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優しい支配者の姿かたち
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その日、連れてこられたのは比較的カジュアルなイタリアンレストランだったが平凡な高校生としてはなんとも緊張がほぐれぬ時間であった。
それは仕方ないこと。
なぜなら姉とその婚約者との食事に邪魔をするような形なのだから。
「伊織君はなにかスポーツとかしてたんだっけ?」
「いえ……特には」
「中学の頃も?」
「あ、はい」
中学のことに話題がむくとまた気まずくなる。
すると隣に座った姉の綾萌がさりげなく話題を変える。
「私もあんまり運動神経良くなかったから帰宅部だったんだから」
これは嘘だ。母代わりとして家事などをこなしていた彼女は、中学まで続けていたとあるスポーツをやめてまで家庭に尽くしていたのだ。
「へぇ。でも綾萌はオレより運動神経良さそうだけどな」
「そんなことないって。あ、そういえば透龍は高校の時にサッカーしてるんだよね」
――あ、確かにサッカーしてそうな感じ。偏見だけど。
話題が変わってホッとしつつ、伊織はここぞとばかりに出されたオシャレな料理をつつきながらうなずいた。
「中学からしていたんだ。今もたまに地元に帰ってきたら仲間の社会人チームにまぜてもらってたりしてね」
「地元ってどこか聞いても?」
てっきりこっち出身だと思っていたが訊ねてみるとさらにおどろいた。
なぜならそれはとある東北の田舎であったから。
「でも訛ってない……あっ! い、いや標準語っぽいというか」
「ははっ、そうかもしれないね」
一瞬失言したかと焦るが本人はさほど気にした様子もなく、むしろ笑っている。
「まあうちは転勤族だったから小中とまさに全国津々浦々どこでも行ったし、高校は寮生だったからなぁ」
「そうだったんですか」
「うん。あ、でも女の子が話すとかわいい方言はあるよね。わりと真面目に」
なんて軽口叩くものだから今度は綾萌の方が。
「あら? 標準語女子で悪かったわね~」
なんて拗ねたフリをしたことで、透龍が眉を下げる。
「参ったなぁ、綾萌は充分魅力的だよ」
「ふーん? なんてね」
「ああよかった。怒った君も可愛いけど今は笑顔が見たかったから」
「うふふ」
――な、なんだかなぁ。
いや仲良いことはとても結構。むしろここで喧嘩をされても非常に困る。
しかし身内の惚気を見せられるのも、というわけで。
「え、ええっと……二人は結婚したらやっぱり職場から近いところに住むの?」
以前聞いたところによると、透龍の方は会社からほど近いアパートに一人暮らししているらしい。
しかしそこは単身者用だからやはり、そこを出て新しく賃貸なり家を建てるなりするのだろう。
「それなんだけどね」
綾萌が彼とチラリと目配せしてから口を開く。
「もう少し父さんとも話し合わなきゃいけないんだけど……透龍さんもあの家で暮らしたいって言ってくれてるの」
「え? それって」
つまり姉夫婦が同居するということだ。
「で、でもそんなの僕が邪魔になるよ」
「邪魔になんてしない」
横から応えたのは透龍だった。
「むしろオレの方からお願いしたんだ。君とはもっと仲良くしたい」
「え……」
なんでわざわざ結婚相手の弟と暮らそうと思うのだろうか。まったく理解しがたい。
自身に渦巻く妙な胸騒ぎに蓋をしつつ、伊織は努めて礼儀正しく言った。
「透龍さんもそんなに気にしなくてもいいですよ。僕は子どもじゃあるまいし一人でなんとか出来ます。父さんだってきっと――」
「オレはすでに君を本当の家族として想っている」
遮った透龍の言葉は妙に強く、抗うことすら許されない力を持って彼の耳に訴えかける。
「たしかに不安かもしれない。でもまずはオレを信じて欲しい」
「透龍、さん……」
「そんな顔しないで。大丈夫、ゆっくり家族になろう」
――家族。
自分の家族は姉だけ。父はもちろん戸籍上、そして生物学上のそれであったがそれでも精神的には他人より遠い存在だったのかもしれない。
そんな伊織の前に突然現れた男が一緒に暮らそうなんて警戒しない方がどうかしている。
むしろお前は新婚家庭に邪魔だと追い出された方が道理は通るくらいだ。
「君のことも愛してるんだ、伊織君」
普通なら喜ぶべきことなのかもしれない。でも心のどこかで恐怖を抱いている。
「あ、愛してる……なんて……」
「そうよ。これじゃあまるで弟に婚約者を寝盗られたみたいだわ」
先程から食事と共に出された酒を少し飲んで饒舌になった姉の言葉に、伊織は少し息をのんだ。
「ヤキモチとは可愛いね、綾萌」
透龍の声が半オクターブさがる。
「大丈夫だよ、両方とも幸せにするのが男の甲斐性ってやつだろう?」
「ふふ、この子も幸せにしてくれるのね」
「もちろんだよ、綾萌」
――なんだこれ。
なにかヤバい場面を見てしまったような。
目を逸らしたくなるのを必死に堪え、伊織はまるで洗脳でもされているような目つきの姉に話しかける。
「ね、姉ちゃん? ちょっと飲み過ぎじゃないかな。ほら、お水飲んでよ」
「んー……大丈夫だよ。あ、ちょっと電話。ごめんね?」
ちょうどマナーモードにしていたスマホの着信に気づいたらしい。慌ただしく店外に出て行った彼女を目線で追いつつ、伊織は彼に頭を下げた。
「なんかすいません」
「全然。今日は君とゆっくり話せて良かったよ」
姉がいなくなったと思えばさらに馴れ馴れしく口調がくだけて笑みを深める男。
「本当に伊織君は素敵だよ」
「え……」
「高校生かぁ。肌もツルツルで肌荒れひとつない」
「あ、あの」
「顔も可愛くて、そこらの女の子が束になっても敵わないレベルだし」
「そんな……」
「反応もウブでやっぱり処女なんだなぁって」
「…………へ?」
聞き違いだろうか。いや聞き違いであって欲しい。しかしこちらを舐めるように見る透龍の視線はうつむいても追いかけてるようで。
「そういえばこの前の子、お友だちなんだっけ」
「えっと恭弥くんですかね。すいません、あの時は失礼なことして」
「いいや気にしてないよ。むしろ警戒させちゃって悪いなぁって」
「そんなことないです。透龍さんは礼儀正しくて優しいから」
「そりゃあ君の前では紳士でいたいじゃないか」
「は、はぁ」
――なんか。
絡みづらいというかなんともリアクションに困る。
愛想笑いも限界になってきたところで伊織の手に伸びてきて触れてくる指に、ハッとなり顔をあげた。
「伊織君ってベータなんだっけ?」
「あ、はい……」
「そっか。あのさオレ実はアルファなんだよ」
「え? そうなんですか、知らなかった」
フェロモンの香りで互いを嗅ぎ分けることができるのはあくまでアルファとオメガで、ベータはそれらを感じることは出来ないとされている。
もちろん例外はいて得に嗅覚の優れた者やそれ以上に――。
「そんなオレから見て、伊織君はなんかベータっぽくないな」
「ぽくないって……そんなのあるんですか」
「もちろん。バース性はあるところから境界が曖昧なところがあってね」
長く、それでいて男っぽい節のある指が伊織の手の甲をするりするり撫でる。
「どちらかというと伊織君は充分にオメガの素質があるよ」
「オメガ……の……?」
震える声で繰り返せば、優しい顔で微笑まれた。
「そう。アルファと番になれるし子どもだって産めるんだよ」
「そ、そんな……」
自分がそうなるなんて考えたことさえない。しかし頭に過ぎった想像に嫌悪感はあっただろうか。
むしろ逆で、というか。
――もし僕がオメガなら恭弥くんの……。
ほんの数パーセントでも彼の人生の深いところに居られるのなら、なんて浅ましい妄想が胸を蝕み始めた瞬間。
「ごめんごめん、まったく課長ってば話長くって」
なんて明るい綾萌の声で我に返り肩を大きく震わせる。
「!」
「ああおかえり、大変だったね」
それに対して透龍はやましいことなど微塵もないという様子で彼女を想いやる言葉をかける。
「まったくよぉ、あーもうなんか酔いもさめちゃったかも」
「じゃあもう少し飲もうか? ワインでいいかな」
「ん、さんせーい」
姉の甘えたような声と眼差しの中におそらく自分はいないのだろう、と伊織は胸の痛みとともに考えた。
――姉ちゃんの幸せを喜べないなんて最低だぞ。
そう己に言い聞かせながら二人を眺めていると、ふと透龍と目が合った。
いや違う、あえて合わせてきたのだ。
「ぁ……」
目元だけで微笑む蠱惑的で優しげで、しかしそれでいてどこか支配的な色を含んだそれに目が離せなくなった。
――なんだ、これ。
動悸が激しくなり、思わず胸の辺りをそっと押さえる。
「大丈夫かい。伊織」
なにかを念押すような声色にも無言でうなずくしかなかった。
それは仕方ないこと。
なぜなら姉とその婚約者との食事に邪魔をするような形なのだから。
「伊織君はなにかスポーツとかしてたんだっけ?」
「いえ……特には」
「中学の頃も?」
「あ、はい」
中学のことに話題がむくとまた気まずくなる。
すると隣に座った姉の綾萌がさりげなく話題を変える。
「私もあんまり運動神経良くなかったから帰宅部だったんだから」
これは嘘だ。母代わりとして家事などをこなしていた彼女は、中学まで続けていたとあるスポーツをやめてまで家庭に尽くしていたのだ。
「へぇ。でも綾萌はオレより運動神経良さそうだけどな」
「そんなことないって。あ、そういえば透龍は高校の時にサッカーしてるんだよね」
――あ、確かにサッカーしてそうな感じ。偏見だけど。
話題が変わってホッとしつつ、伊織はここぞとばかりに出されたオシャレな料理をつつきながらうなずいた。
「中学からしていたんだ。今もたまに地元に帰ってきたら仲間の社会人チームにまぜてもらってたりしてね」
「地元ってどこか聞いても?」
てっきりこっち出身だと思っていたが訊ねてみるとさらにおどろいた。
なぜならそれはとある東北の田舎であったから。
「でも訛ってない……あっ! い、いや標準語っぽいというか」
「ははっ、そうかもしれないね」
一瞬失言したかと焦るが本人はさほど気にした様子もなく、むしろ笑っている。
「まあうちは転勤族だったから小中とまさに全国津々浦々どこでも行ったし、高校は寮生だったからなぁ」
「そうだったんですか」
「うん。あ、でも女の子が話すとかわいい方言はあるよね。わりと真面目に」
なんて軽口叩くものだから今度は綾萌の方が。
「あら? 標準語女子で悪かったわね~」
なんて拗ねたフリをしたことで、透龍が眉を下げる。
「参ったなぁ、綾萌は充分魅力的だよ」
「ふーん? なんてね」
「ああよかった。怒った君も可愛いけど今は笑顔が見たかったから」
「うふふ」
――な、なんだかなぁ。
いや仲良いことはとても結構。むしろここで喧嘩をされても非常に困る。
しかし身内の惚気を見せられるのも、というわけで。
「え、ええっと……二人は結婚したらやっぱり職場から近いところに住むの?」
以前聞いたところによると、透龍の方は会社からほど近いアパートに一人暮らししているらしい。
しかしそこは単身者用だからやはり、そこを出て新しく賃貸なり家を建てるなりするのだろう。
「それなんだけどね」
綾萌が彼とチラリと目配せしてから口を開く。
「もう少し父さんとも話し合わなきゃいけないんだけど……透龍さんもあの家で暮らしたいって言ってくれてるの」
「え? それって」
つまり姉夫婦が同居するということだ。
「で、でもそんなの僕が邪魔になるよ」
「邪魔になんてしない」
横から応えたのは透龍だった。
「むしろオレの方からお願いしたんだ。君とはもっと仲良くしたい」
「え……」
なんでわざわざ結婚相手の弟と暮らそうと思うのだろうか。まったく理解しがたい。
自身に渦巻く妙な胸騒ぎに蓋をしつつ、伊織は努めて礼儀正しく言った。
「透龍さんもそんなに気にしなくてもいいですよ。僕は子どもじゃあるまいし一人でなんとか出来ます。父さんだってきっと――」
「オレはすでに君を本当の家族として想っている」
遮った透龍の言葉は妙に強く、抗うことすら許されない力を持って彼の耳に訴えかける。
「たしかに不安かもしれない。でもまずはオレを信じて欲しい」
「透龍、さん……」
「そんな顔しないで。大丈夫、ゆっくり家族になろう」
――家族。
自分の家族は姉だけ。父はもちろん戸籍上、そして生物学上のそれであったがそれでも精神的には他人より遠い存在だったのかもしれない。
そんな伊織の前に突然現れた男が一緒に暮らそうなんて警戒しない方がどうかしている。
むしろお前は新婚家庭に邪魔だと追い出された方が道理は通るくらいだ。
「君のことも愛してるんだ、伊織君」
普通なら喜ぶべきことなのかもしれない。でも心のどこかで恐怖を抱いている。
「あ、愛してる……なんて……」
「そうよ。これじゃあまるで弟に婚約者を寝盗られたみたいだわ」
先程から食事と共に出された酒を少し飲んで饒舌になった姉の言葉に、伊織は少し息をのんだ。
「ヤキモチとは可愛いね、綾萌」
透龍の声が半オクターブさがる。
「大丈夫だよ、両方とも幸せにするのが男の甲斐性ってやつだろう?」
「ふふ、この子も幸せにしてくれるのね」
「もちろんだよ、綾萌」
――なんだこれ。
なにかヤバい場面を見てしまったような。
目を逸らしたくなるのを必死に堪え、伊織はまるで洗脳でもされているような目つきの姉に話しかける。
「ね、姉ちゃん? ちょっと飲み過ぎじゃないかな。ほら、お水飲んでよ」
「んー……大丈夫だよ。あ、ちょっと電話。ごめんね?」
ちょうどマナーモードにしていたスマホの着信に気づいたらしい。慌ただしく店外に出て行った彼女を目線で追いつつ、伊織は彼に頭を下げた。
「なんかすいません」
「全然。今日は君とゆっくり話せて良かったよ」
姉がいなくなったと思えばさらに馴れ馴れしく口調がくだけて笑みを深める男。
「本当に伊織君は素敵だよ」
「え……」
「高校生かぁ。肌もツルツルで肌荒れひとつない」
「あ、あの」
「顔も可愛くて、そこらの女の子が束になっても敵わないレベルだし」
「そんな……」
「反応もウブでやっぱり処女なんだなぁって」
「…………へ?」
聞き違いだろうか。いや聞き違いであって欲しい。しかしこちらを舐めるように見る透龍の視線はうつむいても追いかけてるようで。
「そういえばこの前の子、お友だちなんだっけ」
「えっと恭弥くんですかね。すいません、あの時は失礼なことして」
「いいや気にしてないよ。むしろ警戒させちゃって悪いなぁって」
「そんなことないです。透龍さんは礼儀正しくて優しいから」
「そりゃあ君の前では紳士でいたいじゃないか」
「は、はぁ」
――なんか。
絡みづらいというかなんともリアクションに困る。
愛想笑いも限界になってきたところで伊織の手に伸びてきて触れてくる指に、ハッとなり顔をあげた。
「伊織君ってベータなんだっけ?」
「あ、はい……」
「そっか。あのさオレ実はアルファなんだよ」
「え? そうなんですか、知らなかった」
フェロモンの香りで互いを嗅ぎ分けることができるのはあくまでアルファとオメガで、ベータはそれらを感じることは出来ないとされている。
もちろん例外はいて得に嗅覚の優れた者やそれ以上に――。
「そんなオレから見て、伊織君はなんかベータっぽくないな」
「ぽくないって……そんなのあるんですか」
「もちろん。バース性はあるところから境界が曖昧なところがあってね」
長く、それでいて男っぽい節のある指が伊織の手の甲をするりするり撫でる。
「どちらかというと伊織君は充分にオメガの素質があるよ」
「オメガ……の……?」
震える声で繰り返せば、優しい顔で微笑まれた。
「そう。アルファと番になれるし子どもだって産めるんだよ」
「そ、そんな……」
自分がそうなるなんて考えたことさえない。しかし頭に過ぎった想像に嫌悪感はあっただろうか。
むしろ逆で、というか。
――もし僕がオメガなら恭弥くんの……。
ほんの数パーセントでも彼の人生の深いところに居られるのなら、なんて浅ましい妄想が胸を蝕み始めた瞬間。
「ごめんごめん、まったく課長ってば話長くって」
なんて明るい綾萌の声で我に返り肩を大きく震わせる。
「!」
「ああおかえり、大変だったね」
それに対して透龍はやましいことなど微塵もないという様子で彼女を想いやる言葉をかける。
「まったくよぉ、あーもうなんか酔いもさめちゃったかも」
「じゃあもう少し飲もうか? ワインでいいかな」
「ん、さんせーい」
姉の甘えたような声と眼差しの中におそらく自分はいないのだろう、と伊織は胸の痛みとともに考えた。
――姉ちゃんの幸せを喜べないなんて最低だぞ。
そう己に言い聞かせながら二人を眺めていると、ふと透龍と目が合った。
いや違う、あえて合わせてきたのだ。
「ぁ……」
目元だけで微笑む蠱惑的で優しげで、しかしそれでいてどこか支配的な色を含んだそれに目が離せなくなった。
――なんだ、これ。
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