世界を救った勇者ですが童帝(童貞)の嫁になるようです

田中 乃那加

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黒歴史に喘げよ3

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「やめ゙ろっ、やだぁッ……ぅあ゙ぁぁっ」

 ――仰け反って叫ぶ。

「こら暴れるな」
「おいおい。しっかり押さえとけよ」
「いっそのこと、縛ってしまうか」

 薄暗い室内には、獣じみた喘ぎ声と男達の怒号。そして立ち込める熱気と、淫猥な気に満ちていた。
 
(気がっ、気が、狂いそう)

 思考が細切れになる。
 ついに拘束された手首。暴れるからか、擦り傷をつくった。
 ヒリヒリとした痛みなんて意識の外に弾き出されるほど、その快感はすざましい。

「コイツ、またイったぞ」
「ハハハッ。もう精液なんてほとんど出てないじゃないか」
イくなんて、思ったより淫乱な身体だな」
「もっとイジめてやろう」

 口々に嘲笑わらう彼らに、アレンは反論する事も。それどころか、浴びせられる罵声を理解することすら出来ない。

「あ゙~~っ、ひ、ひっ、ぱったら、らめ゙っ、のびちゃ……ぅ」
「ほれ、お前達。女みたく母乳が出るよう、もっと刺激するのじゃぞ」

 乳首を乱暴につねられ悲鳴をあげるのを、深い笑みを浮かべて見つめる王。
 その股間は、恐らくペニスケースの中でパンパンに膨れていたのだろう。
 窮屈そうに魚頭を放り出し、ついには玉座から立ち上がった。

「もう辛抱ならぬ。こんないやしく、いやらしいメスだとは。まぁ妾としては、合格じゃがな」
「ひァっ、あっ、あっ……らって、く、薬がぁぁっ……」
「こんなもの。単なる興奮剤じゃ。それなのに、こんなに乱れおって」
「そ、そん、なぁぁぁっ」

(違う。こんなの、ただの薬じゃない)

 以前、城で使われたそれとはケタ違い。
 というのも、鱗で覆われた身体をもつ半魚人。より肌浸透の良い、高濃度のものが必要とされるのだ。
 これは媚薬に限ったことではない。
 薬草を使った塗り薬も、水棲の魔物達が使うそれはとても強い効果が出る。
 今のアレンは、種類としては劇薬に近い媚薬を使われている状態なのだ。
 感じ過ぎてしまうのも、仕方なのないことだった。

「ああぁっ、またっ、イくぅっ!?」
「辛抱の足りない奴じゃのぅ。胸だけで、何度も絶頂してしまうとは」
「も、やだぁ……離せぇぇっ」

 先程から、別に性器を愛撫されていたワケではない。
 むしろそこにはまったく触れられず、延々と胸の飾りだけを弄られていたのだ。
 人差し指と親指で摘んでさすられたり、指先で転がし激しく弾かれたり。
 赤子のように吸い付かれ、舌先で与えられる刺激にも喘いだ。
 甘噛みされ、ビクビクッ……と痙攣し軽くイった。初めての乳首だけでのドライオーガニズムである。

「ひっく……っ、や、もうっ、そこばっかりぃ……うぅ」

 しゃくりあげて泣いてしまうほどに、彼の精神は侵されていた。
 これならまだ、輪姦まわされた方が幾分もマシかもしれない。
 こうやって、嬲りものにされ。いつ終わるともしれない、望まぬ快感の拷問を受けるくらいなら。
 
「も……いいからっ……セックスでも、なんでもするからっ……ゆるし、て、くれ……」

 力の入らない身体をガクガクと揺らし、何度目になるか分からない絶頂の中でうめく。
 それほどまでに、この薬の効果は強烈だったのだ。

「ふむ、おねだりの仕方がなっとらんな」
「っひぃぃ!」

 容赦なく太ももを、引っぱたかれる。
 その痛みすら快感となるのだから、媚薬というのは恐ろしい。
 
「もっとメスらしく、淫猥に乞うてみよ」
「そ、そんな、こと……っ」
「その邪魔な足を開いて、ドコにナニをぶち込んで欲しいか。明確に言葉にするのじゃ」
「やっ、やだ!」

 出来るわけがない。
 どんな男に抱かれても、自分から股を広げて誘うような言葉を吐くなんてしたこと無かった。
 そんなことをするなら、舌を噛んで死ぬくらいの男なのだ。
 快楽に蕩けていてもかたくなに噛み締める唇に、王は小さく舌打ちをした。
 まだしつけが足りぬ、と。

「そうか。じゃあ、コレはもっと塗り込んでやらねばならんのぅ。ココ、に」
「い゙っ!?」

(そんなとこ、薬使われたらっ……!)

 ぐぬり、とアナルに指が潜り込む。
 ふんだんに媚薬をまとった指が、だ。皮膚でもこんなにキツい薬を、粘膜に塗布されたら――アレンは、真っ青になって暴れた。

「っ、やめ゙ッ、あ゙ァァッ、いれ、るなァァッ!」
「ほれほれ、もっと奥まで塗ってやろうぞ。ここに男を欲しがるように、な」
「い゙ぃ゙ぃぃっ!?」

 即効性の効果はすぐに現れる。
 痒みに似た疼きが内側から湧き上がり、またたく間に彼を支配した。

「あ゙ーっ、お゙、ぁ、や゙、ら゙ぁぉっ、じぬ゙っ、じぬぅぅっ」

(あついあついあついあついぃぃぃぃっ)

 既に何度も精を吐き出したペニスが、ガチガチに張り詰める。
 無理やり作らされた薄い精子が、弱々しくダラダラと垂れるのに決定的な絶頂は得られない。

「やらっ、なん゙れっ、なんれ゙ぇぇっ」

(足りないたりないたりないたりない)

 頭がおかしくなりそうだった。
 この雄膣に誰のでもいいから、太い肉棒を突っ込んで乱暴に掻き回してほしい。
 めちゃくちゃに揺すられて、奥深くに種付けされたら――そう考えるだけで無いはずの子宮がキュンキュンと切なく疼く。
 
「んひぃっ、はぁっ、はぁっ……もぉ、むりぃ……」

(認めたくない、認めたくないのにぃ)

 欲しくて仕方ない。
 目の前の、屈強な青年の股間。二股に分かれた、凶悪なイチモツが頬を軽く叩いた。

「まずは、この男のモノでヒーヒー言わせてやろうぞ」

 どこかNTR寝盗られ属性でもあるのか、やはり毒味としての意味なのか。王はベッドの前で仁王立ちして、動かない。
 
「……御意」

 青年もまた、興奮に息を荒らげている。
 ジッとアレンを見つめたまま、その身体に乗り上げた。

「ふぉっふぉっ。どうじゃ、これが欲しかろう」
「あ……あ……あ……」

(ダメ、ダメだ。欲しがっちゃ。でも)

 その間も、四方から伸びてくる手が舌が彼を快楽地獄に叩き落とす。
 ゆるゆると扱かれるペニスに、腰が勝手に揺れてしまう。

「言ってしまえば、ラクになるぞ」

(あ)

「…………い、いれ、て」
「んん? 聞こえぬなぁ」
「っ、さっさとぶち込めっつーんだよッ、このスケベ野郎ぉっ――ぁひぃ゙ぃぃぃっ!!!」

 どうも、相手もガマンの限界だったのだろう。
 ズブンッ! と音を立てて突き入れられた瞬間、アレンは悲鳴をあげて果てた。

「あ゙がっ、あ゙っ、ぁお゙っ……」

 しかしそんなことお構い無し。青年の逞しい、いびつなこぶの浮く極太ペニスが尻穴を犯す。
 前立腺をゴリゴリと擦り上げ、暴力に近い快楽を叩き付けていく。
 
「や゙め゙っ、ん゙ぉっ、じ、死゙ぬっ、イぎ死ぬ゙っ」
「この淫売がっ、罪をっ、償えっ!」
「ひぎっ、あ゙がっ、ぁ゙っ、だ、たすげてぇぇ」

 細い腰を掴んでの猛攻ピストンに、アレンは白目むいて感じ入るしかない。
 陸に上がった魚のように痙攣しながら、何度も何度も。突かれるたびに、狂ったような絶頂を重ねるのだ。
 生きてることすら苦痛。
 痛みの方が、まだマシという苦行。彼は、懸命に逃れようと、身体をのた打たせる。

「次はこっちじゃなぁ」
「……っ、御意」

 何が。と言葉の意味を理解するより先だった。

「お゙っ……!? あ゙ァァァァァァッ!!!」

 勢いよく瘤つきペニスを引き抜かれ、舌を出し感じてしまう。しかしその刹那。
 また違う衝撃に悲鳴をあげてイくことになる。

「お゙ぐっ、お゙っ、あ゙だって、い゙ぎゃぁぁぁぁっ!!!」
「今度はより奥深く、をえぐり込んでやれ」
「……御意」

 二股のもう一方。
 形状は普通の性器とそう変わらないが、問題はそのである。
 易々と彼の奥。S字結腸をぶち犯すことのできる柔軟性も兼ねたそれで、一気に突き入れられたら――。

「あ゙ん゙んんッ! ぁぎぃっ、こわ゙っ、れ゙るぅっ」
「この淫乱、ここが良いのか」
「や゙だぁぁぁっ、こごっ、やだ゙ぁぁ」

 髪を振り乱し、泣き叫ぶ。
 いつか開発された膣奥に、亀頭カリをグリグリとねじ込まれるのは痛み以上に破滅的な快楽を産んだ。
 
(入っちゃ、いけないのにぃっ、ダメなとこ、犯され、感じちまうぅぅっ)

 舌を突きだした、完全なるアヘ顔。
 腰をカクカクと揺すらせ、無意識のうちに男の種をねだる姿は正しく。

「おい、退け」

 一連の痴態を眺めていた王は、一心不乱にアレンを貪っている男に向かって口を開く。

「っ、王……」
「毒味は終わりじゃ。それとも、ワシの命令が聞けぬか」
「し、しかし――っゔっ、し、しまるっ、うぐっ!」
「~~~゙っ!!!」

 一際深い突き入れに、大きく波打つ胎内なか
 搾り取られたと唇を噛み、叩きつけるような吐精にまた感じてしまう。
 もはや何も出せないペニスは、縮こまって役を果たせない。
 
「はぁ……ぁ……っ、あー……」

(おわった、やっと、おわっ)

「誰が射精しろと言ったのだ」
「も、申し訳ありません」

 怒りをたたえた王に、真っ青になって頭を下げる男をぼんやりと眺める。
 これでもう気が済んだだろう、そう何故か思っていた。

「まぁ良い。余興としては、悪くなかった」

(え……?)

「今度は、ワシので可愛がってやろうかのぅ」

(!)

 ボロンッ、と目の前に露出されたソレ。
 二股でなく一本。しかしそれは先程のモノ以上に太く長く、奇妙な形をしていた。

「あ゙……ひ、ひぃ……や……っ」

(な、なんだ、あれ、バケモノかよ)

 息をのむ。
 一言で言うなら、巨大なドリル。
 豚のペニスはドリル形状だと言うが、それに近いのだろう。
 ガチガチに張り詰めたそれは、まさに凶悪な凶器。王の色情に満ちた表情も相まって、アレンに恐怖しか与えなかった。

「く、くるな……っ、やだっ」

(挿入れられてら、どうなるんだ)

 完全に壊れてしまう。
 一生、正気に返れないかもしれない。そんな怯えとは別に、差し込んでくる一抹の興奮。
 
「ふぉっふぉっふぉっ、震えておるのぅ。可愛い奴じゃ」
「ひ……っ!」

 先の壮絶なセックスで、思うように動かぬ身体。
 広いベッドの上を、芋虫のように無様に這いずるしかできない。

「ここまでされて、気を失わぬヤツも珍しい」

 さすが勇者、とニンマリ笑う目元は欲望にギラついている。
 頬に触れた手が、冷たい。やはり水性の魔物である彼らの体温は、低いのだろうか。
 そんなことを考えて現実逃避しても、状況は変わらない。
 
「可愛がってやろう、我が愛妾よ」
「あ、あ、あ……」

(たすけて、くれ)
 
 がっしり固定された四肢。もう逃れることはできない。
 大きく足を開かされ、あてがわれる熱にアレンは身震いした。
 
(アレックス……シセロ……ニア……ああ。もうこの際、魔王ファシルでもいい)

 誰でもいいから、この危機から救って欲しいと涙の浮かぶ瞳をギュッと閉じて願う。
 その刹那。とんでもないが、猛スピードで彼らの方へ飛んでいくのを誰も注視していなかった――。
 


 

 
 


 

 


 
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