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8話 驚愕と焦燥
1.衝撃
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最初に知覚したのは、心地よいぬくもりだった。
セノンがふと気が付くと、ベッドの上で人影に覆い被さられている。
ほとんど見るまでもなく、瞬時に察する――いつもの寝巻きに着替えた、カイオだ。
体の大部分が密着しそうなほど距離が近いことに気が付き、セノンはすぐさまパニックになる。
「ちょっと、何して…!?」
「何って…言われなくても、分かるでしょう?貴方だって、そこまで子供ではないのですから」
思わず声を上げたセノンに対し、カイオはそう言いながら太ももに触れてきた。
普段ほぼ触れられることのない場所への接触に、全身がびくりと跳ねる。
無意識に頭が否定していた、「そういうこと」を本当にカイオがしようとしているのだとおぼろげに理解して、驚愕と共に再び声を上げる。
「な、なんで急に、こんな…!」
「何をそんなに狼狽えているのですか?別に、貴方にとっても不都合なことはないでしょう」
だがカイオはセノンの狼狽を無視して、セノンに触れてくる。
焦燥とは裏腹に肌を撫でられる感触は大層心地よく、何とも言えない幸福感に満たされる。
しかしそれでも、セノンがこの行為を受け入れる理由にはならない。
セノンは再び口を開く。
「いや、不都合だとかどうとか、そういうことじゃなくて…!」
「では、どういうことですか?」
「こういうことは、その、こ、恋人同士で…」
カイオの問いかけに、セノンは必死で言葉を紡いだ。
だがカイオは気にしたふうもなく、セノンの服を剥ぎにかかる。
セノンはそれに、なんとか抵抗しようとする。
「別にそういう関係でなくたって、こういうことは出来ますよ」
「でも…!」
「さっきからうるさいですね」
必死の反抗に対し、カイオはセノンの服と肌から手を放し、身を起こした。
体が離れてほっとするが、同時に残念に思う気持ちが自分の中に存在することにも、セノンは気が付いた。
思った以上にその感情が大きいことに動揺し、体が強張る。
それを知ってか知らずか、カイオはベッドの上で仰向けに寝ているセノンを見て、首をかしげる。
「何がそんなに不満なのか…ああ、そうでした。セノン様は触るより、見たいのでしたね」
カイオはそう言うと一息に着ている服を脱ぎ捨て、あっという間にショーツだけの姿になった。
形の良い胸が目の前で露わになり、セノンは咄嗟に目が離せなかった。
ここまでの至近距離で見るのは流石に初めてだったが、思っていたよりも大きい、と感じる。
普段さらしを撒いた姿ばかり見ているせいだろうか。
「見たいだなんて、そっそんなんじゃ…!」
「見つめながら言われても、説得力がないですね」
反射的に否定した言葉に、カイオの冷静な指摘が被せられる。
その言葉に慌てて目を逸らすが、なぜか金縛りにあったかのように首は動かせなかった。
そのせいで、視界の端にカイオの肌がちらついてしまう。
「だから、そんなんじゃないってば…!」
「では、触りたいのですか?いいですよ」
カイオは言いながら、再びセノンに覆い被さり身を寄せる。
ぎょっとして思わず視線がそちらに向きかけるが、慌てて戻す。
肩を押さえるべく持ちあがりかけた手も、肌に直接触れることをためらってしまい、宙をかく。
胸を触ろうとしていると誤解されるのも嫌で、それも結局引っ込めてしまう。
「…別にいいと言っているのに、意気地なしですね」
「だってこんなの、マズいって…!」
「いけないことだと思うのなら、私を跳ね除ければいい話ではないですか。…まあ、もう遅いですけどね」
カイオは少し身を浮かせると、セノンの足の上に腰を下ろす。
そしてそのまま手を伸ばし、セノンの両手を捕まえて押さえつけた。
これでもう、セノンは身動きできない。
「ちょっ…!?」
「結局貴方は、本当に嫌がってはいないのですよ。ただ、流されただけだと言い訳したいだけです」
カイオの指摘に、セノンは言葉を詰まらせる。反論したいが、咄嗟に言葉が出てこない。
カイオはそのまま、セノンの首に顔を寄せた。体に柔らかな感触が触れ、首を微かに吐息がくすぐる。
セノンは途端に体を縮こまらせ、強張らせた。
「いや、ちょ、ちょっと待って」
「待ちません」
言葉の直後に、カイオの唇がセノンの首を這った。
その未知の感覚にセノンは声なき声をあげ、身じろぎする。
抵抗しようにも、手足はぴくりとも動かせない。
「気持ちいいでしょう?まだまだ、これからですよ」
カイオが囁きながら、今度は服が捲られ露わになった、セノンの腹部に触れる。
それに対し、どんどんと体が熱を持っていくのを、セノンは強く感じた。
くすぐる指の動きに、くすぐったさよりも快さを覚える。
このままだと、すぐに堪えられなくなる。
セノンは違和感にも気が付かず、目を固くつむり歯を食いしばった。
「我慢しなくて、いいんですよ」
囁く声と共に、触れられる感触の位置が変わっていくことに気づく。
指がへその下を撫で、さらに下がっていき、まもなくセノンの意識は白く弾けた。
◆
「…ぅわっ!?」
セノンは衝撃と共に、ベッドから飛び起きた。
身を起こすも、衝撃のあまり暫くの間そのまま放心する。
激しい運動をした直後かのように鼓動が早く、心臓の音がやけにうるさい。
(…夢?)
目が覚める直前までの記憶を思い返し、周囲を見渡す。
宿の一室で、もちろんベッドで一人で寝ていた。
隣のベッドを見ると、カイオがこちらに背を向けて眠っている。
窓の外が白み始めていることから、明け方に近い時間だと知れた。
(ゆ、夢…だよね…?)
もぞもぞと居心地悪く体を左右に揺すりながら、訝しむ。
前にも似たようなことがあった気がするが、はっきり夢だろうと判断できた前回と違い、今回はちょっと自信がない。
前と比べても夢の記憶が鮮明で、寝入ってしまう前の記憶なのかいまいち判別がつかないのだ。
かといってカイオを起こして確認するわけにもいかない。
(……うん夢だ夢、夢に違いない…)
セノンはひとまず、夢だと信じることにした。
このまま分からずにもやもやし続けるのは、精神衛生的によろしくない。
だが、とにかく直前まで見ていた映像と感触が鮮烈で、びっくりするくらい体が熱い。
こういう風に触れられる夢を初めて見たが、触られたときの感触があまりに生々しくて混乱してしまう。
同時に、あれが自分の無意識の願望なのかと考えると死にたくなってくる。
夢の内容を思い返すと恥ずかしくて、寝ているとはいえあまりカイオの方に顔が向けられない。
(と、とりあえずトイレにでも行って、頭を冷やそう…)
セノンは間違ってもカイオを起こさないよう、慎重にベッドから抜け出した。
万が一にも今カイオが起きてきたら、どんな顔をすればいいのか分からない。
その後トイレに行ってからも頭が冷えるのに時間がかかり、ようやくベッドに戻ってもなかなか神経の高ぶりが収まらかった。
隣で眠るカイオが寝相でもぞもぞ動いたり大きめの寝息を漏らすたびに、セノンはびくりと反応する。
カイオの挙動がいちいち気になって仕方がなかった。
こんな時は、自らの鋭敏な聴覚が恨めしく感じる。
同時に、カイオの動きに対して無意識に聞き耳を立てていることに罪悪感を感じるが、どうしても意識してしまう。
セノンはその後、珍しくも寝付くのにひどく苦労した。
そしてようやく寝付いたと思きや、短い時間で再びカイオに起こされるはめになってしまった。
セノンがふと気が付くと、ベッドの上で人影に覆い被さられている。
ほとんど見るまでもなく、瞬時に察する――いつもの寝巻きに着替えた、カイオだ。
体の大部分が密着しそうなほど距離が近いことに気が付き、セノンはすぐさまパニックになる。
「ちょっと、何して…!?」
「何って…言われなくても、分かるでしょう?貴方だって、そこまで子供ではないのですから」
思わず声を上げたセノンに対し、カイオはそう言いながら太ももに触れてきた。
普段ほぼ触れられることのない場所への接触に、全身がびくりと跳ねる。
無意識に頭が否定していた、「そういうこと」を本当にカイオがしようとしているのだとおぼろげに理解して、驚愕と共に再び声を上げる。
「な、なんで急に、こんな…!」
「何をそんなに狼狽えているのですか?別に、貴方にとっても不都合なことはないでしょう」
だがカイオはセノンの狼狽を無視して、セノンに触れてくる。
焦燥とは裏腹に肌を撫でられる感触は大層心地よく、何とも言えない幸福感に満たされる。
しかしそれでも、セノンがこの行為を受け入れる理由にはならない。
セノンは再び口を開く。
「いや、不都合だとかどうとか、そういうことじゃなくて…!」
「では、どういうことですか?」
「こういうことは、その、こ、恋人同士で…」
カイオの問いかけに、セノンは必死で言葉を紡いだ。
だがカイオは気にしたふうもなく、セノンの服を剥ぎにかかる。
セノンはそれに、なんとか抵抗しようとする。
「別にそういう関係でなくたって、こういうことは出来ますよ」
「でも…!」
「さっきからうるさいですね」
必死の反抗に対し、カイオはセノンの服と肌から手を放し、身を起こした。
体が離れてほっとするが、同時に残念に思う気持ちが自分の中に存在することにも、セノンは気が付いた。
思った以上にその感情が大きいことに動揺し、体が強張る。
それを知ってか知らずか、カイオはベッドの上で仰向けに寝ているセノンを見て、首をかしげる。
「何がそんなに不満なのか…ああ、そうでした。セノン様は触るより、見たいのでしたね」
カイオはそう言うと一息に着ている服を脱ぎ捨て、あっという間にショーツだけの姿になった。
形の良い胸が目の前で露わになり、セノンは咄嗟に目が離せなかった。
ここまでの至近距離で見るのは流石に初めてだったが、思っていたよりも大きい、と感じる。
普段さらしを撒いた姿ばかり見ているせいだろうか。
「見たいだなんて、そっそんなんじゃ…!」
「見つめながら言われても、説得力がないですね」
反射的に否定した言葉に、カイオの冷静な指摘が被せられる。
その言葉に慌てて目を逸らすが、なぜか金縛りにあったかのように首は動かせなかった。
そのせいで、視界の端にカイオの肌がちらついてしまう。
「だから、そんなんじゃないってば…!」
「では、触りたいのですか?いいですよ」
カイオは言いながら、再びセノンに覆い被さり身を寄せる。
ぎょっとして思わず視線がそちらに向きかけるが、慌てて戻す。
肩を押さえるべく持ちあがりかけた手も、肌に直接触れることをためらってしまい、宙をかく。
胸を触ろうとしていると誤解されるのも嫌で、それも結局引っ込めてしまう。
「…別にいいと言っているのに、意気地なしですね」
「だってこんなの、マズいって…!」
「いけないことだと思うのなら、私を跳ね除ければいい話ではないですか。…まあ、もう遅いですけどね」
カイオは少し身を浮かせると、セノンの足の上に腰を下ろす。
そしてそのまま手を伸ばし、セノンの両手を捕まえて押さえつけた。
これでもう、セノンは身動きできない。
「ちょっ…!?」
「結局貴方は、本当に嫌がってはいないのですよ。ただ、流されただけだと言い訳したいだけです」
カイオの指摘に、セノンは言葉を詰まらせる。反論したいが、咄嗟に言葉が出てこない。
カイオはそのまま、セノンの首に顔を寄せた。体に柔らかな感触が触れ、首を微かに吐息がくすぐる。
セノンは途端に体を縮こまらせ、強張らせた。
「いや、ちょ、ちょっと待って」
「待ちません」
言葉の直後に、カイオの唇がセノンの首を這った。
その未知の感覚にセノンは声なき声をあげ、身じろぎする。
抵抗しようにも、手足はぴくりとも動かせない。
「気持ちいいでしょう?まだまだ、これからですよ」
カイオが囁きながら、今度は服が捲られ露わになった、セノンの腹部に触れる。
それに対し、どんどんと体が熱を持っていくのを、セノンは強く感じた。
くすぐる指の動きに、くすぐったさよりも快さを覚える。
このままだと、すぐに堪えられなくなる。
セノンは違和感にも気が付かず、目を固くつむり歯を食いしばった。
「我慢しなくて、いいんですよ」
囁く声と共に、触れられる感触の位置が変わっていくことに気づく。
指がへその下を撫で、さらに下がっていき、まもなくセノンの意識は白く弾けた。
◆
「…ぅわっ!?」
セノンは衝撃と共に、ベッドから飛び起きた。
身を起こすも、衝撃のあまり暫くの間そのまま放心する。
激しい運動をした直後かのように鼓動が早く、心臓の音がやけにうるさい。
(…夢?)
目が覚める直前までの記憶を思い返し、周囲を見渡す。
宿の一室で、もちろんベッドで一人で寝ていた。
隣のベッドを見ると、カイオがこちらに背を向けて眠っている。
窓の外が白み始めていることから、明け方に近い時間だと知れた。
(ゆ、夢…だよね…?)
もぞもぞと居心地悪く体を左右に揺すりながら、訝しむ。
前にも似たようなことがあった気がするが、はっきり夢だろうと判断できた前回と違い、今回はちょっと自信がない。
前と比べても夢の記憶が鮮明で、寝入ってしまう前の記憶なのかいまいち判別がつかないのだ。
かといってカイオを起こして確認するわけにもいかない。
(……うん夢だ夢、夢に違いない…)
セノンはひとまず、夢だと信じることにした。
このまま分からずにもやもやし続けるのは、精神衛生的によろしくない。
だが、とにかく直前まで見ていた映像と感触が鮮烈で、びっくりするくらい体が熱い。
こういう風に触れられる夢を初めて見たが、触られたときの感触があまりに生々しくて混乱してしまう。
同時に、あれが自分の無意識の願望なのかと考えると死にたくなってくる。
夢の内容を思い返すと恥ずかしくて、寝ているとはいえあまりカイオの方に顔が向けられない。
(と、とりあえずトイレにでも行って、頭を冷やそう…)
セノンは間違ってもカイオを起こさないよう、慎重にベッドから抜け出した。
万が一にも今カイオが起きてきたら、どんな顔をすればいいのか分からない。
その後トイレに行ってからも頭が冷えるのに時間がかかり、ようやくベッドに戻ってもなかなか神経の高ぶりが収まらかった。
隣で眠るカイオが寝相でもぞもぞ動いたり大きめの寝息を漏らすたびに、セノンはびくりと反応する。
カイオの挙動がいちいち気になって仕方がなかった。
こんな時は、自らの鋭敏な聴覚が恨めしく感じる。
同時に、カイオの動きに対して無意識に聞き耳を立てていることに罪悪感を感じるが、どうしても意識してしまう。
セノンはその後、珍しくも寝付くのにひどく苦労した。
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