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第2章
59 依頼
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束の間の浮遊感のあと、予定通り路地裏に出た。
日がほとんど差し込まない陰気な場所だ。なんか酒瓶っぽいのも転がってるし。鼠とかもいそう。
建物はレンガのようなものでできていた。……いや、それよりは少し色が薄いか? 触れた感じもレンガ。少しひんやりとしていたのは日が当たらないからだろう。
「マスター、まず依頼を済ませてしまいましょう」
「ああ。演技派ニートの実力を見せてやるぜ」
設定通りに動くのは得意なんだ。向こうじゃ意味もなく社会人のフリとかしてたし。
「私は隠蔽でマスターの後ろをついていきます。念話で案内しますので、それに従って進んで下さい」
「了解!」
レルアは軽く頷くと、その場で影も残さず消えた。気配も全くない。俺の目の前にいても多分気付けない。すげえ魔術だな。
(そこの角を右に曲がって直進です)
すれ違うのがギリギリなんじゃないかってレベルの道を抜ける。木箱やらよくわからん石材やらが放置されすぎだ。盗まれないのかね。てか既にここが縄張りだったり?
(樽の重なった角を左、そのまま直進でギルドのある大通りに出ます)
言われた通りに歩いていると、少しずつ街の喧騒のようなものが聞こえ始めた。心なしか道もスッキリしてきたような気がする。
(間もなく大通りです。右に曲がって少し進むと右手にギルドが見えるはずです)
「――おお!」
目に飛び込んできたのは人の群れ。随分と活気のある街だ。シレンシアってデカい国だったんだな。
で、その人の流れの中心の建物がギルドか。これまた立派な。
(到着です。私はギルド前で待機しておきますね)
(おう、パパっと終わらせてくる)
とりあえず前を歩く二人組について扉をくぐる。と、むせ返るような熱気が溢れ出した。
人、人、人。どこを見ても人。コミケか?
汗と何かいろんなモノが混ざり合った臭いがする。やべえな。なんでこんな混んでんだ。てか依頼窓口どこよ……あの受付っぽい女性のとこかな。
郵便局の窓口っぽい感じだし多分そうだろう。てか最悪違くてもそっちに誘導してくれそうだ。行くべし!
人の間を縫うように進んでいくと、窓口前は案外すいていた。入り口の方に依頼の紙が張り出されてるとかなのかもしれない。
「こんにちは! 本日はどのようなご用件ですか?」
「あー、えーと、とある場所の調査依頼を出したいんですけども」
「何か身分証明のできるものはお持ちですか?」
すかさずレルアから受け取った冒険者証明書。登録した本人の魔力やらなんやらが記録されるらしいが、レルアの力で偽装されているので大丈夫……なはず。
「魔力照合完了です! 依頼の内容はどのようなものでしょう?」
「この近くに出現した迷宮の調査を――」
迷宮、と聞いた瞬間女性の目付きが変わった。
「……冒険者さん、あの迷宮の関係者さんですか?」
「え!? ああ、いやぁ、そんなわけないじゃないですか。俺の村で迷宮ができることを予言した奴がいまして、んで財宝が眠るってんで調査依頼を……」
「……なるほど、事情はわかりました。報酬はどのように?」
「これでお願いします」
どん、と小金貨の入った袋を窓口に置く。一回やってみたかったんだよな、こういうの。
「10……20……30枚!? 30万ルナともなると……長期依頼ですか?」
「あー、じゃあそういうことで。迷宮行ったぜっていう証明的なモノってできます?」
いや流石に出来ないよな。こっちで何か用意すべきか。
「一応、特殊な武器が手に入ることがわかっています。それを調査証明とすれば良いかと」
「よし、じゃあそれでお願いします。その武器一個につき1,000ルナってことで――あ、武器は入手した人のものでいいですよ」
「か……かしこまりました。では金貨はこちらでお預かりさせていただきます」
やたらと焦った様子で何やら紙に文字を書き始めた。相変わらずなんて書いてあんのかサッパリだが。
「こちらが依頼主様控えとなります。調査結果をお渡しする際に必要になりますので大切に保管して下さい」
ペンとインクはよく見えなかったが、紙は触った感じだとそこまで材質がいいわけではなさそうだ。ゴワゴワしてる。羊皮紙とかもこんな感じだったのかね。
「では次の方、どうぞ!」
あ、紙受け取ったら終わりか。割とあっさりしてたな。まぁ冒険者証明書とかもあるしな……偽装だが。バレなかったのはレルアの魔術が強すぎたお陰ってのもある。
帰りもまた人混みの中を進んでいく。ここに比べれば大通りは大したことなかった。あっちは精々休日のアキバくらいだったし。
人の密集していた場所には案の定依頼が張り出されていた。こっちも例の羊皮紙だ。何からできてんのか気になってきたな……。今度ここ来るときにでも聞いてみよう。
――外に出て空気の美味さに感動した。やっぱギルドの中臭いヤバい。間違いない。オタク雲ならぬ冒険者雲ができるぞアレ。
てか外は逆にいい匂いが凄いな。そこら中に屋台があるからか? なんか腹が減ってきた気がする。
(マスター)
(おーレルア、上手くいったぞ。飯でも食いに行こうぜ)
(それでしたらオススメの場所が。案内します)
レルアの案内に従って歩いている間にも美味そうなものを沢山見つけた。独特でありながら食欲をそそる匂いが多い。香辛料の栽培が盛んな地域なのかもしれん。もしくは体臭消すために流行ってるとか?
体を一瞬で清潔にする魔道具は売ってるらしいけどな。ギルドの臭いは単純に人が多いのが悪そうだ。
「ここです」
「あれ、姿見せちゃって大丈夫なのか?」
「ええ。前回の分も払わねばなりませんので」
げ、家具買ったら足らなくなっちゃったやつか。美味いもん探してきてとか言っちゃったせいだなこれ。
「あー、すまん」
「? ツケでいいと言っていただけたので大丈夫ですよ」
てかもっと女の子っぽくタピオカとか飲んでいいんだぜ? この世界に似たのがあるかは知らん。イン〇タがないから流行ってもなさそうか。
「へいらっしゃい! ルドゥード食ってくかい? 安いよ!」
威勢のいい呼び込みに腹の減る香り。こりゃ美味そうだ。焼きそば……いや、焼きうどんか? 太麺と見たことのない野菜が炒められている。
「二皿頼む!」
「へい毎度ぉ! 70ルナだ!」
ツケてもらってるっつってたし200ルナ払っとくか。小銀貨二枚で良かったかな?
「ま、マスター。この前いただいたルナがまだありますので……」
「あれ、そうだったのか。まぁそれでも俺が払うよ。てか払わせてくれ」
そういや帰ってきたときにルナ返そうとしてたっけ……そんでお小遣いっつって押し付けたんだったな。思い出してきたぞ。
「お、この間の貴族様! 今日はお忍びかい……って」
おっさんは焼きうどん……じゃなかった、ルドゥードをよそう手を止め、むむむと唸った。どうしたどうした。
「貴族の嬢ちゃん、今はあまりこのあたり歩かない方がいいかもな。あんたに似た特徴の冒険者が悪い意味で話題になってる」
「……なるほど。今日は早目に帰るとします」
「それがいい。さぁお待ちどお!」
アッツアツのルドゥードが皿いっぱいに盛られて出てきた。これで35ルナ……350円か。冒険者の昼飯は屋台で済ませるのが基本なのかもな。数は少ないが椅子もあるし。
「いただきまーす」
口に放り込んだ瞬間に広がる魚介の旨み。でも肉入ってたな、魚介と肉の欲張りセットか。
もちもちの麺にマッチする味付けだ。香辛料のアクセントも良い。てか鶏肉っぽいけどこの世界に鶏いんのか?
「なぁおっさん、これ何の肉?」
「お、貴族様は普段食わねえのか。テスファルクっていう家畜の肉だ。気性が穏やかな鳥だな」
「へえ、随分と美味いな」
「そりゃ素材も良ければ俺の腕も良いからな! ガハハ」
調子のいいおっさんだ。だが腕は確か。多分代々続いてきてる店とかなんだろう。
今のところちゃんとした店を構えている飯屋は見ないし、ここではこういう屋台が主流なんだろうな。
つーか美味かったなルドゥード。結構好きだ。週二くらいで食いたい。
「ご馳走様。おっさん、俺の街に店を出す気はないか?」
「おっ引き抜きかい?」
「ああ。迷宮前の土地権を獲得してな。そこに迷宮街を作ろうと思ってんだ」
一応シレンシア領内らしいが、迷宮が拡張できる部分までは俺の土地だ。お前の土地は俺の土地!
「なるほどなぁ。迷宮前は確かに冒険者が集まる……。が、ここでもそれなりに客は来るしな。大通りからは外れても結構儲かってんだぜ。ま、考えとこう」
「ありがとよ、気が向いたら――そうだな、迷宮前に作る予定のギルドまで来てくれ」
ギルドか。即興で考えたにしては良い案な気がしてきた。独自に依頼とか出せば探索者も増えそうだしな。
先程小銀貨を置いた場所に追加で小金貨を置く。
「……おい、流石に冗談だろ?」
「取っといてくれよ。この前のツケの礼、あとついでに俺の故郷の食いもんと似てて懐かしくなってな」
「……そうかい、じゃあありがたくいただいておく。また食いに来いよ」
「ああ勿論だ。次にここに寄ることがあれば、そのときも必ず来るさ」
おっさんと話してる間にレルアも食い終わったみたいだ。よし、散策に繰り出すとしよう。
日がほとんど差し込まない陰気な場所だ。なんか酒瓶っぽいのも転がってるし。鼠とかもいそう。
建物はレンガのようなものでできていた。……いや、それよりは少し色が薄いか? 触れた感じもレンガ。少しひんやりとしていたのは日が当たらないからだろう。
「マスター、まず依頼を済ませてしまいましょう」
「ああ。演技派ニートの実力を見せてやるぜ」
設定通りに動くのは得意なんだ。向こうじゃ意味もなく社会人のフリとかしてたし。
「私は隠蔽でマスターの後ろをついていきます。念話で案内しますので、それに従って進んで下さい」
「了解!」
レルアは軽く頷くと、その場で影も残さず消えた。気配も全くない。俺の目の前にいても多分気付けない。すげえ魔術だな。
(そこの角を右に曲がって直進です)
すれ違うのがギリギリなんじゃないかってレベルの道を抜ける。木箱やらよくわからん石材やらが放置されすぎだ。盗まれないのかね。てか既にここが縄張りだったり?
(樽の重なった角を左、そのまま直進でギルドのある大通りに出ます)
言われた通りに歩いていると、少しずつ街の喧騒のようなものが聞こえ始めた。心なしか道もスッキリしてきたような気がする。
(間もなく大通りです。右に曲がって少し進むと右手にギルドが見えるはずです)
「――おお!」
目に飛び込んできたのは人の群れ。随分と活気のある街だ。シレンシアってデカい国だったんだな。
で、その人の流れの中心の建物がギルドか。これまた立派な。
(到着です。私はギルド前で待機しておきますね)
(おう、パパっと終わらせてくる)
とりあえず前を歩く二人組について扉をくぐる。と、むせ返るような熱気が溢れ出した。
人、人、人。どこを見ても人。コミケか?
汗と何かいろんなモノが混ざり合った臭いがする。やべえな。なんでこんな混んでんだ。てか依頼窓口どこよ……あの受付っぽい女性のとこかな。
郵便局の窓口っぽい感じだし多分そうだろう。てか最悪違くてもそっちに誘導してくれそうだ。行くべし!
人の間を縫うように進んでいくと、窓口前は案外すいていた。入り口の方に依頼の紙が張り出されてるとかなのかもしれない。
「こんにちは! 本日はどのようなご用件ですか?」
「あー、えーと、とある場所の調査依頼を出したいんですけども」
「何か身分証明のできるものはお持ちですか?」
すかさずレルアから受け取った冒険者証明書。登録した本人の魔力やらなんやらが記録されるらしいが、レルアの力で偽装されているので大丈夫……なはず。
「魔力照合完了です! 依頼の内容はどのようなものでしょう?」
「この近くに出現した迷宮の調査を――」
迷宮、と聞いた瞬間女性の目付きが変わった。
「……冒険者さん、あの迷宮の関係者さんですか?」
「え!? ああ、いやぁ、そんなわけないじゃないですか。俺の村で迷宮ができることを予言した奴がいまして、んで財宝が眠るってんで調査依頼を……」
「……なるほど、事情はわかりました。報酬はどのように?」
「これでお願いします」
どん、と小金貨の入った袋を窓口に置く。一回やってみたかったんだよな、こういうの。
「10……20……30枚!? 30万ルナともなると……長期依頼ですか?」
「あー、じゃあそういうことで。迷宮行ったぜっていう証明的なモノってできます?」
いや流石に出来ないよな。こっちで何か用意すべきか。
「一応、特殊な武器が手に入ることがわかっています。それを調査証明とすれば良いかと」
「よし、じゃあそれでお願いします。その武器一個につき1,000ルナってことで――あ、武器は入手した人のものでいいですよ」
「か……かしこまりました。では金貨はこちらでお預かりさせていただきます」
やたらと焦った様子で何やら紙に文字を書き始めた。相変わらずなんて書いてあんのかサッパリだが。
「こちらが依頼主様控えとなります。調査結果をお渡しする際に必要になりますので大切に保管して下さい」
ペンとインクはよく見えなかったが、紙は触った感じだとそこまで材質がいいわけではなさそうだ。ゴワゴワしてる。羊皮紙とかもこんな感じだったのかね。
「では次の方、どうぞ!」
あ、紙受け取ったら終わりか。割とあっさりしてたな。まぁ冒険者証明書とかもあるしな……偽装だが。バレなかったのはレルアの魔術が強すぎたお陰ってのもある。
帰りもまた人混みの中を進んでいく。ここに比べれば大通りは大したことなかった。あっちは精々休日のアキバくらいだったし。
人の密集していた場所には案の定依頼が張り出されていた。こっちも例の羊皮紙だ。何からできてんのか気になってきたな……。今度ここ来るときにでも聞いてみよう。
――外に出て空気の美味さに感動した。やっぱギルドの中臭いヤバい。間違いない。オタク雲ならぬ冒険者雲ができるぞアレ。
てか外は逆にいい匂いが凄いな。そこら中に屋台があるからか? なんか腹が減ってきた気がする。
(マスター)
(おーレルア、上手くいったぞ。飯でも食いに行こうぜ)
(それでしたらオススメの場所が。案内します)
レルアの案内に従って歩いている間にも美味そうなものを沢山見つけた。独特でありながら食欲をそそる匂いが多い。香辛料の栽培が盛んな地域なのかもしれん。もしくは体臭消すために流行ってるとか?
体を一瞬で清潔にする魔道具は売ってるらしいけどな。ギルドの臭いは単純に人が多いのが悪そうだ。
「ここです」
「あれ、姿見せちゃって大丈夫なのか?」
「ええ。前回の分も払わねばなりませんので」
げ、家具買ったら足らなくなっちゃったやつか。美味いもん探してきてとか言っちゃったせいだなこれ。
「あー、すまん」
「? ツケでいいと言っていただけたので大丈夫ですよ」
てかもっと女の子っぽくタピオカとか飲んでいいんだぜ? この世界に似たのがあるかは知らん。イン〇タがないから流行ってもなさそうか。
「へいらっしゃい! ルドゥード食ってくかい? 安いよ!」
威勢のいい呼び込みに腹の減る香り。こりゃ美味そうだ。焼きそば……いや、焼きうどんか? 太麺と見たことのない野菜が炒められている。
「二皿頼む!」
「へい毎度ぉ! 70ルナだ!」
ツケてもらってるっつってたし200ルナ払っとくか。小銀貨二枚で良かったかな?
「ま、マスター。この前いただいたルナがまだありますので……」
「あれ、そうだったのか。まぁそれでも俺が払うよ。てか払わせてくれ」
そういや帰ってきたときにルナ返そうとしてたっけ……そんでお小遣いっつって押し付けたんだったな。思い出してきたぞ。
「お、この間の貴族様! 今日はお忍びかい……って」
おっさんは焼きうどん……じゃなかった、ルドゥードをよそう手を止め、むむむと唸った。どうしたどうした。
「貴族の嬢ちゃん、今はあまりこのあたり歩かない方がいいかもな。あんたに似た特徴の冒険者が悪い意味で話題になってる」
「……なるほど。今日は早目に帰るとします」
「それがいい。さぁお待ちどお!」
アッツアツのルドゥードが皿いっぱいに盛られて出てきた。これで35ルナ……350円か。冒険者の昼飯は屋台で済ませるのが基本なのかもな。数は少ないが椅子もあるし。
「いただきまーす」
口に放り込んだ瞬間に広がる魚介の旨み。でも肉入ってたな、魚介と肉の欲張りセットか。
もちもちの麺にマッチする味付けだ。香辛料のアクセントも良い。てか鶏肉っぽいけどこの世界に鶏いんのか?
「なぁおっさん、これ何の肉?」
「お、貴族様は普段食わねえのか。テスファルクっていう家畜の肉だ。気性が穏やかな鳥だな」
「へえ、随分と美味いな」
「そりゃ素材も良ければ俺の腕も良いからな! ガハハ」
調子のいいおっさんだ。だが腕は確か。多分代々続いてきてる店とかなんだろう。
今のところちゃんとした店を構えている飯屋は見ないし、ここではこういう屋台が主流なんだろうな。
つーか美味かったなルドゥード。結構好きだ。週二くらいで食いたい。
「ご馳走様。おっさん、俺の街に店を出す気はないか?」
「おっ引き抜きかい?」
「ああ。迷宮前の土地権を獲得してな。そこに迷宮街を作ろうと思ってんだ」
一応シレンシア領内らしいが、迷宮が拡張できる部分までは俺の土地だ。お前の土地は俺の土地!
「なるほどなぁ。迷宮前は確かに冒険者が集まる……。が、ここでもそれなりに客は来るしな。大通りからは外れても結構儲かってんだぜ。ま、考えとこう」
「ありがとよ、気が向いたら――そうだな、迷宮前に作る予定のギルドまで来てくれ」
ギルドか。即興で考えたにしては良い案な気がしてきた。独自に依頼とか出せば探索者も増えそうだしな。
先程小銀貨を置いた場所に追加で小金貨を置く。
「……おい、流石に冗談だろ?」
「取っといてくれよ。この前のツケの礼、あとついでに俺の故郷の食いもんと似てて懐かしくなってな」
「……そうかい、じゃあありがたくいただいておく。また食いに来いよ」
「ああ勿論だ。次にここに寄ることがあれば、そのときも必ず来るさ」
おっさんと話してる間にレルアも食い終わったみたいだ。よし、散策に繰り出すとしよう。
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