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異世界転生少年VS異世界転移勇者
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天使様――の純白の羽は、寒い夜空に散る。
『運命に操られた子羊たち#__ネロ・パストゥムス__#よ』
長く白い両手を広げて言った。
ボロアパートのベランダ、しかも負けないくらいにボロボロでみすぼらしい俺たちには不釣り合いな光景に声すら出ない。
あ、でもとても心配だった。
『母さん達に怒られる……』
と半泣きでつぶやくくらいに。
――そう、ここは俺たちが暮らすボロアパートで。
今もほんの気まぐれと、パチンコに負けた母さんとその彼氏の八つ当たりで殴られて寒空に放り出されたんだ。
開けてお願いごめんなさいと何度も窓を叩いて泣きわめく俺と、後ろから抱きしめてくれた兄ちゃん。
俺に負けず、ガタガタ震えていたのに。
『これやってみよう』
そう言って差し出された紙切れ。
変な図形とか難しそうな言葉が下手くそな字で書き殴られていた。
『天使様を呼び出す魔法だ』
中学二年の兄ちゃんがやけに真面目な顔でいうものだから、ガキの俺は大人しくうなずくしかない。
それから二人で、刺すような寒さと空腹に泣く気力すら奪われながら。ひたすらその紙切れの通りに、天使様を呼び出す魔法陣を持ち出したチョークで描いた。
『落書きは怒られちゃうよ』
『させない。あいつらが絶対にオレたち手をあげないようにする。そのために、天使様を召喚しないとな』
泣き言ばかりの俺に対して、兄ちゃんの声は力強く暗い。
『絶対にあいつらを。大人たちを許さねぇ』
盗み見た横顔がひどく怖くて。握った拳も震えていたのは寒さからだったのだろうか。
『に、兄ちゃん……』
『イト。お前は心配すんな、オレが全力で守ってやるからな』
思わずその服のすそをにぎると兄ちゃんはいつもの優しく、でも少し悲しそうに微笑んだ。
いつも兄ちゃんが俺をイト、と呼ぶ。
――詠 糸守、それが俺の名前。
変な名前だと周りからいつも笑われたけど、この名前が好きだし悔しかった。
だって兄ちゃんがつけてくれたって聞いたから。
俺を産んですぐに母親は育児放棄した。野良猫でさえも我が子を育てるだろうに。あっさりと赤ん坊を息子に任せて遊び歩く。
きっと母さんの人生には子育てより楽しい事がたくさんあったんだろう。
ギャンブルも酒もタバコも男も、すべて俺たち子供より優先された。それどころか、母さんの笑顔すら見たことがない。
家の中ではいつも世界で一番理不尽だと言う恨みがましい顔で睨みつけられた。
『子持ちだってので色々と損するのよね。ていうか。あんたらなんて、しけた育児手当以外のメリットないの』
忌々しげに吐き捨てられたこともある。
その時は意味はわからなかったけど、多分すごく嫌な意味なんだろう。
兄ちゃんの顔が真っ赤になった。
『なあイト。オレたちはまだガキなんだ』
しみじみ言われたこともあったっけ。自販機の下で拾ったっていう百円玉を貯めて買ってくれたジュースを飲みながら。
『大人ってのは子供をまるで自分の所有物か、それ以下だと思っていやがる』
だから兄ちゃんの通ってる学校の教師も、平気で酷い言葉や仕打ちをしてくるのだとか。
『あのクソ教師……みんなの前で言いやがったんだ。修学旅行、詠は行かないよなって。くそっ、どうせ積立金おろか給食費も金払ってないからって!』
奥歯を食いしばりながらうめくように漏らしていた。よく理解できない俺の表情にハッとした様子で、慌てて頭をなでてくれた。
『なんでもない、イトは何も心配すんな』
って。
俺は兄ちゃんのそんな表情、嫌いだ。爆発する前のように顔を険しくして。そのくせどこか冷たい、諦めたような目というか。
だからきっとあの時、あんな約束してしまったんだろう。
――俺たちの目の前に現れた天使様は兄ちゃんこう言った。
『弟を守りたいという貴方の願い。崇高な美しい兄弟愛、ぜひとも叶えてさしあげましょう。しかしそのためには兄弟ともに多少なりとも代償を払う必要があります』
代償、の言葉にゴクリと唾を飲む。
『詠 太郎、私と異世界へ行きましょう』
異世界、なんて聞きなれない言葉に顔を見合わせる。
天使様はそんな俺たちに優しく語りかけ続けた。
異世界とはこことは違う世界のこと。豊かな自然と美しい景色。魔法にあふれ、姿形の様々な種族生き物たちが共生する素晴らしい文明。
『しかしそんな異世界は今、危機に瀕しています』
魔王という邪悪で恐ろしい存在が、世界を滅亡させようとしている。
醜悪で残忍な悪魔や魔族が大挙して押し寄せ、人々を喰らい残虐の限りを尽くす様を俺たちは寒さとは別の意味で震えながら聞いた。
『太郎、人々は救世主を求めています。貴方は異世界転移勇者として、世界を救って欲しいのです』
『な、なぜオレが』
戸惑う兄ちゃんに、天使様が手を差し伸べる。
『選ばれし勇者よ。その運命と引き換えに、絶大な力を与えます』
『絶大な……力?』
『そうです。何者にも負けることのない、最強チートの能力を授けましょう』
兄ちゃんの視線が宙を彷徨う。さらに追い打ちをかけるように。
『魔王を倒すことが叶い、貴方が望めば異世界から現世に戻ることも可能なのです』
『えっ!? 本当ですか!』
『もちろん。この世界とこれから行く異世界への扉をくぐることが許されたのが選ばれし勇者なのです』
『……』
『異世界転移で得る力は、貴方の大切な弟さんの命を守ることも出来るでしょう』
俺はこの天使様がとても不気味にみえた。
だって声や顔こそ優しいけど、目がチラチラこちらを見ていて。それがたまらなく怖く感じたから。
『兄ちゃん』
俺は何が何だか分からず不安になって、兄ちゃんの服の袖を掴む。
それから二人の幾度かのやりとりがあったと思う。
兄ちゃんがようやくこちらを向いた。
『イト』
鼻の頭と目を真っ赤にしている。夜が更けて、どんどん冷たくなっていく空気。今夜は雪が降るかもしれない、なんて近所のおばちゃんたちが話していたかもしれない。
『イト、よく聞いてくれな』
まるで言うことを聞かない子供に対するみたいな口調。俺は何も言っていないのに。
『すぐに戻ってくるから。お前を助けに、必ず戻ってくる。オレはあいつらを倒すくらいの力を得て、それから必ずイトを迎えにいく』
『兄ちゃ……』
『約束するから』
かぶせるような言葉に黙ってうなずくしかなかった。
まるで泣きそうな顔だったんだ。顔をくしゃくしゃにして、でも無理やり笑っていた。
それが不安で何故か悲しくて。でも少しだけ可哀想だった。
『イト』
最後に見た兄ちゃんは怒ったみたいな表情。俺の名前を掠れた声で呼んでうつむく。
『必ず』
人はどうして、守れもしない約束をするのだろう。
そしてどうしてそれを信じようと足掻くのだろう。
「――色々と思い出しちまったよ。天使様」
俺は目の前で微笑む女を睨みつけた。
女のずっと後ろには玉座にすわる男、さらにまるで放り出すように雑に置かれているのは二つの棺。
ひとつは黒く、もうひとつは白い。
質素なそれの蓋は固く閉じられていた。
「すべてあんたが黒幕だったんだな」
俺、前世でいうところの詠 糸守と、その兄である太郎を引き離した存在。
異世界転移だと兄を連れ去られた俺は惨めにもあの寒空の下、ベランダで命を落とした。
その兄がこともあろうに、死んで転生したメイト・モリナーガをおとしいれたタロ・メージだという。
めちゃくちゃな状況だし荒唐無稽と言われれば反論も出来ない。しかし脳裏を駆け抜けたこの記憶が錯乱や妄想でなければ、これが真実なんだ。
にわかには信じがたいが。
『ふふ』
天使が笑う。それはそれは、美しく無邪気に。
『さあ、物語の絶頂までもうすぐです』
辺りに純白の羽が舞う。
いつしか、巨大幻鳥コカトリスの幻覚を見たことを思い出した。
……カタ、と棺のひとつが小さな音を立てる。
『運命に操られた子羊たち#__ネロ・パストゥムス__#よ』
長く白い両手を広げて言った。
ボロアパートのベランダ、しかも負けないくらいにボロボロでみすぼらしい俺たちには不釣り合いな光景に声すら出ない。
あ、でもとても心配だった。
『母さん達に怒られる……』
と半泣きでつぶやくくらいに。
――そう、ここは俺たちが暮らすボロアパートで。
今もほんの気まぐれと、パチンコに負けた母さんとその彼氏の八つ当たりで殴られて寒空に放り出されたんだ。
開けてお願いごめんなさいと何度も窓を叩いて泣きわめく俺と、後ろから抱きしめてくれた兄ちゃん。
俺に負けず、ガタガタ震えていたのに。
『これやってみよう』
そう言って差し出された紙切れ。
変な図形とか難しそうな言葉が下手くそな字で書き殴られていた。
『天使様を呼び出す魔法だ』
中学二年の兄ちゃんがやけに真面目な顔でいうものだから、ガキの俺は大人しくうなずくしかない。
それから二人で、刺すような寒さと空腹に泣く気力すら奪われながら。ひたすらその紙切れの通りに、天使様を呼び出す魔法陣を持ち出したチョークで描いた。
『落書きは怒られちゃうよ』
『させない。あいつらが絶対にオレたち手をあげないようにする。そのために、天使様を召喚しないとな』
泣き言ばかりの俺に対して、兄ちゃんの声は力強く暗い。
『絶対にあいつらを。大人たちを許さねぇ』
盗み見た横顔がひどく怖くて。握った拳も震えていたのは寒さからだったのだろうか。
『に、兄ちゃん……』
『イト。お前は心配すんな、オレが全力で守ってやるからな』
思わずその服のすそをにぎると兄ちゃんはいつもの優しく、でも少し悲しそうに微笑んだ。
いつも兄ちゃんが俺をイト、と呼ぶ。
――詠 糸守、それが俺の名前。
変な名前だと周りからいつも笑われたけど、この名前が好きだし悔しかった。
だって兄ちゃんがつけてくれたって聞いたから。
俺を産んですぐに母親は育児放棄した。野良猫でさえも我が子を育てるだろうに。あっさりと赤ん坊を息子に任せて遊び歩く。
きっと母さんの人生には子育てより楽しい事がたくさんあったんだろう。
ギャンブルも酒もタバコも男も、すべて俺たち子供より優先された。それどころか、母さんの笑顔すら見たことがない。
家の中ではいつも世界で一番理不尽だと言う恨みがましい顔で睨みつけられた。
『子持ちだってので色々と損するのよね。ていうか。あんたらなんて、しけた育児手当以外のメリットないの』
忌々しげに吐き捨てられたこともある。
その時は意味はわからなかったけど、多分すごく嫌な意味なんだろう。
兄ちゃんの顔が真っ赤になった。
『なあイト。オレたちはまだガキなんだ』
しみじみ言われたこともあったっけ。自販機の下で拾ったっていう百円玉を貯めて買ってくれたジュースを飲みながら。
『大人ってのは子供をまるで自分の所有物か、それ以下だと思っていやがる』
だから兄ちゃんの通ってる学校の教師も、平気で酷い言葉や仕打ちをしてくるのだとか。
『あのクソ教師……みんなの前で言いやがったんだ。修学旅行、詠は行かないよなって。くそっ、どうせ積立金おろか給食費も金払ってないからって!』
奥歯を食いしばりながらうめくように漏らしていた。よく理解できない俺の表情にハッとした様子で、慌てて頭をなでてくれた。
『なんでもない、イトは何も心配すんな』
って。
俺は兄ちゃんのそんな表情、嫌いだ。爆発する前のように顔を険しくして。そのくせどこか冷たい、諦めたような目というか。
だからきっとあの時、あんな約束してしまったんだろう。
――俺たちの目の前に現れた天使様は兄ちゃんこう言った。
『弟を守りたいという貴方の願い。崇高な美しい兄弟愛、ぜひとも叶えてさしあげましょう。しかしそのためには兄弟ともに多少なりとも代償を払う必要があります』
代償、の言葉にゴクリと唾を飲む。
『詠 太郎、私と異世界へ行きましょう』
異世界、なんて聞きなれない言葉に顔を見合わせる。
天使様はそんな俺たちに優しく語りかけ続けた。
異世界とはこことは違う世界のこと。豊かな自然と美しい景色。魔法にあふれ、姿形の様々な種族生き物たちが共生する素晴らしい文明。
『しかしそんな異世界は今、危機に瀕しています』
魔王という邪悪で恐ろしい存在が、世界を滅亡させようとしている。
醜悪で残忍な悪魔や魔族が大挙して押し寄せ、人々を喰らい残虐の限りを尽くす様を俺たちは寒さとは別の意味で震えながら聞いた。
『太郎、人々は救世主を求めています。貴方は異世界転移勇者として、世界を救って欲しいのです』
『な、なぜオレが』
戸惑う兄ちゃんに、天使様が手を差し伸べる。
『選ばれし勇者よ。その運命と引き換えに、絶大な力を与えます』
『絶大な……力?』
『そうです。何者にも負けることのない、最強チートの能力を授けましょう』
兄ちゃんの視線が宙を彷徨う。さらに追い打ちをかけるように。
『魔王を倒すことが叶い、貴方が望めば異世界から現世に戻ることも可能なのです』
『えっ!? 本当ですか!』
『もちろん。この世界とこれから行く異世界への扉をくぐることが許されたのが選ばれし勇者なのです』
『……』
『異世界転移で得る力は、貴方の大切な弟さんの命を守ることも出来るでしょう』
俺はこの天使様がとても不気味にみえた。
だって声や顔こそ優しいけど、目がチラチラこちらを見ていて。それがたまらなく怖く感じたから。
『兄ちゃん』
俺は何が何だか分からず不安になって、兄ちゃんの服の袖を掴む。
それから二人の幾度かのやりとりがあったと思う。
兄ちゃんがようやくこちらを向いた。
『イト』
鼻の頭と目を真っ赤にしている。夜が更けて、どんどん冷たくなっていく空気。今夜は雪が降るかもしれない、なんて近所のおばちゃんたちが話していたかもしれない。
『イト、よく聞いてくれな』
まるで言うことを聞かない子供に対するみたいな口調。俺は何も言っていないのに。
『すぐに戻ってくるから。お前を助けに、必ず戻ってくる。オレはあいつらを倒すくらいの力を得て、それから必ずイトを迎えにいく』
『兄ちゃ……』
『約束するから』
かぶせるような言葉に黙ってうなずくしかなかった。
まるで泣きそうな顔だったんだ。顔をくしゃくしゃにして、でも無理やり笑っていた。
それが不安で何故か悲しくて。でも少しだけ可哀想だった。
『イト』
最後に見た兄ちゃんは怒ったみたいな表情。俺の名前を掠れた声で呼んでうつむく。
『必ず』
人はどうして、守れもしない約束をするのだろう。
そしてどうしてそれを信じようと足掻くのだろう。
「――色々と思い出しちまったよ。天使様」
俺は目の前で微笑む女を睨みつけた。
女のずっと後ろには玉座にすわる男、さらにまるで放り出すように雑に置かれているのは二つの棺。
ひとつは黒く、もうひとつは白い。
質素なそれの蓋は固く閉じられていた。
「すべてあんたが黒幕だったんだな」
俺、前世でいうところの詠 糸守と、その兄である太郎を引き離した存在。
異世界転移だと兄を連れ去られた俺は惨めにもあの寒空の下、ベランダで命を落とした。
その兄がこともあろうに、死んで転生したメイト・モリナーガをおとしいれたタロ・メージだという。
めちゃくちゃな状況だし荒唐無稽と言われれば反論も出来ない。しかし脳裏を駆け抜けたこの記憶が錯乱や妄想でなければ、これが真実なんだ。
にわかには信じがたいが。
『ふふ』
天使が笑う。それはそれは、美しく無邪気に。
『さあ、物語の絶頂までもうすぐです』
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