【R18】サンスティグマーダー番外編

どるき

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寝ぼけた姫の初ひとりえっち

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 ヒメノ・ユーハヴェイ16歳。
 それは童顔だからなのか、それとも胸が貧しいからなのか。
 彼女は間違いなく美形なのだが若いというよりも幼い。
 田舎町から初めて都会に来た彼女は慣れぬ都会に困惑する中で、キキミミ・タ・テイルという一件の安宿に泊まることにした。
 泊まれればどこでも良い。
 疲れているしお風呂で体を清めたらすぐに寝てしまおう。
 そんなつもりで部屋に向かって寝る準備を整えた彼女はベッドに潜り込む。
 早速ヒメノはウトウトと船を漕ぐ。
 そんな彼女の寝ぼけた耳に誰かの声が聞こえてきた。

「あん」
「ん♥」
「あ…」

 それは隣のホテル「イロッポ・イーン」のラブホテルフロアから流れてくる男女の逢瀬の喘ぎ声。
 甲高く、元より該当ホテルの一角では演奏代わりに響いている艷音だ。
 眠気で虚ろになっていたヒメノの右手も自然と下着の中に伸びていた。

(これ……気持ちいい)

 ヒメノが右手で愛撫するのは可憐な割れ目。
 毛も少なくつるりとした陰唇に隠れた気持ちが良くなるスイッチを指で弄んでいた。
 左手は指先をしゃぶりながらちゅぱちゅぱと水音を立てている。
 これまで感じたことのない気持ちよさに声も漏れそうなヒメノはこれが初めての自慰だった。
 物心ついてから今まで父と二人で暮らしてきた彼女には同世代の友達がいない。
 馴染みにしているパン屋の娘さんは彼女よりも幼いし、猟師仲間の大人たちは彼女を異性として意識することもないほど年齢が離れていた。
 一応は知識として「子供の作り方」は知っているが、もちろんやった経験もない。
 つまり性体験に欠けるヒメノは肉欲を知らなかったわけだ。

「あ…」

 しかし彼女も今や16歳。
 体は既に初潮を迎えていて何度も月経を繰り返し、相手さえいれば子供を産むことだって可能な段階にまで成長していた。
 他の雌が交尾する声が、彼女の遺伝子に刻まれている雌の本能を呼び起こし、釣られるがまま手を動かしていた。

(指先が止まらなくて……なんだかヌルヌルしてきた。赤ちゃんの部屋から何かが溢れている?)

 愛液すらよく理解していないヒメノは困惑しつつも手を止めることができない。
 半分寝ていて意識は夢の中というのもあるが、それだけ自慰の快楽が彼女を虜にしていた。
 左手の指をしゃぶっているのもあり喘ぐ声も小さい。
 それでも可憐なヒメノのそれは聞くものの興奮を誘っていた。
 それというのも、ヒメノが泊まっているキキミミ・タ・テイルが格安な理由の一つとして、目の前にあるイロッポ・イーンからの淫ボイスが漏れ出して部屋に聞こえてくるので、騒がしい部屋とみなしている点がある。
 だがそれは逆に言えばBGMだけは隣りにある高級ホテルのプレイルームと同等ということで、喘ぎ声をオカズにする目当てでやってくる男も多い。
 一種のピンクサロンとさえ言える。
 そんな中、何も知らずにこの宿に泊まり、まんまと誰かと交尾に及んだり、一人でえっちをし始める女性が居れば、その子はその晩のスターである。
 周りの部屋の男たちは壁一枚隔てた部屋にいる女性の逢瀬を頭に浮かべて竿をしごく。
 自分を取り囲むイカ臭い熱気をヒメノは半分寝ているからこそ敏感に感じ取り、これが自分の赤ちゃんの部屋に注がれたらと考えるとヌルヌルが更に溢れ出した。
 ヒメノはひとりえっちすら今夜が初めてなのに、見たこともない自分を犯して子種を植え付けようとそそりたつおちんちんを思い浮かべながら、ついに指を挿入した。
 親指は唇の上からお豆を抑え、中指は膣の内側からお豆を押しながら中をかきまわす。
 中指にかかる力と親指にかかる力が一直線に重なったところで、クリトリスにかかる艶やかな力はピークを迎えた。

「あ、あん♥」

 初めての絶頂。
 左手で指をしゃぶるりながらでもわかるほどに大きな声でヒメノは喘いだ。
 この声にはヒメノの可愛い声とかすかな水音をオカズにしていた男たちも驚く。
 思わず聞き耳を立てていた壁に暴発したザーメンをベトベトと塗りたくっていた。
 壁に張り付くほどに粘ついた濃くて臭くて、いつまでもきんたまの奥で燻っていた子種。
 それがまるで自分を取り囲む結界のように各部屋で飛び散ったのだ。
 周囲の状況を肌で感じとっていたヒメノの体は、それらを自分の膣内に注がれたと錯覚していた。

「あ♥」

 中指を深く突き刺したヒメノの虚ろな脳内では、指先はおちんちんになって膣の奥にザーメンを注いでいた。
 中出しされながらの絶頂。
 気持ちよさに身を任せたヒメノは背中を反って大きな声で喘いだ。
 夢の中のヒメノは経験したことがないはずの男に抱かれる姿をさもありなんように思い浮かべていた。
 顔は見えないが抱きしめられた感覚を推し量ると彼女より大柄のようで、ちょうどそれは先日暗殺者の手にかかって亡くなった彼女の父親と同じである。
 流石に男と女の意味で抱かれたことなど無いのだが、父親だからこそヒメノは心置きなく快楽に溺れていた。
 これが見知らぬ男ならば正気に戻っていたかもしれない。
 そして周囲の男たちは脳内に浮かべる思い思いの理想のヒメノを頭に浮かべて、ヒメノの喘ぎ声に合わせて激しくしごいていたおちんちんから第二、第三の波を乗り越えた精液を発射していた。
 壁にぶっかけるのは届かぬ瞼の裏にある彼女に届けようという意図。
 各々の妄想の中では理想のヒメノがたっぷりの白濁液にまみれて横たわっていた。

「あん……んむ……」

 何度も絶頂と自慰を繰り返したヒメノだが、夜遅くになるとようやく体が満足したのだろう。
 16年分溜め込まれたオナニーを終えたヒメノは先程までの乱れ具合が嘘のようにぐっすりと眠りにつく。
 声が途切れたことで聞き耳を立てていた男たちもまた部屋を掃除して眠りにつく。
 掃除の時間で少し休んだことで、かすかに聞こえる他の部屋の声を聞きながら妄想の続きに入るものもいたが、それも当然かもしれない。
 夢と妄想ではあるが、彼らとヒメノは確かに今宵一つになったのだから。

 翌朝、チェックアウトをしたヒメノは大量のクーポン券を渡されたことに疑問を抱くも、ありがたくそれを受け取った。
 それらの原資が寝ぼけたまま自慰に耽っていた自分自身の魅了が招いた稼ぎであることなど、純粋で可憐な花のヒメノにとってはまさに知らぬが華の話であろう。
 知れば恥ずかしくて顔を真っ赤にしてしまうのだから。
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