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宗教と毒親
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毒親は宗教にはまっていた。
結婚して2人の子供(毒姉と私)を授かった後、夫が他界し、毒親自身も胃がんにかかったから。
頼れるのは毒親の母親と毒親の姉だったが、折り合いは悪かったようだ。
仲の悪い姉に紹介された宗教に毒親はのめり込んだ。
献金はほぼなく(あったとしてもお金がないのでできなかったと思う)、宗教に勧誘する活動もなし。
家にある仏壇に、お経を黙読するだけでいい宗教。
月1回は地方の支部に集まって支部でお経をあげる。
そうすると、先祖が助けてくれるらしい。
お経を毎日、強制的に読まないと助けてくれない先祖なんて先祖ではないと思うのだが。
小学校に上がる前、夜中にトイレに起きたときに隣に毒親の姿がなく、居間で仏壇にむかってぼそぼそと何かを唱える姿は恐ろしかった。思わず泣いてしまうと、読経を邪魔されたと怒鳴られた。
宗教にいいイメージはなかったが、中学に上がったころ毒姉とともに読経をさせられるようになった。
毎日23時から1時間ほど。
読経は、黙読または小さな声で読む程度だったので近所迷惑にもならず、近所にも信仰を知られずにすんでいた。
が、私は毒親から押し付けられた宗教が嫌で嫌で仕方がなかった。
そして高校受験。
私はそこまで行きたくなかったが親が行けという公立高校を第一志望にさせられていた。
田舎だから公立に行っていると世間体がよかったからだと思う。
私が行きたかったのは私立。私立だが、奨学金制度があり、入試の成績に応じて返済不要の奨学金がもらえた。在学中も成績を維持していれば授業料は免除になった。かかる金額は公立と変わらなかった。
宗教を信仰していれば、バカでも偏差値の高い公立高校に受かるらしい。
私はとにかく公立は嫌だったのと公立に合格したら
「宗教のおかげで合格した」と言われるのがいやだったのでわざと落ちた。
第一志望の私立の合格は決まっていたから。
公立の不合格を知ったとき毒親は荒れた。
毒親の中では第一志望は公立であることになっていたから。
宗教内でも「あそこの下の娘は宗教に不信心だから公立に落ちた」と噂されたらしい。
どんな噂を立てられようとも私はどうでもよかった。
犯罪を犯したわけではないし。だれにも迷惑はかけていない。自分の進路を自分で決めてなにが悪いのだろう。
だが毒親は違い、泣きわめいて責め立ててきた。
嫌がらせに私立への入学をさせまいと形だけしてきたので、私もそれにのって「困る」「手続きしてくれ」等は言った。
毒親自身が嫌な思いをしたのだからそれ以上の嫌な思いを私にさせたいのがわかっていたから。
私の形式的な懇願の末、私は念願の私立にいけるようになった。
結婚して2人の子供(毒姉と私)を授かった後、夫が他界し、毒親自身も胃がんにかかったから。
頼れるのは毒親の母親と毒親の姉だったが、折り合いは悪かったようだ。
仲の悪い姉に紹介された宗教に毒親はのめり込んだ。
献金はほぼなく(あったとしてもお金がないのでできなかったと思う)、宗教に勧誘する活動もなし。
家にある仏壇に、お経を黙読するだけでいい宗教。
月1回は地方の支部に集まって支部でお経をあげる。
そうすると、先祖が助けてくれるらしい。
お経を毎日、強制的に読まないと助けてくれない先祖なんて先祖ではないと思うのだが。
小学校に上がる前、夜中にトイレに起きたときに隣に毒親の姿がなく、居間で仏壇にむかってぼそぼそと何かを唱える姿は恐ろしかった。思わず泣いてしまうと、読経を邪魔されたと怒鳴られた。
宗教にいいイメージはなかったが、中学に上がったころ毒姉とともに読経をさせられるようになった。
毎日23時から1時間ほど。
読経は、黙読または小さな声で読む程度だったので近所迷惑にもならず、近所にも信仰を知られずにすんでいた。
が、私は毒親から押し付けられた宗教が嫌で嫌で仕方がなかった。
そして高校受験。
私はそこまで行きたくなかったが親が行けという公立高校を第一志望にさせられていた。
田舎だから公立に行っていると世間体がよかったからだと思う。
私が行きたかったのは私立。私立だが、奨学金制度があり、入試の成績に応じて返済不要の奨学金がもらえた。在学中も成績を維持していれば授業料は免除になった。かかる金額は公立と変わらなかった。
宗教を信仰していれば、バカでも偏差値の高い公立高校に受かるらしい。
私はとにかく公立は嫌だったのと公立に合格したら
「宗教のおかげで合格した」と言われるのがいやだったのでわざと落ちた。
第一志望の私立の合格は決まっていたから。
公立の不合格を知ったとき毒親は荒れた。
毒親の中では第一志望は公立であることになっていたから。
宗教内でも「あそこの下の娘は宗教に不信心だから公立に落ちた」と噂されたらしい。
どんな噂を立てられようとも私はどうでもよかった。
犯罪を犯したわけではないし。だれにも迷惑はかけていない。自分の進路を自分で決めてなにが悪いのだろう。
だが毒親は違い、泣きわめいて責め立ててきた。
嫌がらせに私立への入学をさせまいと形だけしてきたので、私もそれにのって「困る」「手続きしてくれ」等は言った。
毒親自身が嫌な思いをしたのだからそれ以上の嫌な思いを私にさせたいのがわかっていたから。
私の形式的な懇願の末、私は念願の私立にいけるようになった。
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