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騎士団編
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※天然魔石のことをこの先ナチュラルと呼ばせていただきます。
私は、えっ魔石だったの!?と驚いたけれど、ケイン様も驚いている。何で?
「ナチュラルなんてどうやって手に入れたんですか!?」
怒鳴るような勢いで詰め寄ったケイン様にアリッツ様は青い顔で椅子の後ろに隠れてしまった。
やっぱり気弱だなぁ。
それを見ていたトレーシー様は何故か自慢気に箱を受け取って全員が見やすいようテーブルに置く。そして、アリッツ様の方を向いて話してやれと言った。アリッツ様はおどおどと話始めた。
「い、家にあったんです。」
「‥‥‥アリッツの家はあの薬学一族、シュバーズ子爵家だ。だから、魔石全体の1%しかないナチュラルを人に渡す許可がおりたんだろう。」
「あぁ、あのですか。」
ケイン様はそれだけで意味が分かったようで、一人うんうんと頷いている。
私は全く分からない。誰か説明プーリズ‥‥‥。と思っていると
「アメリアは知らないと思うが、シュバーツ家は地位や富に興味がないが、その変わり異常なほど薬学研究しかしないところだ。」
そう教えてくれた。
へー‥‥‥薬学なんてあったんだ。私にとって注目すべきはそこ!てっきり治癒魔法とかがあるものだと。
「うちにあっても、どうせ魔力が足りないので使えませんから。」
「そうか。‥‥‥いいか、アメリア。お前にはナチュラルと契約してもらう。17歳になるまでに封印が解けていることがばれたら協会に拐われる。そのためのカモフラージュがナチュラルなんだ。」
トレーシー様私の方へ向き直ってがしごく真面目な顔両肩に手を置いた。
「ナチュラルは人工魔石と違って契約が必要だ。失敗することもある。つまり主人を選ぶってことだ。そして、もう一つナチュラルは主人に合わせて姿を変える。変化はまぁ、お前の魔力なら大丈夫だと思うが、一応俺達が見届けさせてもらおう。」
全員が緊張を面に出して、さっきまでの雰囲気が嘘のように静かになる。
「これも額に当てていただきます。魔力が吸われますので、気をつけて下さい。そして、魔力を使う上で捧げることを忘れないでください。」
ケイン様がそう言った。
3人の視線の中心で私もなんだかドキドキしながらそっと魔石に近寄り手を伸ばす。
額に当てると何が起きるのか。
私は前と同じことにならないようにと思いながら魔力を捧げた。
魔石は‥‥‥温かかった。
魔力が体から急速に吸い出される。それと、同時に吸い出された魔力が魔石の中で変化するのを感じて‥‥‥でも、それは不快なものじゃない。やっぱり心地よかった。
熱くなることもない。
私は目を閉じて椅子に腰を掛けた。
魔石はゆらゆらと形を変え始めてドクンドクンと僅かに心臓の音が聞こえる。私はその音に耳を傾けた。
ふと、周りから息を飲む音が聞こえて目を開けるともう魔力が吸われる感覚は無くなっていて、手にはナチュラル‥‥‥なの!?
皆が手に乗っているそれを凝視していた。
温かくて、ふわふわしている‥‥‥これは妖精?
両手に収まるように丸くなって眠っている妖精は深い紺色から白に替わるグラデーションの髪に凄く整った日本人のような顔立ち。
それに虹色に輝く羽と首に元の魔石の形をしたペンダントをしていた。服はシフォンのような素材で出来た膝たけの青と白のドレスだ。
‥‥‥羽って‥‥‥まず、生物が生まれるなんて聞いてない!!
でも、手の中ですーすーと寝息をたてる妖精は確かに生きていて、そして綺麗でとても儚く、脆い。
「‥‥‥ブラッド・フェアリー」
誰かがそう呟いた。
「アメリア、お前、どうするんだこれ!?まず、生き物に変化した前例なんてないぞ!!普通リボンとか花とかにするだろ!?」
えぇ!?そんなこと言われたって、私がイメージしたのが妖精だった訳じゃないし。
まぁ、この見た目全てが私の好みにぴったりなのはそうなんだけど。
「それだけじゃありません、これ、上級魔物のブラッド・フェアリーじゃないですか?」
「さすがに魔物な変えるようなことは‥‥‥。」
いやいや、そこは否定してくださいよ!私はこの子のことを魔物だとは思えないけど。
「‥‥‥えぇぇ!?」
「アリッツ静かにしてくれ、判断がつかない。」
「‥‥‥はい。」
妖精は変わらず寝ているけど、この状況でよく寝てられるね。起きてよ。
「‥‥‥ぅん‥‥‥」
私の心の声が届いたのか一度身動ぎをして目を擦りながらふぁ、と大きく欠伸をした妖精はピシリと石像のように固まった私達に反してのんびりと起き上がった。
「おはようございます~。我が主様ぁ。」
か、可愛いっ!!
まさに天使の如く。
まだ、寝ぼけているようで、濃い青の瞳を光にならすためにぱちぱちとするのが本当に可愛い!
「主様は?」
ふわりと羽ばたいて手のひらから浮き上がりきょろきょろと辺りを見回す妖精。私と目が合うと、にこりと笑って
「アメリア様、私(わたくし)に名前をつけてくださいまし。」
と、ゆったりした口調で言った。
笑った‥‥‥。側で見ていた三人はさらに石化した。
名前?
「はい~、名前です。」
え、聞こえてるのかな?
私が声に出さなくても分かっているかのように返事をする妖精。
「私とアメリア様は魔力で繋がっております。なので、心の中はよく分かりますよぅ。私はアメリア様の魔力のリミッター、そして、心の傷を癒すべく生まれたのですから。」
ほわほわとまた下降して手に降り立った妖精さ名前を、と繰り返した。
名前、かぁ。
「なんでも良いのですよ?」
【ジュリエッタ、かな。】
一度は聞いたことがあるジュリエットを悲劇にはしたくないから少し変えてジュリエッタ。
呼び名はジュリ。
我ながらぴったりな気がする、うん!
「ジュリエッタ!!素敵です!」
文字どおり飛び上がってくるくると回り出したジュリ。気に入ってくれたみたいだ、良かった。
私も笑みを深める。
「これからよろしくお願いいたします、アメリア様!!」
【うん!!】
もう、一筋の疑いもなく新しい友達できた気分のような感じでいた私は笑い合うと言うこの世界では有り得ないものを見てさらにさらに石になった3人には気付かなかった。
(((えぇぇ!?)))
3人はと言うと前代未聞が起きすぎて心の中で悲鳴を上げていたらしい。
私は、えっ魔石だったの!?と驚いたけれど、ケイン様も驚いている。何で?
「ナチュラルなんてどうやって手に入れたんですか!?」
怒鳴るような勢いで詰め寄ったケイン様にアリッツ様は青い顔で椅子の後ろに隠れてしまった。
やっぱり気弱だなぁ。
それを見ていたトレーシー様は何故か自慢気に箱を受け取って全員が見やすいようテーブルに置く。そして、アリッツ様の方を向いて話してやれと言った。アリッツ様はおどおどと話始めた。
「い、家にあったんです。」
「‥‥‥アリッツの家はあの薬学一族、シュバーズ子爵家だ。だから、魔石全体の1%しかないナチュラルを人に渡す許可がおりたんだろう。」
「あぁ、あのですか。」
ケイン様はそれだけで意味が分かったようで、一人うんうんと頷いている。
私は全く分からない。誰か説明プーリズ‥‥‥。と思っていると
「アメリアは知らないと思うが、シュバーツ家は地位や富に興味がないが、その変わり異常なほど薬学研究しかしないところだ。」
そう教えてくれた。
へー‥‥‥薬学なんてあったんだ。私にとって注目すべきはそこ!てっきり治癒魔法とかがあるものだと。
「うちにあっても、どうせ魔力が足りないので使えませんから。」
「そうか。‥‥‥いいか、アメリア。お前にはナチュラルと契約してもらう。17歳になるまでに封印が解けていることがばれたら協会に拐われる。そのためのカモフラージュがナチュラルなんだ。」
トレーシー様私の方へ向き直ってがしごく真面目な顔両肩に手を置いた。
「ナチュラルは人工魔石と違って契約が必要だ。失敗することもある。つまり主人を選ぶってことだ。そして、もう一つナチュラルは主人に合わせて姿を変える。変化はまぁ、お前の魔力なら大丈夫だと思うが、一応俺達が見届けさせてもらおう。」
全員が緊張を面に出して、さっきまでの雰囲気が嘘のように静かになる。
「これも額に当てていただきます。魔力が吸われますので、気をつけて下さい。そして、魔力を使う上で捧げることを忘れないでください。」
ケイン様がそう言った。
3人の視線の中心で私もなんだかドキドキしながらそっと魔石に近寄り手を伸ばす。
額に当てると何が起きるのか。
私は前と同じことにならないようにと思いながら魔力を捧げた。
魔石は‥‥‥温かかった。
魔力が体から急速に吸い出される。それと、同時に吸い出された魔力が魔石の中で変化するのを感じて‥‥‥でも、それは不快なものじゃない。やっぱり心地よかった。
熱くなることもない。
私は目を閉じて椅子に腰を掛けた。
魔石はゆらゆらと形を変え始めてドクンドクンと僅かに心臓の音が聞こえる。私はその音に耳を傾けた。
ふと、周りから息を飲む音が聞こえて目を開けるともう魔力が吸われる感覚は無くなっていて、手にはナチュラル‥‥‥なの!?
皆が手に乗っているそれを凝視していた。
温かくて、ふわふわしている‥‥‥これは妖精?
両手に収まるように丸くなって眠っている妖精は深い紺色から白に替わるグラデーションの髪に凄く整った日本人のような顔立ち。
それに虹色に輝く羽と首に元の魔石の形をしたペンダントをしていた。服はシフォンのような素材で出来た膝たけの青と白のドレスだ。
‥‥‥羽って‥‥‥まず、生物が生まれるなんて聞いてない!!
でも、手の中ですーすーと寝息をたてる妖精は確かに生きていて、そして綺麗でとても儚く、脆い。
「‥‥‥ブラッド・フェアリー」
誰かがそう呟いた。
「アメリア、お前、どうするんだこれ!?まず、生き物に変化した前例なんてないぞ!!普通リボンとか花とかにするだろ!?」
えぇ!?そんなこと言われたって、私がイメージしたのが妖精だった訳じゃないし。
まぁ、この見た目全てが私の好みにぴったりなのはそうなんだけど。
「それだけじゃありません、これ、上級魔物のブラッド・フェアリーじゃないですか?」
「さすがに魔物な変えるようなことは‥‥‥。」
いやいや、そこは否定してくださいよ!私はこの子のことを魔物だとは思えないけど。
「‥‥‥えぇぇ!?」
「アリッツ静かにしてくれ、判断がつかない。」
「‥‥‥はい。」
妖精は変わらず寝ているけど、この状況でよく寝てられるね。起きてよ。
「‥‥‥ぅん‥‥‥」
私の心の声が届いたのか一度身動ぎをして目を擦りながらふぁ、と大きく欠伸をした妖精はピシリと石像のように固まった私達に反してのんびりと起き上がった。
「おはようございます~。我が主様ぁ。」
か、可愛いっ!!
まさに天使の如く。
まだ、寝ぼけているようで、濃い青の瞳を光にならすためにぱちぱちとするのが本当に可愛い!
「主様は?」
ふわりと羽ばたいて手のひらから浮き上がりきょろきょろと辺りを見回す妖精。私と目が合うと、にこりと笑って
「アメリア様、私(わたくし)に名前をつけてくださいまし。」
と、ゆったりした口調で言った。
笑った‥‥‥。側で見ていた三人はさらに石化した。
名前?
「はい~、名前です。」
え、聞こえてるのかな?
私が声に出さなくても分かっているかのように返事をする妖精。
「私とアメリア様は魔力で繋がっております。なので、心の中はよく分かりますよぅ。私はアメリア様の魔力のリミッター、そして、心の傷を癒すべく生まれたのですから。」
ほわほわとまた下降して手に降り立った妖精さ名前を、と繰り返した。
名前、かぁ。
「なんでも良いのですよ?」
【ジュリエッタ、かな。】
一度は聞いたことがあるジュリエットを悲劇にはしたくないから少し変えてジュリエッタ。
呼び名はジュリ。
我ながらぴったりな気がする、うん!
「ジュリエッタ!!素敵です!」
文字どおり飛び上がってくるくると回り出したジュリ。気に入ってくれたみたいだ、良かった。
私も笑みを深める。
「これからよろしくお願いいたします、アメリア様!!」
【うん!!】
もう、一筋の疑いもなく新しい友達できた気分のような感じでいた私は笑い合うと言うこの世界では有り得ないものを見てさらにさらに石になった3人には気付かなかった。
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