57 / 87
承『記憶喪失の《討伐者》』
第43話 三大神
しおりを挟む
----------
今日は、シアンとキミカに戦闘の技を教える日だ。2人がどうしてもモンスターとの戦闘に参加したいとのこと。最初、ガイアさんは反対していた。女性を泥臭い戦いの場に連れて行けない、と。しかし彼女たちの熱心な努力を見た彼は、戦闘の技をある程度覚えてから行け、となった。
戦闘の技は俺が教えるみたいだ。とは言っても、教えられることなどない。俺はずっと感覚で戦ってきている。しかし「感覚で戦え」と言うのは、教える側としては失格だ。これまでの戦闘を踏まえて、リバイル村の討伐者のディールと共に彼女たちに戦闘の技を教えていく。
「特にゴブリンは、いげぇと身体が柔けよ。剣で心突き刺しとら一発やで」
実戦経験のあるディールは、彼女たちに分かりやすくモンスターの弱点を教えていく。方言が分かりにくいという意見もあるかもしれないが、そこは彼女たちの読解力に任せよう。
実戦経験は無くはないが、ほぼロックやヘイトリッドに任せきりだったガイアさんは、肉体的な動きを教えると張り切っていた。
討伐者という名前通り、モンスターを討伐していたディールと、討伐者という名前で何でも屋さんをしていたガイアさんには大きな違いがある。
そういや、ユー・エンドで出会った……レン・スティーロという男も、この村で討伐者をしていたとか言ってたな。この村はそんなにモンスターが出現するのか。ストラート村はそこまで出現しなかったから、土地の差もあるな。
というか、重要なことを思い出した。
強制労働所にいた強者は、人間だ。つまりは、強制労働所で悪さをしている人間を殺すことになる。
モンスターの倒し方を教えていても、人間を倒すのとは攻略方法が違う。やはり、止めさせるべきか。
いや、ここは彼女たちの判断に任せよう。深く関わらないでおこう。これ以上考えてしまうと……うん。いや。ああ。
訓練が終わって疲れ切っている2人に、あることを尋ねた。
「人を殺す覚悟はある?」と。単刀直入過ぎて、あっさりしている。急にこう質問されても、答えられるか。
「何なの急に……」
シアンは困惑したまま。言葉に詰まったのか、答えを考えているのか。
「私はある」
キミカは真っ直ぐ目を見てそう答えた。間髪入れずにだ。
「私はそういう経験があるから」
彼女の回答も随分とあっさりとしている、質問以上に。人を殺した経験があるということか?流石にそれは違うか。
その日は2人に技術を教えるだけで終わった。明日は何をしようか、もう一度セルバー村に行きたい。今度は古城だけじゃない、もう一度あの絵画を見たいのだ。モンスターと人間が戯れる絵じゃなくていい、廊下に飾ってあった絵を一枚一枚じっくり眺めたい。そういう気分だ。
今日も特に何も思い出さずに終わった。
----------
朝飯を食べて、すぐ家を飛び出した。馬を借り、誰にも言わずにセルバー村に向かった。独りで行きたかった。独りで整理する時間が欲しかった。皆俺が記憶を思い出したかどうか、随時確認に来る。構ってくれるだけありがたいが、少し孤独の時間が欲しい。
でも絵画は見たい。絵画の詳しい解説は聞きたいため、セルバー村の村長を呼び出した。
「何か用かね」
「廊下に飾ってある絵画の解説をお願いします、一枚一枚、全てお願いします」
無理なお願いなのは分かっている。村長、村を治める長、仕事があるのは分かっている。だが、魅了された。絵画を見れば、何かが分かりそうな気がする。俺の中にいる野生の勘か、はたまたモンスターが絵画を求めている。
「芸術を理解しようとする若者がいるのはいいことだ。気が済むまで説明しよう、来い」
ここから廊下に飾ってある絵画の解説が始まった。
これは女性が子供を育てる絵、こっちは男性が時計台の建築を手伝っている絵、そっちは雨乞いをしている絵。それは星を包み込む女性の絵、生命を1つの壺から出している姿らしい。あれはアダムとイヴの絵、食べてはいけない果実を食べて、神から罪を与えられた。
「で、これが破滅のアダムとイヴ。この世を破壊するために作られたとか何とか。破滅の方のアダムとイヴの子供がモンスターの起源とか言われておる」
絵画の説明は続く。
これは雷神・トールの絵、雷を操る獣・サンダバーと共に描かれている。こちらは火の神・イフリートの絵、火を操る獣・サラールドと共に描かれている。それは水神・リヴァイアサンの絵、水を操る獣・マーメサンと共に描かれている。
「世界を守る三大神、火・水・雷じゃな」
まだ説明は続く。
この絵は巨大だ。他の絵とは比べ物にならないほど大きい。人の身長の倍はあるだろう。どうして前回来た時に気がつかなかったのだ。
その絵には、星の上に3つの石が描かれている。色は緑・紫・赤。この絵はセルバー村の村人が描いたものではなく、他の遠い村の先人たちが描き残した作品らしい。『3つの石が合わされば、世界は破滅する』という題名が付いている。不思議な絵だ。
「この3つの石にもそれぞれ効力があるらしい、時の石・人の石・力の石。これらが合わさることは普通有り得ないとも記されている」
絵の下の方に、読めない文字で何かが書いてある。村長はそれを読めている。俺が読めなくとも、彼が読めるならいいのだが。
「これが最後の絵『劇終』じゃ」
目の前には白い壁しかない。これが絵か。芸術というのは難しい。この真っ白な壁を絵と認識できるかどうかは、人に委ねられる。俺はこれを絵だとは思わなくても、彼は絵だと思って紹介している。
結局は人それぞれだ。
いい体験をした。
今日はもう寝よう、明日は記憶を思い返そう。無理に思い出そうとしていたから思い出せないのだ。今まであったことを日記にでも記しておこう。後世に引き継ぎたい、俺が経験したことを。絵は描けない、だから代わりに文字しておきたい。
「おかえり、スカイ」
シアンとガイアさんが出迎えてくれた。今日は誰にも行き先を告げずに家を飛び出したから、皆に迷惑をかけただろう。
明日はきっと、大丈夫。
全ての生命。
----------
今日は、シアンとキミカに戦闘の技を教える日だ。2人がどうしてもモンスターとの戦闘に参加したいとのこと。最初、ガイアさんは反対していた。女性を泥臭い戦いの場に連れて行けない、と。しかし彼女たちの熱心な努力を見た彼は、戦闘の技をある程度覚えてから行け、となった。
戦闘の技は俺が教えるみたいだ。とは言っても、教えられることなどない。俺はずっと感覚で戦ってきている。しかし「感覚で戦え」と言うのは、教える側としては失格だ。これまでの戦闘を踏まえて、リバイル村の討伐者のディールと共に彼女たちに戦闘の技を教えていく。
「特にゴブリンは、いげぇと身体が柔けよ。剣で心突き刺しとら一発やで」
実戦経験のあるディールは、彼女たちに分かりやすくモンスターの弱点を教えていく。方言が分かりにくいという意見もあるかもしれないが、そこは彼女たちの読解力に任せよう。
実戦経験は無くはないが、ほぼロックやヘイトリッドに任せきりだったガイアさんは、肉体的な動きを教えると張り切っていた。
討伐者という名前通り、モンスターを討伐していたディールと、討伐者という名前で何でも屋さんをしていたガイアさんには大きな違いがある。
そういや、ユー・エンドで出会った……レン・スティーロという男も、この村で討伐者をしていたとか言ってたな。この村はそんなにモンスターが出現するのか。ストラート村はそこまで出現しなかったから、土地の差もあるな。
というか、重要なことを思い出した。
強制労働所にいた強者は、人間だ。つまりは、強制労働所で悪さをしている人間を殺すことになる。
モンスターの倒し方を教えていても、人間を倒すのとは攻略方法が違う。やはり、止めさせるべきか。
いや、ここは彼女たちの判断に任せよう。深く関わらないでおこう。これ以上考えてしまうと……うん。いや。ああ。
訓練が終わって疲れ切っている2人に、あることを尋ねた。
「人を殺す覚悟はある?」と。単刀直入過ぎて、あっさりしている。急にこう質問されても、答えられるか。
「何なの急に……」
シアンは困惑したまま。言葉に詰まったのか、答えを考えているのか。
「私はある」
キミカは真っ直ぐ目を見てそう答えた。間髪入れずにだ。
「私はそういう経験があるから」
彼女の回答も随分とあっさりとしている、質問以上に。人を殺した経験があるということか?流石にそれは違うか。
その日は2人に技術を教えるだけで終わった。明日は何をしようか、もう一度セルバー村に行きたい。今度は古城だけじゃない、もう一度あの絵画を見たいのだ。モンスターと人間が戯れる絵じゃなくていい、廊下に飾ってあった絵を一枚一枚じっくり眺めたい。そういう気分だ。
今日も特に何も思い出さずに終わった。
----------
朝飯を食べて、すぐ家を飛び出した。馬を借り、誰にも言わずにセルバー村に向かった。独りで行きたかった。独りで整理する時間が欲しかった。皆俺が記憶を思い出したかどうか、随時確認に来る。構ってくれるだけありがたいが、少し孤独の時間が欲しい。
でも絵画は見たい。絵画の詳しい解説は聞きたいため、セルバー村の村長を呼び出した。
「何か用かね」
「廊下に飾ってある絵画の解説をお願いします、一枚一枚、全てお願いします」
無理なお願いなのは分かっている。村長、村を治める長、仕事があるのは分かっている。だが、魅了された。絵画を見れば、何かが分かりそうな気がする。俺の中にいる野生の勘か、はたまたモンスターが絵画を求めている。
「芸術を理解しようとする若者がいるのはいいことだ。気が済むまで説明しよう、来い」
ここから廊下に飾ってある絵画の解説が始まった。
これは女性が子供を育てる絵、こっちは男性が時計台の建築を手伝っている絵、そっちは雨乞いをしている絵。それは星を包み込む女性の絵、生命を1つの壺から出している姿らしい。あれはアダムとイヴの絵、食べてはいけない果実を食べて、神から罪を与えられた。
「で、これが破滅のアダムとイヴ。この世を破壊するために作られたとか何とか。破滅の方のアダムとイヴの子供がモンスターの起源とか言われておる」
絵画の説明は続く。
これは雷神・トールの絵、雷を操る獣・サンダバーと共に描かれている。こちらは火の神・イフリートの絵、火を操る獣・サラールドと共に描かれている。それは水神・リヴァイアサンの絵、水を操る獣・マーメサンと共に描かれている。
「世界を守る三大神、火・水・雷じゃな」
まだ説明は続く。
この絵は巨大だ。他の絵とは比べ物にならないほど大きい。人の身長の倍はあるだろう。どうして前回来た時に気がつかなかったのだ。
その絵には、星の上に3つの石が描かれている。色は緑・紫・赤。この絵はセルバー村の村人が描いたものではなく、他の遠い村の先人たちが描き残した作品らしい。『3つの石が合わされば、世界は破滅する』という題名が付いている。不思議な絵だ。
「この3つの石にもそれぞれ効力があるらしい、時の石・人の石・力の石。これらが合わさることは普通有り得ないとも記されている」
絵の下の方に、読めない文字で何かが書いてある。村長はそれを読めている。俺が読めなくとも、彼が読めるならいいのだが。
「これが最後の絵『劇終』じゃ」
目の前には白い壁しかない。これが絵か。芸術というのは難しい。この真っ白な壁を絵と認識できるかどうかは、人に委ねられる。俺はこれを絵だとは思わなくても、彼は絵だと思って紹介している。
結局は人それぞれだ。
いい体験をした。
今日はもう寝よう、明日は記憶を思い返そう。無理に思い出そうとしていたから思い出せないのだ。今まであったことを日記にでも記しておこう。後世に引き継ぎたい、俺が経験したことを。絵は描けない、だから代わりに文字しておきたい。
「おかえり、スカイ」
シアンとガイアさんが出迎えてくれた。今日は誰にも行き先を告げずに家を飛び出したから、皆に迷惑をかけただろう。
明日はきっと、大丈夫。
全ての生命。
----------
0
あなたにおすすめの小説
おっさん武闘家、幼女の教え子達と十年後に再会、実はそれぞれ炎・氷・雷の精霊の王女だった彼女達に言い寄られつつ世界を救い英雄になってしまう
お餅ミトコンドリア
ファンタジー
パーチ、三十五歳。五歳の時から三十年間修行してきた武闘家。
だが、全くの無名。
彼は、とある村で武闘家の道場を経営しており、〝拳を使った戦い方〟を弟子たちに教えている。
若い時には「冒険者になって、有名になるんだ!」などと大きな夢を持っていたものだが、自分の道場に来る若者たちが全員〝天才〟で、自分との才能の差を感じて、もう諦めてしまった。
弟子たちとの、のんびりとした穏やかな日々。
独身の彼は、そんな彼ら彼女らのことを〝家族〟のように感じており、「こんな毎日も悪くない」と思っていた。
が、ある日。
「お久しぶりです、師匠!」
絶世の美少女が家を訪れた。
彼女は、十年前に、他の二人の幼い少女と一緒に山の中で獣(とパーチは思い込んでいるが、実はモンスター)に襲われていたところをパーチが助けて、その場で数時間ほど稽古をつけて、自分たちだけで戦える力をつけさせた、という女の子だった。
「私は今、アイスブラット王国の〝守護精霊〟をやっていまして」
精霊を自称する彼女は、「ちょ、ちょっと待ってくれ」と混乱するパーチに構わず、ニッコリ笑いながら畳み掛ける。
「そこで師匠には、私たちと一緒に〝魔王〟を倒して欲しいんです!」
これは、〝弟子たちがあっと言う間に強くなるのは、師匠である自分の特殊な力ゆえ〟であることに気付かず、〝実は最強の実力を持っている〟ことにも全く気付いていない男が、〝実は精霊だった美少女たち〟と再会し、言い寄られ、弟子たちに愛され、弟子以外の者たちからも尊敬され、世界を救って英雄になってしまう物語。
(※第18回ファンタジー小説大賞に参加しています。
もし宜しければ【お気に入り登録】で応援して頂けましたら嬉しいです!
何卒宜しくお願いいたします!)
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
悪徳貴族の、イメージ改善、慈善事業
ウィリアム・ブロック
ファンタジー
現代日本から死亡したラスティは貴族に転生する。しかしその世界では貴族はあんまり良く思われていなかった。なのでノブリス・オブリージュを徹底させて、貴族のイメージ改善を目指すのだった。
転生したら領主の息子だったので快適な暮らしのために知識チートを実践しました
SOU 5月17日10作同時連載開始❗❗
ファンタジー
不摂生が祟ったのか浴槽で溺死したブラック企業務めの社畜は、ステップド騎士家の長男エルに転生する。
不便な異世界で生活環境を改善するためにエルは知恵を絞る。
14万文字執筆済み。2025年8月25日~9月30日まで毎日7:10、12:10の一日二回更新。
処刑された勇者は二度目の人生で復讐を選ぶ
シロタカズキ
ファンタジー
──勇者は、すべてを裏切られ、処刑された。
だが、彼の魂は復讐の炎と共に蘇る──。
かつて魔王を討ち、人類を救った勇者 レオン・アルヴァレス。
だが、彼を待っていたのは称賛ではなく、 王族・貴族・元仲間たちによる裏切りと処刑だった。
「力が強すぎる」という理由で異端者として断罪され、広場で公開処刑されるレオン。
国民は歓喜し、王は満足げに笑い、かつての仲間たちは目を背ける。
そして、勇者は 死んだ。
──はずだった。
十年後。
王国は繁栄の影で腐敗し、裏切り者たちは安穏とした日々を送っていた。
しかし、そんな彼らの前に死んだはずの勇者が現れる。
「よくもまあ、のうのうと生きていられたものだな」
これは、英雄ではなくなった男の復讐譚。
彼を裏切った王族、貴族、そしてかつての仲間たちを絶望の淵に叩き落とすための第二の人生が、いま始まる──。
この聖水、泥の味がする ~まずいと追放された俺の作るポーションが、実は神々も欲しがる奇跡の霊薬だった件~
夏見ナイ
ファンタジー
「泥水神官」と蔑まれる下級神官ルーク。彼が作る聖水はなぜか茶色く濁り、ひどい泥の味がした。そのせいで無能扱いされ、ある日、無実の罪で神殿から追放されてしまう。
全てを失い流れ着いた辺境の村で、彼は自らの聖水が持つ真の力に気づく。それは浄化ではなく、あらゆる傷や病、呪いすら癒す奇跡の【創生】の力だった!
ルークは小さなポーション屋を開き、まずいけどすごい聖水で村人たちを救っていく。その噂は広まり、呪われた女騎士やエルフの薬師など、訳ありな仲間たちが次々と集結。辺境の村はいつしか「癒しの郷」へと発展していく。
一方、ルークを追放した王都では聖女が謎の病に倒れ……。
落ちこぼれ神官の、痛快な逆転スローライフ、ここに開幕!
バーンズ伯爵家の内政改革 ~10歳で目覚めた長男、前世知識で領地を最適化します
namisan
ファンタジー
バーンズ伯爵家の長男マイルズは、完璧な容姿と神童と噂される知性を持っていた。だが彼には、誰にも言えない秘密があった。――前世が日本の「医師」だったという記憶だ。
マイルズが10歳となった「洗礼式」の日。
その儀式の最中、領地で謎の疫病が発生したとの凶報が届く。
「呪いだ」「悪霊の仕業だ」と混乱する大人たち。
しかしマイルズだけは、元医師の知識から即座に「病」の正体と、放置すれば領地を崩壊させる「災害」であることを看破していた。
「父上、お待ちください。それは呪いではありませぬ。……対処法がわかります」
公衆衛生の確立を皮切りに、マイルズは領地に潜む様々な「病巣」――非効率な農業、停滞する経済、旧態依然としたインフラ――に気づいていく。
前世の知識を総動員し、10歳の少年が領地を豊かに変えていく。
これは、一人の転生貴族が挑む、本格・異世界領地改革(内政)ファンタジー。
ブラック国家を制裁する方法は、性癖全開のハーレムを作ることでした。
タカハシヨウ
ファンタジー
ヴァン・スナキアはたった一人で世界を圧倒できる強さを誇り、母国ウィルクトリアを守る使命を背負っていた。
しかし国民たちはヴァンの威を借りて他国から財産を搾取し、その金でろくに働かずに暮らしている害悪ばかり。さらにはその歪んだ体制を維持するためにヴァンの魔力を受け継ぐ後継を求め、ヴァンに一夫多妻制まで用意する始末。
ヴァンは国を叩き直すため、あえてヴァンとは子どもを作れない異種族とばかり八人と結婚した。もし後継が生まれなければウィルクトリアは世界中から報復を受けて滅亡するだろう。生き残りたければ心を入れ替えてまともな国になるしかない。
激しく抵抗する国民を圧倒的な力でギャフンと言わせながら、ヴァンは愛する妻たちと甘々イチャイチャ暮らしていく。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる