいつ」
未成年の少女がダンジョンの中で化け物共とドンパチやっている姿がうまく想像できないが、どうやら探索者育成学校の卒業生というのはアレがデフォルトになるのだろう。
(ほんと、危なっかしい世の中になったもんだ)
見た目と力が釣り合わない連中は今や不自然な世の中ではなくなった。
町中で魔術をぶっ放す大バカモノも年に一、二度ニュースになっている。
人間離れした膂力とスキルと呼ばれる超常現象を起こせる異能。
それらを兼ね揃える人間がそこらにいると思うと警戒心が湧いてくる。
しかもその連中は暴力に慣れているというのだから恐ろしい。
自分もその世界に飛び込もうもしているのを棚にあげ危機感を抱く。
「てか最後おじさんっていったよな」
無事に審査通過ができるかの不安と自分の容貌への不安に頭を触る幸隆。
「髪は大丈夫な……はず」
ストレスを溜めないよう気を配らねば。
16
あなたにおすすめの小説
勤続5年。1日15時間勤務。業務内容:戦闘ログ解析。
厳座励主(ごんざれす)
ファンタジー
ダンジョン出現から六年。攻略をライブ配信し投げ銭を稼ぐストリーマーは、いまや新時代のヒーローだ。その舞台裏、ひたすらモンスターの戦闘映像を解析する男が一人。百万件を超える戦闘ログを叩き込んだ頭脳は、彼が偶然カメラを握った瞬間に覚醒する。
敵の挙動を完全に読み切る彼の視点は、まさに戦場の未来を映す神の映像。
配信は熱狂の渦に包まれ、世界のトップストリーマーから専属オファーが殺到する。
常人離れした読みを手にした無名の裏方は、再びダンジョンへ舞い戻る。
誰も死なせないために。
そして、封じた過去の記憶と向き合うために。
【超速爆速レベルアップ】~俺だけ入れるダンジョンはゴールドメタルスライムの狩り場でした~
シオヤマ琴@『最強最速』発売中
ファンタジー
ダンジョンが出現し20年。
木崎賢吾、22歳は子どもの頃からダンジョンに憧れていた。
しかし、ダンジョンは最初に足を踏み入れた者の所有物となるため、もうこの世界にはどこを探しても未発見のダンジョンなどないと思われていた。
そんな矢先、バイト帰りに彼が目にしたものは――。
【自分だけのダンジョンを夢見ていた青年のレベリング冒険譚が今幕を開ける!】
最遅で最強のレベルアップ~経験値1000分の1の大器晩成型探索者は勤続10年目10度目のレベルアップで覚醒しました!~
ある中管理職
ファンタジー
勤続10年目10度目のレベルアップ。
人よりも貰える経験値が極端に少なく、年に1回程度しかレベルアップしない32歳の主人公宮下要は10年掛かりようやくレベル10に到達した。
すると、ハズレスキル【大器晩成】が覚醒。
なんと1回のレベルアップのステータス上昇が通常の1000倍に。
チートスキル【ステータス上昇1000】を得た宮下はこれをきっかけに、今まで出会う事すら想像してこなかったモンスターを討伐。
探索者としての知名度や地位を一気に上げ、勤めていた店は討伐したレアモンスターの肉と素材の販売で大繁盛。
万年Fランクの【永遠の新米おじさん】と言われた宮下の成り上がり劇が今幕を開ける。
異世界帰りの元勇者、日本に突然ダンジョンが出現したので「俺、バイト辞めますっ!」
シオヤマ琴@『最強最速』発売中
ファンタジー
俺、結城ミサオは異世界帰りの元勇者。
異世界では強大な力を持った魔王を倒しもてはやされていたのに、こっちの世界に戻ったら平凡なコンビニバイト。
せっかく強くなったっていうのにこれじゃ宝の持ち腐れだ。
そう思っていたら突然目の前にダンジョンが現れた。
これは天啓か。
俺は一も二もなくダンジョンへと向かっていくのだった。
レベルアップに魅せられすぎた男の異世界探求記(旧題カンスト厨の異世界探検記)
荻野
ファンタジー
ハーデス 「ワシとこの遺跡ダンジョンをそなたの魔法で成仏させてくれぬかのぅ?」
俺 「確かに俺の神聖魔法はレベルが高い。神様であるアンタとこのダンジョンを成仏させるというのも出来るかもしれないな」
ハーデス 「では……」
俺 「だが断る!」
ハーデス 「むっ、今何と?」
俺 「断ると言ったんだ」
ハーデス 「なぜだ?」
俺 「……俺のレベルだ」
ハーデス 「……は?」
俺 「あともう数千回くらいアンタを倒せば俺のレベルをカンストさせられそうなんだ。だからそれまでは聞き入れることが出来ない」
ハーデス 「レベルをカンスト? お、お主……正気か? 神であるワシですらレベルは9000なんじゃぞ? それをカンスト? 神をも上回る力をそなたは既に得ておるのじゃぞ?」
俺 「そんなことは知ったことじゃない。俺の目標はレベルをカンストさせること。それだけだ」
ハーデス 「……正気……なのか?」
俺 「もちろん」
異世界に放り込まれた俺は、昔ハマったゲームのように異世界をコンプリートすることにした。
たとえ周りの者たちがなんと言おうとも、俺は異世界を極め尽くしてみせる!
ダンジョンに行くことができるようになったが、職業が強すぎた
ひまなひと
ファンタジー
主人公がダンジョンに潜り、ステータスを強化し、強くなることを目指す物語である。
今の所、170話近くあります。
(修正していないものは1600です)
【もうダメだ!】貧乏大学生、絶望から一気に成り上がる〜もし、無属性でFランクの俺が異文明の魔道兵器を担いでダンジョンに潜ったら〜
KEINO
ファンタジー
貧乏大学生の探索者はダンジョンに潜り、全てを覆す。
~あらすじ~
世界に突如出現した異次元空間「ダンジョン」。
そこから産出される魔石は人類に無限のエネルギーをもたらし、アーティファクトは魔法の力を授けた。
しかし、その恩恵は平等ではなかった。
富と力はダンジョン利権を牛耳る企業と、「属性適性」という特別な才能を持つ「選ばれし者」たちに独占され、世界は新たな格差社会へと変貌していた。
そんな歪んだ現代日本で、及川翔は「無属性」という最底辺の烙印を押された青年だった。
彼には魔法の才能も、富も、未来への希望もない。
あるのは、両親を失った二年前のダンジョン氾濫で、原因不明の昏睡状態に陥った最愛の妹、美咲を救うという、ただ一つの願いだけだった。
妹を治すため、彼は最先端の「魔力生体学」を学ぶが、学費と治療費という冷酷な現実が彼の行く手を阻む。
希望と絶望の狭間で、翔に残された道はただ一つ――危険なダンジョンに潜り、泥臭く魔石を稼ぐこと。
英雄とも呼べるようなSランク探索者が脚光を浴びる華やかな世界とは裏腹に、翔は今日も一人、薄暗いダンジョンの奥へと足を踏み入れる。
これは、神に選ばれなかった「持たざる者」が、絶望的な現実にもがきながら、たった一つの希望を掴むために抗い、やがて世界の真実と向き合う、戦いの物語。
彼の「無属性」の力が、世界を揺るがす光となることを、彼はまだ知らない。
テンプレのダンジョン物を書いてみたくなり、手を出しました。
SF味が増してくるのは結構先の予定です。
スローペースですが、しっかりと世界観を楽しんでもらえる作品になってると思います。
良かったら読んでください!
この世界にダンジョンが現れたようです ~チートな武器とスキルと魔法と従魔と仲間達と共に世界最強となる~
仮実谷 望
ファンタジー
主人公の増宮拓朗(ましみやたくろう)は20歳のニートである。
祖父母の家に居候している中、毎日の日課の自宅の蔵の確認を行う過程で謎の黒い穴を見つける。
試にその黒い穴に入ると謎の空間に到達する。
拓朗はその空間がダンジョンだと確信して興奮した。
さっそく蔵にある武器と防具で装備を整えてダンジョンに入ることになるのだが……
暫くするとこの世界には異変が起きていた。
謎の怪物が現れて人を襲っているなどの目撃例が出ているようだ。
謎の黒い穴に入った若者が行方不明になったなどの事例も出ている。
そのころ拓朗は知ってか知らずか着実にレベルを上げて世界最強の探索者になっていた。
その後モンスターが街に現れるようになったら、狐の仮面を被りモンスターを退治しないといけないと奮起する。
その過程で他にもダンジョンで女子高生と出会いダンジョンの攻略を進め成長していく。
様々な登場人物が織りなす群像劇です。
主人公以外の視点も書くのでそこをご了承ください。
その後、七星家の七星ナナナと虹咲家の虹咲ナナカとの出会いが拓朗を成長させるきっかけになる。
ユキトとの出会いの中、拓朗は成長する。
タクロウは立派なヒーローとして覚醒する。
その後どんな敵が来ようとも敵を押しのける。倒す。そんな無敵のヒーロー稲荷仮面が活躍するヒーロー路線物も描いていきたいです。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる