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20 二人目の悪魔
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「無実の罪で殺される方にもなって下さい。私達もただ抹殺されるのも癪ですから、抵抗は致しますが」
「ほう? あの数の武官を相手に、どう立ち回る気だ」
「弟に任せます」
そう言い切ったルイーズに、いくぶんか冷静さを取り戻したレオンハルトは冷笑した。
「結局は弟任せか」
「ええ。私はそちらの方を。少し厄介そうですし」
「…………」
ルイーズの視線の先―――アルエ王子の背後の生垣を見たレオンハルトは軽く目を見張り、アルエもまた驚きを隠せない顔をした。
「……僕の影たちが良く分かったね。彼らは滅多に気づかれる事が無いんだけど」
「どれ程気配を消しても、人が潜んでいる以上、何かしらの痕跡はあるものですからね―――」
勿論、これは自分達を鍛えてくれたソロの教えのお陰だ。
教わったのは正攻法だけではなく、暗器の扱いまで多岐に渡っている。
「―――殿下の護衛ですか?」
そう尋ねると、アルエは苦笑して頷いた。
「そうだよ。これでも何度か殺されかけているからね」
「卑怯ですよ、王太子殿下!」
ルイーズは即座にレオンハルトを睨みつけると、その倍の目の鋭さで睨み返された。
「誰が自分の弟を殺すか!」
「でも、いじめているではありませんか! こんなに可愛い天使みたいな御方を!」
「アルエのどこが天使だ! 性格が歪んで悪魔みたいなガキの将来を、父上も俺も真剣に心配している所だぞ!?」
レオンハルトの勢いに呑まれてルイーズが目を瞬くと、彼は大変疲れ切ったかのように、大きく息を吐いて椅子に深く身を埋めた。そして、まだ笑っているアルエを、横目で今度は軽く睨みつつ更に続ける。
「他人の心が読めるアルエは、二心がある奴にとってみれば邪魔な存在だ。目論見が知られたと勘違いして、暗殺されかかった事が何度もある」
綺麗ごとだけで政治が動く訳ではない。足の引っ張り合いや、血を見るような争いが絶えない事も承知だ。それでもルイーズは表情を曇らせて、アルエを見返した。
「それならば、殿下。なおさら言動にはお気をつけなさいませ」
「ああ、護衛がいるから問題ないよ」
「それでも万が一という事がございます。王太子殿下が『勘違い』とおっしゃったという事は、本意では無い事もあったのではありませんか?」
「……うん」
「心を読まれるという事は、読まれた本人も恥ずかしいものですが、読まれる貴方様も知りたくも無い事を知るのですから辛い事もあるでしょう。言葉に出していないものを話されてしまえば、相手とも話がかみ合い難くなります。貴方の方が傷つくことの方が多いでしょうから、控えた方が良いかと思いますよ」
黙って聞いていたアルエは、まじまじとルイーズを見つめ、そしてふっと顔を綻ばせた。
「……驚いた。本心だね」
「殿下」
「ああ、ごめんよ。……確かに、先に読んでしまっている事が多いね。そっちの方が手っ取り早いし……楽だったから。でも、それを面と向かって止めろと言ってくれたのは、君で二人目だ」
「そうなのですか?」
「うん。父上……国王陛下でさえも、僕の力に怯む事があるからね。まあ、あの地位にいるし、それなりに後ろ暗い事もしているから」
アルエはにっこりと笑って、断言している。恐らく国王の弱味も幾つか握っているに違いない。
目を丸くするルイーズに、少年は更に言った。
「だから、僕を諭してくれたのは、兄上だけだったんだよ」
「……はい?」
思い切り怪訝そうにルイーズはレオンハルトを見やると、睨み返された。
「なんだ、その目は」
「恐れながら、可愛い弟君をいじめてばかりいる方が、諭されるとは到底思えませんが」
「俺が弟の身を心配するのが、そんなにおかしいのか」
「夜会での振る舞いや、弟君を軽んじるような言動を聞かせられれば、疑いたくもなります」
容赦なく言い切るルイーズに、レオンハルトは短く舌打ちをした。そして、非常に苦々し気な顔をした。
「……それは要するに、俺の力不足と言うだけだ」
「成る程。努力不足だと。その通りですね」
「お前、俺に容赦なさすぎるぞ!?」
「お待ちを。どうして、私が王太子殿下に優しくしてさしあげる必要があるのですか!?」
この大きな生き物の、唯我独尊のような男の、一体どこに可愛がる余地があると言うのか。
ルイーズは真剣に分からない。
「待て。夜会でも俺の気を引くような真似をしたり、他の女に嫉妬して見せたりしただろうが。少しは俺にも……っ」
「お待ちを! 何という恐ろしい誤解をして下さっているんですか! 私はただ可愛い令嬢たちが、貴方様にばかり見惚れているのが悔しくて羨ましかっただけです!」
「はあ!?」
「何しろ、王太子殿下は見た目『だけ』は大変よろしいので、可愛い女の子たちがこぞって目を輝かせて、それはもう眼福物です! 殿下は幸せ者ですよ!? 口を開けばろくな事をおっしゃらないですし、女の子の夢を壊しますから、出来るだけ寡黙でいらしてください」
唖然としたのはレオンハルトで、彼は思わずアルエを見れば、少年は笑って頷いたものだから、彼は呻いた。
「…………っ要するに、お前は俺よりも、俺に見惚れていた娘に釘付けだったという事か」
「素晴らしいですよねえ……恋している子なんて、もう目がキラキラと輝いて。田舎の素朴な子達も可愛らしかったんですが、貴族の深窓の令嬢も楚々として華があって」
うっとりと頬を赤らめるルイーズに、レオンハルトは呻き、平然としているリュンクスを見据えた。
「……お前の姉は昔からこうなのか?」
「ええ。姉は昔から、小さくて可愛いものが大好きなんですよ。夜会でアルエ殿下に嬉々として話しかけられたのも素ですし、更に申し上げにくいのですが、王太子殿下に途中で割り込まれて、気分を害しておりましたね」
「どこが申し上げにくいだ。はっきり言ってるだろうが!」
「あらぬ誤解をされていたようですので、この際はっきりと申し上げておこうかと思いまして。ですから、お喜びください。姉の好みから大幅に外れていらっしゃる王太子殿下に、姉は全く興味はございません」
「この……っ」
澄ました顔のリュンクスに今にも噛みつきそうなレオンハルトに、ルイーズが割って入った。
「王太子殿下。リュンを苛めないでください!」
「どこがだ!?」
むしろ散々言われているのは自分の方だ。
だが、ルイーズはやはり容赦が無い。
「リュンはとても繊細な、心優しい子なんです。そのように威圧されましたら可哀想です」
「どこがだ! お前の弟は相当図太いぞ。王宮にもう一人悪魔が住み着いたようなものだ」
「まあ、殿下! それは聞き捨てなりませんわ!」
真っ向から反論され、レオンハルトは天を仰いだ。
「ほう? あの数の武官を相手に、どう立ち回る気だ」
「弟に任せます」
そう言い切ったルイーズに、いくぶんか冷静さを取り戻したレオンハルトは冷笑した。
「結局は弟任せか」
「ええ。私はそちらの方を。少し厄介そうですし」
「…………」
ルイーズの視線の先―――アルエ王子の背後の生垣を見たレオンハルトは軽く目を見張り、アルエもまた驚きを隠せない顔をした。
「……僕の影たちが良く分かったね。彼らは滅多に気づかれる事が無いんだけど」
「どれ程気配を消しても、人が潜んでいる以上、何かしらの痕跡はあるものですからね―――」
勿論、これは自分達を鍛えてくれたソロの教えのお陰だ。
教わったのは正攻法だけではなく、暗器の扱いまで多岐に渡っている。
「―――殿下の護衛ですか?」
そう尋ねると、アルエは苦笑して頷いた。
「そうだよ。これでも何度か殺されかけているからね」
「卑怯ですよ、王太子殿下!」
ルイーズは即座にレオンハルトを睨みつけると、その倍の目の鋭さで睨み返された。
「誰が自分の弟を殺すか!」
「でも、いじめているではありませんか! こんなに可愛い天使みたいな御方を!」
「アルエのどこが天使だ! 性格が歪んで悪魔みたいなガキの将来を、父上も俺も真剣に心配している所だぞ!?」
レオンハルトの勢いに呑まれてルイーズが目を瞬くと、彼は大変疲れ切ったかのように、大きく息を吐いて椅子に深く身を埋めた。そして、まだ笑っているアルエを、横目で今度は軽く睨みつつ更に続ける。
「他人の心が読めるアルエは、二心がある奴にとってみれば邪魔な存在だ。目論見が知られたと勘違いして、暗殺されかかった事が何度もある」
綺麗ごとだけで政治が動く訳ではない。足の引っ張り合いや、血を見るような争いが絶えない事も承知だ。それでもルイーズは表情を曇らせて、アルエを見返した。
「それならば、殿下。なおさら言動にはお気をつけなさいませ」
「ああ、護衛がいるから問題ないよ」
「それでも万が一という事がございます。王太子殿下が『勘違い』とおっしゃったという事は、本意では無い事もあったのではありませんか?」
「……うん」
「心を読まれるという事は、読まれた本人も恥ずかしいものですが、読まれる貴方様も知りたくも無い事を知るのですから辛い事もあるでしょう。言葉に出していないものを話されてしまえば、相手とも話がかみ合い難くなります。貴方の方が傷つくことの方が多いでしょうから、控えた方が良いかと思いますよ」
黙って聞いていたアルエは、まじまじとルイーズを見つめ、そしてふっと顔を綻ばせた。
「……驚いた。本心だね」
「殿下」
「ああ、ごめんよ。……確かに、先に読んでしまっている事が多いね。そっちの方が手っ取り早いし……楽だったから。でも、それを面と向かって止めろと言ってくれたのは、君で二人目だ」
「そうなのですか?」
「うん。父上……国王陛下でさえも、僕の力に怯む事があるからね。まあ、あの地位にいるし、それなりに後ろ暗い事もしているから」
アルエはにっこりと笑って、断言している。恐らく国王の弱味も幾つか握っているに違いない。
目を丸くするルイーズに、少年は更に言った。
「だから、僕を諭してくれたのは、兄上だけだったんだよ」
「……はい?」
思い切り怪訝そうにルイーズはレオンハルトを見やると、睨み返された。
「なんだ、その目は」
「恐れながら、可愛い弟君をいじめてばかりいる方が、諭されるとは到底思えませんが」
「俺が弟の身を心配するのが、そんなにおかしいのか」
「夜会での振る舞いや、弟君を軽んじるような言動を聞かせられれば、疑いたくもなります」
容赦なく言い切るルイーズに、レオンハルトは短く舌打ちをした。そして、非常に苦々し気な顔をした。
「……それは要するに、俺の力不足と言うだけだ」
「成る程。努力不足だと。その通りですね」
「お前、俺に容赦なさすぎるぞ!?」
「お待ちを。どうして、私が王太子殿下に優しくしてさしあげる必要があるのですか!?」
この大きな生き物の、唯我独尊のような男の、一体どこに可愛がる余地があると言うのか。
ルイーズは真剣に分からない。
「待て。夜会でも俺の気を引くような真似をしたり、他の女に嫉妬して見せたりしただろうが。少しは俺にも……っ」
「お待ちを! 何という恐ろしい誤解をして下さっているんですか! 私はただ可愛い令嬢たちが、貴方様にばかり見惚れているのが悔しくて羨ましかっただけです!」
「はあ!?」
「何しろ、王太子殿下は見た目『だけ』は大変よろしいので、可愛い女の子たちがこぞって目を輝かせて、それはもう眼福物です! 殿下は幸せ者ですよ!? 口を開けばろくな事をおっしゃらないですし、女の子の夢を壊しますから、出来るだけ寡黙でいらしてください」
唖然としたのはレオンハルトで、彼は思わずアルエを見れば、少年は笑って頷いたものだから、彼は呻いた。
「…………っ要するに、お前は俺よりも、俺に見惚れていた娘に釘付けだったという事か」
「素晴らしいですよねえ……恋している子なんて、もう目がキラキラと輝いて。田舎の素朴な子達も可愛らしかったんですが、貴族の深窓の令嬢も楚々として華があって」
うっとりと頬を赤らめるルイーズに、レオンハルトは呻き、平然としているリュンクスを見据えた。
「……お前の姉は昔からこうなのか?」
「ええ。姉は昔から、小さくて可愛いものが大好きなんですよ。夜会でアルエ殿下に嬉々として話しかけられたのも素ですし、更に申し上げにくいのですが、王太子殿下に途中で割り込まれて、気分を害しておりましたね」
「どこが申し上げにくいだ。はっきり言ってるだろうが!」
「あらぬ誤解をされていたようですので、この際はっきりと申し上げておこうかと思いまして。ですから、お喜びください。姉の好みから大幅に外れていらっしゃる王太子殿下に、姉は全く興味はございません」
「この……っ」
澄ました顔のリュンクスに今にも噛みつきそうなレオンハルトに、ルイーズが割って入った。
「王太子殿下。リュンを苛めないでください!」
「どこがだ!?」
むしろ散々言われているのは自分の方だ。
だが、ルイーズはやはり容赦が無い。
「リュンはとても繊細な、心優しい子なんです。そのように威圧されましたら可哀想です」
「どこがだ! お前の弟は相当図太いぞ。王宮にもう一人悪魔が住み着いたようなものだ」
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