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起 『Sランクの少年は、国から追放されました。』
第11話 決戦2「エストは大変だと思うの」
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キンッ……
「うおおぉぉぉああああ!!!」
剣を振り回す。それしか僕にはできなかった。
今までは訓練だけだった。訓練とは言えども大変なものだったが、実技の経験は乏しい。
そのためか、実際に戦闘を行うとなると、どうも身体が追いつかない。
「うぉぉぉあぁぁぁ!!」
相手の鎧の隙間……脇にちょうど剣が入った。あとは……そのまま上に……!
「ぐはっぁぁぁあ……」
初めて自分の力のみで人を倒した……。倒した。
”真っ赤な黒”が剣を染める。臭いもコーティングされていく。
「はぁ……はぁ……はぁ……」
息がもたない。キツい。キツすぎる。
これでやっと1人だ。クリムさんの足を引っ張ってはいけない……。
ふと辺りを見渡すと、兵士の数が増えていた。
「エスト! 敵が増えてきたぞ!」
ここで疑問を解消することにしよう。何故僕が魔法を使わなかったのか。
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数時間前、最後の作戦会議でのこと。
「王さんは……どデカい怪物を従えていたよね?」とレッドさんは僕に聞く。
「はい、僕と……ドンはそれに襲われました」
「つまり……王さんも怪物を扱えるし、魔法を使う人たちも多いはずよ。王の城に仕える人達ってAランク出身の人が多いし……」と彼女は冷静に分析する。
「あえて……魔法を使わずに事を進めよう。直前までこっちが魔法を使えることを隠そう」
それは、僕とレッドさんの魔法を一部封印することを表している。僕から魔法を取ったら……何も残らない。戦闘では役に立たない。今も役に立つかどうか分からないけど。
「私はともかく、”エスト”は大変だと思うの。だからクリムと2人で行動して。もしも敵の数が増えて大変なことになったら……その時は使って、騒動を起こしてね!」
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「今だ!」
クリムさんの合図で、僕は自分の剣の剣身の部分に手をかざし、そのまま剣を天に突き刺すように上に掲げた。
《火炎魔法》
剣身の部分が、紅く燃え上がった。天にまで届きそうな火柱が立っており、ゴオオ……ゴオオ……と燃え続けている。
「これは……」
「火炎魔法の使い手とは……」
熱い……熱すぎる。手に持つので精一杯だ。このままでは僕ごと燃えてしまう。訓練で何度か使ったことはあるが、安定していた事は一度もない。いつもトートさんに助けてもらっていた。
でも、失敗はできない。
「いけ……エスト!」
彼の掛け声と共に、一気に剣を振り下ろす。
「うぉぉぉぉぉお……!」
スパンッ……
目の前にある全ての物が、斜め状に燃え出した。人も悲鳴を上げる者もいれば、そのまま力尽きる者もいた。木も門も、綺麗に斜め状に切れている。断面も綺麗だ……。
「火炎魔法所持者がいるぞ! 気をつけろ!」
まだ生き残りの兵士がいたみたい。
「エスト、これはいけるか?」
クリムさんに小石を手渡された。なるほど。そういうことか?
《火炎魔法》
石は燃えないかもしれない。だが、この火炎魔法は、対象の物を熱くさせることが出来る。というか、炎は出ないが”熱する”ことが出来る。トートさんくらいになると、無理やり燃やし尽くすこともできるが……。
僕は小石を空に向かって投げ、火炎魔法をかけた。前にも言ったが、クリムさんの剣は大きくて太い。
クリムさんがその剣の平たい部分で、躊躇なく小石を兵士たち目がけて打った。
「ごぼぅぅぅぅぅ……」
小石といえども”熱せられている小石”だ。威力は段違いだ。相手の腹に当たっただけだが、気絶している。
見た限り、敵はもういない。フードを取り、木の幹に座り、自分の身体をいたわる。
「あらかた片付いたが……レッドがいないな」
「王を探しに行ったんですかね。それにしても僕らに何も言わないなんて……」
こんなやり取りをしている中、微かな足音がしたのを、僕もクリムさんも聞き逃さなかった。
「誰だ!」
僕たちは剣を構えつつ、周りも見渡してみる。が、誰もいない。
コツコツ……
コツコツ……
城から2人の男女が出てきた。見た目的に僕らと同じくらいの年齢みたいだ。そして両方とも……どこかで見たことあるような……、僕は既視感を覚えた、金髪の少年、黒髪の少女……。
「フードを深く被れ!」
クリムさんが慌てながらも、僕に呼びかけた。
「クリムさ……」
「名前を呼ぶな! 急げ!」
僕はその指示通りにフードを深く被った。それにしても、彼ら……その男女2人からは異様なオーラを感じる。まるで……僕らと同じ運命を辿ってきたかのような。
「お前ら……誰だ?」
僕たちが名前を聞く前に、向こうから聞かれた。
「そう言われて、教えるわけないだろ」
クリムさんが答えた。『弱いところ』を敵に見せてはいけない。彼らのことを歯を食いしばって睨みつけていた。
「じゃあ……行くか」
そう言うと男の人の方が、僕たちに向かって……いや、見当外れな方向にナイフを投げた。僕たちを狙っていないのか……というくらい、外れた所に投げている。
「あさっての方向に飛んでいったな、かすってもないぞ?」とクリムさんが言うと、彼らは笑いながらこう言った。
「それはどうかな」と。
《移動魔法》
突然、このナイフが僕らの方へ向かって飛んできた。まるでナイフ自身に意思があるように、僕らのことだけを追ってくる。
「何をしやがった!?」と……彼でもこの魔法は知らなかったようで、追尾するナイフから逃げ切ろうと疾走する。
「このナイフに《移動魔法》をかけたのさ。君たちに刺さるまで、ずっと追いかけるよ」と男の方は説明する。
これは厄介すぎる。『君たちに刺さるまで』ということは……どう防げばいいのか分からない。
「こっちに来い!」
クリムさんが突然叫んだ。ナイフも僕を追わずに、彼を追い始めた。
「悪いな……兵士さんよ」
彼はそう言うと、クリムさんは気絶した兵士を軽々と持ち上げ、盾のようにナイフを防いだ。ナイフはしっかりと、その兵士の胸に突き刺さっている。
「防がれたか……まぁ、俺はAランクだ。お前らが何のランクか知らないが、俺が絶対に倒す!」
この声……聞いたことがある。Aランクの人とも……どこかで会ったことがある。僕はそう確信した。頭もぼんやりしたまま、記憶も混乱していて色々と思い出せないが。
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キンッ……
「うおおぉぉぉああああ!!!」
剣を振り回す。それしか僕にはできなかった。
今までは訓練だけだった。訓練とは言えども大変なものだったが、実技の経験は乏しい。
そのためか、実際に戦闘を行うとなると、どうも身体が追いつかない。
「うぉぉぉあぁぁぁ!!」
相手の鎧の隙間……脇にちょうど剣が入った。あとは……そのまま上に……!
「ぐはっぁぁぁあ……」
初めて自分の力のみで人を倒した……。倒した。
”真っ赤な黒”が剣を染める。臭いもコーティングされていく。
「はぁ……はぁ……はぁ……」
息がもたない。キツい。キツすぎる。
これでやっと1人だ。クリムさんの足を引っ張ってはいけない……。
ふと辺りを見渡すと、兵士の数が増えていた。
「エスト! 敵が増えてきたぞ!」
ここで疑問を解消することにしよう。何故僕が魔法を使わなかったのか。
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数時間前、最後の作戦会議でのこと。
「王さんは……どデカい怪物を従えていたよね?」とレッドさんは僕に聞く。
「はい、僕と……ドンはそれに襲われました」
「つまり……王さんも怪物を扱えるし、魔法を使う人たちも多いはずよ。王の城に仕える人達ってAランク出身の人が多いし……」と彼女は冷静に分析する。
「あえて……魔法を使わずに事を進めよう。直前までこっちが魔法を使えることを隠そう」
それは、僕とレッドさんの魔法を一部封印することを表している。僕から魔法を取ったら……何も残らない。戦闘では役に立たない。今も役に立つかどうか分からないけど。
「私はともかく、”エスト”は大変だと思うの。だからクリムと2人で行動して。もしも敵の数が増えて大変なことになったら……その時は使って、騒動を起こしてね!」
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「今だ!」
クリムさんの合図で、僕は自分の剣の剣身の部分に手をかざし、そのまま剣を天に突き刺すように上に掲げた。
《火炎魔法》
剣身の部分が、紅く燃え上がった。天にまで届きそうな火柱が立っており、ゴオオ……ゴオオ……と燃え続けている。
「これは……」
「火炎魔法の使い手とは……」
熱い……熱すぎる。手に持つので精一杯だ。このままでは僕ごと燃えてしまう。訓練で何度か使ったことはあるが、安定していた事は一度もない。いつもトートさんに助けてもらっていた。
でも、失敗はできない。
「いけ……エスト!」
彼の掛け声と共に、一気に剣を振り下ろす。
「うぉぉぉぉぉお……!」
スパンッ……
目の前にある全ての物が、斜め状に燃え出した。人も悲鳴を上げる者もいれば、そのまま力尽きる者もいた。木も門も、綺麗に斜め状に切れている。断面も綺麗だ……。
「火炎魔法所持者がいるぞ! 気をつけろ!」
まだ生き残りの兵士がいたみたい。
「エスト、これはいけるか?」
クリムさんに小石を手渡された。なるほど。そういうことか?
《火炎魔法》
石は燃えないかもしれない。だが、この火炎魔法は、対象の物を熱くさせることが出来る。というか、炎は出ないが”熱する”ことが出来る。トートさんくらいになると、無理やり燃やし尽くすこともできるが……。
僕は小石を空に向かって投げ、火炎魔法をかけた。前にも言ったが、クリムさんの剣は大きくて太い。
クリムさんがその剣の平たい部分で、躊躇なく小石を兵士たち目がけて打った。
「ごぼぅぅぅぅぅ……」
小石といえども”熱せられている小石”だ。威力は段違いだ。相手の腹に当たっただけだが、気絶している。
見た限り、敵はもういない。フードを取り、木の幹に座り、自分の身体をいたわる。
「あらかた片付いたが……レッドがいないな」
「王を探しに行ったんですかね。それにしても僕らに何も言わないなんて……」
こんなやり取りをしている中、微かな足音がしたのを、僕もクリムさんも聞き逃さなかった。
「誰だ!」
僕たちは剣を構えつつ、周りも見渡してみる。が、誰もいない。
コツコツ……
コツコツ……
城から2人の男女が出てきた。見た目的に僕らと同じくらいの年齢みたいだ。そして両方とも……どこかで見たことあるような……、僕は既視感を覚えた、金髪の少年、黒髪の少女……。
「フードを深く被れ!」
クリムさんが慌てながらも、僕に呼びかけた。
「クリムさ……」
「名前を呼ぶな! 急げ!」
僕はその指示通りにフードを深く被った。それにしても、彼ら……その男女2人からは異様なオーラを感じる。まるで……僕らと同じ運命を辿ってきたかのような。
「お前ら……誰だ?」
僕たちが名前を聞く前に、向こうから聞かれた。
「そう言われて、教えるわけないだろ」
クリムさんが答えた。『弱いところ』を敵に見せてはいけない。彼らのことを歯を食いしばって睨みつけていた。
「じゃあ……行くか」
そう言うと男の人の方が、僕たちに向かって……いや、見当外れな方向にナイフを投げた。僕たちを狙っていないのか……というくらい、外れた所に投げている。
「あさっての方向に飛んでいったな、かすってもないぞ?」とクリムさんが言うと、彼らは笑いながらこう言った。
「それはどうかな」と。
《移動魔法》
突然、このナイフが僕らの方へ向かって飛んできた。まるでナイフ自身に意思があるように、僕らのことだけを追ってくる。
「何をしやがった!?」と……彼でもこの魔法は知らなかったようで、追尾するナイフから逃げ切ろうと疾走する。
「このナイフに《移動魔法》をかけたのさ。君たちに刺さるまで、ずっと追いかけるよ」と男の方は説明する。
これは厄介すぎる。『君たちに刺さるまで』ということは……どう防げばいいのか分からない。
「こっちに来い!」
クリムさんが突然叫んだ。ナイフも僕を追わずに、彼を追い始めた。
「悪いな……兵士さんよ」
彼はそう言うと、クリムさんは気絶した兵士を軽々と持ち上げ、盾のようにナイフを防いだ。ナイフはしっかりと、その兵士の胸に突き刺さっている。
「防がれたか……まぁ、俺はAランクだ。お前らが何のランクか知らないが、俺が絶対に倒す!」
この声……聞いたことがある。Aランクの人とも……どこかで会ったことがある。僕はそう確信した。頭もぼんやりしたまま、記憶も混乱していて色々と思い出せないが。
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