あなたと私の壊れかけた世界

Euclase

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違和感

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私「デザイナーと会話をしたことがあるんだけどね」

君「あなたもデザイナーでしょう」

私「・・・まぁ・・・そうなんだけどね」

君「それで?」

私「新しい商品のデザインは『新しい物を買った』という満足感が得られるデザインが必要って考え方があるって言われてね」

君「なるほど、デザイナーの使命みたいなものかな?」

私「かもね・・・私の場合は『それらしいデザイン』が好きだから根本的にデザイナー失格だなって思った」

君「癖のある絵を用意するのに?」

私「まぁ、私的には『普通の絵』を描きたいと思っているのだけれど」

君「感性が普通ではない人の『普通の絵』は異常だと思うけどね」

私「誉め言葉ではないよね?」

君「褒めたつもりだけれど・・・」

私「そりゃ、どうも」

君「でもな・・・」

私「ん?」

君「たしかに、服とか車とか『これが新しいデザインです』を消費者に押し付けている感じはあるかな・・・」

私「あ、感じるんだ」

君「そりゃぁね・・・」

私「ところでさ」

君「ん?」

私「文章って個性でるよね」

君「あぁ、性格が出ると思う」

私「だよね」

君「ただ、演じられる人の文章は異常だと思うよ」

私「文章を?」

君「たとえば・・・年齢層に合わせた文章」

私「それは・・・商用的な?」

君「かな?頭がよさそうに見えるお堅い文章かフレンドリーな文章か」

私「なるほど」

君「あとは違和感のない文章かな」

私「違和感?」

君「そうだな・・・たとえば報告書、1ヵ所でも違和感があると全てが疑わしく思える」

私「そうなんだ」

君「そういうものだよ・・・」

私「他には?」

君「あとは・・・『叙述トリック』といって文章で錯覚させる方法」

私「トリック」

君「文章を読んでいる人が勝手に『思い込む』『錯覚』するのを誘導する文章のことで」

私「はぁ?」

君「ミスリードを促すといえばいいのか誘発させるというのか・・・読んでいると、この先はこうなりそうと勝手に先を読んでしまう」

私「あぁ・・・」

君「その人の経験とか常識の範囲で思い込んでしまうらしいけどね」

私「・・・ん?」

君「そんな『小説』に出会ったら気持ちよく騙されたほうがおもしろいと思うよ」

私「なんかだまされてるきがしたんだけど・・・」

君「私にそのつもりはないよ」

私「そう?」
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