スペースランナー

晴間あお

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3章

百合のあいだの落とし穴

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 依頼は明日からと言うことで、俺たちは宿に戻って来た。
 別の部屋のテッサやエリーユとはドアの前で別れ、自分の部屋に入る。
 そしてそのまま、俺はベッドにダイブした。
「はぁー、疲れた」
 宿に戻った安心感からかドっと疲れが押し寄せて来た。
 思えば今回が初めての依頼だったのだ。
 それにも関わらずあんな巨大トカゲの相手をしたのだがら疲れるのも当然だろう。
 パワードスーツのおかげで肉体的な疲労はないが、そのぶん精神的に疲れた気がする。
 そうか、これこそがストレス社会の正体。
 科学の力によって肉体労働から解放されたぶん、脳みそを働かさなければならない。その偏りが心の疲れとなって現れる。そう考えると体を動かすことで気分がスッキリするのも頷ける気がする。要は心身のストレスバランスが重要で、体にストレスを加えることで心のストレスは軽減されるのだ。
 ……などといい加減なことを考えているうちに俺は眠くなって来た。
 まぶたが重くなり、俺は目をつむる。
 そのまま、ゆっくりとまどろみの中へ……。
 それからどのくらいの時間が経ったのだろう。
 ドアをノックする音で、俺は現実へと引き戻された。
 コンコンコン。
「うーん?」
 もう一度、コンコンコン。
「なんだよ、いい感じに眠っていたのに」
 俺が起きるのを渋っていると、再度ノックが響いた。
 コンコンコン。
 仕方ない、出るか。
「はいはい。今出ますよー」
 俺はベッドから起きて部屋を歩き、特に迷う事なくドアを開けた。
「誰ですかー?」
 開けながらそう言ったが、まあ十中八九テッサだろう。
 しかし俺の予想は外れ、ドアの向こうに立っていたのはエリーユだった。
「あはっ。さっきぶりですね、タツルくん」
「エリーユ?」
 それとなく周囲をチェックしたが、彼女はやはり一人だ。
 いったい何をしに来たんだ?
「お前の部屋なら隣だぞ?」
 エリーユはテッサと同じ部屋に泊まることになっているので、俺は冗談半分で言ってみた。
「いえいえ、間違えていませんよ。きちんとタツルくんの部屋だと分かったうえでノックしました。少し雑談でもしようかと思いまして」エリーユはにっこりと笑った。「立ち話もなんですし、中に入れてくれませんか?」
「……まあ、いいけど」
 それは俺の本心だった。
 別に嫌ではない。
 ただ改めて雑談しようなんて言われるとちょっと変な感じがする。
 何と言うか、こそばゆい。
 相手が今日会ったばかりの女の子となるとなおさらだ。
 まあ、いいけど。
 俺はエリーユを部屋に入れてやった。
 部屋を見渡してエリーユが言う。
「へぇー、結構きれいに片付いていますね」
「いや、まあねえ?」
「ベッドの下にエッチな本とか隠していたりして……」
「ここは実家の部屋じゃねえんだぞ。あるわけないだろ」
 いったいどんなムーブだよ。
 男の子の部屋に遊びに来た設定なの?
「まあ、適当に座ってくれ。えーっと……、お茶とか出したほうがいい?」
「いえ、お気遣いなく」
 エリーユは俺の申し出をやんわりと断るとベッドに座った。
 もう一度言う。ベッドに座った。
「……」
 いや、確かに適当に座ってくれとは言ったよ? だけどそれは違うじゃん? 空いている椅子だってちゃんとあるよ? 何でベッドに座ったの? 分かったうえで俺をおちょくっているの?
 まあ、いいけど。
 まあ、いいけど!
 俺はベッドから数メートル離れたところにある椅子に座った。
「で、雑談って? 何か話したいテーマでもあるのか?」
「そんなのテッサちゃんについてに決まっているじゃないですか」
「決まっているんだ……」
「でもメインはタツルくんについてですかね」
「えっ、俺?」
「はい。じつは分からないことがあるんです。タツルくんっていったい何者なんですか?」
 俺はいったい何者か。
 一番の特徴を言うのなら異世界転移者になるだろうが、今までの経験上それは信じてもらえない。
 俺は困りつつ適当に答えることにした。
「そんなこと急に聞かれてもな……。まあ、強いて言うなら無能なスペースランナーってところか?」俺は肩をすくめて自虐的に言った。
「本当ですか? じつは特殊能力があったりしません?」
「そんなのがあったらこんな苦労はしていないぞ」
「じゃあ正真正銘の無能だと……。でもそれじゃあ、どうしてタツルくんはテッサちゃんと一緒にいるんですか?」
「へ?」
 エリーユは笑顔のまま、尋問するように言った。
「だっておかしいですよね。戦闘力もない、知識もない、何かしらの特技もない。クランに入る前は無一文のホームレスで、今はテッサちゃんに食事や泊まる場所を提供してもらっている。これじゃあテッサちゃんには何のメリットもありません。それなのに、どうやってテッサちゃんのクランに入ったんですか? どうやってテッサちゃんに選ばれたんですか?」
「いや、それは……。なんか知らないけどテッサのほうから勧誘して来たんだよ。確か募集をしても人が来ないから誰でもよかったんじゃなかったかな? それで、クランに入れば衣食住を提供するってテッサのほうから言って来たから俺は入ったんだ。だから、確かに俺はお荷物かもしれないけど、向こうも納得済みのはずだぜ?」
「ウソだっ!」エリーユが突然声を荒げた。
「ええっ!?」俺は当然のように困惑した。
「テッサちゃんがそんなことを言うはずがありません。タツルくんがテッサちゃんをたぶらかしたんでしょう!?」
「な、なんでそうなるんだよ! 俺が言ったことは本当だ。テッサに聞けば分かるって!」
「とっくに聞きましたよ! でもテッサちゃんは、まるでヒモ飼い女のようなことしか言わないんです!」
「俺ってテッサのヒモだったの!?」
 どんな説明をしたんだ、テッサ!
 俺はヒモじゃないぞ! ……ヒモじゃないよな?
「とにかく、テッサちゃんはタツルくんに洗脳されているに決まっています! テッサちゃんは言葉巧みに騙され、丸め込まれ、利用されているんです! そうじゃないと、私を差し置いてタツルくんみたいな人をパートナーにする理由が分かりません!」
「あー……」
 今のセリフで俺はなんとなく理解した。
 これはジェラシー。
 エリーユはテッサラブで、いつも彼女のそばにいた。
 だけどテッサは、エリーユに何も告げずに失踪してしまう。
 しかもひと月ぶりに再開してみたら、テッサの隣には見知らぬ男がいるじゃありませんか。
 それを見たエリーユは、嫉妬せずにはいられない。
 どうして私には何も言わずにスペースランナーになったのに、見知らぬ男とスペースランナーをやっているの?
 どうして私ではなく、その男なの?
 そこでエリーユは考える。
 テッサちゃんがその男を選んだのは、その男に騙されているからだ。
 こうなったのは、すべてその男が悪いのだ。
 それならエリーユの中で納得がいくのだろう。
 だからエリーユは、俺が悪人だと思いたいんだ。
「いや、まあ……。気持ちはなんとなく分かるけどさ……」
 余裕があれば期待に応えて悪人の振りでもしたかもしれない。
 だが、あいにく今の俺にそんな余裕はない
 ここはエリーユに現実を見てもらおう。
 俺は深呼吸をしてから、言った。
「悪いけど、俺はテッサをたぶらかしてなんかいないよ。さっきも少し触れたけど、俺がテッサのクランに入ったのは事故みたいなものだ。テッサの話をよく聞けば分かると思うし、何なら事情を知っているランナーズストアの店員さんに証言してもらってもいい。それでたぶん、分かってもらえると思う。
 それにさ、テッサがエリーユを誘わなかったからってそれがなんだよ? カフェでのやり取りを見ていたけれど、一ヶ月ぶりの再開とは思えないほど二人はラブラブだったじゃないか。あれを見て俺は、二人のカップリングはちょっとやそっとじゃ揺らがないってすぐに分かったね。実際、これからはずっと一緒なんだろう? だったらいいじゃないか。他人に嫉妬している暇なんてない。俺みたいな一般通過のモブ男なんか気にしないで、エリーユはテッサだけを見ていればいいんだよ」
 ごめん、現実を見てもらおうとか言ったけど、ちょっと話を盛った。
 二人のカップリングが揺るぎないのかは、はっきり言って知らん。
 とりあえず誤解を解くための方便として許してくれ。
 まあその甲斐あって、エリーユはこの通り。
「そうですかぁ? 私たち、そんなにラブラブに見えましたぁ?」
 頬を染めてデレデレしとる。
 髪もそれに合わせてチカチカしておる。
 正直、論点をずらして誤摩化しているだけな気がするんだが……。
 もしかして、意外とちょろい?
 俺はもうひと押しにと言葉を続けた。
「ああ。二人の背景に式場と鐘の音を幻視するほどラブラブだったぜ!」
「そんなぁ、結婚なんてまだ早いですよぅ」
「そんなことないさ。式には俺も呼んでくれよな。誠意を込めて二人の門出を祝わせてもらうよ!」
「もー、タツルくんったらぁ」
 百合、承認!
 俺のその態度が効いたのか、エリーユはなんか納得したみたいだった。
「どうも私は誤解していたみたいですね。こんなに私たちのことを祝福してくれる人が、テッサちゃんをたぶらかすわけがありません」
「分かってくれて嬉しいよ」
「でも……」
 でも?
 と、その時だった。
 突然ドアが開いて、テッサが部屋に飛び込んで来た。
 何事かと目をやると彼女は涙目で、入って来るなり俺の腕を引っ張った。
「タツル、ちょっと来て!」
「なんだよ。何かあったのか?」
「いいから早く!」
「お、おい?」
 テッサは周りが見えないほど慌てているらしく、俺はすぐさま腕を引かれて強制的に連れて行かれた。
 向かった先はお隣、つまりテッサたちの部屋。
 俺はテッサに背中を押されてその部屋に入った。
「だからなんだよ。お化けでも出たのか?」
「お、お化けだったらこんなに大騒ぎしていないわよ!」
 そしてテッサは俺の背後に隠れながら、部屋の壁を指差して言った。
「あれ! あれを何とかして!」
「あれ?」
 テッサが指差した先の壁に、鈍く黒光りするもの張り付いていた。
 ゴキブリだった。
 でもよく見たら、姿形がちょっと違う気がする。
 やっぱり異世界というだけあってゴキブリも別の進化を遂げているのか。
「そんな感想いらないから! 早く何とかして!」
「お前、巨大トカゲは一撃で倒せるくせにゴキブリはダメなのか?」
「それとこれとは話が別でしょ!」
「分かった分かった! だからそんなに引っ付くな!」
 どうやらテッサは虫が大の苦手らしい。
 ちなみに俺は父親がキャンプ好きで、小さい頃よく連れて行ってもらっていたせいか虫には意外と耐性がある。さすがに触るのは嫌だけど、ゴキブリに近づいて叩き潰すくらいのことは余裕だ。
 と言うわけで、俺は息を殺してゴキブリに近づき、丸めた新聞紙をスイングした。
「ふんぬっ!」
 一撃必殺!
 俺は見事ゴキブリの息の根を止め、後処理をこなした。
「ふぅー。もう大丈夫だぞ」
 すると突然、テッサが俺に抱きついて来た。
「ふぇぇ、怖かったよー!」
「だからぁ!」
 抱きつかれた恥ずかしさから俺は焦り、振りほどこうとした。
 しかしテッサが震えていることに気がついて中止する。
「お前……、そんなに怖かったのか?」
「うん……」俺の胸に顔を埋めたままテッサが涙声で言った。「あと少しで壁ごと焼き払うところだったわ。レイアームズで……」
「その前に呼んでくれてよかったよ……」
 俺はため息まじりに言った。
 ついでに思わずテッサの頭を撫でてしまった。
 し、しまった! いや、これは違うんだ! テッサの様子があまりにいつもと違っていて、あまりに怖がっているもんだから、つい……!
 しかしテッサは嫌がる様子もなく、潤んだ瞳で俺を見上げながら、言った。
「やっぱり、タツルをクランに入れてよかったわ」
 美少女、大爆発。
 こういう時のテッサの破壊力は凄まじい。
 危なく心臓が止まりそうになったんですけど、こんな状態からでも入れる保険はありますか?
 と言うように、俺の制御を離れて心身ともにドキドキしている時だった。
 俺は突然、ゾッとするような寒気を背後から感じた。
 振り向かなくても分かる。
 エリーユが、ドアのところに立っている。
「あっ、エリーユ。戻って来たのね!」テッサは俺から離れ、何事もなかったかのように悪意なく彼女に話しかけた。「いいタイミングで部屋を出ていたわね。もう少し早く帰って来ていたらGと遭遇していたところよ。あっ、Gならもう大丈夫。タツルが退治してくれたから!」
「あはっ。そうだったんですね。ありがとうございます。タツルくん」
 エリーユは丁寧に、そして笑顔で言った。
 朗らかな殺意が、俺の体を貫いた。
 慌てていたせいだろう。どうやらテッサは、俺の部屋にエリーユがいたことに気づかなかったらしい。
 そのうえでテッサは、俺にゴキブリ退治を依頼した。
 そのこと自体、エリーユの嫉妬心を煽るのに十分だろう。
 だが、それ以上のものを俺は見られてしまった。
 抱きつくテッサに、頭を撫でる俺。
 俺はその時、エリーユがカフェで言ったセリフを思い出した。
 百合の邪魔をする男は……、消されるんですよ……?
 ち、違う! これは誤解だ! 俺はそんなつもりじゃ……!
 心の中でそう弁明したが声に出して言う勇気はなく、俺はその場から逃げることしかできなかった。
「じゃ、じゃあ俺は自分の部屋に戻るよ。ま、またな」
「うん。ありがとうね、タツル」
 俺は顔を見ないようにしながらエリーユの横を通り過ぎ、部屋を出た。
 意外にもエリーユは何もしてこず、微笑みをたたえて俺を見送った。
 だがその微笑みは、精巧にできた美しい仮面の工芸品のようだった。
 よくできてはいるが実際の人間とはどこか違う、不気味の谷をさまよう表情。
 俺は見ないようにしていたにも関わらず、冷や汗が止まらなかった。
 危なく心臓が止まりそうになったんですけど、こんな状態からでも入れる保険はありますか?
 こうしてエリーユから逃げる俺の戦いは、幕を開けた。
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