32 / 32
君に出会うまで
※シュラ視点 彼女と出会う前の話
しおりを挟む
あの肖像画が、きっかけだった。
あれは俺がまだ、長になって間もない頃……。
「長! また力技で事を収めましたな!?」
「全員ぶっ飛ばしたぞ? 爺や」
「長が強いことは、わかっております。しかし、こうも力押しでは、長から皆の心が離れます!」
「いざって時は、この鬼神棒があんだろ?」
「長……皆、鬼神棒に従うのではありません。長を慕い、従うのです」
「強い者に従う、だろ?」
「強さの意味を、履き違えてはなりません。受け入れることも、また、強さでございます。もう少し、落ち着いてくださいませ!」
「時間ばかりかかっちまうのは、性に合わねーんだよ」
「まったく……そうじゃ。手習いでもなさいませぬか? 音楽、絵画、書道など」
「つまんねぇよ。手習いなんざ」
「長!」
「爺や、ソラメカの報告を聞きにいく。小言はここまでだ」
俺は爺やを置いて、さっさと執務室に入った。
なぁにが手習いだ。馬鹿馬鹿しい。
俺は忙しいんだよ。
宝珠の返却期限が迫る中、俺はストロベリ王家を監視していた。
今度こそ返してもらいたい。
力で奪い返すより、自発的に王の手で。
だが……宝珠を貸与させて長い時が流れすぎた。
鬼の世界の浄化力が落ちてきていることも、長として見過ごせねぇ。
「長」
鬼の一族の筆頭家老、ソラメカが執務室で待っていた。
「おう、わりぃな、ソラメカ。報告を聞こう」
「はい、ストロベリ王室は、新王テスが即位して十年。王権ばかりが強化され、その執政は芳しくありませぬ」
「宝珠を自発的に返す気配は、なさそうだな」
「長、その時がくれば、躊躇してはなりませぬ」
「わかってるよ。ん? ソラメカ、その手に持ってるのは……」
奴は小脇に肖像画を挟んでいた。巨漢のソラメカが持つと、余計小さく見える。
「以前報告にあがった、ストロベリ王家の前皇太子の娘の肖像画です。廃嫡された皇太子一家の肖像画は、城から消えておりますので」
「あー、そいつな。父親が弟に出し抜かれたせいで、被害を被ってんだったな。他の奴らの顔は確認したけど、そいつだけ知らねぇんだ。ありがとな」
長としちゃ、関わりある国の王族の顔は知っとかなくちゃならねぇからな。
ソラメカも、その辺はよくわかってる奴だ。
「逆らえば家族を害されると脅され、無給で働いております。これも、父親である前皇太子に、苦痛を与える手段となっているようで」
「子を守れぬ非力な父親だと、自覚させ続けるため、か。ネチネチと陰険だな、テス王は」
「テス王の娘、ウドレッダ姫も、父親に似てなかなかの曲者。美貌の下に隠れた陰湿さで、この娘を酷使しております」
「胸糞わりぃ」
俺は肖像画を受け取ると、その絵を見た。
「!」
「長。ご確認が済みましたら、火にくべて処分いたしましょう」
「いや、待て」
顔を確認するため。それだけのつもりだった。でも、薄汚れた侍女の服を着て、窓の外の光を寂しく見つめるその瞳に、俺は引き込まれていた。
『ここを出たい……』
その絵は、そう言っているかのようだった。
出たけりゃ、出りゃいーじゃねぇか。窓まで、ほんの少しの距離じゃねぇか。
そう思って、肖像画の窓辺の光の部分に触れた時だ。
ザリ!
「……あ」
色がはげやがった。
力を入れすぎたのか?
人間の世界のものは、脆いからな。
俺は慌てて鬼神棒を取り出して、その力で修復する。
ソラメカは、奇妙なものを見るような目で俺に意見してきた。
「長、どうせ捨てるものです。それは、王室専任の絵描きの弟子が、練習として描いたもの。画材も質が悪く、すぐに色が落ちます」
「何? じゃ、これは既にあちこちはげてんのか?」
「おそらくは。元々どこかの部屋にいる風景のようですが、家具の部分は確認できぬほど色落ちして、もはや絵としてのていをなしておりませぬ」
「おいおいおい……」
「顔のご確認のためと伺いましたので、十分かと」
「あー、もういい。これは俺が捨てとくわ」
「長?」
「ご苦労さん、ソラメカ。配下の者たちに、労いと引き続きよろしくと伝えてくれ」
「……はい」
何やら不満そうだな。
まあいいや。
俺は鬼神棒で、可能な限り絵を元に戻した。
それから自室に飾り、時間があれば眺めている。
コンコン。
部屋がノックされて、今夜の俺のお相手が夜這いにやってきた。
おっと、お楽しみの前にこれだけはしておかないと。
肖像画に布をかけ、見えないようにする。
純情な少女には、刺激の強い場面を見せるわけにはいかねぇ。
これで、よし、と。
そうやって過ごしているうちに、時々俺は絵に話しかけるようになっていた。
まるで、彼女がそこにいるかのように。
「……今日はさ、またこんなことあってさ。まあ、いつものように、まとめてぶち倒せば……やっぱり、もう少し待ったほうがいいか?」
物言わぬ絵画である事をいいことに、俺はあれこれ胸の内を打ち明けていた。
ただの絵なのに。
聞いてもらうと、何故か落ち着く。
それに、考えをまとめるのにとてもいい。
彼女にわかるように説明しているうちに、自分が何にこだわっているのかも、気づくことがあって。
いい絵だよな。
もらっといてよかったぜ。
おかげで強引に進めるより、ゆっくり落ち着いてやることの大切さ、みたいなのもなんとなくわかってきたしな。
あれこれと、試行錯誤も大事。
力加減てのも、覚えたぜ。
「長、最近落ち着いてこられましたな」
爺やが珍しく俺を褒める。
そうか? 俺にはわかんねぇけど、前より力技で解決する事をしなくなった……かな?
「おう、爺や。例の争いごとの件だが、対立する種族の代表をここに呼べ。言い分を言いたいだけ言わせてやらぁ」
「おお!」
「へへ、受け入れることも、役目なんだろ?」
「はい……はい!」
面倒でも、遠回りがかえって近道になることもあるよな。
でも、何故か、他の奴にこの絵を見られるのはすごく嫌だった。
本当に、なんなんだろうな。
俺自身も、この絵にこだわる理由がわかんねぇわ。
そうやって数年過ごしていると、長としての仕事は上手く回せるようになったんだが……。
新たな問題発生。
ちょくちょく付き合っていた彼女たちが、あの肖像画に興味を持ちだしたのだ。
いつも布ががけてあるから、気になったらしいが。
見せる気はないし、教える気もねぇ。
俺と肖像画の間に、誰も入れたくなかった。
パサ。
ある夜、布が捲られる音がして目を覚ますと、恋人の一人が肖像画を覗いてやがった。
「!!」
彼女は乱暴な捲り方をしていて、あれじゃ色がはげちまう。
「何してやがる!!」
彼女はさっさと逃げ去り、俺は慌てて肖像画を確認した。
ああ!?
肖像画の彼女の姿が、斜めに消えかけている。
急いで鬼神棒で元に戻すと、俺は心底ほっとして座り込んだ。
「びっくりしたな、ごめんな」
俺はいつものように、肖像画に語りかける。
出来れば、本人と会って話したい。本当はな。
会いたいな……会えないな。
軽く肖像画に口付ける。
これもいつの間にか、習慣化したな。
はたから見たら、俺って危ない奴か?
この時、俺はあまり気にしていなかった。
次第に、肖像画が本当の恋人とか噂されて、迷惑してるぜ。
んなわけないじゃん。
アホらしくて、そのままにしておいた。
否定するのも面倒くせぇ。
肖像画を見ようとする恋人も絶えず、俺の怒りに触れて、もう何人も去っていった。
別に困んねぇよ。
すぐ次の彼女ができるしさ。
そんなある日。
「長! 人身御供の奉納がありました!!」
人間界との境界線である、“鬼門”を司る護衛係から連絡が入る。
人身御供だと!?
宝珠ではなく、人身御供ということは、まだ返せないという意思表示だ。
「手を出すな! 連れてくるだけにしろ!!」
俺は伝令にそう伝えると、急いで現場に向かう。
ドクン、ドクン……。
心臓が妙な音を立てやがる。
なんだ? 何かあるのか?
不思議な予感がして、俺は顔を上げた。
目の前に、二匹の鬼に群がられようとしている人間が見える。
面白半分に襲う気だな!?
「馬鹿が!!」
俺は鬼たちを鬼神棒で遠ざけると、その人間を奪い返した。
素早く布で包んで、片腕に抱き止める。
「!!」
顔を覗き込んだとき、息が止まりそうになった。
こいつは……まさか、肖像画の?
年数が経っているけど、まだ、あどけなさが顔に残っている。
ブン! と鬼神棒を振ると、その音で彼女は目を覚ました。
生きているのか。
「鬼神棒……」
彼女は、開口一番そう言った。
鬼神棒に刻まれた、この文字が読める!?
鬼の一族でも、読めるのは長クラスの実力者だけと言われる古代文字なのに。
ドクン、ドクン。
面白ぇ……面白え!
彼女を抱く腕が、興奮で震えてくる。
俺と彼女が本物の恋に堕ちるまで、あと少し───。
~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~
これにて、この物語は完結致します。
読んでくださってありがとうございました。
お気に召したら、お気に入り登録してくださるとうれしいです♫ とても励みになります。
次回作は、準備中です。完成次第、投稿致します。
※この物語はフィクションです。表現や人物、団体、学説などは作者の創作によるものです。
あれは俺がまだ、長になって間もない頃……。
「長! また力技で事を収めましたな!?」
「全員ぶっ飛ばしたぞ? 爺や」
「長が強いことは、わかっております。しかし、こうも力押しでは、長から皆の心が離れます!」
「いざって時は、この鬼神棒があんだろ?」
「長……皆、鬼神棒に従うのではありません。長を慕い、従うのです」
「強い者に従う、だろ?」
「強さの意味を、履き違えてはなりません。受け入れることも、また、強さでございます。もう少し、落ち着いてくださいませ!」
「時間ばかりかかっちまうのは、性に合わねーんだよ」
「まったく……そうじゃ。手習いでもなさいませぬか? 音楽、絵画、書道など」
「つまんねぇよ。手習いなんざ」
「長!」
「爺や、ソラメカの報告を聞きにいく。小言はここまでだ」
俺は爺やを置いて、さっさと執務室に入った。
なぁにが手習いだ。馬鹿馬鹿しい。
俺は忙しいんだよ。
宝珠の返却期限が迫る中、俺はストロベリ王家を監視していた。
今度こそ返してもらいたい。
力で奪い返すより、自発的に王の手で。
だが……宝珠を貸与させて長い時が流れすぎた。
鬼の世界の浄化力が落ちてきていることも、長として見過ごせねぇ。
「長」
鬼の一族の筆頭家老、ソラメカが執務室で待っていた。
「おう、わりぃな、ソラメカ。報告を聞こう」
「はい、ストロベリ王室は、新王テスが即位して十年。王権ばかりが強化され、その執政は芳しくありませぬ」
「宝珠を自発的に返す気配は、なさそうだな」
「長、その時がくれば、躊躇してはなりませぬ」
「わかってるよ。ん? ソラメカ、その手に持ってるのは……」
奴は小脇に肖像画を挟んでいた。巨漢のソラメカが持つと、余計小さく見える。
「以前報告にあがった、ストロベリ王家の前皇太子の娘の肖像画です。廃嫡された皇太子一家の肖像画は、城から消えておりますので」
「あー、そいつな。父親が弟に出し抜かれたせいで、被害を被ってんだったな。他の奴らの顔は確認したけど、そいつだけ知らねぇんだ。ありがとな」
長としちゃ、関わりある国の王族の顔は知っとかなくちゃならねぇからな。
ソラメカも、その辺はよくわかってる奴だ。
「逆らえば家族を害されると脅され、無給で働いております。これも、父親である前皇太子に、苦痛を与える手段となっているようで」
「子を守れぬ非力な父親だと、自覚させ続けるため、か。ネチネチと陰険だな、テス王は」
「テス王の娘、ウドレッダ姫も、父親に似てなかなかの曲者。美貌の下に隠れた陰湿さで、この娘を酷使しております」
「胸糞わりぃ」
俺は肖像画を受け取ると、その絵を見た。
「!」
「長。ご確認が済みましたら、火にくべて処分いたしましょう」
「いや、待て」
顔を確認するため。それだけのつもりだった。でも、薄汚れた侍女の服を着て、窓の外の光を寂しく見つめるその瞳に、俺は引き込まれていた。
『ここを出たい……』
その絵は、そう言っているかのようだった。
出たけりゃ、出りゃいーじゃねぇか。窓まで、ほんの少しの距離じゃねぇか。
そう思って、肖像画の窓辺の光の部分に触れた時だ。
ザリ!
「……あ」
色がはげやがった。
力を入れすぎたのか?
人間の世界のものは、脆いからな。
俺は慌てて鬼神棒を取り出して、その力で修復する。
ソラメカは、奇妙なものを見るような目で俺に意見してきた。
「長、どうせ捨てるものです。それは、王室専任の絵描きの弟子が、練習として描いたもの。画材も質が悪く、すぐに色が落ちます」
「何? じゃ、これは既にあちこちはげてんのか?」
「おそらくは。元々どこかの部屋にいる風景のようですが、家具の部分は確認できぬほど色落ちして、もはや絵としてのていをなしておりませぬ」
「おいおいおい……」
「顔のご確認のためと伺いましたので、十分かと」
「あー、もういい。これは俺が捨てとくわ」
「長?」
「ご苦労さん、ソラメカ。配下の者たちに、労いと引き続きよろしくと伝えてくれ」
「……はい」
何やら不満そうだな。
まあいいや。
俺は鬼神棒で、可能な限り絵を元に戻した。
それから自室に飾り、時間があれば眺めている。
コンコン。
部屋がノックされて、今夜の俺のお相手が夜這いにやってきた。
おっと、お楽しみの前にこれだけはしておかないと。
肖像画に布をかけ、見えないようにする。
純情な少女には、刺激の強い場面を見せるわけにはいかねぇ。
これで、よし、と。
そうやって過ごしているうちに、時々俺は絵に話しかけるようになっていた。
まるで、彼女がそこにいるかのように。
「……今日はさ、またこんなことあってさ。まあ、いつものように、まとめてぶち倒せば……やっぱり、もう少し待ったほうがいいか?」
物言わぬ絵画である事をいいことに、俺はあれこれ胸の内を打ち明けていた。
ただの絵なのに。
聞いてもらうと、何故か落ち着く。
それに、考えをまとめるのにとてもいい。
彼女にわかるように説明しているうちに、自分が何にこだわっているのかも、気づくことがあって。
いい絵だよな。
もらっといてよかったぜ。
おかげで強引に進めるより、ゆっくり落ち着いてやることの大切さ、みたいなのもなんとなくわかってきたしな。
あれこれと、試行錯誤も大事。
力加減てのも、覚えたぜ。
「長、最近落ち着いてこられましたな」
爺やが珍しく俺を褒める。
そうか? 俺にはわかんねぇけど、前より力技で解決する事をしなくなった……かな?
「おう、爺や。例の争いごとの件だが、対立する種族の代表をここに呼べ。言い分を言いたいだけ言わせてやらぁ」
「おお!」
「へへ、受け入れることも、役目なんだろ?」
「はい……はい!」
面倒でも、遠回りがかえって近道になることもあるよな。
でも、何故か、他の奴にこの絵を見られるのはすごく嫌だった。
本当に、なんなんだろうな。
俺自身も、この絵にこだわる理由がわかんねぇわ。
そうやって数年過ごしていると、長としての仕事は上手く回せるようになったんだが……。
新たな問題発生。
ちょくちょく付き合っていた彼女たちが、あの肖像画に興味を持ちだしたのだ。
いつも布ががけてあるから、気になったらしいが。
見せる気はないし、教える気もねぇ。
俺と肖像画の間に、誰も入れたくなかった。
パサ。
ある夜、布が捲られる音がして目を覚ますと、恋人の一人が肖像画を覗いてやがった。
「!!」
彼女は乱暴な捲り方をしていて、あれじゃ色がはげちまう。
「何してやがる!!」
彼女はさっさと逃げ去り、俺は慌てて肖像画を確認した。
ああ!?
肖像画の彼女の姿が、斜めに消えかけている。
急いで鬼神棒で元に戻すと、俺は心底ほっとして座り込んだ。
「びっくりしたな、ごめんな」
俺はいつものように、肖像画に語りかける。
出来れば、本人と会って話したい。本当はな。
会いたいな……会えないな。
軽く肖像画に口付ける。
これもいつの間にか、習慣化したな。
はたから見たら、俺って危ない奴か?
この時、俺はあまり気にしていなかった。
次第に、肖像画が本当の恋人とか噂されて、迷惑してるぜ。
んなわけないじゃん。
アホらしくて、そのままにしておいた。
否定するのも面倒くせぇ。
肖像画を見ようとする恋人も絶えず、俺の怒りに触れて、もう何人も去っていった。
別に困んねぇよ。
すぐ次の彼女ができるしさ。
そんなある日。
「長! 人身御供の奉納がありました!!」
人間界との境界線である、“鬼門”を司る護衛係から連絡が入る。
人身御供だと!?
宝珠ではなく、人身御供ということは、まだ返せないという意思表示だ。
「手を出すな! 連れてくるだけにしろ!!」
俺は伝令にそう伝えると、急いで現場に向かう。
ドクン、ドクン……。
心臓が妙な音を立てやがる。
なんだ? 何かあるのか?
不思議な予感がして、俺は顔を上げた。
目の前に、二匹の鬼に群がられようとしている人間が見える。
面白半分に襲う気だな!?
「馬鹿が!!」
俺は鬼たちを鬼神棒で遠ざけると、その人間を奪い返した。
素早く布で包んで、片腕に抱き止める。
「!!」
顔を覗き込んだとき、息が止まりそうになった。
こいつは……まさか、肖像画の?
年数が経っているけど、まだ、あどけなさが顔に残っている。
ブン! と鬼神棒を振ると、その音で彼女は目を覚ました。
生きているのか。
「鬼神棒……」
彼女は、開口一番そう言った。
鬼神棒に刻まれた、この文字が読める!?
鬼の一族でも、読めるのは長クラスの実力者だけと言われる古代文字なのに。
ドクン、ドクン。
面白ぇ……面白え!
彼女を抱く腕が、興奮で震えてくる。
俺と彼女が本物の恋に堕ちるまで、あと少し───。
~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・~
これにて、この物語は完結致します。
読んでくださってありがとうございました。
お気に召したら、お気に入り登録してくださるとうれしいです♫ とても励みになります。
次回作は、準備中です。完成次第、投稿致します。
※この物語はフィクションです。表現や人物、団体、学説などは作者の創作によるものです。
3
この作品は感想を受け付けておりません。
あなたにおすすめの小説
異世界は『一妻多夫制』!?溺愛にすら免疫がない私にたくさんの夫は無理です!?
すずなり。
恋愛
ひょんなことから異世界で赤ちゃんに生まれ変わった私。
一人の男の人に拾われて育ててもらうけど・・・成人するくらいから回りがなんだかおかしなことに・・・。
「俺とデートしない?」
「僕と一緒にいようよ。」
「俺だけがお前を守れる。」
(なんでそんなことを私にばっかり言うの!?)
そんなことを思ってる時、父親である『シャガ』が口を開いた。
「何言ってんだ?この世界は男が多くて女が少ない。たくさん子供を産んでもらうために、何人とでも結婚していいんだぞ?」
「・・・・へ!?」
『一妻多夫制』の世界で私はどうなるの!?
※お話は全て想像の世界になります。現実世界とはなんの関係もありません。
※誤字脱字・表現不足は重々承知しております。日々精進いたしますのでご容赦ください。
ただただ暇つぶしに楽しんでいただけると幸いです。すずなり。
転生してモブだったから安心してたら最恐王太子に溺愛されました。
琥珀
恋愛
ある日突然小説の世界に転生した事に気づいた主人公、スレイ。
ただのモブだと安心しきって人生を満喫しようとしたら…最恐の王太子が離してくれません!!
スレイの兄は重度のシスコンで、スレイに執着するルルドは兄の友人でもあり、王太子でもある。
ヒロインを取り合う筈の物語が何故かモブの私がヒロインポジに!?
氷の様に無表情で周囲に怖がられている王太子ルルドと親しくなってきた時、小説の物語の中である事件が起こる事を思い出す。ルルドの為に必死にフラグを折りに行く主人公スレイ。
このお話は目立ちたくないモブがヒロインになるまでの物語ーーーー。
辺境のスローライフを満喫したいのに、料理が絶品すぎて冷酷騎士団長に囲い込まれました
腐ったバナナ
恋愛
異世界に転移した元会社員のミサキは、現代の調味料と調理技術というチート能力を駆使し、辺境の森で誰にも邪魔されない静かなスローライフを送ることを目指していた。
しかし、彼女の作る絶品の料理の香りは、辺境を守る冷酷な「鉄血」騎士団長ガイウスを引き寄せてしまった。
猫に転生したらご主人様に溺愛されるようになりました
あべ鈴峰
恋愛
気がつけば 異世界転生。
どんな風に生まれ変わったのかと期待したのに なぜか猫に転生。 人間でなかったのは残念だが、それでも構わないと気持ちを切り替えて猫ライフを満喫しようとした。しかし、転生先は森の中、食べ物も満足に食べてず、寂しさと飢えでなげやりに なって居るところに 物音が。
悪役令嬢に転生するも魔法に夢中でいたら王子に溺愛されました
黒木 楓
恋愛
旧題:悪役令嬢に転生するも魔法を使えることの方が嬉しかったから自由に楽しんでいると、王子に溺愛されました
乙女ゲームの悪役令嬢リリアンに転生していた私は、転生もそうだけどゲームが始まる数年前で子供の姿となっていることに驚いていた。
これから頑張れば悪役令嬢と呼ばれなくなるのかもしれないけど、それよりもイメージすることで体内に宿る魔力を消費して様々なことができる魔法が使えることの方が嬉しい。
もうゲーム通りになるのなら仕方がないと考えた私は、レックス王子から婚約破棄を受けて没落するまで自由に楽しく生きようとしていた。
魔法ばかり使っていると魔力を使い過ぎて何度か倒れてしまい、そのたびにレックス王子が心配して数年後、ようやくヒロインのカレンが登場する。
私は公爵令嬢も今年までかと考えていたのに、レックス殿下はカレンに興味がなさそうで、常に私に構う日々が続いていた。
兄みたいな騎士団長の愛が実は重すぎでした
鳥花風星
恋愛
代々騎士団寮の寮母を務める家に生まれたレティシアは、若くして騎士団の一つである「群青の騎士団」の寮母になり、
幼少の頃から仲の良い騎士団長のアスールは、そんなレティシアを陰からずっと見守っていた。レティシアにとってアスールは兄のような存在だが、次第に兄としてだけではない思いを持ちはじめてしまう。
アスールにとってもレティシアは妹のような存在というだけではないようで……。兄としてしか思われていないと思っているアスールはレティシアへの思いを拗らせながらどんどん膨らませていく。
すれ違う恋心、アスールとライバルの心理戦。拗らせ溺愛が激しい、じれじれだけどハッピーエンドです。
☆他投稿サイトにも掲載しています。
☆番外編はアスールの同僚ノアールがメインの話になっています。
【完結】姉は聖女? ええ、でも私は白魔導士なので支援するぐらいしか取り柄がありません。
猫屋敷 むぎ
ファンタジー
誰もが憧れる勇者と最強の騎士が恋したのは聖女。それは私ではなく、姉でした。
復活した魔王に侯爵領を奪われ没落した私たち姉妹。そして、誰からも愛される姉アリシアは神の祝福を受け聖女となり、私セレナは支援魔法しか取り柄のない白魔導士のまま。
やがてヴァルミエール国王の王命により結成された勇者パーティは、
勇者、騎士、聖女、エルフの弓使い――そして“おまけ”の私。
過去の恋、未来の恋、政略婚に揺れ動く姉を見つめながら、ようやく私の役割を自覚し始めた頃――。
魔王城へと北上する魔王討伐軍と共に歩む勇者パーティは、
四人の魔将との邂逅、秘められた真実、そしてそれぞれの試練を迎え――。
輝く三人の恋と友情を“すぐ隣で見つめるだけ”の「聖女の妹」でしかなかった私。
けれど魔王討伐の旅路の中で、“仲間を支えるとは何か”に気付き、
やがて――“本当の自分”を見つけていく――。
そんな、ちょっぴり切ない恋と友情と姉妹愛、そして私の成長の物語です。
※本作の章構成:
第一章:アカデミー&聖女覚醒編
第二章:勇者パーティ結成&魔王討伐軍北上編
第三章:帰郷&魔将・魔王決戦編
※「小説家になろう」にも掲載(異世界転生・恋愛12位)
※ アルファポリス完結ファンタジー8位。応援ありがとうございます。
溺愛最強 ~気づいたらゲームの世界に生息していましたが、悪役令嬢でもなければ断罪もされないので、とにかく楽しむことにしました~
夏笆(なつは)
恋愛
「おねえしゃま。こえ、すっごくおいしいでし!」
弟のその言葉は、晴天の霹靂。
アギルレ公爵家の長女であるレオカディアは、その瞬間、今自分が生きる世界が前世で楽しんだゲーム「エトワールの称号」であることを知った。
しかし、自分は王子エルミニオの婚約者ではあるものの、このゲームには悪役令嬢という役柄は存在せず、断罪も無いので、攻略対象とはなるべく接触せず、穏便に生きて行けば大丈夫と、生きることを楽しむことに決める。
醤油が欲しい、うにが食べたい。
レオカディアが何か「おねだり」するたびに、アギルレ領は、周りの領をも巻き込んで豊かになっていく。
既にゲームとは違う展開になっている人間関係、その学院で、ゲームのヒロインは前世の記憶通りに攻略を開始するのだが・・・・・?
小説家になろうにも掲載しています。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる