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10.恋は葛藤の連続なり
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ドアをぶっ壊す勢いで開ければ、案の定見知った顔があった。
「やっぱりテメェか」
「やぁ、いらっしゃい」
ニヤけ顔が尚更腹立つこの男。
比丘尼 大五郎。俺の上司で、今一番殴り倒したい奴だ。
わざとらしく肩を竦めて、片方の口角を上げる仕草が妙に様になってるのがまた癪に障る。
俺はそんな彼を押しのけるように廊下を歩き、部屋に入った。
「……遼太郎」
広々としたリビングの一角にあるソファに座ってこちらを見上げている、痩せっぽっちのガキ。
不安で心細そうな表情で、何故か三角座りしている。
「怪我はないかよ。変な事されてねぇか」
隣に座り、一応問いただしてみれば無言で頷く。確かに見たところ変わった所は無さそうだ。少し顔色は良くないようだが。
「遼太郎、僕……」
か細い声で俺を呼ぶ。まるで捨てられた犬みてぇな顔って言えばいいのか。このご時世、捨て犬なんてあまり見ないから分からないが。
しかしまぁ、癪なことに庇護欲を掻き立てる表情しやがる。
これじゃあ手を伸ばしてやりたくなるじゃないか。
「ごめん。あの……」
「何も言うな」
どうせこのふざけた男に何か言われたんだろう。
彼の思惑は計り兼ねるが、碌な事を考えてないことだけは分かる。俺に言葉を遮られた蓮は、何か言いたげに口を開いたがすぐに俯く。
「……そういう所じゃあないのかな」
「あ?」
―――俺たちの後ろから聞こえてきた脳天気な声は、もちろん大五郎だ。
振り返り睨み付けると『おぉ怖い怖い』と、おどけた顔で両手を小さく上げる。その態度がもう人を舐め腐ってムカつく。挑発してんのか。
「テメェ……」
「まぁまぁ。そんな猛獣みたいな顔しないで。良い男が台無しだよぉ」
「気色悪ぃ事言ってんじゃねぇ。簀巻きにして魚の餌になりてぇのか。このショタコン野郎が」
「ちょ、辛辣ッ! 仮にも雇い主に言う言葉じゃないよね!?」
胸ぐらを掴んで恫喝しようが、この男はいけ好かないヘラヘラ顔をやめない。
言葉とは裏腹に、むしろいっそう笑みを深めている。
「遼太郎、違うんだ。僕が」
「蓮、お前は黙ってろ!」
……どうせこの男が悪いんだ。
何故こいつを庇う? 彼とどういう関係なんだ、と問い詰めてやりたい。詰め寄って、泣かせてでも怒鳴りつけてでも知りたかった。
でもそれは出来ない。それは俺が聞くことじゃないからだ。
ぐっと拳を握りしめ、蓮から視線を逸らして俺は再び大五郎を睨みつける。
話によっては、本気で殴り飛ばしてしまうかもしれない。
俺は蓮を傷付けたり、汚す奴は許さねぇ。初っ端に酷く汚して、泣かせてしまった俺が言うなってところだが。それでも嫌だ。
……好きだと言えなくても、大切な人くらい守りたいと思う。
そんな俺を臆病者と嗤うか。卑怯者と罵るか。上等だ。それでも。
「えぇっと、君達ね。もうちょっとお互い素直になりなよ」
俺の視線を受けて、大五郎は呆れたようなため息と共に言葉を吐き出す。
「あーあー、なんだかやってられないなぁ! この部屋はボクの仮眠用の一つとして使ってる所だから、好きなだけ話し合いして」
胸ぐらを掴んでいた手をほんの軽い力で払うと、彼は俺と蓮を順番に見ながら苦笑いした。
「話はまだだ」
逃げる気か、と再び掴みかかろうとすると。
「あははは、ボクは事務所帰るよ。まだ仕事残ってるんでね、じゃ!」
一瞬の隙を付くように、するりと俺の手から逃れて朗らかな声で笑うとあっという間にリビングから出て行く。
当然慌てて追って廊下に出るが、既に奴は玄関に居て靴を履いていた。
「っ、逃げんのかよ!」
「あ。忘れてたよ……ほら、これ」
「!?」
「サイズ合うと良いんだけど」
突然投げて寄越されたのは、手のひらサイズの箱。重さを感じないが、何か入って……って見覚えのある箱。
「テメェ……」
大人なら誰でも知ってる小箱だ。0.02とバカみたいにはっきり書いてあるソレ。
「ちゃんと避妊しなよ、ってこれ病気防止か。遼太郎ちゃん、遊んでそうだし」
「うるせぇっ、殺すぞテメェ」
「あははは、怖い怖い。じゃあね」
そう言って、言葉を継ぐ前に閉められたドアと走るように遠ざかった足音。恐らく今から追いかけても無駄だろう。
というか、あの男はあぁ見えて腕に覚えのある奴だ。その証拠に、全く力を入れる素振りもなく俺の手から逃れやがった。
そういう所も腹立たしい。
そんな感情を抱えながら俺は、手にコンドームの箱を握りしめ間抜け面で取り残されていた。
―――仕方なく蓮の所に戻れば、悲壮感漂う顔で相変わらず膝を抱えて座っている。
もう一度隣に座り様子を伺うと、目を逸らし小さな声で『ごめん』と謝られた。
「もう何も言うな」
「遼太郎……」
「言うんじゃねぇ!」
苛立ち思わず大きな声を出すと、彼はビクッと肩を震わせて俯く。
その瞬間、とてつもない罪悪感と自己嫌悪で俺は舌打ちしながら彼から視線を逸らす。
……また泣かせてしまった。俺はいつもそうだ。大事だと思っていても、実際には大事になんて出来ない。かといって完全に突き放してやる事も出来ない卑怯者だ。
今もこうやって目元に涙を溜め唇噛んで耐える姿に自分がやった事とはいえ、可哀想で慰めてやりたくなる。
本当に自分勝手で滑稽だ。
「すまん」
「……ううん。僕が悪いから」
一生懸命微笑んでくれようとする。
こんな俺に。片想いの相手に優しくしてやれない男に。
「遼太郎」
「!?」
蓮が突然、身体を預けてきた。甘えられるように肩にわずかな重みと体温がかかる。
俺はそっぽを向いているし、彼はやはり俯き気味だしでその表情はよく見えない。
ただ少し肩が震えているような気がする。そのまま抱き込んでしまいたくなった。
「お、おい……」
「僕ね」
「あぁ」
言い辛いのか恥じらっているのか。なかなか言い出さない彼を、俺は今度こそジッと待った。
胸が苦しくて仕方ない。
こんなに近くにいるのに。本能が触れてしまえと唆すが、大人である理性ある俺は断固として拒否する。
こんな臆病になっちまうなんて。
あの時は、あんなに触りまくっただろうが。苛立ちと傲慢さをもって、あいつを……綺麗な子供を俺は買ったんだ。
自己嫌悪と罪悪感と開き直りと。心がバラバラになっちまいそうだった。
「あのね」
「あぁ」
「……お腹が」
蚊の鳴くような声でポツリとそう漏らすと、彼は、ずるずるとソファの上から落ちるように崩れていく。
慌てて抱きとめて顔を覗き込むと、顔色悪く辛そうで悲しそうな顔をしている。
「どうした、腹が痛てぇのか!?」
……やっぱり大五郎のヤツ、なんかしやがったのか!
そうカッと腹の底が熱くなった瞬間。
「ち、違うの……お腹、すいた」
「はぁぁぁ!?」
腹減った、だと?
俺は安心半分、呆れ半分で聞き返す。
するとすごく恥ずかしそうに、小さく頷いて。
「……お菓子、食べて、いい?」
とまるで幼児のように聞いてきた。
「お前なぁ」
「……ダメ?」
上目遣いのそれが、すごく可愛くて。
柄にもなく頬が緩むもんで、俺は蓮を思い切りよく抱きしめて頭をわしゃわしゃと撫で回してやった。
まるで愛犬家が犬にするみたいに。
「わっ! なにすんだよぉ!」
びっくりして暴れようとする彼をさらに強く抱きしめた。
恐らく見ようによっては親子の触れ合いに見える……と思う。
なんでもいい、俺の中で何かが弾けたのだ。
「好きなだけ食えよ、このクソガキめ」
そう言って、蓮に気付かれないくらいにさりげなく髪にキスをした。
「やっぱりテメェか」
「やぁ、いらっしゃい」
ニヤけ顔が尚更腹立つこの男。
比丘尼 大五郎。俺の上司で、今一番殴り倒したい奴だ。
わざとらしく肩を竦めて、片方の口角を上げる仕草が妙に様になってるのがまた癪に障る。
俺はそんな彼を押しのけるように廊下を歩き、部屋に入った。
「……遼太郎」
広々としたリビングの一角にあるソファに座ってこちらを見上げている、痩せっぽっちのガキ。
不安で心細そうな表情で、何故か三角座りしている。
「怪我はないかよ。変な事されてねぇか」
隣に座り、一応問いただしてみれば無言で頷く。確かに見たところ変わった所は無さそうだ。少し顔色は良くないようだが。
「遼太郎、僕……」
か細い声で俺を呼ぶ。まるで捨てられた犬みてぇな顔って言えばいいのか。このご時世、捨て犬なんてあまり見ないから分からないが。
しかしまぁ、癪なことに庇護欲を掻き立てる表情しやがる。
これじゃあ手を伸ばしてやりたくなるじゃないか。
「ごめん。あの……」
「何も言うな」
どうせこのふざけた男に何か言われたんだろう。
彼の思惑は計り兼ねるが、碌な事を考えてないことだけは分かる。俺に言葉を遮られた蓮は、何か言いたげに口を開いたがすぐに俯く。
「……そういう所じゃあないのかな」
「あ?」
―――俺たちの後ろから聞こえてきた脳天気な声は、もちろん大五郎だ。
振り返り睨み付けると『おぉ怖い怖い』と、おどけた顔で両手を小さく上げる。その態度がもう人を舐め腐ってムカつく。挑発してんのか。
「テメェ……」
「まぁまぁ。そんな猛獣みたいな顔しないで。良い男が台無しだよぉ」
「気色悪ぃ事言ってんじゃねぇ。簀巻きにして魚の餌になりてぇのか。このショタコン野郎が」
「ちょ、辛辣ッ! 仮にも雇い主に言う言葉じゃないよね!?」
胸ぐらを掴んで恫喝しようが、この男はいけ好かないヘラヘラ顔をやめない。
言葉とは裏腹に、むしろいっそう笑みを深めている。
「遼太郎、違うんだ。僕が」
「蓮、お前は黙ってろ!」
……どうせこの男が悪いんだ。
何故こいつを庇う? 彼とどういう関係なんだ、と問い詰めてやりたい。詰め寄って、泣かせてでも怒鳴りつけてでも知りたかった。
でもそれは出来ない。それは俺が聞くことじゃないからだ。
ぐっと拳を握りしめ、蓮から視線を逸らして俺は再び大五郎を睨みつける。
話によっては、本気で殴り飛ばしてしまうかもしれない。
俺は蓮を傷付けたり、汚す奴は許さねぇ。初っ端に酷く汚して、泣かせてしまった俺が言うなってところだが。それでも嫌だ。
……好きだと言えなくても、大切な人くらい守りたいと思う。
そんな俺を臆病者と嗤うか。卑怯者と罵るか。上等だ。それでも。
「えぇっと、君達ね。もうちょっとお互い素直になりなよ」
俺の視線を受けて、大五郎は呆れたようなため息と共に言葉を吐き出す。
「あーあー、なんだかやってられないなぁ! この部屋はボクの仮眠用の一つとして使ってる所だから、好きなだけ話し合いして」
胸ぐらを掴んでいた手をほんの軽い力で払うと、彼は俺と蓮を順番に見ながら苦笑いした。
「話はまだだ」
逃げる気か、と再び掴みかかろうとすると。
「あははは、ボクは事務所帰るよ。まだ仕事残ってるんでね、じゃ!」
一瞬の隙を付くように、するりと俺の手から逃れて朗らかな声で笑うとあっという間にリビングから出て行く。
当然慌てて追って廊下に出るが、既に奴は玄関に居て靴を履いていた。
「っ、逃げんのかよ!」
「あ。忘れてたよ……ほら、これ」
「!?」
「サイズ合うと良いんだけど」
突然投げて寄越されたのは、手のひらサイズの箱。重さを感じないが、何か入って……って見覚えのある箱。
「テメェ……」
大人なら誰でも知ってる小箱だ。0.02とバカみたいにはっきり書いてあるソレ。
「ちゃんと避妊しなよ、ってこれ病気防止か。遼太郎ちゃん、遊んでそうだし」
「うるせぇっ、殺すぞテメェ」
「あははは、怖い怖い。じゃあね」
そう言って、言葉を継ぐ前に閉められたドアと走るように遠ざかった足音。恐らく今から追いかけても無駄だろう。
というか、あの男はあぁ見えて腕に覚えのある奴だ。その証拠に、全く力を入れる素振りもなく俺の手から逃れやがった。
そういう所も腹立たしい。
そんな感情を抱えながら俺は、手にコンドームの箱を握りしめ間抜け面で取り残されていた。
―――仕方なく蓮の所に戻れば、悲壮感漂う顔で相変わらず膝を抱えて座っている。
もう一度隣に座り様子を伺うと、目を逸らし小さな声で『ごめん』と謝られた。
「もう何も言うな」
「遼太郎……」
「言うんじゃねぇ!」
苛立ち思わず大きな声を出すと、彼はビクッと肩を震わせて俯く。
その瞬間、とてつもない罪悪感と自己嫌悪で俺は舌打ちしながら彼から視線を逸らす。
……また泣かせてしまった。俺はいつもそうだ。大事だと思っていても、実際には大事になんて出来ない。かといって完全に突き放してやる事も出来ない卑怯者だ。
今もこうやって目元に涙を溜め唇噛んで耐える姿に自分がやった事とはいえ、可哀想で慰めてやりたくなる。
本当に自分勝手で滑稽だ。
「すまん」
「……ううん。僕が悪いから」
一生懸命微笑んでくれようとする。
こんな俺に。片想いの相手に優しくしてやれない男に。
「遼太郎」
「!?」
蓮が突然、身体を預けてきた。甘えられるように肩にわずかな重みと体温がかかる。
俺はそっぽを向いているし、彼はやはり俯き気味だしでその表情はよく見えない。
ただ少し肩が震えているような気がする。そのまま抱き込んでしまいたくなった。
「お、おい……」
「僕ね」
「あぁ」
言い辛いのか恥じらっているのか。なかなか言い出さない彼を、俺は今度こそジッと待った。
胸が苦しくて仕方ない。
こんなに近くにいるのに。本能が触れてしまえと唆すが、大人である理性ある俺は断固として拒否する。
こんな臆病になっちまうなんて。
あの時は、あんなに触りまくっただろうが。苛立ちと傲慢さをもって、あいつを……綺麗な子供を俺は買ったんだ。
自己嫌悪と罪悪感と開き直りと。心がバラバラになっちまいそうだった。
「あのね」
「あぁ」
「……お腹が」
蚊の鳴くような声でポツリとそう漏らすと、彼は、ずるずるとソファの上から落ちるように崩れていく。
慌てて抱きとめて顔を覗き込むと、顔色悪く辛そうで悲しそうな顔をしている。
「どうした、腹が痛てぇのか!?」
……やっぱり大五郎のヤツ、なんかしやがったのか!
そうカッと腹の底が熱くなった瞬間。
「ち、違うの……お腹、すいた」
「はぁぁぁ!?」
腹減った、だと?
俺は安心半分、呆れ半分で聞き返す。
するとすごく恥ずかしそうに、小さく頷いて。
「……お菓子、食べて、いい?」
とまるで幼児のように聞いてきた。
「お前なぁ」
「……ダメ?」
上目遣いのそれが、すごく可愛くて。
柄にもなく頬が緩むもんで、俺は蓮を思い切りよく抱きしめて頭をわしゃわしゃと撫で回してやった。
まるで愛犬家が犬にするみたいに。
「わっ! なにすんだよぉ!」
びっくりして暴れようとする彼をさらに強く抱きしめた。
恐らく見ようによっては親子の触れ合いに見える……と思う。
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