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第1章
17 二名様ご案内
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(申し訳ございません、ロード。一部取り逃しました……追いますか?)
どうやら完全にロード呼びに変わったらしいな。カッコいいし新鮮だし悪くない。
(いや、いい。レルアが透明になれるらしいからレルアに追わせるさ。大体、あの馬みたいな生物に追いつけるのはここじゃレルアくらいのもんだろ)
(承知しました。ありがとうございます)
「ってことでレルア、頼んだ」
「はい。殺しますか?」
「んー、折角だから、上に報告させてレイス討伐隊でも組ませよう。誰も攻略に来ない迷宮なんて悲しすぎるからな」
殺しますか? ってとこにゾクゾクきた。このめちゃくちゃ可愛い顔面で、眉一つ動かさないでの台詞だぜ?
てか天使はそういうこと言っちゃだめな気がする。そういうとこにも興奮するけど。天使ってのはもっとこう……いやまぁいいか俺得だし。元の世界で勘違いされてただけだ、多分。
「分かりました。では早速行ってきます」
「おう、よろしく」
それにしても、レイスってあんな強かったのか。何気なく進化させたが、中層のボス程度には強いんじゃなかろうか。
手に入ったDPを見るに、あのおっさん連中も割と強かったらしい。うーん、ゼーヴェの配置をどうしよう。家をあそこに置いたままにする訳にもいかないしな。
取り敢えず、この階層に持ってくるか。なんでもかんでもこの階層に持ってくるのも大変なことになりそうだが、まだ大丈夫だ。まだ大丈夫。
場所は――大広間に隣接して、且つ俺の部屋の隣とかでいいか。それなら規定面積内だろ。
『一軒家・地上の地下39階への移動を実行しますか? 規定面積内の拡張の為DP消費はありません』
実行っと。
そういえば、折角用意した畑とか無駄になっちまったな。まぁエクィトス小屋なんかは駐車場的な感じで使ってもらえるかな?
(ロード、小屋に大規模な揺れを観測しました。敵襲かもしれません――)
(あぁ、勝手にやっちゃってすまん。今小屋ごと俺の部屋の横に移したんだよ。放っておいてもどうせ荒らされるだけだし、な)
(なるほど。では、我々はこれからどうすれば?)
よくよく考えれば、シレンシアには行けそうにないよな。一番近い街らしいが、顔の割れてるゼーヴェ達には少し厳しそうだ。
こんなときはレベリングに限るが、ゼーヴェ達にレベルの概念ってあるのか?
『名前持ち魔物には存在します。本来名付けにはDPを消費しますが、ゴースト系の魔物の一部は例外です』
ふむふむ、つまりはレベリングは可能だと。よし決まった。
(四人で外に魔物狩りに行ってくれないか? この付近はレルアが狩り尽くしたかもしれないが、少し離れればまだいるはずだ。DPも稼げるし君らのレベルも上がる)
(分かりました。帰ってくる頃には、全員自力でレイスになれるくらいまで頑張りますよ)
(おう、頑張れよ)
四人は次々と転移門を踏んで転移していった。
久し振りに一人になった気がする。そう久し振りでもないし、なんならあっちの世界じゃずっと一人だったけどな。
にしても、誰も攻略に来ない迷宮ほどつまらないものもない。誰でもいいから来い! 農民だろうが魔王だろうがなんでもいいから来い!
『侵入者です。数は二。罠システムを展開します。増加分の魔物は自動配置に切り替えます。迎撃体制準備完了』
はい、最高。これが勇者の運3,420か。んで、誰が来てくれたんだ? 大量の魔物と罠をもって歓迎しよう。
パネルの横に新たにモニターが表示された。この身なりといい雰囲気といい……
「盗賊か?」
うん、間違いない。その類いだろう。宝でも探しに来たんならお生憎様。俺の迷宮にはなんとまだ宝箱が配置されていない! いや、配置されてはいるが中身がない! ……んだよな? 引き継げてたらその限りでもないだろうが、まさかあっちの勇者の装備は引き継げないだろ。
『宝箱の内容物は、全てルナに変換されています。よって、全ての宝箱には元の内容物相当のルナが入っています』
親切すぎて。いや親切すぎて。
まぁ、どちらにせよ地下1階の宝箱なんざ半分は空箱だ。のんびりゴブリンの強さでも鑑賞するとするか。
どうやら完全にロード呼びに変わったらしいな。カッコいいし新鮮だし悪くない。
(いや、いい。レルアが透明になれるらしいからレルアに追わせるさ。大体、あの馬みたいな生物に追いつけるのはここじゃレルアくらいのもんだろ)
(承知しました。ありがとうございます)
「ってことでレルア、頼んだ」
「はい。殺しますか?」
「んー、折角だから、上に報告させてレイス討伐隊でも組ませよう。誰も攻略に来ない迷宮なんて悲しすぎるからな」
殺しますか? ってとこにゾクゾクきた。このめちゃくちゃ可愛い顔面で、眉一つ動かさないでの台詞だぜ?
てか天使はそういうこと言っちゃだめな気がする。そういうとこにも興奮するけど。天使ってのはもっとこう……いやまぁいいか俺得だし。元の世界で勘違いされてただけだ、多分。
「分かりました。では早速行ってきます」
「おう、よろしく」
それにしても、レイスってあんな強かったのか。何気なく進化させたが、中層のボス程度には強いんじゃなかろうか。
手に入ったDPを見るに、あのおっさん連中も割と強かったらしい。うーん、ゼーヴェの配置をどうしよう。家をあそこに置いたままにする訳にもいかないしな。
取り敢えず、この階層に持ってくるか。なんでもかんでもこの階層に持ってくるのも大変なことになりそうだが、まだ大丈夫だ。まだ大丈夫。
場所は――大広間に隣接して、且つ俺の部屋の隣とかでいいか。それなら規定面積内だろ。
『一軒家・地上の地下39階への移動を実行しますか? 規定面積内の拡張の為DP消費はありません』
実行っと。
そういえば、折角用意した畑とか無駄になっちまったな。まぁエクィトス小屋なんかは駐車場的な感じで使ってもらえるかな?
(ロード、小屋に大規模な揺れを観測しました。敵襲かもしれません――)
(あぁ、勝手にやっちゃってすまん。今小屋ごと俺の部屋の横に移したんだよ。放っておいてもどうせ荒らされるだけだし、な)
(なるほど。では、我々はこれからどうすれば?)
よくよく考えれば、シレンシアには行けそうにないよな。一番近い街らしいが、顔の割れてるゼーヴェ達には少し厳しそうだ。
こんなときはレベリングに限るが、ゼーヴェ達にレベルの概念ってあるのか?
『名前持ち魔物には存在します。本来名付けにはDPを消費しますが、ゴースト系の魔物の一部は例外です』
ふむふむ、つまりはレベリングは可能だと。よし決まった。
(四人で外に魔物狩りに行ってくれないか? この付近はレルアが狩り尽くしたかもしれないが、少し離れればまだいるはずだ。DPも稼げるし君らのレベルも上がる)
(分かりました。帰ってくる頃には、全員自力でレイスになれるくらいまで頑張りますよ)
(おう、頑張れよ)
四人は次々と転移門を踏んで転移していった。
久し振りに一人になった気がする。そう久し振りでもないし、なんならあっちの世界じゃずっと一人だったけどな。
にしても、誰も攻略に来ない迷宮ほどつまらないものもない。誰でもいいから来い! 農民だろうが魔王だろうがなんでもいいから来い!
『侵入者です。数は二。罠システムを展開します。増加分の魔物は自動配置に切り替えます。迎撃体制準備完了』
はい、最高。これが勇者の運3,420か。んで、誰が来てくれたんだ? 大量の魔物と罠をもって歓迎しよう。
パネルの横に新たにモニターが表示された。この身なりといい雰囲気といい……
「盗賊か?」
うん、間違いない。その類いだろう。宝でも探しに来たんならお生憎様。俺の迷宮にはなんとまだ宝箱が配置されていない! いや、配置されてはいるが中身がない! ……んだよな? 引き継げてたらその限りでもないだろうが、まさかあっちの勇者の装備は引き継げないだろ。
『宝箱の内容物は、全てルナに変換されています。よって、全ての宝箱には元の内容物相当のルナが入っています』
親切すぎて。いや親切すぎて。
まぁ、どちらにせよ地下1階の宝箱なんざ半分は空箱だ。のんびりゴブリンの強さでも鑑賞するとするか。
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