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騎士団編
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バリアを張るその一瞬の隙でパシッと、シルフブレードが肌を掠める。ワンピースの裾が無惨に切り裂かれヒリヒリした感覚が残るのと、素直に掠めた刃が怖いと思った。
この世界で初めての戦い。息も切れるしどこかでもういいかなんて馬鹿な考えが浮かぶ。
けどね、いいわけないじゃん!!
誰だって、死にたくないもん!
とっても嬉しいことに、魔力が切れる気配はまだない。ただ、限界が来そうなのは体力だ。ジリジリと壁際に追い込まれて行く。
目の前の敵を眠らし、ふと顔を前に上げると一ヶ所だけこいつらが避けて通っている場所があった。
それは、一人の魔物の周りだった。
ニタァと笑っているような顔でその場から微動だにしない。
魔物の周りを避けるのは不自然で見えない何かがあるような気がするんだけど、あの顔はどうしても罠にしか見えないよ。頭が切れる相手にTHE
HEIWAの真ん中で生きてきた普通の女子高生が息なり戦えるか!?ムリムリムリ~!!
とりあえず魔物が避けているところは私も避けるべし、だよね?
‥‥‥どうしても、避けるべし、じゃないって思うんだけど、これは勘?それとも、そう思わせてる何かがあるのかな?
【きゃああ!?】
そうこう考えてるうちに厚く張ったバリアが壁に辺り辺りは魔物が多すぎて身動きが取れなくなってしまった。
「アメリア、これで終わりだ。究極(アルティメット)シルフストーム!!」
それぞれの魔物の手からヒューヒューと音がなり、竜巻のような突風が起きる。これは、ヤバいんじゃないの。
「‥‥‥フレイア」
どこかから魔語が聞こえた直後ぶわっと赤い炎が現れて竜巻に向かっていった。屋根を巻き込んで肥大化した竜巻に向かっていったフレイアを見ていた私はすぐに燃え盛る竜巻を見ることになる。
「あ、‥‥‥やばっ。」
え、えぇ!?
風が吹く度に焼けるような熱が舞い、空気中の水分を蒸発させていく。その水分で作っていたバリアも徐々に薄くなって来てる。
その場にへたりこんだその時、
「ごめんなさい!!アメリア様、ですか?ですよね!早く逃げて下さい。あぁ、絶対怒られる‥‥‥。とにかく逃げて!!」
見えない何かに腕をとられて走る。
「ぐぎゃああっ。」
魔物を切り裂いて走るその人に私は顔を青くして話した。
【その中のどれかはお父様なの!やめて!!】
「アメリア様にはそう見えるんですか!!っと。うおっ!?」
そう言いながらも魔物を避けたらしいその人はするすると間を通ってい走っていく。
深紅に染まった風も追いかけて来た。
私には全部がお父様に見えるけれど、考えてみれば確かに全部が全部全く同じに見えるなんて可笑しい!
「逃がさないぃ~!!」
走っている間で聞いてみた。
【あなた、誰!?】
もう、敬語なんて使えない!!‥‥‥いや、これはただ単に面倒だった心の声が漏れただけです、はい。
「それは後でに。今は走って!!」
長い廊下を竜巻との追いかけっこで全力疾走する。
「アメリア様、ドアは閉まってますか?」
曲がり角を曲がって玄関に出ると、確かにドアはピタリと閉じていた。
【閉まっているわ。】
「‥‥‥そこまで走って!!」
息はもうくらくらするくらいで、ドアが霞む。
あ、ヤバいかも。足が縺れて地面が間近に迫る。ついでに竜巻も、だ。
「アメリア様!?」
【逃げて!!】
転ぶ寸前に手を振り払った。
目を閉じて炎に備える。
「究極ウォーラー・ド・クール」
風の音が止んだ。そして、さっきの熱さは消えてすぅっと涼しい風が通る。
「大丈夫か?アメリア。」
【カエサル、様?】
目を開けて上を見るけど、誰もいない。
でも、声は確かにカエサル様で、きらきらと輝く氷の粒が少し降っていて、私はつい物語みたいなナイスタイミングだなぁとか考えてしまった。
「立てるか?」
【はい。えっと、カエサル様どこですか?】
‥‥‥あれ?立てない。まぬけなことに、腰が抜けたみたいだ。
「イマジネート・スピルか?お前今から魔力を抜け。それも魔法だからな。」
【はい。】
魔法を解除するときと同じように魔力を止めると、ぼやぼやした影からだんだんカエサル様ともう一人が見えてきた。
【あ、見えました!】
「そうか。」
頭にぽん、と手を置かれ髪をくしゃっと撫でられた。
「良かった。」
【え、今なんて?】
ボソッと言った最後の一言は聞こえなかった。
「許さない‥‥‥許さないぞ。まだ終わってない!」
怨恨の叫びだ。
【ひっ!!】
蜘蛛だ。蜘蛛が大量にいる。人の形を作っているらしいそれは滅茶苦茶気持ち悪かった。黒と赤に紫のしましまが入った手のひらサイズの蜘蛛。
その中にお父様がいた。
「おい、これ飲め!!体力が回復する。逃げるだけなら何とかなるだろ?」
そう言って投げられた小瓶の液体はちょっと不安だったけど飲み込むと不思議と体に力が入った。
「お前は逃げろ!!邪魔になる。」
【私も戦えます!】
「ダメだ!」
【せめて、援護を!】
「お前、援護なんて習ってねぇだろ。」
「カエサル様、きます!!」
「ちっ、外からだ、打つなら。」
【はい!】
私は一旦蜘蛛の大群に瀬を向けてドアを開けた。
この世界で初めての戦い。息も切れるしどこかでもういいかなんて馬鹿な考えが浮かぶ。
けどね、いいわけないじゃん!!
誰だって、死にたくないもん!
とっても嬉しいことに、魔力が切れる気配はまだない。ただ、限界が来そうなのは体力だ。ジリジリと壁際に追い込まれて行く。
目の前の敵を眠らし、ふと顔を前に上げると一ヶ所だけこいつらが避けて通っている場所があった。
それは、一人の魔物の周りだった。
ニタァと笑っているような顔でその場から微動だにしない。
魔物の周りを避けるのは不自然で見えない何かがあるような気がするんだけど、あの顔はどうしても罠にしか見えないよ。頭が切れる相手にTHE
HEIWAの真ん中で生きてきた普通の女子高生が息なり戦えるか!?ムリムリムリ~!!
とりあえず魔物が避けているところは私も避けるべし、だよね?
‥‥‥どうしても、避けるべし、じゃないって思うんだけど、これは勘?それとも、そう思わせてる何かがあるのかな?
【きゃああ!?】
そうこう考えてるうちに厚く張ったバリアが壁に辺り辺りは魔物が多すぎて身動きが取れなくなってしまった。
「アメリア、これで終わりだ。究極(アルティメット)シルフストーム!!」
それぞれの魔物の手からヒューヒューと音がなり、竜巻のような突風が起きる。これは、ヤバいんじゃないの。
「‥‥‥フレイア」
どこかから魔語が聞こえた直後ぶわっと赤い炎が現れて竜巻に向かっていった。屋根を巻き込んで肥大化した竜巻に向かっていったフレイアを見ていた私はすぐに燃え盛る竜巻を見ることになる。
「あ、‥‥‥やばっ。」
え、えぇ!?
風が吹く度に焼けるような熱が舞い、空気中の水分を蒸発させていく。その水分で作っていたバリアも徐々に薄くなって来てる。
その場にへたりこんだその時、
「ごめんなさい!!アメリア様、ですか?ですよね!早く逃げて下さい。あぁ、絶対怒られる‥‥‥。とにかく逃げて!!」
見えない何かに腕をとられて走る。
「ぐぎゃああっ。」
魔物を切り裂いて走るその人に私は顔を青くして話した。
【その中のどれかはお父様なの!やめて!!】
「アメリア様にはそう見えるんですか!!っと。うおっ!?」
そう言いながらも魔物を避けたらしいその人はするすると間を通ってい走っていく。
深紅に染まった風も追いかけて来た。
私には全部がお父様に見えるけれど、考えてみれば確かに全部が全部全く同じに見えるなんて可笑しい!
「逃がさないぃ~!!」
走っている間で聞いてみた。
【あなた、誰!?】
もう、敬語なんて使えない!!‥‥‥いや、これはただ単に面倒だった心の声が漏れただけです、はい。
「それは後でに。今は走って!!」
長い廊下を竜巻との追いかけっこで全力疾走する。
「アメリア様、ドアは閉まってますか?」
曲がり角を曲がって玄関に出ると、確かにドアはピタリと閉じていた。
【閉まっているわ。】
「‥‥‥そこまで走って!!」
息はもうくらくらするくらいで、ドアが霞む。
あ、ヤバいかも。足が縺れて地面が間近に迫る。ついでに竜巻も、だ。
「アメリア様!?」
【逃げて!!】
転ぶ寸前に手を振り払った。
目を閉じて炎に備える。
「究極ウォーラー・ド・クール」
風の音が止んだ。そして、さっきの熱さは消えてすぅっと涼しい風が通る。
「大丈夫か?アメリア。」
【カエサル、様?】
目を開けて上を見るけど、誰もいない。
でも、声は確かにカエサル様で、きらきらと輝く氷の粒が少し降っていて、私はつい物語みたいなナイスタイミングだなぁとか考えてしまった。
「立てるか?」
【はい。えっと、カエサル様どこですか?】
‥‥‥あれ?立てない。まぬけなことに、腰が抜けたみたいだ。
「イマジネート・スピルか?お前今から魔力を抜け。それも魔法だからな。」
【はい。】
魔法を解除するときと同じように魔力を止めると、ぼやぼやした影からだんだんカエサル様ともう一人が見えてきた。
【あ、見えました!】
「そうか。」
頭にぽん、と手を置かれ髪をくしゃっと撫でられた。
「良かった。」
【え、今なんて?】
ボソッと言った最後の一言は聞こえなかった。
「許さない‥‥‥許さないぞ。まだ終わってない!」
怨恨の叫びだ。
【ひっ!!】
蜘蛛だ。蜘蛛が大量にいる。人の形を作っているらしいそれは滅茶苦茶気持ち悪かった。黒と赤に紫のしましまが入った手のひらサイズの蜘蛛。
その中にお父様がいた。
「おい、これ飲め!!体力が回復する。逃げるだけなら何とかなるだろ?」
そう言って投げられた小瓶の液体はちょっと不安だったけど飲み込むと不思議と体に力が入った。
「お前は逃げろ!!邪魔になる。」
【私も戦えます!】
「ダメだ!」
【せめて、援護を!】
「お前、援護なんて習ってねぇだろ。」
「カエサル様、きます!!」
「ちっ、外からだ、打つなら。」
【はい!】
私は一旦蜘蛛の大群に瀬を向けてドアを開けた。
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