能力『ゴミ箱』と言われ追放された僕はゴミ捨て町から自由に暮らすことにしました

御峰。

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三章

第67話 僕の奥義ですか?

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「――――以上が、レベル九と十について、多くの実力者達が独占している『秘密事項』だ」

 ヘルドさんの分かりやすい説明に、僕達は拍手で返した。

「では、アレク。お前の『奥義』を見せて貰うぞ? 実はこの『勉強会』をご褒美と言ってはいたが、俺様としてはお前の『奥義』に興味がある。秘密は絶対に守ると約束する」

 僕としては既にヘルドさんは仲間だと思っているから全く問題なかった。

 でも一応、アイリスに視線を振ると、小さく、笑顔で頷いてくれた。

 ――――気づけば、僕はアイリスを頼りにしているのかも知れないね。


「分かりました。今回覚えた新しいスキル……いや、『奥義』をお見せします……と言っても、使い方も知らなければ、初めて聞く言葉なので、どんなモノなのかも分かりませんけどね」

 僕の言葉にアイリスがクスっと笑って、「いつも新しいスキルは失敗するもんね」って……確かにいつもそんな感じだね。

 シーマくんと僕も苦笑いした。

「では、僕の新しい『奥義』は――――」



 ◇



 - 能力『ゴミ箱』のレベルが上がりました。-

 - 能力『ゴミ箱』のレベル9により、奥義『ゴミのリサイクル』を獲得しました。-

〈ステータス〉――――――――

 能力 - ゴミ箱lv9

 体力 - A
 魔力 - A
 力 - A
 素早さ - A
 精神力 - SS
 運 - SS

 [スキル]
 ゴミ収集(強化)
 ゴミ超収集
 クリーン
 ゴミ召喚(強化+特殊強化)
 ゴミ圧縮

 [奥義]
 ゴミのリサイクル

―――――――――――――――



 ◇



 僕は新しい奥義を説明した。

 『ゴミのリサイクル』って何なんだろう。



「一先ず、やってみます! では――――奥義!! ゴミのリサイクル!!!!」



 最近はゴミ超収集のお陰で、腹から声が出せるようになった。

 今なら男らしい叫びにアイリスも笑わないようになっているくらいだ。


 ……

 …………

 ………………









「あ、これヤバいやつですね…………」

 三十秒くらい経過したかな。

 僕はとんでもない事に気づいてしまった。

 この奥義……とんでもないスキルである事が発覚した。

 三十秒間、僕の『ゴミ箱』の中がとんでもない事になっている。


 僕の言葉に「前振りはいいから、どうなったのよ!」ってアイリスが焦り、突っ込んでくる。

「アイリス……ごめん。今回の『奥義』は一発で発動してくれたよ……言葉の意味が分からなかったけど、認識出来なくても発動してくれるんだね……しかもこれ……もしかして使用回数とはないんじゃ?」

 感覚的には『ゴミ収集』に近かった。

 一度発動させてしまえば、後は自由に発動出来るし、発動し続けても全く問題ないのがそっくりだった。


「えっと、皆? 驚かないでよ? 特にヘルドさんね! ちゃんと言いましたからね! では、いきますよ?」


 みんな息を呑んだ。

 それくらいして貰わないと困る。

 だって……この『奥義』。

 本当にとんでもないスキル何だから。

 神様…………もし、神様がいるなら、こんなスキルを僕に使えるようにしてくれて良かったんですか?










 僕は皆の前に、『大型破壊兵器ヴァレンシア』を召喚した。

 ――――元の姿のままに。
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