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起 『Sランクの少年は、国から追放されました。』
第12話 決戦3「こっちにおいでよ」
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「じゃあ、私はこっち!」
2人組の女の人の方が、突然クリムさん目がけてナイフを投げた。
「同じ手は……俺には効かないぞ!」とクリムさんが声を張り上げるが、彼女は笑みを浮かべていた。
《拡散魔法》
突如、そのナイフが分裂した。5本……いや10本はあるだろう。兵士を盾にしようとしていたクリムさんの方に全て飛んでいった。
そしてその10本のナイフの内、2本くらいか……。クリムさんの腕と太腿に浅くだが刺さってしまった。若干だが、血が垂れ流れ出ている。
「クソッ……」
「大丈夫ですか! クリムさ……」
「だから名前を呼ぶな! 大丈夫だ!」
クリムさんはそのナイフを抜くと、そのまま彼女の方へ走っていった。
『刺さったナイフは止血の役割を持つから、そのナイフは抜くな』という意見もあるだろう。もちろん、普通はそうした方がいいかもしれない。
が、クリムさん。常人ではない。剣術の他にも《怪力》や《再生能力》を持つらしい。それはもはや魔法とかではなく、クリムさん自身の才能だ。
「ふふっ、こっちにおいでよ」
クリムさんと女の人の方は、戦い始めた。互いに剣を使っている。どちらが劣勢かすら分からない。そのまま城の方に入っていったからだ。
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「やっと2人きりになれたな。まずは話をしよう」と向こうから話しかけられた。僕には話している時間などない。僕には……倒せないはず。できれば早めに撒いておきたい。そして、早めにレッドさんやクリムさんと合流したい。
「お前の名前を教えろ」
教える訳なんてない。無視を貫くと、逆に彼が口を開いた。
「まずは俺か言うのがルールなのか。俺はソルト・ルクセンバンクだ。Aランクの人間で、今は第2王国監視部隊の分隊長をしている」
正直に言ってくれたみたいだが、僕は答える気などさらさらない。
「答えないのなら、力ずくだ!」
彼は叫びつつも正面から、力いっぱい剣を突き刺してきた。間一髪避けることは出来たが、僕は彼の足元が光るのを見た。
《跳躍魔法》
彼は高く飛び上がり、空中で回し蹴りをした。 彼は……僕の顔面に刺さるくらいの勢いで強く蹴った。頭蓋骨が陥没するのではないか、または鼻がどこか行ってしまったのではないか、そのくらい強く。
「痛っ……」
鼻血が止まらない。この一言じゃ済まないくらい痛い。が、敵に弱いところは見せてはいけない。僕は我慢する。
いつの間にかフードが外れていた。僕は気づかないまま、彼の前で顔を出してしまった。
「お前は……」
まずい、顔を見られてしまった。ここからどうするべきか。顔を見られてしまったとなると、僕がまだ生きていることが判明する。この戦力差だと……絶体絶命だ。
「お前は……エストか?」
ん?
彼は何故か僕の名前を知っていた。何故だ、彼の顔をどこかで見たことはあるが、全く覚えていない。僕はそのまま聞き返す。フードを被りなおさずに。
「何故、僕の名前を知っている?」と。
彼は僕の質問には答えずに、質問で返した。
「お前、死んだんじゃないのか?」
僕が国に殺されて死んだ……ことになっているということは、内部の情勢を知っている人間……で間違いないだろう。
「俺の顔……覚えているか? ほら同じ鑑定式でAランクの……」と彼は続ける。
あ……。すべての糸が繋がったかのように、僕は一気に納得した。
彼だ。ソルト・ルクセンバンクだ。
僕と同じ鑑定式で……Aランクをもらっていた、あの金髪の側近の子の人だ。妙に落ち着いていたからか、記憶には残っていた。名前は完全に忘れていたけど。
「覚えていたか……やっぱりお前はエスト本人か」
彼はほっとしたような素振りを見せた後、すぐに剣を構えた。
「悪い、俺は国の命令に従う。衛兵を殺した罪は重いぞ」と言いながら。
更に彼は続ける。
「というかそもそも、何故お前はこの城を襲っている? お前がこの城を襲う理由なんてあるのか?」と。
もちろんのことだが、計画のことは言えない……。僕は無口を貫くしかない。
「口が堅いようだな。ならば実力行使としよう」
彼は剣を構えたまま、一歩ずつゆっくり前に進んでいる。いつ斬られてもおかしくない、そんな所まで来ている。
「数年前、Sランクがお前以外にもう1人居たのは知っているか?確か女性だったような……」
その言い方的には……トートさんかレッドさんだろう。
ここでひとつの疑問が生まれてしまった。『もう1人居た』というのはどういうことか。
「もう1人って……他にはいなかったのか?」
僕はつい、目の前の彼に質問してしまった。話している余裕などないのに……ないって分かっていても、身体の底から気になっている。
「俺はつい最近”この職”に就いた。どうやら最年少らしくてな。必死に着いていこうと思ったが、現実はそう甘くない」
……他人の過去の苦労話を聞いている暇なんてない。
「だから俺は過去の資料を読んで、徹底的に着いていこうとした。そこで、今までの鑑定の結果が載っている本を見つけた。過去10年分あるが……その中でひとり【Sランク】がいた。名前は……覚えていないが、女のマークが名前の横に付いていたし、多分女だろ」
「ちょっと待って、他にSランクはいなかったのか?」と僕はまた無意識に質問した。
「さっきも言った……Sランクは今のところ、その女とお前しかいないんだよ」
あれ……。なら、トートさんとかクリムさんとかリーゼさんは……? 彼らもSランクと鑑定されて国から追放された人間。国が過去の鑑定の情報を消したのか、それとも彼らはそ--
気がつくと彼との距離が、大分詰まってきた。もうあと3歩、お互いに歩けば接触してしまうくらいだ。これ以上、前には進めない。
「あのデカイおっさんが誰だが知らないが、お前の唯一の仲間は今どこで何をしているんだろうな……」と目の前のヤツに煽られる。が、僕は気にする暇もなく、思考を張り巡らせていた。
彼女はさっきまでずっと横にいた。考えろ、レッドさんしか記録されておらず、その他の3人は載っていない。そんなことがあるのだろうか。たまたま載っていなかったのか。
「隙ありっ!」
彼が急に剣を振り下ろしてきた。また、ギリギリで避けることはできたが、服の袖の部分が切れてしまった。少し肌が見えてしまうくらいだが。
「まだお前の返答を聞いていないぞ。お前は何故城を襲う?」
これは……答えたら、他に情報をくれるのかもしれない。リーゼさんとかトートさんとか、クリムさんに関する情報を。まだ、彼があえて隠している可能性もある。一か八かに……な。
「僕は……その【Sランクの少女】と【他のSランクの人】と共に、この城を襲っている。国から追放されて殺されかけた者同士で」
本当の目的……時の石を奪うことはあえて伝えなかった。が、彼には見透かされていたようだ。
「本当の目的を言え、でなければ本当に斬る。後他のSランクの人って何だ?他にSランクは存在しないはずだ」と彼は僕に言い聞かせる。
えっ。
過去10年間、レッドさん以外にSランクは本当に存在しないことになっているらしい。これは彼が情報を隠している訳でもないはず。本当に情報が載ってないんだ。
これは……レッドさんの元に向かわなければならなくなった。
どうにか逃げ道がないかどうか探すが、どうも無いみたいだ。次こそは本当に斬られる。服どころではなく、中の肌ごと。
ドカーン……
ガチャガチャ……
突如、城の中から爆発音が響き渡った。
「何だ?」
僕も知らない……作戦にもないこの爆発音……。
ちょうど煙も舞い込んできた。今のうちだ。もしかしたらレッドさんが煙で助けてくれているのかもしれない。
煙で見えにくくなっているこの隙に、僕は城の中へ駆け込んだ。彼も流石に追ってこれないだろう……。
ゲホッッッ……
「待て……話はまだ終わっていない……」
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「じゃあ、私はこっち!」
2人組の女の人の方が、突然クリムさん目がけてナイフを投げた。
「同じ手は……俺には効かないぞ!」とクリムさんが声を張り上げるが、彼女は笑みを浮かべていた。
《拡散魔法》
突如、そのナイフが分裂した。5本……いや10本はあるだろう。兵士を盾にしようとしていたクリムさんの方に全て飛んでいった。
そしてその10本のナイフの内、2本くらいか……。クリムさんの腕と太腿に浅くだが刺さってしまった。若干だが、血が垂れ流れ出ている。
「クソッ……」
「大丈夫ですか! クリムさ……」
「だから名前を呼ぶな! 大丈夫だ!」
クリムさんはそのナイフを抜くと、そのまま彼女の方へ走っていった。
『刺さったナイフは止血の役割を持つから、そのナイフは抜くな』という意見もあるだろう。もちろん、普通はそうした方がいいかもしれない。
が、クリムさん。常人ではない。剣術の他にも《怪力》や《再生能力》を持つらしい。それはもはや魔法とかではなく、クリムさん自身の才能だ。
「ふふっ、こっちにおいでよ」
クリムさんと女の人の方は、戦い始めた。互いに剣を使っている。どちらが劣勢かすら分からない。そのまま城の方に入っていったからだ。
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「やっと2人きりになれたな。まずは話をしよう」と向こうから話しかけられた。僕には話している時間などない。僕には……倒せないはず。できれば早めに撒いておきたい。そして、早めにレッドさんやクリムさんと合流したい。
「お前の名前を教えろ」
教える訳なんてない。無視を貫くと、逆に彼が口を開いた。
「まずは俺か言うのがルールなのか。俺はソルト・ルクセンバンクだ。Aランクの人間で、今は第2王国監視部隊の分隊長をしている」
正直に言ってくれたみたいだが、僕は答える気などさらさらない。
「答えないのなら、力ずくだ!」
彼は叫びつつも正面から、力いっぱい剣を突き刺してきた。間一髪避けることは出来たが、僕は彼の足元が光るのを見た。
《跳躍魔法》
彼は高く飛び上がり、空中で回し蹴りをした。 彼は……僕の顔面に刺さるくらいの勢いで強く蹴った。頭蓋骨が陥没するのではないか、または鼻がどこか行ってしまったのではないか、そのくらい強く。
「痛っ……」
鼻血が止まらない。この一言じゃ済まないくらい痛い。が、敵に弱いところは見せてはいけない。僕は我慢する。
いつの間にかフードが外れていた。僕は気づかないまま、彼の前で顔を出してしまった。
「お前は……」
まずい、顔を見られてしまった。ここからどうするべきか。顔を見られてしまったとなると、僕がまだ生きていることが判明する。この戦力差だと……絶体絶命だ。
「お前は……エストか?」
ん?
彼は何故か僕の名前を知っていた。何故だ、彼の顔をどこかで見たことはあるが、全く覚えていない。僕はそのまま聞き返す。フードを被りなおさずに。
「何故、僕の名前を知っている?」と。
彼は僕の質問には答えずに、質問で返した。
「お前、死んだんじゃないのか?」
僕が国に殺されて死んだ……ことになっているということは、内部の情勢を知っている人間……で間違いないだろう。
「俺の顔……覚えているか? ほら同じ鑑定式でAランクの……」と彼は続ける。
あ……。すべての糸が繋がったかのように、僕は一気に納得した。
彼だ。ソルト・ルクセンバンクだ。
僕と同じ鑑定式で……Aランクをもらっていた、あの金髪の側近の子の人だ。妙に落ち着いていたからか、記憶には残っていた。名前は完全に忘れていたけど。
「覚えていたか……やっぱりお前はエスト本人か」
彼はほっとしたような素振りを見せた後、すぐに剣を構えた。
「悪い、俺は国の命令に従う。衛兵を殺した罪は重いぞ」と言いながら。
更に彼は続ける。
「というかそもそも、何故お前はこの城を襲っている? お前がこの城を襲う理由なんてあるのか?」と。
もちろんのことだが、計画のことは言えない……。僕は無口を貫くしかない。
「口が堅いようだな。ならば実力行使としよう」
彼は剣を構えたまま、一歩ずつゆっくり前に進んでいる。いつ斬られてもおかしくない、そんな所まで来ている。
「数年前、Sランクがお前以外にもう1人居たのは知っているか?確か女性だったような……」
その言い方的には……トートさんかレッドさんだろう。
ここでひとつの疑問が生まれてしまった。『もう1人居た』というのはどういうことか。
「もう1人って……他にはいなかったのか?」
僕はつい、目の前の彼に質問してしまった。話している余裕などないのに……ないって分かっていても、身体の底から気になっている。
「俺はつい最近”この職”に就いた。どうやら最年少らしくてな。必死に着いていこうと思ったが、現実はそう甘くない」
……他人の過去の苦労話を聞いている暇なんてない。
「だから俺は過去の資料を読んで、徹底的に着いていこうとした。そこで、今までの鑑定の結果が載っている本を見つけた。過去10年分あるが……その中でひとり【Sランク】がいた。名前は……覚えていないが、女のマークが名前の横に付いていたし、多分女だろ」
「ちょっと待って、他にSランクはいなかったのか?」と僕はまた無意識に質問した。
「さっきも言った……Sランクは今のところ、その女とお前しかいないんだよ」
あれ……。なら、トートさんとかクリムさんとかリーゼさんは……? 彼らもSランクと鑑定されて国から追放された人間。国が過去の鑑定の情報を消したのか、それとも彼らはそ--
気がつくと彼との距離が、大分詰まってきた。もうあと3歩、お互いに歩けば接触してしまうくらいだ。これ以上、前には進めない。
「あのデカイおっさんが誰だが知らないが、お前の唯一の仲間は今どこで何をしているんだろうな……」と目の前のヤツに煽られる。が、僕は気にする暇もなく、思考を張り巡らせていた。
彼女はさっきまでずっと横にいた。考えろ、レッドさんしか記録されておらず、その他の3人は載っていない。そんなことがあるのだろうか。たまたま載っていなかったのか。
「隙ありっ!」
彼が急に剣を振り下ろしてきた。また、ギリギリで避けることはできたが、服の袖の部分が切れてしまった。少し肌が見えてしまうくらいだが。
「まだお前の返答を聞いていないぞ。お前は何故城を襲う?」
これは……答えたら、他に情報をくれるのかもしれない。リーゼさんとかトートさんとか、クリムさんに関する情報を。まだ、彼があえて隠している可能性もある。一か八かに……な。
「僕は……その【Sランクの少女】と【他のSランクの人】と共に、この城を襲っている。国から追放されて殺されかけた者同士で」
本当の目的……時の石を奪うことはあえて伝えなかった。が、彼には見透かされていたようだ。
「本当の目的を言え、でなければ本当に斬る。後他のSランクの人って何だ?他にSランクは存在しないはずだ」と彼は僕に言い聞かせる。
えっ。
過去10年間、レッドさん以外にSランクは本当に存在しないことになっているらしい。これは彼が情報を隠している訳でもないはず。本当に情報が載ってないんだ。
これは……レッドさんの元に向かわなければならなくなった。
どうにか逃げ道がないかどうか探すが、どうも無いみたいだ。次こそは本当に斬られる。服どころではなく、中の肌ごと。
ドカーン……
ガチャガチャ……
突如、城の中から爆発音が響き渡った。
「何だ?」
僕も知らない……作戦にもないこの爆発音……。
ちょうど煙も舞い込んできた。今のうちだ。もしかしたらレッドさんが煙で助けてくれているのかもしれない。
煙で見えにくくなっているこの隙に、僕は城の中へ駆け込んだ。彼も流石に追ってこれないだろう……。
ゲホッッッ……
「待て……話はまだ終わっていない……」
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