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騎士団編
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「ありがとな‥‥‥。」
私の熱弁にカエサル様はほっと息を吐いて、上を向いた。
少し耳が赤いようなきがするけど、それは黙っておこう。
「今時そんなこと言うやつは反王政はに取り込まれるか、もしくは王の重臣に取り潰されるぜ。」
こ、怖い!!王政怖い。マジで物騒すぎる。
「あまり、いじめないで下さいね。アレギウス様が守ってくれますので、心配要りませんから。」
【ケイン様!!】
いつの間に入ってきたのか分からないけれど、ケイン様はテーブルの向こう側に立っていた。
‥‥‥良かった。
ケイン様はいつもと同じように接してくれた。
ギクシャクしていると、落ち着かない。本当に良かった。
「なんだよ、聞いてたのか?」
少し意地の悪い声で話ながら、ケイン様の方を向いた。
「いえ、今来たばかりですよ。アメリアさんに魔法を教えるように頼まれたので、団長に。」
「あいつが、な‥‥‥。大方、俺の目を見せようとしたのも、お前を護衛につけたのも、全部トレーシーの考えだろ?」
ぶっきらぼうにいい放つカエサル様はものすごく不機嫌だ。
「嫌なことだとしても、団長には深いお考えがあるのです。」
嫌なこと‥‥‥そうですか。
ちょっと悲しいけど、理由があるのは知ってるからね。
「あぁ、はいはい。俺はもう行くから、魔法教えてろ。」
「当たり前です!」
仲が悪い‥‥‥訳じゃなさそうだけど、う~ん、分かんないなぁ。
カエサル様は面倒くさそうに一度髪を引っ張った濡れたままでさっさと出ていった。
「さて、アメリアさん。服を持ってきたので、着替えて下さい。」
テーブルに置いてある袋を持ってきて差し出した。
中にはまた、白いワンピースが入っている。
「自分でクロウルをかけるなら白の方がやりやすいので。」
なるほど、納得!
今、着ているワンピースよりもこっちの方が可愛い気がする。
腰にリボンがついていて、絞められるようになっている。それに、裾もふわりとひろがって足首までの長さ。
ケイン様には外に出てもらってさっそく着替えた。
【ケイン様~】
着替えが終わったので、ケイン様を呼ぶ。
「じゃあ、始めましょうか。そこの椅子に座ってリラックスして下さい。」
うわぁ、ドキドキする。
テーブルの横にある背もたれのある椅子をケイン様が引いてくれたので、ゆっくりと腰を掛けた。
ていうか、このテントなんでこんなに物があるの?
まぁ、それはいいとして。
「貴女が一番最初に使わなくてはいけない魔法はクロウルです。これは姿を変えるための魔法なので、普通は潜入の時に使われます。まずは、その魔石で声に出さなくては使えません。魔語がなければ魔法は発動しないので。」
ふ~ん、魔語ってことは、それ、覚えなきゃいけないんだよね‥‥‥。
正直記憶力には自信ないなぁ。
「言ってみてください。」
クロウル。
うぅ、あまり姿を変えたいとか思えない。
でも、魔法は使ってみたい!
【クロウル!】
‥‥‥何も、起こらない?
「クロウルを使うときにはなりたい姿を思い浮かべる必要があります。」
ケイン様が指をたててそう言った。
「しかし、今回はなりたい姿ではなく少年の姿になることを意識してください。」
やっぱり性別は男ですよね~。
いつものように、はぁ~と溜め息をついたもう一度やってみようとした時、外から声がかかった。
「ケイン様、団長がお呼びです。」
ケイン様は、
「ちょっと行ってきます。俺がいない間は魔法使おうとしないで下さいね、絶対使わないで下さいね。」
と、念を押して外に出た。
そんなに言わなくても使おうとしないよ。
大体クロウル以外魔語も知らないし。
初めての魔法が、潜入用の魔法だなんて少し微妙だけど、魔法だからね。とか考えながらケイン様が、返って来るのを待とう、と大人しく椅子に座っていた。
けど、さすがに遅くない?
早く魔法使いたい!
もう、15分はたったのに返ってくる気配なし。
魔法、使いたい使いたい使いたい~。
クロウルの次に教えてほしいのは、やっぱり転生王道のファイアボールとか!
自分で身を守れれば護衛がいなくても動けるし。
魔語がなくても使えればいいのになぁ。
使えないかな?
いろいろ、考えてみる。
えっと、火?とか?
これだけだとイメージしにくい。
手のひらを出して小さな熱をだんだん大きくする。
色はオレンジ、小さな火。
言葉も火じゃなくて、炎かな?
なんでかできそうな気がする。
心の中には炎が出ますように、と唱えながら手のなかの火をイメージする。
出ろ出ろ、と念じてぐっと力を入れてみたけど、炎は出ない。
やっぱり無理かぁ、と手をおろして諦め掛けたその時、ぼんっと爆発したような音が小さく響いた。
え?
その音と一緒に手から力が抜け、上がらなくなる。
そして、音がした場所には思ったよりも大きい炎が出現していた。
直径80センチくらいの火の玉。
ヤバい、これは燃える。
【どうしよう?】
魔語なくても魔法使えちゃったよ?
私の熱弁にカエサル様はほっと息を吐いて、上を向いた。
少し耳が赤いようなきがするけど、それは黙っておこう。
「今時そんなこと言うやつは反王政はに取り込まれるか、もしくは王の重臣に取り潰されるぜ。」
こ、怖い!!王政怖い。マジで物騒すぎる。
「あまり、いじめないで下さいね。アレギウス様が守ってくれますので、心配要りませんから。」
【ケイン様!!】
いつの間に入ってきたのか分からないけれど、ケイン様はテーブルの向こう側に立っていた。
‥‥‥良かった。
ケイン様はいつもと同じように接してくれた。
ギクシャクしていると、落ち着かない。本当に良かった。
「なんだよ、聞いてたのか?」
少し意地の悪い声で話ながら、ケイン様の方を向いた。
「いえ、今来たばかりですよ。アメリアさんに魔法を教えるように頼まれたので、団長に。」
「あいつが、な‥‥‥。大方、俺の目を見せようとしたのも、お前を護衛につけたのも、全部トレーシーの考えだろ?」
ぶっきらぼうにいい放つカエサル様はものすごく不機嫌だ。
「嫌なことだとしても、団長には深いお考えがあるのです。」
嫌なこと‥‥‥そうですか。
ちょっと悲しいけど、理由があるのは知ってるからね。
「あぁ、はいはい。俺はもう行くから、魔法教えてろ。」
「当たり前です!」
仲が悪い‥‥‥訳じゃなさそうだけど、う~ん、分かんないなぁ。
カエサル様は面倒くさそうに一度髪を引っ張った濡れたままでさっさと出ていった。
「さて、アメリアさん。服を持ってきたので、着替えて下さい。」
テーブルに置いてある袋を持ってきて差し出した。
中にはまた、白いワンピースが入っている。
「自分でクロウルをかけるなら白の方がやりやすいので。」
なるほど、納得!
今、着ているワンピースよりもこっちの方が可愛い気がする。
腰にリボンがついていて、絞められるようになっている。それに、裾もふわりとひろがって足首までの長さ。
ケイン様には外に出てもらってさっそく着替えた。
【ケイン様~】
着替えが終わったので、ケイン様を呼ぶ。
「じゃあ、始めましょうか。そこの椅子に座ってリラックスして下さい。」
うわぁ、ドキドキする。
テーブルの横にある背もたれのある椅子をケイン様が引いてくれたので、ゆっくりと腰を掛けた。
ていうか、このテントなんでこんなに物があるの?
まぁ、それはいいとして。
「貴女が一番最初に使わなくてはいけない魔法はクロウルです。これは姿を変えるための魔法なので、普通は潜入の時に使われます。まずは、その魔石で声に出さなくては使えません。魔語がなければ魔法は発動しないので。」
ふ~ん、魔語ってことは、それ、覚えなきゃいけないんだよね‥‥‥。
正直記憶力には自信ないなぁ。
「言ってみてください。」
クロウル。
うぅ、あまり姿を変えたいとか思えない。
でも、魔法は使ってみたい!
【クロウル!】
‥‥‥何も、起こらない?
「クロウルを使うときにはなりたい姿を思い浮かべる必要があります。」
ケイン様が指をたててそう言った。
「しかし、今回はなりたい姿ではなく少年の姿になることを意識してください。」
やっぱり性別は男ですよね~。
いつものように、はぁ~と溜め息をついたもう一度やってみようとした時、外から声がかかった。
「ケイン様、団長がお呼びです。」
ケイン様は、
「ちょっと行ってきます。俺がいない間は魔法使おうとしないで下さいね、絶対使わないで下さいね。」
と、念を押して外に出た。
そんなに言わなくても使おうとしないよ。
大体クロウル以外魔語も知らないし。
初めての魔法が、潜入用の魔法だなんて少し微妙だけど、魔法だからね。とか考えながらケイン様が、返って来るのを待とう、と大人しく椅子に座っていた。
けど、さすがに遅くない?
早く魔法使いたい!
もう、15分はたったのに返ってくる気配なし。
魔法、使いたい使いたい使いたい~。
クロウルの次に教えてほしいのは、やっぱり転生王道のファイアボールとか!
自分で身を守れれば護衛がいなくても動けるし。
魔語がなくても使えればいいのになぁ。
使えないかな?
いろいろ、考えてみる。
えっと、火?とか?
これだけだとイメージしにくい。
手のひらを出して小さな熱をだんだん大きくする。
色はオレンジ、小さな火。
言葉も火じゃなくて、炎かな?
なんでかできそうな気がする。
心の中には炎が出ますように、と唱えながら手のなかの火をイメージする。
出ろ出ろ、と念じてぐっと力を入れてみたけど、炎は出ない。
やっぱり無理かぁ、と手をおろして諦め掛けたその時、ぼんっと爆発したような音が小さく響いた。
え?
その音と一緒に手から力が抜け、上がらなくなる。
そして、音がした場所には思ったよりも大きい炎が出現していた。
直径80センチくらいの火の玉。
ヤバい、これは燃える。
【どうしよう?】
魔語なくても魔法使えちゃったよ?
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