78 / 159
(77)
しおりを挟む
湯原が“煩いので声を出せないように”と言う指示を出したその直後、二人の口は動いているのだが一切声が聞こえなくなった。
湯原の一声で、騒いでいた四宮と辰巳の声が一切聞こえなくなった。
当然残りのマスターである星出と岡島もその姿を見ており、既に自信を喪失している事も有って、その有りえない力に対して怯えている。
その怯えている姿を守るようにしているのは、星出の眷属である<蟻族>一体であり、残りの<光族><淫魔族>については一切動こうとしなかった。
同じ眷属として、自分達と対峙している湯原と水野の眷属は格が違うどころか、比較にすらならない事は理解しているのだが、それでも尚<蟻族>だけは主である星出を守ろうとしている。
その姿を見て、思わず泣きながら<蟻族>に抱き付いてしまう星出だが、他の眷属達は白けた表情でその姿を見ている。
「これは、人型の眷属の信頼は得られていない……まぁ想像通りと言えばそうだけど、そこの蟻さんだけは必死で星出を守っている訳か。可哀そうにな。デル、取り敢えず危害を加える気はないと伝えてくれる?」
「承知いたしました、我が主」
人族では理解できない意思伝達方法があるのだろう。
星出を守っていた<蟻族>はデルから湯原の意図を理解したので警戒態勢を解いてはいるが、星出の傍から離れるそぶりは見せなかった。
「あいつらは後にするとして、聞きたいのだけど、なんでダンジョンが枯れているように見せかけたのか教えてくれるかな?」
恐怖によって押しつぶされたのだろう……と、ある程度推測は出来てはいるが、本人達の口から確実な回答を得ようとした直後にチェーの分裂体が何やら落ち着きが無くなり、何かを伝えようとして来る。
「主様、あの者達はどうやら要らぬ契約を結んでいるようですね。このままでは、その契約によって死亡します。恐らくあの魔物達も借りものなのでしょう。その主の情報漏洩を防ぐ為に、恐らく他のダンジョンに強制的に侵入した場合には命が無くなる契約なのかと思います」
「セーギ様。ハライチの指摘の通りです。スラエ様からの情報によれば、あの二人のダンジョン最下層には、転移魔法陣Cがあるそうです。そこを辿れば黒幕が分かります。デル様かレイン様であれば難なく実行できるかと思います」
デルやレインもレベル99になっているので、契約の書き換えすらできる力を得ている。
「確かにハライチとミズイチの言う通り、いいえ、一部異なりますね。強制ではなくとも弦間のダンジョン以外に侵入した場合には、毒が体内を駆け巡るようになっております」
そのレインが、鑑定を使って全てを白日の下に曝け出した。
「わかった。一応、その契約を捕縛しておいてくれるかな?チェー。消滅はさせないで良いよ」
これは、暗に再度二人にその契約を戻す可能性があると言っている。
チェーもレベル上昇でこのような事が出来るのだが、捕縛した契約を保持したままであれば非常に効率が悪い。
同じ事が出来てその後の動きに支障をきたさないのはスラエとスラビなのだが、敢えてチェーにこの指示を出したと言う事は、その契約を戻す可能性が高い事を意味している。
この事を理解できているのは、湯原本人は当然として水野、そしてこの場にいる湯原と水野の仲間だけだ。
湯原の指示によってチェーの分裂体が契約を取り出して捕縛しているので、四宮と辰巳は尋常ではない汗を流してはいるが、苦しみからは解放されたようで、荒く呼吸をしている……様に見える。
「おっと、声は出せるようにして貰って良いよ。星出と岡島は後になるけど、良いよね?」
どう見てもこの場で一番の立場である湯原からの一声には、頷く他ない星出と岡島。
「はぁ、はぁ、おいテメー、何ふざけた事をしてくれてんだ?あぁ?今すぐこの拘束を解け!!」
「そうだぞ、はぁ、はぁ、湯原の癖に!突然苦しめやがって、卑怯だぞ!」
今の苦しみすら湯原のせいだと断じて、未だに一方的に詰って来る二人。
「セーギ君。これは……だめかもしれませんね。流石の私でも、そう思ってしまいます」
「確かにね。四宮と辰巳、まぁ、お前らは苦しんでいたからこっちの声は聞こえていなかったようだから一応伝えておくけど、その苦しみを与えていたのは俺達じゃなくて、お前らに魔物を貸した連中だよ。何か契約をしただろう?契約をした際に対応した魔物によって、気が付かれないように組み込まれていたんだよ。それを、今回は俺達の力で一時的に取り除いている」
「はぁ?ふざけんな!レベル30の魔物を簡単に貸してくれるような奴が、俺達みてーにたいして力がねーマスターにそんな事をするわけねーだろ?」
「四宮の言う通りだ。嘘をつくならもう少しましな嘘を付け!」
自分で情けない事を言っている二人は弱いマスターである事実だけはきちんと認識できているようだが、全体を見渡せる能力はなく、日本の頃の態度が改まる事はない。
「はぁ、やっぱりダメか。もう一つ、弦間のダンジョン。聞いた事はあるか?」
「ある訳ねーだろ、どうでも良いから、早く解け!」
「そうだ。早くしろ!って、おい、なんでお前らが生きている!」
ここでやっと死亡したと思っていた星出と岡島がいる事に気が付いた。
「テメーらグルかよ?ぶち殺してやる!」
こうなると二人は裏切られたと言う思いしかなくなり、状況を正確につかめないまま極めて態度が悪くなる。
湯原の一声で、騒いでいた四宮と辰巳の声が一切聞こえなくなった。
当然残りのマスターである星出と岡島もその姿を見ており、既に自信を喪失している事も有って、その有りえない力に対して怯えている。
その怯えている姿を守るようにしているのは、星出の眷属である<蟻族>一体であり、残りの<光族><淫魔族>については一切動こうとしなかった。
同じ眷属として、自分達と対峙している湯原と水野の眷属は格が違うどころか、比較にすらならない事は理解しているのだが、それでも尚<蟻族>だけは主である星出を守ろうとしている。
その姿を見て、思わず泣きながら<蟻族>に抱き付いてしまう星出だが、他の眷属達は白けた表情でその姿を見ている。
「これは、人型の眷属の信頼は得られていない……まぁ想像通りと言えばそうだけど、そこの蟻さんだけは必死で星出を守っている訳か。可哀そうにな。デル、取り敢えず危害を加える気はないと伝えてくれる?」
「承知いたしました、我が主」
人族では理解できない意思伝達方法があるのだろう。
星出を守っていた<蟻族>はデルから湯原の意図を理解したので警戒態勢を解いてはいるが、星出の傍から離れるそぶりは見せなかった。
「あいつらは後にするとして、聞きたいのだけど、なんでダンジョンが枯れているように見せかけたのか教えてくれるかな?」
恐怖によって押しつぶされたのだろう……と、ある程度推測は出来てはいるが、本人達の口から確実な回答を得ようとした直後にチェーの分裂体が何やら落ち着きが無くなり、何かを伝えようとして来る。
「主様、あの者達はどうやら要らぬ契約を結んでいるようですね。このままでは、その契約によって死亡します。恐らくあの魔物達も借りものなのでしょう。その主の情報漏洩を防ぐ為に、恐らく他のダンジョンに強制的に侵入した場合には命が無くなる契約なのかと思います」
「セーギ様。ハライチの指摘の通りです。スラエ様からの情報によれば、あの二人のダンジョン最下層には、転移魔法陣Cがあるそうです。そこを辿れば黒幕が分かります。デル様かレイン様であれば難なく実行できるかと思います」
デルやレインもレベル99になっているので、契約の書き換えすらできる力を得ている。
「確かにハライチとミズイチの言う通り、いいえ、一部異なりますね。強制ではなくとも弦間のダンジョン以外に侵入した場合には、毒が体内を駆け巡るようになっております」
そのレインが、鑑定を使って全てを白日の下に曝け出した。
「わかった。一応、その契約を捕縛しておいてくれるかな?チェー。消滅はさせないで良いよ」
これは、暗に再度二人にその契約を戻す可能性があると言っている。
チェーもレベル上昇でこのような事が出来るのだが、捕縛した契約を保持したままであれば非常に効率が悪い。
同じ事が出来てその後の動きに支障をきたさないのはスラエとスラビなのだが、敢えてチェーにこの指示を出したと言う事は、その契約を戻す可能性が高い事を意味している。
この事を理解できているのは、湯原本人は当然として水野、そしてこの場にいる湯原と水野の仲間だけだ。
湯原の指示によってチェーの分裂体が契約を取り出して捕縛しているので、四宮と辰巳は尋常ではない汗を流してはいるが、苦しみからは解放されたようで、荒く呼吸をしている……様に見える。
「おっと、声は出せるようにして貰って良いよ。星出と岡島は後になるけど、良いよね?」
どう見てもこの場で一番の立場である湯原からの一声には、頷く他ない星出と岡島。
「はぁ、はぁ、おいテメー、何ふざけた事をしてくれてんだ?あぁ?今すぐこの拘束を解け!!」
「そうだぞ、はぁ、はぁ、湯原の癖に!突然苦しめやがって、卑怯だぞ!」
今の苦しみすら湯原のせいだと断じて、未だに一方的に詰って来る二人。
「セーギ君。これは……だめかもしれませんね。流石の私でも、そう思ってしまいます」
「確かにね。四宮と辰巳、まぁ、お前らは苦しんでいたからこっちの声は聞こえていなかったようだから一応伝えておくけど、その苦しみを与えていたのは俺達じゃなくて、お前らに魔物を貸した連中だよ。何か契約をしただろう?契約をした際に対応した魔物によって、気が付かれないように組み込まれていたんだよ。それを、今回は俺達の力で一時的に取り除いている」
「はぁ?ふざけんな!レベル30の魔物を簡単に貸してくれるような奴が、俺達みてーにたいして力がねーマスターにそんな事をするわけねーだろ?」
「四宮の言う通りだ。嘘をつくならもう少しましな嘘を付け!」
自分で情けない事を言っている二人は弱いマスターである事実だけはきちんと認識できているようだが、全体を見渡せる能力はなく、日本の頃の態度が改まる事はない。
「はぁ、やっぱりダメか。もう一つ、弦間のダンジョン。聞いた事はあるか?」
「ある訳ねーだろ、どうでも良いから、早く解け!」
「そうだ。早くしろ!って、おい、なんでお前らが生きている!」
ここでやっと死亡したと思っていた星出と岡島がいる事に気が付いた。
「テメーらグルかよ?ぶち殺してやる!」
こうなると二人は裏切られたと言う思いしかなくなり、状況を正確につかめないまま極めて態度が悪くなる。
0
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
ラストアタック!〜御者のオッサン、棚ぼたで最強になる〜
KeyBow
ファンタジー
第18回ファンタジー小説大賞奨励賞受賞
ディノッゾ、36歳。職業、馬車の御者。
諸国を旅するのを生き甲斐としながらも、その実態は、酒と女が好きで、いつかは楽して暮らしたいと願う、どこにでもいる平凡なオッサンだ。
そんな男が、ある日、傲慢なSランクパーティーが挑むドラゴンの討伐に、くじ引きによって理不尽な捨て駒として巻き込まれる。
捨て駒として先行させられたディノッゾの馬車。竜との遭遇地点として聞かされていた場所より、遥か手前でそれは起こった。天を覆う巨大な影―――ドラゴンの襲撃。馬車は木っ端微塵に砕け散り、ディノッゾは、同乗していたメイドの少女リリアと共に、死の淵へと叩き落された―――はずだった。
腕には、守るべきメイドの少女。
眼下には、Sランクパーティーさえも圧倒する、伝説のドラゴン。
―――それは、ただの不運な落下のはずだった。
崩れ落ちる崖から転落する際、杖代わりにしていただけの槍が、本当に、ただ偶然にも、ドラゴンのたった一つの弱点である『逆鱗』を貫いた。
その、あまりにも幸運な事故こそが、竜の命を絶つ『最後の一撃(ラストアタック)』となったことを、彼はまだ知らない。
死の淵から生還した彼が手に入れたのは、神の如き規格外の力と、彼を「師」と慕う、新たな仲間たちだった。
だが、その力の代償は、あまりにも大きい。
彼が何よりも愛していた“酒と女と気楽な旅”――
つまり平和で自堕落な生活そのものだった。
これは、英雄になるつもりのなかった「ただのオッサン」が、
守るべき者たちのため、そして亡き友との誓いのために、
いつしか、世界を救う伝説へと祭り上げられていく物語。
―――その勘違いと優しさが、やがて世界を揺るがす。
スキルはコピーして上書き最強でいいですか~改造初級魔法で便利に異世界ライフ~
深田くれと
ファンタジー
【文庫版2が4月8日に発売されます! ありがとうございます!】
異世界に飛ばされたものの、何の能力も得られなかった青年サナト。街で清掃係として働くかたわら、雑魚モンスターを狩る日々が続いていた。しかしある日、突然仕事を首になり、生きる糧を失ってしまう――。 そこで、サナトの人生を変える大事件が発生する!途方に暮れて挑んだダンジョンにて、ダンジョンを支配するドラゴンと遭遇し、自らを破壊するよう頼まれたのだ。その願いを聞きつつも、ダンジョンの後継者にはならず、能力だけを受け継いだサナト。新たな力――ダンジョンコアとともに、スキルを駆使して異世界で成り上がる!
転生先はご近所さん?
フロイライン
ファンタジー
大学受験に失敗し、カノジョにフラれた俺は、ある事故に巻き込まれて死んでしまうが…
そんな俺に同情した神様が俺を転生させ、やり直すチャンスをくれた。
でも、並行世界で人々を救うつもりだった俺が転生した先は、近所に住む新婚の伊藤さんだった。
ガチャから始まる錬金ライフ
あに
ファンタジー
河地夜人は日雇い労働者だったが、スキルボールを手に入れた翌日にクビになってしまう。
手に入れたスキルボールは『ガチャ』そこから『鑑定』『錬金術』と手に入れて、今までダンジョンの宝箱しか出なかったポーションなどを冒険者御用達の『プライド』に売り、億万長者になっていく。
他にもS級冒険者と出会い、自らもS級に上り詰める。
どんどん仲間も増え、自らはダンジョンには行かず錬金術で飯を食う。
自身の本当のジョブが召喚士だったので、召喚した相棒のテンとまったり、時には冒険し成長していく。
オッサン齢50過ぎにしてダンジョンデビューする【なろう100万PV、カクヨム20万PV突破】
山親爺大将
ファンタジー
剣崎鉄也、4年前にダンジョンが現れた現代日本で暮らす53歳のおっさんだ。
失われた20年世代で職を転々とし今は介護職に就いている。
そんな彼が交通事故にあった。
ファンタジーの世界ならここで転生出来るのだろうが、現実はそんなに甘く無い。
「どうしたものかな」
入院先の個室のベッドの上で、俺は途方に暮れていた。
今回の事故で腕に怪我をしてしまい、元の仕事には戻れなかった。
たまたま保険で個室代も出るというので個室にしてもらったけど、たいして蓄えもなく、退院したらすぐにでも働かないとならない。
そんな俺は交通事故で死を覚悟した時にひとつ強烈に後悔をした事があった。
『こんな事ならダンジョンに潜っておけばよかった』
である。
50過ぎのオッサンが何を言ってると思うかもしれないが、その年代はちょうど中学生くらいにファンタジーが流行り、高校生くらいにRPGやライトノベルが流行った世代である。
ファンタジー系ヲタクの先駆者のような年代だ。
俺もそちら側の人間だった。
年齢で完全に諦めていたが、今回のことで自分がどれくらい未練があったか理解した。
「冒険者、いや、探索者っていうんだっけ、やってみるか」
これは体力も衰え、知力も怪しくなってきて、ついでに運にも見放されたオッサンが無い知恵絞ってなんとか探索者としてやっていく物語である。
注意事項
50過ぎのオッサンが子供ほどに歳の離れた女の子に惚れたり、悶々としたりするシーンが出てきます。
あらかじめご了承の上読み進めてください。
注意事項2 作者はメンタル豆腐なので、耐えられないと思った感想の場合はブロック、削除等をして見ないという行動を起こします。お気を悪くする方もおるかと思います。予め謝罪しておきます。
注意事項3 お話と表紙はなんの関係もありません。
大和型戦艦、異世界に転移する。
焼飯学生
ファンタジー
第二次世界大戦が起きなかった世界。大日本帝国は仮想敵国を定め、軍事力を中心に強化を行っていた。ある日、大日本帝国海軍は、大和型戦艦四隻による大規模な演習と言う名目で、太平洋沖合にて、演習を行うことに決定。大和、武蔵、信濃、紀伊の四隻は、横須賀海軍基地で補給したのち出港。しかし、移動の途中で濃霧が発生し、レーダーやソナーが使えなくなり、更に信濃と紀伊とは通信が途絶してしまう。孤立した大和と武蔵は濃霧を突き進み、太平洋にはないはずの、未知の島に辿り着いた。
※ この作品は私が書きたいと思い、書き進めている作品です。文章がおかしかったり、不明瞭な点、あるいは不快な思いをさせてしまう可能性がございます。できる限りそのような事態が起こらないよう気をつけていますが、何卒ご了承賜りますよう、お願い申し上げます。
45歳のおっさん、異世界召喚に巻き込まれる
よっしぃ
ファンタジー
2巻決定しました!
【書籍版 大ヒット御礼!オリコン18位&続刊決定!】
皆様の熱狂的な応援のおかげで、書籍版『45歳のおっさん、異世界召喚に巻き込まれる』が、オリコン週間ライトノベルランキング18位、そしてアルファポリス様の書店売上ランキングでトップ10入りを記録しました!
本当に、本当にありがとうございます!
皆様の応援が、最高の形で「続刊(2巻)」へと繋がりました。
市丸きすけ先生による、素晴らしい書影も必見です!
【作品紹介】
欲望に取りつかれた権力者が企んだ「スキル強奪」のための勇者召喚。
だが、その儀式に巻き込まれたのは、どこにでもいる普通のサラリーマン――白河小次郎、45歳。
彼に与えられたのは、派手な攻撃魔法ではない。
【鑑定】【いんたーねっと?】【異世界売買】【テイマー】…etc.
その一つ一つが、世界の理すら書き換えかねない、規格外の「便利スキル」だった。
欲望者から逃げ切るか、それとも、サラリーマンとして培った「知識」と、チート級のスキルを武器に、反撃の狼煙を上げるか。
気のいいおっさんの、優しくて、ずる賢い、まったり異世界サバイバルが、今、始まる!
【書誌情報】
タイトル: 『45歳のおっさん、異世界召喚に巻き込まれる』
著者: よっしぃ
イラスト: 市丸きすけ 先生
出版社: アルファポリス
ご購入はこちらから:
Amazon: https://www.amazon.co.jp/dp/4434364235/
楽天ブックス: https://books.rakuten.co.jp/rb/18361791/
【作者より、感謝を込めて】
この日を迎えられたのは、長年にわたり、Webで私の拙い物語を応援し続けてくださった、読者の皆様のおかげです。
そして、この物語を見つけ出し、最高の形で世に送り出してくださる、担当編集者様、イラストレーターの市丸きすけ先生、全ての関係者の皆様に、心からの感謝を。
本当に、ありがとうございます。
【これまでの主な実績】
アルファポリス ファンタジー部門 1位獲得
小説家になろう 異世界転移/転移ジャンル(日間) 5位獲得
アルファポリス 第16回ファンタジー小説大賞 奨励賞受賞
第6回カクヨムWeb小説コンテスト 中間選考通過
復活の大カクヨムチャレンジカップ 9位入賞
ファミ通文庫大賞 一次選考通過
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる