先輩が死んだ、ら自分も死んで転生した~今は魔王様に寄生して生きてます~

リコピン

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第五章 お見合いした

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忙しそうなオスマン様を拝んで、聞き出した結果、オレアの言葉は正しかった。

基本、魔族は自由を愛するアウトローな皆さんなので、自分と家族、一族が全て。それ以外は、基本、シカト。魔王様さえ、ああ、そう言えば、そんなの居たね、の扱い。進んで配下になろうなんて物好きはいない。

じゃあ、何のための王様なんだよ!って思ったら、魔族の生命維持に必須の魔素の供給源。

強い魔族ほど、生きていくために魔素を必要とするから、魔素の濃い魔族領にかたまって生きている。そして、魔族領の魔素が濃いのは、魔素溜まりから生まれた魔王が居るおかげ、なんだそうで。

魔王が勇者に壊されると、新たな魔王が生まれるまで、一時的に魔素の供給は止まる。でも暫く我慢すれば復活するから、まぁいいか。

マジ、居てくれてありがとうオスマン様。ありがとう、オレア、物好きでいてくれて。

で、じゃあ、オスマン様、何の仕事してんの?ってなるじゃない?国を統治するためのアレコレじゃないの?って。オスマン様はね、領内に住む一族間の争い事の仲裁や、種族を越えた大規模公共事業とかの、取りまとめをしてる、有り難い存在。

更に言えば、お城で働いてる皆さんは、弱くて絶滅とかしちゃいそうなところを、オスマン様が保護してお仕事をくれたんだって。城下に住んでる皆さんも、基本的にはそう。

つまり、オスマン様の部下である彼らが勇者と戦ったとしても、経験値として消えていくしかない運命。だから、戦闘力の高いオレアか、アッシュ様自らの二択しかないという世知辛さ。

だが、まだ諦めない。アッシュ様の配下に『進んで』なってはくれなくても、

―よし!




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