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「これって、俺達も安全のために複数持っていた方が……良いよね?」
「是非お願い致します」
あまりの大盛況ぶりに若干引きながらも、永遠のレベル1で攻撃魔法など使えない自分達の安全につながると思い、生み出せる最大のレベル50相当の各種属性スクロールを保持しておく事にした二人。
レベル50の場合は縁の色が黒になるらしく、レベル10のスクロールでも奪い合いが発生している事から、そのまま持つと強奪されかねないほどの貴重品だろうと考えて再び知恵袋の<淫魔族>のに相談する。
「……では、是非ともイルーゾを召喚する事をお勧めいたします」
「それで頼むよ」
イルーゾの詳細を聞くまでもなく召喚の許可を出す二人だが、召喚作業を始めている<淫魔族>の二人の口からは、とんでもない説明がもたらされた。
「イルーゾは、動く事が出来ない棚の様な魔物でレベルは99です。内包魔力は15万ほど必要になりますが、一度呼び出せば4000程度の消費で便利な魔道具を生成してくれる優れものです!」
「イルーゾに収納袋を作らせれば、スクロールだけではなく他の物も容易に収納できるようになります」
何やらガンガン内包魔力を使用してはいるのだが、必要な事だと割り切って作業を継続させる。
<淫魔族>の二人の提案通りにイルーゾをコアルームに召喚し、そこで再び内包魔力を使用して収納袋を作成させて、各種スクロールを入れて持ち歩く事にした。
「では続いて、もう一つお願いがございます。ある程度拡張、環境設定が終わりましたらダンジョンの階層を増やす方向になります。その前に必要なもの全てをありったけ召喚しておく必要がありますので、その収納の為の部屋をコアルームの横に増設をお願い致します。ダンジョンレベル上昇に伴って取得された環境変化(極)を、内包魔力3000を使用して使用なされれば、亜空間の設定も可能ですのでお勧めです」
もう何も言う事は無くなった二人は、それぞれのコアルームで作業に没頭している<淫魔族>の二人対して許可を出すだけの人形になっていた。
こうして約束の二週間が過ぎ、未だ階層は増やしていないダンジョンではあるのだが、別格の強さを手に入れている湯原と水野のダンジョン。
一階層の元階段を外に続く方に出て、小さい洞窟の中にいる朋美、湯原、水野、そしてぱっと見は人族に見える眷属のデルとレイン、<淫魔族>の二人が主を守る様にしつつも背後に控えている。
「今までありがとうございました。おかげで助かりましたよ」
「本当にありがとうございました。何か困った事があれば、連絡してください」
こう言って水野が手渡したのは、イゾールに作らせた特殊な紙。
「いや、こっちこそ相当楽をさせて貰って、本当に恩返しができたのか気になっちゃって……で、これは何かしら?」
「これは、私とセーギ君に連絡が出来る物です。ここに何かを書き込めば、こちらの紙に同じ様に転写されます。一度の使い切りですので、三枚お渡ししますね」
「……すごい物を簡単にくれるわね。こんなにお世話になって良いのかしら……」
「「もちろん(ですよ)」」
「そう。ありがとう。じゃあ遠慮なく頂いておくわ。二人もお姉ちゃんの所にぜひ来て。私から話しておくから、歓迎するわ。コッタ帝国だから少し距離はあるけど、二人の力が有れば問題ないでしょ?」
「そうですね。落ち着いたらお伺いしますよ。じゃあ、その時の連絡用にもう一枚!」
湯原達からの連絡を受け取る為に一枚追加で紙を受け取り、感謝しながらダンジョンを出て行く朋美。
すると、どこからともなく大きな馬が現れる。
「主様、カーリ《水野》様、既にアイズでお分かりかと思いますが、相当レベルの高い魔物、恐らく朋美様の姉上の眷属の一体でしょう」
「そうみたいだね」
湯原、水野共に召喚魔物のアイズを通して、目の前の馬に見える魔物の詳細を知り得ている。
<馬族> レベル51 <美智>のダンジョンの眷属
情報がこのように開示されおり、朋美がお姉ちゃんと言っていた人物の名前まで明らかになってしまっているのだ。
恐るべし、完全鑑定能力!
馬の魔物にまたがった朋美は、湯原と水野、そして背後に控える眷属達にお礼を言うと、とてつもない速度で消えて行った。
「あれ、いいな。でも俺、馬に乗れそうにないけど……」
「本当ですよね。私達が高速で移動したい場合ってどうすれば良いのでしょうか?」
この言葉を聞いていたハライチとミズイチは、数ある方法の中からどれが一番主に相応しいかを考え始めていた。
この頃にはギルドのネットワークのおかげなのか、縁結びの聖地である枯れたダンジョンが復活し、相当割りの良い宝が出ると評判になっていたので、国内ばかりか他国からも冒険者が集結し始めていたのだ。
想定以上に集客効果が出てしまったので、ダンジョン内部の変更を行えなくなる可能性が高いので急ピッチで作業が行われる事になった。
「是非お願い致します」
あまりの大盛況ぶりに若干引きながらも、永遠のレベル1で攻撃魔法など使えない自分達の安全につながると思い、生み出せる最大のレベル50相当の各種属性スクロールを保持しておく事にした二人。
レベル50の場合は縁の色が黒になるらしく、レベル10のスクロールでも奪い合いが発生している事から、そのまま持つと強奪されかねないほどの貴重品だろうと考えて再び知恵袋の<淫魔族>のに相談する。
「……では、是非ともイルーゾを召喚する事をお勧めいたします」
「それで頼むよ」
イルーゾの詳細を聞くまでもなく召喚の許可を出す二人だが、召喚作業を始めている<淫魔族>の二人の口からは、とんでもない説明がもたらされた。
「イルーゾは、動く事が出来ない棚の様な魔物でレベルは99です。内包魔力は15万ほど必要になりますが、一度呼び出せば4000程度の消費で便利な魔道具を生成してくれる優れものです!」
「イルーゾに収納袋を作らせれば、スクロールだけではなく他の物も容易に収納できるようになります」
何やらガンガン内包魔力を使用してはいるのだが、必要な事だと割り切って作業を継続させる。
<淫魔族>の二人の提案通りにイルーゾをコアルームに召喚し、そこで再び内包魔力を使用して収納袋を作成させて、各種スクロールを入れて持ち歩く事にした。
「では続いて、もう一つお願いがございます。ある程度拡張、環境設定が終わりましたらダンジョンの階層を増やす方向になります。その前に必要なもの全てをありったけ召喚しておく必要がありますので、その収納の為の部屋をコアルームの横に増設をお願い致します。ダンジョンレベル上昇に伴って取得された環境変化(極)を、内包魔力3000を使用して使用なされれば、亜空間の設定も可能ですのでお勧めです」
もう何も言う事は無くなった二人は、それぞれのコアルームで作業に没頭している<淫魔族>の二人対して許可を出すだけの人形になっていた。
こうして約束の二週間が過ぎ、未だ階層は増やしていないダンジョンではあるのだが、別格の強さを手に入れている湯原と水野のダンジョン。
一階層の元階段を外に続く方に出て、小さい洞窟の中にいる朋美、湯原、水野、そしてぱっと見は人族に見える眷属のデルとレイン、<淫魔族>の二人が主を守る様にしつつも背後に控えている。
「今までありがとうございました。おかげで助かりましたよ」
「本当にありがとうございました。何か困った事があれば、連絡してください」
こう言って水野が手渡したのは、イゾールに作らせた特殊な紙。
「いや、こっちこそ相当楽をさせて貰って、本当に恩返しができたのか気になっちゃって……で、これは何かしら?」
「これは、私とセーギ君に連絡が出来る物です。ここに何かを書き込めば、こちらの紙に同じ様に転写されます。一度の使い切りですので、三枚お渡ししますね」
「……すごい物を簡単にくれるわね。こんなにお世話になって良いのかしら……」
「「もちろん(ですよ)」」
「そう。ありがとう。じゃあ遠慮なく頂いておくわ。二人もお姉ちゃんの所にぜひ来て。私から話しておくから、歓迎するわ。コッタ帝国だから少し距離はあるけど、二人の力が有れば問題ないでしょ?」
「そうですね。落ち着いたらお伺いしますよ。じゃあ、その時の連絡用にもう一枚!」
湯原達からの連絡を受け取る為に一枚追加で紙を受け取り、感謝しながらダンジョンを出て行く朋美。
すると、どこからともなく大きな馬が現れる。
「主様、カーリ《水野》様、既にアイズでお分かりかと思いますが、相当レベルの高い魔物、恐らく朋美様の姉上の眷属の一体でしょう」
「そうみたいだね」
湯原、水野共に召喚魔物のアイズを通して、目の前の馬に見える魔物の詳細を知り得ている。
<馬族> レベル51 <美智>のダンジョンの眷属
情報がこのように開示されおり、朋美がお姉ちゃんと言っていた人物の名前まで明らかになってしまっているのだ。
恐るべし、完全鑑定能力!
馬の魔物にまたがった朋美は、湯原と水野、そして背後に控える眷属達にお礼を言うと、とてつもない速度で消えて行った。
「あれ、いいな。でも俺、馬に乗れそうにないけど……」
「本当ですよね。私達が高速で移動したい場合ってどうすれば良いのでしょうか?」
この言葉を聞いていたハライチとミズイチは、数ある方法の中からどれが一番主に相応しいかを考え始めていた。
この頃にはギルドのネットワークのおかげなのか、縁結びの聖地である枯れたダンジョンが復活し、相当割りの良い宝が出ると評判になっていたので、国内ばかりか他国からも冒険者が集結し始めていたのだ。
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