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みんななかよく???
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「お前……ほんとに大丈夫かよ」
その日の昼休み。
幾分かきまり悪い思いをしながら教室のドアを開ければ、心配そうな友人たちの声に出迎えられた。
「あ、うん。少し休んだから」
本当はこのまま帰ってしまおうと思っていた。しかしあれからすぐ養護教諭が戻ってきて早退するか聞かれた時、思わず戻ると口にしてしまったのだ。
元来のマジメな性格が災いしてしまったらしい。
「まぁさっきよりはマシな顔色みたいだけど」
「でしょ? なんか軽い熱中症っぽくなっちゃったかなぁって」
「じゃあいいけど。あんま無理すんな」
ぽん、と頭を優しく叩いたのは誰だっただろう。
顔をあげそれを確認する前に、ガタンと椅子をひっくり返す音が辺りに響いた。
その時賑わっていた教室内の空気が一気に凍る。静寂に後に音の方に集まる視線。
そこはやはりあの陽キャグループたちのいる席であった。
「きょ、恭弥?」
一人の女子生徒が恐る恐るといった様子で声をあげる。
「……」
名を呼ばれた対象者、一ノ瀬 恭弥本人も衝動的な行動だったらしい。途方に暮れたような表情を浮かべると舌打ちをして視線を逸らした。
「なんだあれ」
「きっとワザとじゃないよ」
憤懣やるかたなしといった口調で吐き捨てる友を伊織はなだめる。
――あんまりことを荒立てたくないんだけど。
情けない話だが嫌われる理由がまったく分からない以上、なるべく気にしないように嵐が過ぎ去るのを待つしかないのだ。
いつ過ぎ去るか分からないけど、と内心呟いた時だった。
「恭弥!?」
向こうがまた少し騒がしくなり慌てて顔をあげる。
なんとまっすぐこちらに歩いてくる男が。
――い、一ノ瀬 恭弥!?!?
相変わらず表情険しく足早に。そして伊織の前に高身長が立ち塞がった。
「おい」
「なななっ、なん、ですか……っ」
まさに蛇に睨まれた蛙。口をパクパクさせながら蚊の鳴くような声で返すしかできない。
「い、いきなりなんだこの野郎!」
代わりに大声で威嚇したのはドルオタの篠原だったが、彼はそっちは一瞥さえせずまっすぐこちらを見下ろしてきた。
――本当になんなんだこの人。
さっきから気迫のある置物のように微動だにせず立っているイケメンに恐れおののく。
そしてゆうに一分ほど経っていただろうか。
この気まずくどうにもならない時間が思いがけない形で終わる。
「あ、伊織ちゃーん!」
遠慮のない音とともに教室に元気に入ってきた人物に、彼のみならずクラスメイトは騒然とした。
「稀美さん!?」
「やっほ、来ちゃった♡」
手をヒラヒラさせる美少女の出現。周りの動揺は最高潮に達したのだろう。
『待って、あれ永平時さんじゃない!?』
『嘘でしょ……学校来てるんだ』
『ほらあの一ノ瀬くんの幼なじみでオメガの』
『うわぁオメガってはじめて見たけど綺麗……』
ここではじめて知ったが稀美のこの評判はなにも不登校だからだけでも、恭弥の幼なじみだからだけではない。
彼女はオメガだった。
オメガの希少性はアルファとは比べ物にならない。
昔であれば孕む性として差別の対象となっていただろうが、さらのその数が激減したことにより神聖視されるようになった。
しかも去年まで海外にあるオメガ専用の名門学校に通っていたはずなのに、幼なじみの恭弥を追うように公立の高校に入学したという異色の経歴の持ち主。
当然、家もそれなりに金持ちなのはお約束で。
極めつけはこの美少女が現れたらもはやクラスメイトはこうやってモブ同然の反応しかできないというわけだ。
「稀美、なんの用だ」
「アンタなんかに用はありませーん。アタシは伊織ちゃんに会いに来たの」
「……は?」
――ひぃぃぃっ!!
ギロリと彼に睨みつけられて内心悲鳴をあげる。
またとんだ誤解をされた気がした。いやされてない方がおかしいだろう。
その証拠にさっきから怖かった顔がさらに凶悪になっているのだから。
「ちちちっ、ちがっ、ちがうんですっ!」
「え~? 伊織ちゃんとアタシの仲を否定するの?」
「な、仲って。そんな誤解するような……」
「ひどい……! アタシのこと騙したのね!?」
「いやいやいやいや、僕はそんなつもりじゃなくて」
今度は稀美に詰め寄られて (実際は彼女の目が笑っていたのでからかわれているのは分かるが)タジタジするものの、さらに恭弥の怒りオーラが増大するもので。
――幼なじみに手を出すな、的な制裁される!!!
いくらヤリチンとはいってもやはり幼なじみに手を出されるのはNGだったりするのかもしれない。
だとすればもう絶体絶命だとギュッと目をつぶった時だった。
「…………るい」
「へ?」
「ずるい、ズルすぎる」
「???」
「俺を差し置いてお前が先に仲良くなるなんて!!!!」
「!?!?!?!?」
恭弥が大きな声で発した言葉をポカン顔で聞いたのは伊織だけではないようで。
「な、なに言ってんだ? こいつ」
「さぁ……?」
友人たちも困惑顔だ。
ただし稀美だけはニヤニヤと勝ち誇ったような笑顔で腕を組んでいる。
「ごめんね、伊織ちゃん。コイツってば本当は伊織ちゃんと仲良くなりたかったみたい」
「はぇ???」
――仲良くなりたかった、とは?
もう頭の中のクエスチョンマークが止まらない。
散々人の事睨みつけてきて。しかも体操着だって盗まれた (これは恭弥の仕業とは限らないが)のにも関わらず、今も凶悪犯みたいな顔で凄んでいるのに。
「う……」
ウソだろ、と言いたかったがそれを口にする前に恭弥がやおらに手を差し出してきた。
――ひぇっ、殴られる!?!?!?
「これ!」
思い切り仰け反った伊織の目の前。
「へ?」
きちんと折り畳まれた衣服、それは体操着であった。
「えっ、こ、これ僕の……なん、で……?」
やっぱり盗られて隠されてたのだろうか。するとイジメは勘違いではなく。
なんて一気に考え及び涙目になる彼に、横から。
「あー、ちょっと良いか」
と割り込んできた男子生徒がいた。
「今の恭弥に話させたらとんでもない誤解生むからオレから説明させてくれんかな」
それは陽キャグループの一人で多賀 廻(通称タガメ)である。
彼はグループ内で一番、恭弥とは親しくしているらしい。少し肩をすくめてみせてから。
「体操着を盗んだのはこいつじゃないんだ」
事情はこうらしい。
偶然彼らが誰もいない教室に足を踏み入れると不審な影。
とっさに捕まえると伊織の体操着を盗み出そうとした生徒だったという。
「当然、オレたちはそいつにキツーいお説教をしたわけだけども」
だからあの時、彼らはいなかったと言うが。
「……俺のせいだ」
恭弥は重々しく言った。
「あのメンヘラ女の仲間が逆恨みしたんだ。本当にごめん」
そうして頭を下げた彼を伊織は息をつめて見つめていた。
――僕の勘違いだったのか。
イジメられていると思ったのも、彼の不器用な優しさだったのかもしれないと思うと途端に安心と罪悪感が襲ってくる。
だから小さくうなずいて差し出された体操着を受け取った。
「僕こそごめんね。君のこと誤解してたみたい」
「!」
サッと恭弥の頬に朱が走る。
そんな反応に、彼は意外と不器用で優しい人なのかもと伊織はのんびり考えた。
「ありがとう。ええっと……一ノ瀬君?」
「恭弥だ」
「え?」
「恭弥でいい」
「え!?」
なんだかこのやり取りデジャブだと思いつつ、妙に必死な顔の彼に免じて躊躇いつつも。
「恭弥……くん?」
と呼んでみた。すると。
「お、おう」
ゴクリ唾を飲み込む音とともに返事がかえってきてなぜだか少し可笑しくなる。
――なんだ、案外良い人かもしれない。
内心胸を撫で下ろしたところで昼休みの終わりを告げるチャイムが鳴った。
その日の昼休み。
幾分かきまり悪い思いをしながら教室のドアを開ければ、心配そうな友人たちの声に出迎えられた。
「あ、うん。少し休んだから」
本当はこのまま帰ってしまおうと思っていた。しかしあれからすぐ養護教諭が戻ってきて早退するか聞かれた時、思わず戻ると口にしてしまったのだ。
元来のマジメな性格が災いしてしまったらしい。
「まぁさっきよりはマシな顔色みたいだけど」
「でしょ? なんか軽い熱中症っぽくなっちゃったかなぁって」
「じゃあいいけど。あんま無理すんな」
ぽん、と頭を優しく叩いたのは誰だっただろう。
顔をあげそれを確認する前に、ガタンと椅子をひっくり返す音が辺りに響いた。
その時賑わっていた教室内の空気が一気に凍る。静寂に後に音の方に集まる視線。
そこはやはりあの陽キャグループたちのいる席であった。
「きょ、恭弥?」
一人の女子生徒が恐る恐るといった様子で声をあげる。
「……」
名を呼ばれた対象者、一ノ瀬 恭弥本人も衝動的な行動だったらしい。途方に暮れたような表情を浮かべると舌打ちをして視線を逸らした。
「なんだあれ」
「きっとワザとじゃないよ」
憤懣やるかたなしといった口調で吐き捨てる友を伊織はなだめる。
――あんまりことを荒立てたくないんだけど。
情けない話だが嫌われる理由がまったく分からない以上、なるべく気にしないように嵐が過ぎ去るのを待つしかないのだ。
いつ過ぎ去るか分からないけど、と内心呟いた時だった。
「恭弥!?」
向こうがまた少し騒がしくなり慌てて顔をあげる。
なんとまっすぐこちらに歩いてくる男が。
――い、一ノ瀬 恭弥!?!?
相変わらず表情険しく足早に。そして伊織の前に高身長が立ち塞がった。
「おい」
「なななっ、なん、ですか……っ」
まさに蛇に睨まれた蛙。口をパクパクさせながら蚊の鳴くような声で返すしかできない。
「い、いきなりなんだこの野郎!」
代わりに大声で威嚇したのはドルオタの篠原だったが、彼はそっちは一瞥さえせずまっすぐこちらを見下ろしてきた。
――本当になんなんだこの人。
さっきから気迫のある置物のように微動だにせず立っているイケメンに恐れおののく。
そしてゆうに一分ほど経っていただろうか。
この気まずくどうにもならない時間が思いがけない形で終わる。
「あ、伊織ちゃーん!」
遠慮のない音とともに教室に元気に入ってきた人物に、彼のみならずクラスメイトは騒然とした。
「稀美さん!?」
「やっほ、来ちゃった♡」
手をヒラヒラさせる美少女の出現。周りの動揺は最高潮に達したのだろう。
『待って、あれ永平時さんじゃない!?』
『嘘でしょ……学校来てるんだ』
『ほらあの一ノ瀬くんの幼なじみでオメガの』
『うわぁオメガってはじめて見たけど綺麗……』
ここではじめて知ったが稀美のこの評判はなにも不登校だからだけでも、恭弥の幼なじみだからだけではない。
彼女はオメガだった。
オメガの希少性はアルファとは比べ物にならない。
昔であれば孕む性として差別の対象となっていただろうが、さらのその数が激減したことにより神聖視されるようになった。
しかも去年まで海外にあるオメガ専用の名門学校に通っていたはずなのに、幼なじみの恭弥を追うように公立の高校に入学したという異色の経歴の持ち主。
当然、家もそれなりに金持ちなのはお約束で。
極めつけはこの美少女が現れたらもはやクラスメイトはこうやってモブ同然の反応しかできないというわけだ。
「稀美、なんの用だ」
「アンタなんかに用はありませーん。アタシは伊織ちゃんに会いに来たの」
「……は?」
――ひぃぃぃっ!!
ギロリと彼に睨みつけられて内心悲鳴をあげる。
またとんだ誤解をされた気がした。いやされてない方がおかしいだろう。
その証拠にさっきから怖かった顔がさらに凶悪になっているのだから。
「ちちちっ、ちがっ、ちがうんですっ!」
「え~? 伊織ちゃんとアタシの仲を否定するの?」
「な、仲って。そんな誤解するような……」
「ひどい……! アタシのこと騙したのね!?」
「いやいやいやいや、僕はそんなつもりじゃなくて」
今度は稀美に詰め寄られて (実際は彼女の目が笑っていたのでからかわれているのは分かるが)タジタジするものの、さらに恭弥の怒りオーラが増大するもので。
――幼なじみに手を出すな、的な制裁される!!!
いくらヤリチンとはいってもやはり幼なじみに手を出されるのはNGだったりするのかもしれない。
だとすればもう絶体絶命だとギュッと目をつぶった時だった。
「…………るい」
「へ?」
「ずるい、ズルすぎる」
「???」
「俺を差し置いてお前が先に仲良くなるなんて!!!!」
「!?!?!?!?」
恭弥が大きな声で発した言葉をポカン顔で聞いたのは伊織だけではないようで。
「な、なに言ってんだ? こいつ」
「さぁ……?」
友人たちも困惑顔だ。
ただし稀美だけはニヤニヤと勝ち誇ったような笑顔で腕を組んでいる。
「ごめんね、伊織ちゃん。コイツってば本当は伊織ちゃんと仲良くなりたかったみたい」
「はぇ???」
――仲良くなりたかった、とは?
もう頭の中のクエスチョンマークが止まらない。
散々人の事睨みつけてきて。しかも体操着だって盗まれた (これは恭弥の仕業とは限らないが)のにも関わらず、今も凶悪犯みたいな顔で凄んでいるのに。
「う……」
ウソだろ、と言いたかったがそれを口にする前に恭弥がやおらに手を差し出してきた。
――ひぇっ、殴られる!?!?!?
「これ!」
思い切り仰け反った伊織の目の前。
「へ?」
きちんと折り畳まれた衣服、それは体操着であった。
「えっ、こ、これ僕の……なん、で……?」
やっぱり盗られて隠されてたのだろうか。するとイジメは勘違いではなく。
なんて一気に考え及び涙目になる彼に、横から。
「あー、ちょっと良いか」
と割り込んできた男子生徒がいた。
「今の恭弥に話させたらとんでもない誤解生むからオレから説明させてくれんかな」
それは陽キャグループの一人で多賀 廻(通称タガメ)である。
彼はグループ内で一番、恭弥とは親しくしているらしい。少し肩をすくめてみせてから。
「体操着を盗んだのはこいつじゃないんだ」
事情はこうらしい。
偶然彼らが誰もいない教室に足を踏み入れると不審な影。
とっさに捕まえると伊織の体操着を盗み出そうとした生徒だったという。
「当然、オレたちはそいつにキツーいお説教をしたわけだけども」
だからあの時、彼らはいなかったと言うが。
「……俺のせいだ」
恭弥は重々しく言った。
「あのメンヘラ女の仲間が逆恨みしたんだ。本当にごめん」
そうして頭を下げた彼を伊織は息をつめて見つめていた。
――僕の勘違いだったのか。
イジメられていると思ったのも、彼の不器用な優しさだったのかもしれないと思うと途端に安心と罪悪感が襲ってくる。
だから小さくうなずいて差し出された体操着を受け取った。
「僕こそごめんね。君のこと誤解してたみたい」
「!」
サッと恭弥の頬に朱が走る。
そんな反応に、彼は意外と不器用で優しい人なのかもと伊織はのんびり考えた。
「ありがとう。ええっと……一ノ瀬君?」
「恭弥だ」
「え?」
「恭弥でいい」
「え!?」
なんだかこのやり取りデジャブだと思いつつ、妙に必死な顔の彼に免じて躊躇いつつも。
「恭弥……くん?」
と呼んでみた。すると。
「お、おう」
ゴクリ唾を飲み込む音とともに返事がかえってきてなぜだか少し可笑しくなる。
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